ざまぁ系ヒロインに転生したけど、悪役令嬢と仲良くなったので、隣国に亡命して健全生活目指します!

彩世幻夜

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乙女ゲームからエスケープ! 留学します!

オリエンテーション - その3 -〈学校編〉

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 さて。校内をあらかた把握した次は授業選択である。

 「一年次はまだ共通の必修科目が多い。それで必要な単位も半分は賄える。しかし残り半分は選択科目で取らないと留年になる。三回留年したらその時は残念ながらこの学校を去って貰わなきゃならない。
 二年次からは大半が選択科目となる。きちんと単位計算して授業を取る事を、今から心掛ける事をお勧めするよ」

 必修科目は、世界各国から集った生徒達の知識のバラつきを縮める様な、国語――もといシルヴェスター語や数学にこのフライハイト王国の法律基礎、各国の地理や歴史の基礎に、魔法学の座学基礎。
 それに武術や水泳含めたスポーツや、美術基礎や音楽基礎等の教養科目も含まれている。

 勿論ここに居るのは入試を突破きてきた人しか居ないからある程度の知識はあるんだろうけど、やっぱり人によって得意・不得意科目ってのはあるからね。
 特に入試は全てペーパーテストと面接で、実技試験は無かったし。

 その必修科目で基礎を学び、選択科目はその上位互換の科目が多く、種類も多様にある。

 例えばシルヴェスター語も今使われている言語のみならず、言わば古語と言うべき古い文章を専門にする【古文】や、シルヴェスター語が母国語でない生徒の為の【リスニング】や【トークディスカッション】といった具合に。
 或いは体育であれば【剣術】や【弓術】、【蹴球サッカー】や【庭球テニス】といった具合に、だ。

 配られたリストには、その授業名が記され、簡単にその授業の内容と、その授業を修了した際に得られる単位数、実施される曜日と時間が表記されている。
 もう一枚配られた時間割には既に必修科目が埋められ、空いたコマにこのリストの中から選んだ授業を当て嵌め埋めていく。

 「ちなみに必修科目も選択科目も、授業修了はその担当の教員が課す課題――大概は試験になるが、その評価がA~Eの五段階評価中C以上の評価を得られる事が条件だ。
 自分が出来ると思うなら、担当の教師に言えば先に課題に挑戦し、授業を修了する事も可能だよ。
 けど、そこで修了基準に達しなかった場合、その後の授業に参加は可能だが、皆と同じ試験を受ける事は出来ない。
 来期にもう一度同じ授業を受け、再び課題に挑戦する必要がある。
 その辺の見極めもこの学校じゃ自己責任だ。
 相談は何時でも受け付けるがね」

 そして、先に修了して空き時間になったコマは自習時間として図書館や学食で過ごす等するのは構わないが、別の授業を新たに登録は出来ないとの事。

 「まあ、実技のない座学の授業の聴講生は……担当の教師が認めれば可能だからね。
 来期に備えて先に授業を受けて、来期の早い内に課題を受けると言う手もあるにはあるが。
 とにかく、自分と相談して、無理のないカリキュラムを組んでおくれよ。
 私らも自分の生徒には無事に卒業して貰いたいんだからね」

 いや~、この学校、きちんと自分を知ってないと大変な事になりますね、これ……。
 のんべんだらりと周囲に流されてるだけじゃ確実に取り残されるけど、だからと言って無理に勇み足するとはみ出ちゃう。

 「必修科目は週末挟んで来週から始まるが、選択科目の届けは来週末が期限で授業の正式スタートは再来週。
 来週一週間はお試しの体験授業を行っている。
 だが、これは一年次のみのはからいだ。
 来年からは先輩や友人などから自主的に情報収集した上で選ぶ事になるからそのつもりでな」

 ふむ、私はどの科目を選ぶかなぁ……。
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