71 / 88
六章 もふもふファミリーと闘技大会(道中)
71 追憶(プロフェン)
しおりを挟む
ずっとここにきてからソワソワした気持ちが勝る。
ここの風景にどこか見覚えがある。
僕には信頼をおける兄が居た。
今はこうやって一つの体に押し込められてしまったけど、一つになる前は泣き虫な僕をよくあやしてくれたっけ。
『ああ、ダメだ。また失敗だ』
誰かの声が煩わしく耳に残る。
『博士、実験の方はどうですか?』
『企画は良かったが、この個体はあまりにも気弱すぎる。せっかく素晴らしいボディに連結しても、気が弱すぎて運用できない。これでは門番にもならんよ』
『見掛け倒しという奴ですか?』
『もう一匹仕入れてくることはできるか?』
『最近警戒されてまして、実験そのものを疑ってる様です』
『クソ猫め! 誰のおかげで人と同じ様に生きながらえてると思ってるのだ! 今がその恩を返す時だろうに!』
『そうは言いましてもそれは数百年も前の話。今は第二の人類、隣人ニャンジャーとして存在を認められてます』
心の中で何度も懺悔する。
ごめんなさい、ごめんなさい。弱くってごめんなさい。
僕は弱いから上手い話に乗ってよくわからない実験に乗った。
まさかそれが自分の体を大きく変質させる実験だなんて思わなじゃった。
尻尾の根元の痒みがとれる革新的な商品の治験だというから乗った。ニャンスケ兄さんはいつもそこが痒いと嘆いていたから。
僕が代わりに受けて、良かったらお薦めしようとして。
僕は……何で人間を信じてしまったんだろう。
仲間の言葉を耳に入れなかったんだろう。
悔しくて涙を流したいけど、この体はそれすらもさせてもらえない。もうニャンジャーだった頃とは違う、立派な体。
建物よりも大きくて、自分が寝返りをするだけで壊れてしまうんじゃないかと思うほどに強化されたボディ。
でも僕の気弱な精神ではおっかなびっくりしてしまってダメだった。
『ここに居るのか、ニャンジロウは』
『ああ、お前の名前を連呼してたよ。ニャンスケ兄さんと』
『あいつは俺が居ないとダメダメだからな。で、どこに居るんだ?』
兄さんだ。でもどうして人間と仲良くしてるの?
ダメだよ兄さん、こっちきちゃ。
悪い人間に捕まっちゃうよ?
『そこに居るだろう?』
『この化け物が?』
今の僕から見たらニャンジロウ兄さんは豆粒みたいに小さくて、兄さんから見たら化け物に見えちゃうんだ。
「グゥルルル……」
『俺を見てビビってんのか? ハハッ』
瞬時に察したのだろう。僕のビビりっぷりを。
化け物が僕だってことを。
だから僕を連れ出そうとして繋いでいた鎖を解こうとしてる背後から人間から何かを撃ち込まれた。
『テメェら、何しやがる』
『実験を見られてしまった以上、逃すと思うかね?』
『は? そっちがニャンジロウに合わせて一緒に生活させてやるって条件出したんだろうが。俺はこいつを引き取りに来たんだぜ?』
兄さんがいつもの様に威勢よく吠える。
『同じ場所で暮らすとは言ったが、連れ出されちゃ困るんだ。おい、拘束しろ』
『何するんだ! 放せ! おい、ニャンジロウ! 俺の声が聞こえるだろう? 今すぐ暴れてこの研究所をぶっ壊せ!』
「グゥル……」
無理だよ。僕は弱虫ニャンジロウだもん。
いつも果敢に獲物に爪を立てるニャンスケ兄さんとは違うもん。
『フハハハ、無駄だよ。その個体は図体だけデカくても子猫のままなのさ』
『テメェ……ニャンジロウの優しさにつけ込んだな?』
『何も心配いらん。ちょっと眠れば、すぐそこの化け物と文字通り一つになれる。これからは私達の実験成果として飼ってやるから恩に着ろよ?』
『クソ、くそ、クソッタレめ!』
兄さんは拘束され、何か細い針から液体を注がれた。
あれは僕が意識を失った奴だ。
兄さんもそれを打ち込まれてぐったりした。
僕の体が動けてれば、兄さんまで犠牲にしなくて済んだのに。
僕が臆病でなければ、兄さんは助かったのに。
僕はなんて愚かなんだろう。
あの細い針を差し込まれて意識を失うまで自分のことを責め続けた。
『フハハハ! どうだ! 実験は成功したぞ!』
『おめでとう御座います、博士』
僕は兄さんと一緒になった。
文字通り一つのボディに入れられた。
僕が一人で寂しくない様に、僕にそっくりな顔がすぐ横にある。
僕は涙が込み上がるのを堪えきれない。
でも、涙はどうやっても出てこなかった。
肉体の優先度はニャンスケ兄さん任せ。
ずっと人間を恨んで、僕の声さえ耳に入らない暴走モード。
何かにつけて反骨精神を見せつける暴れん坊が災いした。
『お前たちはこの実験室の入場者を蹴散らす様に』
僕たちは忌々しい研究室の門番を務めることになった。
いろんな思惑を持つ人間を屠り、仲間であるはずのニャンジャーまで。
何が良いことで、何が悪いことなのかもわからなくなっていた。
もう、誰かに懲らしめられたい気持ちでいっぱいだった。
でも、僕たちのボディは強靭で、強大だった。
『クソ、ニャンジャーたちにこの研究所を嗅ぎつけられた。一旦離脱する。街の連中を囮に、この研究所だけは何としても死守しろ!』
『博士、よくもやってくれたな? 盟友ニャンジャーに喧嘩をふっかけるとは。悪いが今日限りでお前は首だ。我が王国に無能は要らんのだ』
部下からの連絡と、上司からの連絡が同時に来ると、博士は僕に当たる様に鞭で叩いた。
痛くも痒くもないこの肉体。
僕たちは研究室ごと大陸を分断し、魔物の蔓延る地上へと降り立つ。そこは人類が住まうには劣悪な環境で、生体兵器となった僕たちには物足りない場所。
それでも人類は懲りるという事を知らなかった。
何百年も前、研究室の博士の子孫と名乗る男が現れた。
怪しい薬で昏倒させられた僕は心臓を抜き取られ、文字通り生物としての死を感じた。
ようやくこれで眠れる。兄さんも疲れ切って眠りたがってたもんね。
でも僕たちの望みは違う形で裏切られた。
「今日からここがお前たちの庭だ。好きに暴れて良いからな?」
意味がわからなかった。寝返りひとつ打てない穴倉で、好きに過ごして良いとは?
人間は相変わらず訳のわからないことを言う。
兄さんはご立腹だ。
僕だって怒ってる。
そんな時、真っ白なウサギが現れた。
本当の意味で、僕たちを救ってくれる存在。
僕達が、元の姿に戻れる唯一の存在が、強烈な存在感のもとに現れた。
『お前、強ぇだろ?』
後にボスと慕うロキとは本気で戦ってもなかなか決着はつかなかった。兄さんを持ってしても、僕のブレスでも仕留めきれない。
そしてとうとう僕たちは負けた。
そこから先のことは薄ぼんやりとだけ覚えてる。
僕の体は泣き虫ニャンジロウの頃と変わらないサイズまで縮み、ニャンスケ兄さんはせっかく手に入れた力を手放したのが悔しくて何かにつけて吠えた。
でも僕は昔の自分のサイズが嬉しくていっぱい甘えた。
それを兄さんは疎ましく思ってたみたい。
『今日から君はプロフェンだ』
人間が、僕に美味しい餌や毛繕いまでしてくれる。
あの人間がだ。これは何かの間違いじゃないか。
夢ではないのか? また僕を騙して実験とかするのではないか?
そんな不安が押し寄せたが、杞憂に終わった。
何日、何年経とうと待遇が一向に変わらなかったのだ。
おっかない僕は消え去り、可愛い、愛される僕が存在した。
ニャンジャーだった頃の僕だ。
兄さんも安堵してようやく警戒をといた。
僕と一緒にお世話されてることを喜んでいた。
そして現在。
お世話人のトラネお姉ちゃんが僕じゃないニャンジャーに夢中になっている。
(これはダメだろう。トラネは俺たちの世話人なのに。横取りはダメだよなぁ?)
いつになく兄さんの感情が乱れてた。
そうだよね、お世話権を勝ち取るなら僕たちを倒してからだよね?
僕と兄さんは一致団結し、子孫のニャンジャーたちに勝負を挑んだ。
ここの風景にどこか見覚えがある。
僕には信頼をおける兄が居た。
今はこうやって一つの体に押し込められてしまったけど、一つになる前は泣き虫な僕をよくあやしてくれたっけ。
『ああ、ダメだ。また失敗だ』
誰かの声が煩わしく耳に残る。
『博士、実験の方はどうですか?』
『企画は良かったが、この個体はあまりにも気弱すぎる。せっかく素晴らしいボディに連結しても、気が弱すぎて運用できない。これでは門番にもならんよ』
『見掛け倒しという奴ですか?』
『もう一匹仕入れてくることはできるか?』
『最近警戒されてまして、実験そのものを疑ってる様です』
『クソ猫め! 誰のおかげで人と同じ様に生きながらえてると思ってるのだ! 今がその恩を返す時だろうに!』
『そうは言いましてもそれは数百年も前の話。今は第二の人類、隣人ニャンジャーとして存在を認められてます』
心の中で何度も懺悔する。
ごめんなさい、ごめんなさい。弱くってごめんなさい。
僕は弱いから上手い話に乗ってよくわからない実験に乗った。
まさかそれが自分の体を大きく変質させる実験だなんて思わなじゃった。
尻尾の根元の痒みがとれる革新的な商品の治験だというから乗った。ニャンスケ兄さんはいつもそこが痒いと嘆いていたから。
僕が代わりに受けて、良かったらお薦めしようとして。
僕は……何で人間を信じてしまったんだろう。
仲間の言葉を耳に入れなかったんだろう。
悔しくて涙を流したいけど、この体はそれすらもさせてもらえない。もうニャンジャーだった頃とは違う、立派な体。
建物よりも大きくて、自分が寝返りをするだけで壊れてしまうんじゃないかと思うほどに強化されたボディ。
でも僕の気弱な精神ではおっかなびっくりしてしまってダメだった。
『ここに居るのか、ニャンジロウは』
『ああ、お前の名前を連呼してたよ。ニャンスケ兄さんと』
『あいつは俺が居ないとダメダメだからな。で、どこに居るんだ?』
兄さんだ。でもどうして人間と仲良くしてるの?
ダメだよ兄さん、こっちきちゃ。
悪い人間に捕まっちゃうよ?
『そこに居るだろう?』
『この化け物が?』
今の僕から見たらニャンジロウ兄さんは豆粒みたいに小さくて、兄さんから見たら化け物に見えちゃうんだ。
「グゥルルル……」
『俺を見てビビってんのか? ハハッ』
瞬時に察したのだろう。僕のビビりっぷりを。
化け物が僕だってことを。
だから僕を連れ出そうとして繋いでいた鎖を解こうとしてる背後から人間から何かを撃ち込まれた。
『テメェら、何しやがる』
『実験を見られてしまった以上、逃すと思うかね?』
『は? そっちがニャンジロウに合わせて一緒に生活させてやるって条件出したんだろうが。俺はこいつを引き取りに来たんだぜ?』
兄さんがいつもの様に威勢よく吠える。
『同じ場所で暮らすとは言ったが、連れ出されちゃ困るんだ。おい、拘束しろ』
『何するんだ! 放せ! おい、ニャンジロウ! 俺の声が聞こえるだろう? 今すぐ暴れてこの研究所をぶっ壊せ!』
「グゥル……」
無理だよ。僕は弱虫ニャンジロウだもん。
いつも果敢に獲物に爪を立てるニャンスケ兄さんとは違うもん。
『フハハハ、無駄だよ。その個体は図体だけデカくても子猫のままなのさ』
『テメェ……ニャンジロウの優しさにつけ込んだな?』
『何も心配いらん。ちょっと眠れば、すぐそこの化け物と文字通り一つになれる。これからは私達の実験成果として飼ってやるから恩に着ろよ?』
『クソ、くそ、クソッタレめ!』
兄さんは拘束され、何か細い針から液体を注がれた。
あれは僕が意識を失った奴だ。
兄さんもそれを打ち込まれてぐったりした。
僕の体が動けてれば、兄さんまで犠牲にしなくて済んだのに。
僕が臆病でなければ、兄さんは助かったのに。
僕はなんて愚かなんだろう。
あの細い針を差し込まれて意識を失うまで自分のことを責め続けた。
『フハハハ! どうだ! 実験は成功したぞ!』
『おめでとう御座います、博士』
僕は兄さんと一緒になった。
文字通り一つのボディに入れられた。
僕が一人で寂しくない様に、僕にそっくりな顔がすぐ横にある。
僕は涙が込み上がるのを堪えきれない。
でも、涙はどうやっても出てこなかった。
肉体の優先度はニャンスケ兄さん任せ。
ずっと人間を恨んで、僕の声さえ耳に入らない暴走モード。
何かにつけて反骨精神を見せつける暴れん坊が災いした。
『お前たちはこの実験室の入場者を蹴散らす様に』
僕たちは忌々しい研究室の門番を務めることになった。
いろんな思惑を持つ人間を屠り、仲間であるはずのニャンジャーまで。
何が良いことで、何が悪いことなのかもわからなくなっていた。
もう、誰かに懲らしめられたい気持ちでいっぱいだった。
でも、僕たちのボディは強靭で、強大だった。
『クソ、ニャンジャーたちにこの研究所を嗅ぎつけられた。一旦離脱する。街の連中を囮に、この研究所だけは何としても死守しろ!』
『博士、よくもやってくれたな? 盟友ニャンジャーに喧嘩をふっかけるとは。悪いが今日限りでお前は首だ。我が王国に無能は要らんのだ』
部下からの連絡と、上司からの連絡が同時に来ると、博士は僕に当たる様に鞭で叩いた。
痛くも痒くもないこの肉体。
僕たちは研究室ごと大陸を分断し、魔物の蔓延る地上へと降り立つ。そこは人類が住まうには劣悪な環境で、生体兵器となった僕たちには物足りない場所。
それでも人類は懲りるという事を知らなかった。
何百年も前、研究室の博士の子孫と名乗る男が現れた。
怪しい薬で昏倒させられた僕は心臓を抜き取られ、文字通り生物としての死を感じた。
ようやくこれで眠れる。兄さんも疲れ切って眠りたがってたもんね。
でも僕たちの望みは違う形で裏切られた。
「今日からここがお前たちの庭だ。好きに暴れて良いからな?」
意味がわからなかった。寝返りひとつ打てない穴倉で、好きに過ごして良いとは?
人間は相変わらず訳のわからないことを言う。
兄さんはご立腹だ。
僕だって怒ってる。
そんな時、真っ白なウサギが現れた。
本当の意味で、僕たちを救ってくれる存在。
僕達が、元の姿に戻れる唯一の存在が、強烈な存在感のもとに現れた。
『お前、強ぇだろ?』
後にボスと慕うロキとは本気で戦ってもなかなか決着はつかなかった。兄さんを持ってしても、僕のブレスでも仕留めきれない。
そしてとうとう僕たちは負けた。
そこから先のことは薄ぼんやりとだけ覚えてる。
僕の体は泣き虫ニャンジロウの頃と変わらないサイズまで縮み、ニャンスケ兄さんはせっかく手に入れた力を手放したのが悔しくて何かにつけて吠えた。
でも僕は昔の自分のサイズが嬉しくていっぱい甘えた。
それを兄さんは疎ましく思ってたみたい。
『今日から君はプロフェンだ』
人間が、僕に美味しい餌や毛繕いまでしてくれる。
あの人間がだ。これは何かの間違いじゃないか。
夢ではないのか? また僕を騙して実験とかするのではないか?
そんな不安が押し寄せたが、杞憂に終わった。
何日、何年経とうと待遇が一向に変わらなかったのだ。
おっかない僕は消え去り、可愛い、愛される僕が存在した。
ニャンジャーだった頃の僕だ。
兄さんも安堵してようやく警戒をといた。
僕と一緒にお世話されてることを喜んでいた。
そして現在。
お世話人のトラネお姉ちゃんが僕じゃないニャンジャーに夢中になっている。
(これはダメだろう。トラネは俺たちの世話人なのに。横取りはダメだよなぁ?)
いつになく兄さんの感情が乱れてた。
そうだよね、お世話権を勝ち取るなら僕たちを倒してからだよね?
僕と兄さんは一致団結し、子孫のニャンジャーたちに勝負を挑んだ。
124
あなたにおすすめの小説
【完結】追放された元聖女は、冒険者として自由に生活します!
夏灯みかん
ファンタジー
生まれながらに強い魔力を持つ少女レイラは、聖女として大神殿の小部屋で、祈るだけの生活を送ってきた。
けれど王太子に「身元不明の孤児だから」と婚約を破棄され、国外追放されてしまう。
「……え、もうお肉食べていいの? 白じゃない服着てもいいの?」
追放の道中で出会った冒険者のステファンと狼男ライガに拾われ、レイラは初めて外の世界で暮らし始める。
冒険者としての仕事、初めてのカフェでのお茶会。
隣国での生活の中で、レイラは少しずつ自分の居場所を作っていく。
一方、レイラが去った王国では魔物が発生し、大神殿の大司教は彼女を取り戻そうと動き出していた。
――私はなんなの? どこから来たの?
これは、救う存在として利用されてきた少女が、「自分のこれから」を選び直していく物語。
※表紙イラストはレイラを月塚彩様に描いてもらいました。
【2025.09.02 全体的にリライトしたものを、再度公開いたします。】
大自然を司る聖女、王宮を見捨て辺境で楽しく生きていく!
向原 行人
ファンタジー
旧題:聖女なのに婚約破棄した上に辺境へ追放? ショックで前世を思い出し、魔法で電化製品を再現出来るようになって快適なので、もう戻りません。
土の聖女と呼ばれる土魔法を極めた私、セシリアは婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡された上に、王宮を追放されて辺境の地へ飛ばされてしまった。
とりあえず、辺境の地でも何とか生きていくしかないと思った物の、着いた先は家どころか人すら居ない場所だった。
こんな所でどうすれば良いのと、ショックで頭が真っ白になった瞬間、突然前世の――日本の某家電量販店の販売員として働いていた記憶が蘇る。
土魔法で家や畑を作り、具現化魔法で家電製品を再現し……あれ? 王宮暮らしより遥かに快適なんですけど!
一方、王宮での私がしていた仕事を出来る者が居ないらしく、戻って来いと言われるけど、モフモフな動物さんたちと一緒に快適で幸せに暮らして居るので、お断りします。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
【完結】聖獣もふもふ建国記 ~国外追放されましたが、我が領地は国を興して繁栄しておりますので御礼申し上げますね~
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
婚約破棄、爵位剥奪、国外追放? 最高の褒美ですね。幸せになります!
――いま、何ておっしゃったの? よく聞こえませんでしたわ。
「ずいぶんと巫山戯たお言葉ですこと! ご自分の立場を弁えて発言なさった方がよろしくてよ」
すみません、本音と建て前を間違えましたわ。国王夫妻と我が家族が不在の夜会で、婚約者の第一王子は高らかに私を糾弾しました。両手に花ならぬ虫を這わせてご機嫌のようですが、下の緩い殿方は嫌われますわよ。
婚約破棄、爵位剥奪、国外追放。すべて揃いました。実家の公爵家の領地に戻った私を出迎えたのは、溺愛する家族が興す新しい国でした。領地改め国土を繁栄させながら、スローライフを楽しみますね。
最高のご褒美でしたわ、ありがとうございます。私、もふもふした聖獣達と幸せになります! ……余計な心配ですけれど、そちらの国は傾いていますね。しっかりなさいませ。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
※2022/05/10 「HJ小説大賞2021後期『ノベルアップ+部門』」一次選考通過
※2022/02/14 エブリスタ、ファンタジー 1位
※2022/02/13 小説家になろう ハイファンタジー日間59位
※2022/02/12 完結
※2021/10/18 エブリスタ、ファンタジー 1位
※2021/10/19 アルファポリス、HOT 4位
※2021/10/21 小説家になろう ハイファンタジー日間 17位
この度、猛獣公爵の嫁になりまして~厄介払いされた令嬢は旦那様に溺愛されながら、もふもふ達と楽しくモノづくりライフを送っています~
柚木崎 史乃
ファンタジー
名門伯爵家の次女であるコーデリアは、魔力に恵まれなかったせいで双子の姉であるビクトリアと比較されて育った。
家族から疎まれ虐げられる日々に、コーデリアの心は疲弊し限界を迎えていた。
そんな時、どういうわけか縁談を持ちかけてきた貴族がいた。彼の名はジェイド。社交界では、「猛獣公爵」と呼ばれ恐れられている存在だ。
というのも、ある日を境に文字通り猛獣の姿へと変わってしまったらしいのだ。
けれど、いざ顔を合わせてみると全く怖くないどころか寧ろ優しく紳士で、その姿も動物が好きなコーデリアからすれば思わず触りたくなるほど毛並みの良い愛らしい白熊であった。
そんな彼は月に数回、人の姿に戻る。しかも、本来の姿は類まれな美青年なものだから、コーデリアはその度にたじたじになってしまう。
ジェイド曰くここ数年、公爵領では鉱山から流れてくる瘴気が原因で獣の姿になってしまう奇病が流行っているらしい。
それを知ったコーデリアは、瘴気の影響で不便な生活を強いられている領民たちのために鉱石を使って次々と便利な魔導具を発明していく。
そして、ジェイドからその才能を評価され知らず知らずのうちに溺愛されていくのであった。
一方、コーデリアを厄介払いした家族は悪事が白日のもとに晒された挙句、王家からも見放され窮地に追い込まれていくが……。
これは、虐げられていた才女が嫁ぎ先でその才能を発揮し、周囲の人々に無自覚に愛され幸せになるまでを描いた物語。
他サイトでも掲載中。
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
聖女の力は「美味しいご飯」です!~追放されたお人好し令嬢、辺境でイケメン騎士団長ともふもふ達の胃袋掴み(物理)スローライフ始めます~
夏見ナイ
恋愛
侯爵令嬢リリアーナは、王太子に「地味で役立たず」と婚約破棄され、食糧難と魔物に脅かされる最果ての辺境へ追放される。しかし彼女には秘密があった。それは前世日本の記憶と、食べた者を癒し強化する【奇跡の料理】を作る力!
絶望的な状況でもお人好しなリリアーナは、得意の料理で人々を助け始める。温かいスープは病人を癒し、栄養満点のシチューは騎士を強くする。その噂は「氷の辺境伯」兼騎士団長アレクシスの耳にも届き…。
最初は警戒していた彼も、彼女の料理とひたむきな人柄に胃袋も心も掴まれ、不器用ながらも溺愛するように!? さらに、美味しい匂いに誘われたもふもふ聖獣たちも仲間入り!
追放令嬢が料理で辺境を豊かにし、冷徹騎士団長にもふもふ達にも愛され幸せを掴む、異世界クッキング&溺愛スローライフ! 王都への爽快ざまぁも?
手切れ金代わりに渡されたトカゲの卵、実はドラゴンだった件 追放された雑用係は竜騎士となる
草乃葉オウル ◆ 書籍発売中
ファンタジー
上級ギルド『黒の雷霆』の雑用係ユート・ドライグ。
彼はある日、貴族から依頼された希少な魔獣の卵を探すパーティの荷物持ちをしていた。
そんな中、パーティは目当ての卵を見つけるのだが、ユートにはそれが依頼された卵ではなく、どこにでもいる最弱魔獣イワトカゲの卵に思えてならなかった。
卵をよく調べることを提案するユートだったが、彼を見下していたギルドマスターは提案を却下し、詳しく調査することなく卵を提出してしまう。
その結果、貴族は激怒。焦ったギルドマスターによってすべての責任を押し付けられたユートは、突き返された卵と共にギルドから追放されてしまう。
しかし、改めて卵を観察してみると、その特徴がイワトカゲの卵ともわずかに違うことがわかった。
新種かもしれないと思い卵を温めるユート。そして、生まれてきたのは……最強の魔獣ドラゴンだった!
ロックと名付けられたドラゴンはすくすくと成長し、ユートにとって最強で最高の相棒になっていく。
その後、新たなギルド、新たな仲間にも恵まれ、やがて彼は『竜騎士』としてその名を世界に轟かせることになる。
一方、ユートを追放した『黒の雷霆』はすべての面倒事を請け負っていた貴重な人材を失い、転げ落ちるようにその名声を失っていく……。
=====================
アルファポリス様から書籍化しています!
★★★★★第1〜4巻発売中!★★★★★
★★★コミカライズ第1巻発売中!★★★
=====================
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる