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庭の散策
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昨日は更新するのを忘れてしまいました。
申し訳ありません。
今日も更新は21時ではなく22時になってしまいます。
昨日の更新できなかった分は水曜日に持ち越します。
水曜日は2話更新の予定です。
急遽変更で1話になってしまうかもしれません。
―――――――――――――――――
「それではこちらのお菓子でで準備させていただきます。」
サツキがユリアの選んだお菓子がのっているトレーを持って下がる。
「ええ。よろしくね。」
サツキを見送ったユリアはフェナに言った。
「庭の散策に行くわ。軽くつまめるお菓子を用意してもらえるかしら?」
「そうおっしゃるかと思いまして準備しておきました。こちらです。」
フェナは一度部屋から出て、すぐにワゴンを押して戻ってきた。
ワゴンにはお菓子がきれいに飾りつけられているお皿が何皿かのっている。
「こんなにたくさん食べきれないわ。そうだ東の宮の侍女たちに伝えてちょうだい。東の宮の庭を私が散策した後、庭でお菓子を食べるそうだからもしかしたらおこぼれにあずかれるかもって。フェナが言ったことにして。」
「・・・かしこまりました。ですがおこぼれとは・・・。他に何か言い方はないのですか?東の宮で働く侍女はみな良家の出身ですので反感を買う可能性がございます。」
フェナが懸念を伝える。
「そうなの?なら、食べたい人はおいでって言っておいてもらえる?」
「はい、かしこまりました。」
一礼してフェナが下がろうとするとユリアが尋ねた。
「そうだわ。さっき東の宮で働く侍女はみな良家の出身って言っていたけれどどういうこと?その言い方だと本邸で働く人たちがまるで良家の出身ではないかのように聞こえるのだけど・・・?」
「はい、そうでございます。本邸の方は身分問わず実力のあるもののみを置いております。東の宮で暮らしていた妹殿下は身分にうるさいお方でしたので侍女の身分は貴族で統一しております。」
フェナが答える。
「そうなの。引き留めて悪かったわ。サツキが戻ったら庭に行くわ。お菓子は・・・?」
「私がお持ちいたします。侍女に関しましては頃合いを見てくるように言づけておきます。」
フェナは今度こそ去っていった。
「復讐・・・。そうね。どのように復讐しようかしら?」
ユリアは部屋で一人つぶやいた。
「失礼します。」
フェナが去ってすぐにサツキは戻ってきた。
「庭に行きましょう。」
ユリアは微笑みかける。
「かしこまりました。」
ユリアは部屋を出て歩き出す。
サツキはユリアのすぐ後ろに控える。
「そうだわ、庭での件なのだけど・・・。」
「フェナから聞きました。侍女の件ですね?」
ふとユリアが振り返ってサツキに言う。
「あ、聞いていたのね。」
サツキの返事にユリアは再度微笑んだ。
「わあ!綺麗なお庭ね!」
庭は本邸の庭園に劣らない美しさを放っていた。
色とりどりの花は息を飲むほど美しい。
歓声を上げたユリアは花壇に駆け寄った。
庭は花壇5つ分に相当する。
「こんなきれいなお庭は初めて見たわ!」
嬉しそうに微笑んだユリアにサツキは苦笑した。
「そんなにきれいですか?」
「ええ、サツキは見慣れているからそんなこと言えるのよ。初めて見るものにとっては本当にきれいなお庭だわ。本当に素敵。とても心の素晴らしい方が育てているのね!」
ユリアがそう言うとサツキが微妙な顔をした。
その時・・・
「そんなに褒めてもらえると庭師冥利に尽きますね。」
どこからかそんな声が聞こえてきた。
――――――――――――――――
今日は慌てて家に帰って書いたので文字数少なめになってしまいました。
明日からは戻せるように頑張ります。
22時とか言って過ぎてました(´;ω;`)
すみません
申し訳ありません。
今日も更新は21時ではなく22時になってしまいます。
昨日の更新できなかった分は水曜日に持ち越します。
水曜日は2話更新の予定です。
急遽変更で1話になってしまうかもしれません。
―――――――――――――――――
「それではこちらのお菓子でで準備させていただきます。」
サツキがユリアの選んだお菓子がのっているトレーを持って下がる。
「ええ。よろしくね。」
サツキを見送ったユリアはフェナに言った。
「庭の散策に行くわ。軽くつまめるお菓子を用意してもらえるかしら?」
「そうおっしゃるかと思いまして準備しておきました。こちらです。」
フェナは一度部屋から出て、すぐにワゴンを押して戻ってきた。
ワゴンにはお菓子がきれいに飾りつけられているお皿が何皿かのっている。
「こんなにたくさん食べきれないわ。そうだ東の宮の侍女たちに伝えてちょうだい。東の宮の庭を私が散策した後、庭でお菓子を食べるそうだからもしかしたらおこぼれにあずかれるかもって。フェナが言ったことにして。」
「・・・かしこまりました。ですがおこぼれとは・・・。他に何か言い方はないのですか?東の宮で働く侍女はみな良家の出身ですので反感を買う可能性がございます。」
フェナが懸念を伝える。
「そうなの?なら、食べたい人はおいでって言っておいてもらえる?」
「はい、かしこまりました。」
一礼してフェナが下がろうとするとユリアが尋ねた。
「そうだわ。さっき東の宮で働く侍女はみな良家の出身って言っていたけれどどういうこと?その言い方だと本邸で働く人たちがまるで良家の出身ではないかのように聞こえるのだけど・・・?」
「はい、そうでございます。本邸の方は身分問わず実力のあるもののみを置いております。東の宮で暮らしていた妹殿下は身分にうるさいお方でしたので侍女の身分は貴族で統一しております。」
フェナが答える。
「そうなの。引き留めて悪かったわ。サツキが戻ったら庭に行くわ。お菓子は・・・?」
「私がお持ちいたします。侍女に関しましては頃合いを見てくるように言づけておきます。」
フェナは今度こそ去っていった。
「復讐・・・。そうね。どのように復讐しようかしら?」
ユリアは部屋で一人つぶやいた。
「失礼します。」
フェナが去ってすぐにサツキは戻ってきた。
「庭に行きましょう。」
ユリアは微笑みかける。
「かしこまりました。」
ユリアは部屋を出て歩き出す。
サツキはユリアのすぐ後ろに控える。
「そうだわ、庭での件なのだけど・・・。」
「フェナから聞きました。侍女の件ですね?」
ふとユリアが振り返ってサツキに言う。
「あ、聞いていたのね。」
サツキの返事にユリアは再度微笑んだ。
「わあ!綺麗なお庭ね!」
庭は本邸の庭園に劣らない美しさを放っていた。
色とりどりの花は息を飲むほど美しい。
歓声を上げたユリアは花壇に駆け寄った。
庭は花壇5つ分に相当する。
「こんなきれいなお庭は初めて見たわ!」
嬉しそうに微笑んだユリアにサツキは苦笑した。
「そんなにきれいですか?」
「ええ、サツキは見慣れているからそんなこと言えるのよ。初めて見るものにとっては本当にきれいなお庭だわ。本当に素敵。とても心の素晴らしい方が育てているのね!」
ユリアがそう言うとサツキが微妙な顔をした。
その時・・・
「そんなに褒めてもらえると庭師冥利に尽きますね。」
どこからかそんな声が聞こえてきた。
――――――――――――――――
今日は慌てて家に帰って書いたので文字数少なめになってしまいました。
明日からは戻せるように頑張ります。
22時とか言って過ぎてました(´;ω;`)
すみません
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