黒髪のエーデル 〜国王の幼馴染だった俺が王国の反逆者である理由〜

少年の日――

2人は、お互いの人種も身分も一切関係無く共に遊び笑い合える友であった――


つい数年前まで夏国と呼ばれたこの大地を、新たに支配することとなったエーデル人。彼らはその白い肌と金色の髪をもって自らの純血の証としていた。

しかし

そんな中、エーデルの家系に生まれながら、黒い頭髪を持って生まれてしまった2人の少年がいる。

過去の宿命を背負いながら騎士団長の子として育てられたノエル。

そして――

民族同化政策と言う御旗の下、国王自ら夏国の姫を妃とし、王国の第一王子として生を受けたエデン。

ひょんなことから出会った2人は、黒髪のエーデルと言う互いに共感できる境遇をかかえて意気投合する。

徐々に表面化していくエーデル人と夏人の分裂の狭間で、共に2人は成長していく。

しかしそれも無邪気でいられた幼さのおかげであった。いつしかそれぞれの境遇が2人を分け隔てる。


そして、思わぬ形での再開。その時2人は相反する立場にたたされていた。

かたやエーデル国の2代国王。

かたや王の前では忠臣を演じる、反乱側の重要人物。


今さらどうすればいいんだ?


突然自分の旧友が国王だと知らされたノエルは苦悩する。

どちらにも必要とされ、どちらにもいい顔をする――なんてそんな都合の良い綱渡りは長く続かない。

正体がバレた瞬間、すべてが破滅する。
しかしそれでも彼は選ばない。選べないからこそ、全てをてにいれるしかなかった。

この物語は

孤独な王と、友を裏切り続ける反逆者の物語。
24h.ポイント 14pt
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