かの騎士、王子殿下専属につき

久保 ちはろ

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第三章 1

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 日の出とともに起きたアストリットは、着替えて髪を普段のようにまとめると、姿見に朝日に包まれた体を右に左に返して見た。
 用意されたドレスの中には薄いピンクや目の覚めるような赤いものもあったが、その中でも大人しいものを選んだ。
 濃いすみれ色と若草色の二配色のドレスで、四角い胸の開きはさほど深くはなかったが、彼女にはふくよかな盛り上がりが目立つのが気になって仕方が無かった。
 そのうえ、軍服では長いシャツで隠された尻がさらにズボンで覆われるのに対して、スカートの丈はくるぶしまであるとはいえ、中の開放的な尻は心もとない。ただ、腿にベルトで装着した短剣だけが彼女を気丈にした。
 靴は漆を塗った踵のあるものだったが、これは数日履いていればすればすぐに足に慣れるだろう。
「ローゼナウ大尉殿、おはようございます。モニカでございます」
 入室を許可され、お辞儀をしながら入って来たモニカは、アストリットの姿を見ると思わず声を上げた。
「まあ、とてもよくお似合いでございますわ」
「そうですか。変ではありませんか。こういうのはどうも着慣れないので……、ああ、お手数ですが後ろを締めていただけませんか」
 上着の背は紐で結い上げるようになっている。褒められてほころんだ顔を隠すかのように、アストリットはモニカに背中を見せた。
「もちろんでございます」
 嬉々として侍女は背後で素早く手を動かす。
「こういうものは一人で着られなくて大変不便です。ご令嬢方は毎日大変ですね」
「そのために、私のようなものがいるのですわ。皆様がご自分で着られてしまうと、私の仕事が減ってしまいます」
 モニカはあどけない笑顔で後ろからアストリットを覗き見た。
 その時、突然ドアが開き、ミカが部屋に入って来た。
「王子殿下……」
 モニカは一瞬驚いたようだったが、素早く型通りに膝を折り、頭を下げた。隣のアストリットも慌ててそれに倣う。
 アストリットの前まで来たミカの装いは、彼女のドレスに示し合わせたように紫紺一色だった。革のブーツと手袋は艶を放つ黒。顎の下で重なるシャツの襟が白く映えている。
 彼は不遜な眼差しで、アストリットを値踏みするようにじっくり眺めた。
「食堂の場所がわからず迷うのではないかと思ってな。そんな大尉殿を待つ気はないから呼びに来た」
 アストリットは眉をひそめた。国王の騎士が城の仕様を熟知していることを殿下はご存じないのか。それとも、私を見下されているのか……。
 ミカと向き合い、立ち尽くしているアストリットに代わってモニカが慌てて答えた。
「殿下、それなら私が大尉殿をご案内致しますので……」
「よい、来てしまったのだ。行くぞ」
 くるりときびすを返したミカの背中を慌てて追う。肩越しに振り返ると、困ったように少し首を傾げて新しい主人をモニカが見送っていた。
 小食堂と言っても、もちろん、アストリットが今までに足を踏み入れた貴族の館のそれよりも数倍は広く、豪奢だった。
 ダウソンが椅子を引いた上座に王子が、その左手の角を挟んでマーリングが引いた椅子にアストリットが、それぞれ着いた。
 侍女がカップを返し、熱い紅茶を注ぐ。砂糖は無しで、ミルクを入れられたそれをミカはゆっくり飲んだ。
 ミカのオートミールの皿がテーブルから下げられると、アストリットは尋ねた。
「殿下、私は国王陛下にご挨拶をしなくてもよろしいのでしょうか」
「おまえの謁見が無ければ、国王はその五分で茶が一杯飲める。年寄りをいたわれるのは若者の特権だぞ」
 それだけ言うと、ミカはアストリットの持ち上げた紅茶茶碗の向こうに視線を向けた。
「ああ、第二王子殿下のお出ましだ」
 その言葉に振り向くと、第二王子、ヨシュア・フォン・オールソンが食堂の敷居を跨いで来るところだった。そのヨシュアの十六を祝う式典は、国を挙げて二ヶ月前に盛大に行われたばかりだ。
 初々しい細面。秋光に輝く小麦色を思わせる髪は、滑らかな額を出してゆったりと後ろで一つで結わえられていた。白磁の肌と真っすぐに伸びた鼻梁は兄と全く同じだったが、瞳はやや深い青だった。その目元にはまだ幼さと隠しきれない好奇心の光があった。
 ヨシュアは兄とアストリットの間に来ると、ミカに軽く会釈をした。
「兄上、おはようございます。今日はまた一段とご機嫌麗しく」
「出発は今日だっただろう? のんびりしていていいのか」
「はい。準備はできております。ただ、出発前に兄上専属の騎士殿にお会いしたいと思いまして」
 自分にヨシュアの顔が向けられると、アストリットは慌てて椅子から下り、方膝を引いて深々と頭を下げた。
「そんな堅苦しい挨拶は抜きにして、どうぞ掛けてください。いつもお見かけするのは遠くからだったので、この場でお会い出来て光栄です。近くで見てもやはり美しさは変わらない。普通ならば、近くで見たら一つや二つ、欠点が見つかるようなものですけれど」
 今まで戦いの場で受けて来たもののなかで、一番華麗で優美で、そして圧倒的な先手にアストリットの頬は赤く染まった。それに気づいたミカが顔に不快を現した。
「ヨシュア、女だからといって、そのような世辞は無用だ」
「兄上、そのように私まで牽制しなくとも」
 ヨシュアの顔に無邪気な笑顔が咲き溢れた。
「いえ、殿下のおっしゃる通りでございます、第二王子殿下。私のようなものにそのお言葉は勿体のうございます」
 依然頬を染め、目を伏せながら彼女は恐縮で身を縮込ませていた。
「美しい百合に美しいと語りかけて咎められるなんて、なんとも無慈悲な世の中ですね」
 もしこれ以上ヨシュアの自分への賛辞が続いたとして、当然のようにそれを受け、ここに座り続けていればミカは自分を相当浅ましいと思うだろう。だから、今も不快の片鱗を顔に現したのだ。
 アストリットは話題を自分から逸らすべく、急いで口を開いた。
「第二王子殿下はどちらへお出かけですか」
「ヨシュアでいいですよ、大尉殿。レデンです。そこで三日ほど哲学者が集まる学術会議があるので、是非話を聞いておきたいと思いまして。かのキットナー先生やカターニ先生もいらっしゃるのです」
「それは羨ましいです。是非私もご一緒したいところです」
 アストリットの目が輝いたのを、ヨシュアは見逃さなかった。
「大尉殿は哲学がお好きですか。それなら一緒にいらっしゃればいい。ぼくの護衛として」
「ヨシュア」
 名を呼ばれたのは自分ではないのにも関わらずその声の厳しさに、アストリットは背中に剣を突きつけられたかのように、ぴんと姿勢を正した。そして、自分の口が過ぎたことに気が付き、叱責を受けるために身を固くした。ミカの視線が鋭く肩口に突き刺さっているのを感じずにはいられない。
「まあ、それは兄上の許可がおりることが大前提ですが、どうやら無理みたいですね……。兄上、今のはぼくの我がままです。大尉殿を叱らないでください。約束ですよ。後で大尉殿に聞きますからね。それでは邪魔者はそろそろ消えましょう。大尉殿、兄上をよろしくお願いします」
 ヨシュアは愛らしい笑みを兄とアストリットに向けると、足取り軽やかに食堂を出て行った。
 第二王子が去った後に食堂に残されたのは、なんとも重い雰囲気だった。ヨシュアに釘を刺されたために、ミカはアストリットの、主人を軽んじるとも聞こえる発言に対して強く言うことも出来ず、苛立を抑えているのだろう。
 ミカの眉間の皺をなるべく見ないようにしながら、彼女は勇気を振り絞って尋ねた。
「殿下が執務室におられる間、私の目で今一度城内や近臣の方々を調べさせていただいてもよろしいでしょうか」
「認めよう。だが、調べが済んだら隣の応接間で待っていろ」
「かしこまりました」
 再び自分に向けられた声に怒りは含まれていず、アストリットは胸の内でほっと息をついた。
 朝食後、アストリットはミカが執務室に入ったのを見届けると、ダウソンの執務室のドアを叩いた。
 ダウソンは広いオーク材の机の上で書状に封をするためロウを垂らしているところだった。自分が来た旨を手短に話し、質問を始める。
「執事殿、あなたは一時間の休憩中、部屋には鍵をかけなかったのですか」
「かけませんでした。というのも、天気がいい日には、私は執務室のテラスでお茶をいただくことにしておりますので。庭のフィングス・ローズ一番の季節でございます」
 そう言った執事の視線の先には濃いピンクの花があでやかに咲誇っていた。
「ですので、もし不審な者が入ってくればすぐに気がつきます」
「なるほど。それでは、手紙は机の上に載っていたとおっしゃいましたが、どのように?」
「そうですね……、厳密に申しますと、書類の間に挟まっておりました。その書類はその日のうちに処理するもので左の書簡箱に入れてあります。そこにありました」 
「そうですか」
 アストリットはその後いくつか気になる点を聞き終わると、一通り執務室を調べた。しかし不審なところは何も見つからず、さらにその日のことを何人かの近臣や侍女に聞いて回ったが、何か特別なことを記憶している者や、その日から姿を消した者は一人もいなかった。 
 執事や近臣たちの受け答えにも嘘をついているような素振りは無かったし、城の出入り口や、庭を囲う城壁にも異常は見つからなかった。
 一体誰が、何の目的で殿下のお命を狙うのだろうか。城外の捜査は部下や仲間の騎士たちが担っている。しかし、ここで信じられるのは自分ただ一人だ。
 アストリットは初めて自分一人に掛かった責任の重さと、孤独を実感した。
 
 応接間へ戻って憲兵と交代すると、すぐにモニカが紅茶のポットと、鶏肉にソースをかけたものにじゃがいもを添えた昼食をワゴンに乗せて来た。
 アストリットは食事をし、紅茶を一口飲むと彼女に向いた。
「殿下は、お食事中でも手袋をされているのですか」
「お食事中だけではありません……少なくとも私が王室に上がってから一度として殿下が手袋を外しているお姿を見たことがありません」
「傷跡があるとか義手とか、かな……」
「どうでしょう。そういう噂は聞いたことはございません。あの、アストリット様だからお話しますけど……」
 モニカはアストリットの座っている椅子へ身を寄せ、声を低くして前置いた。
「私は位は低くとも貴族の生まれでして、ある侯爵様のお口添えで王室に上がらせていただくことが出来ました。戦争で夫を失くして寡婦になった姉も一緒です。姉は私よりもずっと年上で……、それで、その……姉は殿下の初めてのお夜伽にお仕えすることになったのですが、その時にも最初から最後までずっと手袋はお付けになったままだったと。そして姉は二、三度お仕えした後に『もう要領は得た』と、言われてそれきり呼ばれなくなったのでございます。殿下には今まで女性の噂もありませんし、もしかしたら……」
 モニカは自分を#窘_たしな_#めるかのように視線を外し、口をつぐんだ。
「もしかしたら?」
「あの……私が勝手に思っていることですが……殿下が毎日あのような麗しいお顔を鏡で見ておられれば、女性に興味が無くなってしまうのではないかと。女性に触れるのも嫌で、手袋をされているのでは。ほら、僧職の方にもそちらの趣味をお持ちになる方が多いと……」
「なるほど」
 モニカはミカは男色ではないかと仄めかしているのだ。いや、彼女がそう思っているのなら、城のほとんどの者もそう思っているに違いない。
 果たして本当なのか。それなら、どうしてあんなに執拗に私の体を弄んだのだろう。
 それに義手だとして、自分の中に潜り込んだ指はあんなに滑らかに、繊細に動かせるのは可能だろうか……。昨夜のミカの手の感触が再び体中を這い回り、脚の間に蘇る。アストリットは無意識にスカートの中で腿を摺り合わせた。
「これはこれは……。どこのご令嬢かと思えば、ローゼナウ大尉ではございませんか」
 ノックもなしに部屋へ踏み込んで来たのは、アリアス卿だった。アストリットはこの男とは何度か式典や上層階級貴族の夜会の場で顔を合わせていた。
 モニカは、つとアストリットから離れ「それでは失礼いたします」と言いいながら、入って来たばかりの侯爵に一礼すると逃げるように出て行ってしまった。その瞬間、アストリットは出来ればモニカと代わりたいと心から思った。
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