5 / 22
5、宮廷魔術師採用試験4
しおりを挟む「で、最後は模擬戦か」
まぁ……中級しかいない場で神級の魔法を使ったらそりゃ驚かれるだろう、だが逆に言えば最も大事な魔法の技量の観点で落とされることはない。
「ふっーー、俺が相手だったのがお前の運の尽きだ、インチキもここまで、今度こそ化けの皮を剥がしてやる!!」
「あ、どうもお手柔らかに」
そういえば、こいつは中の上くらいの魔法を使っていたな、なるほどだからなんか偉そうなのか、納得。
「ここには結界が貼ってあるので、思う存分戦ってください!、死んでも本当に死ぬことはありません!では開始!!」
試験官は口早に説明する、何故か私の方をチラ見しながら、開始の宣言を上げた後速攻でリングから逃げていく。
「ふ、ではいくぞ!!『我望む衝撃の炎ーー」
『拘束』
「なっーー!!!、くっーー、はずせ!!」
「いやアホですか君?何回引っかかるの?」
光の拘束具で自由を奪う、あとはどのようにでも料理可能。
「うーーーん、ここは人がいっぱいるからな~さっきの考えると結界ぶち抜きそうだし、無闇な魔法は使えないか………地味だけどこのまま首落とそ」
「な、タスケッーーーて……」
光の拘束具の一部を首に移動させたあと、急激にサイズを縮小、首を落とす。
「さ、32番の勝利です!!」
「ふぅ、これで試験も終わりか」
私は呟く、そして言葉通り試験は終了した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
26
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる