ざまぁ系ヒロインに転生したけど、悪役令嬢と仲良くなったので、隣国に亡命して健全生活目指します!

彩世幻夜

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乙女ゲームからエスケープ! 留学します!

オリエンテーション - その4 -〈学校編〉

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 さあ、これでオリエンテーションも最後。
 校内案内、選択科目の説明ときて、最後は――

 「次は、演劇部よりのプレゼンです」

 そう、部活動など課外活動の紹介だ。
 ちなみに部活動は単位にはカウントされない為、自由参加という位置付けであり、参加せずとも勿論咎められる事はなく、よっていわゆる帰宅部と呼ばれる部は存在しない。
 しかし、部活動に積極的な生徒は多いらしい。

 ちなみにこれ、その規模や活動頻度などで【部】【クラブ】【同好会】としっかり分類されている。

 【部】と認められている団体に所属し、その活動により通常授業に参加できない――例えば運動部の試合や文化系の部の発表会等が重なった場合は、後ほど補講を受けるなど学校側からのフォローが入る。
 また、部の活動で公の記録や功績を認められると、表彰され、その詳細が成績表にも記される。
 また、単位にはならないものの、一部の部の活動は三年次の研究授業の評価に関わる場合もあるから侮れない。

 【クラブ】と認められている団体に所属していた場合は、学校側からのフォローは無いが、欠席扱いにはならないが、抜けた分の授業は自分で穴埋めしなくてはならない。
 また記録や功績は一応簡易な表記が成績表に記されるが、特に表彰されないし、特に授業の評価が変わる事も無い。
 まぁ、個人的に役立つ事はあるかもしれない。

 【同好会に】は完全に趣味の会扱いで、普通に欠席扱いにされるし、勿論表彰も評価も無い。

 それは今行われているオリエンテーションにも扱いの差が如実に出ている。
 【部】の紹介はこうして司会がついて部の紹介をアナウンスしてくれた上に、ちょっとしたデモンストレーションの時間も設けられている。
 が、【クラブ】の紹介は本当に会社のプレゼン会議の様なもの。
 プレゼンでの上手いクラブもあるにはあったけど、やっぱり実演には敵わないし、プレゼン下手なクラブの紹介はまぁ味気ない。
 【同好会】に至っては舞台にすら上げて貰えず、会場のブースで呼び込みをしていた。

 でも……。

 「メイク同好会! 舞台メイクからビジネスメイク、手抜きメイクまで、性別問わずTPOに合わせたメイク技術を極めませんか!?」

 ……ほう。

 「井戸端会議ざつだん同好会! コミュ障なそこのアナタ! 今から雑談力を磨けば、お友達百人も夢じゃない!」

 ……む。

 「筋トレ同好会! 運動神経壊滅? 球技が苦手?」問題ありません! ただひたすら筋トレ、他人と比べる必要ナシ、ひたす自分との戦いに勝ち抜き手に入れた筋肉は裏切りません!」

 「……確かに、な」

 ――と。最後のはともかく同好会にも意外と役立ちそうなものがある様で。一概には侮れない……

 「乙女小説同好会! 乙女の夢の詰まった小説について語り合う会です! 恋愛劇や小説の好きなそこのアナタ! 是非我が同好会へいらっしゃいませ!」

 コラ待て。
 この世界にも娯楽小説の一ジャンルとして恋愛小説があるのは知ってる。
 けど、この娘たちが言ってるのって、貴族のマダムが好む古典的なのじゃなくて、それこそゲームの様な展開のお花畑小説よね?

 折角シナリオから逃げたのに何と不吉な!
 うん、あの同好会にだけは近寄るまい。
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