恋愛っぽいものを思いつくままに

Yuuka

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月が赤いから。今日だけは...、全部なかったことにしよう。(未完・3)

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後部座席から、器用に運転席の背もたれを戻す将人。
一瞬だけ、他の女の影が、過ぎった。
一瞬だけ、チクッとした心臓は、見ないふり。

見ないふりなんか、上手にできないの分かってるけど。
やだ。。。涙が止まらない。なんて身勝手な女だって、分かってるから。

ロクサスって... ちょっと広いんだね。
どこでどんな風にすれば良いのか、初めて買った将人の軽自動車が、懐かしすぎるよ。

『...なんか、里菜、痩せたね。』

いつの間に、組み敷かれているのは私だった。
将人の腕の中が、妙にあったかくて、少しだけ窮屈だ。
目の下で止まらない涙を拭う、将人の指を、悲しいくらいに私は覚えていて、
また、身体の奥の方でキュン...と私が、期待して悦んで泣いている。

将人の唇が、私の唇を舐めて。チロチロ舌が遊んで。
唾液を無駄に溢れさせて。そんな音だけが響く車内が、妙に熱っぽい。
将人の舌を捕まえようと開いた唇に、あっという間に押し込まれる将人の熱い舌。
口の中でクチャクチャと、ピチャピチャと、唾液の混ざり合う音が、耳から脳内に響いて、
頬の裏や歯茎、あちこち移動する将人の舌を捕まえたくて。
追いかけっこのゲームに夢中になっている私は、溢れた唾液まみれだ、きっと。

私の耳や首筋を撫でる将人の手は、とても気持ち良くて。

「...んっ」

時折、喉から漏れる私の声に、私がこの上なく欲情していることを思い知らされる。
もっともっと、もっと、私はこのまま溶けてしまいたい。

『...ん?』

上がりかけの息。吐息交じりの熱っぽい、将人のその声が。
私を更に深く沈めようとする。

『なぁ...、里菜の目、俺のことが大好きって言ってる。』

いつの間にか服の下に潜り込んだ手が、背中やお腹を擦って、それが気持ちいい。
ずっとずっと、撫でていてもらいたい。

将人の唇が、私の唇から離れて、顎から首筋、喉... チュッチュッと音を立てながら下がっていく。
服の下で遊んでいた指先が、慣れた手つきでブラジャーのホックを外し、背中を擦って、胸へと移動する。
うっ...って。少しだけ喉元が、苦しい...。
喉の窪みに吸い付きながら顎の骨で少しだけ締め付けてくるそれは、将人に抱かれていることを再認識させられる。
息がしづらくて、将人の指や手が、存在感を増していく。
ここにいるのが確かに、私と将人だって、教えてくれる。

ぽわんぽわんと、おっぱいを手のひらで遊ぶようにいじるのは、将人の癖だ。

『里菜さぁ、なんかおっぱいも痩せちゃった?Eカップだったけど、んー、Dでしょ。
 この辺もちょっと肉付き悪くなった。』

アンダーから脇、肋骨まわりの肉を確かめるように身体を弄る親指と人差し指が、ちょっとだけ痛いよ。

「...そんなに、痩せてないよ...。
 いっつも、むちむちしてるから少しダイエットしたらって言ってたのは、将人だよ...。」

『俺の知らない里菜だ... なんかそれ、可愛くない...。』

ぼそっと、小さな声で言った将人の言葉は、しっかり聞こえていて、もっともっと悲しくなっちゃった。

急に服をたくし上げられて、少しだけ冷たい空気に触れた乳首が、硬くなった気がした。
将人の手が優しくおっぱいを掴んで、将人のほっぺたが触れる。
親指が乳首をいじり始めて、将人の視線が、きっとそこに。むずむずする。
どこかじれったくて、身体の奥の方、子宮のずっと深いところが、反応する。

「んっ...」

漏れた声が、更に私を刺激する。ダメ... キュンキュンしてる。
待ちきれなくて、もっともっとって。

『里菜ちゃ~ん、身体がもぞもぞしてるー。』

乳首を強くつまみながら、目の前に将人の、半笑いの意地悪そうな目。

ヤバイ... この目。背中の下の方から、ぞくぞくする。
また、ダラダラと、溢れてる。今、ものすごく溢れてる。

「あっ... んっ いた...いょ...。」

将人がおっぱいに噛みついた。もう片方のおっぱいは強く掴まれて、乳首をつままれて。
噛みつきながら、将人の舌がもうピンとはちきれそうな乳首をチロチロって。

「ん... いったぃ...」

将人の歯が、どんどん奥まで突き刺さって、このまま皮膚を突き破っちゃうんじゃないかって。
将人の犬歯が、血まみれになって私の肉を引き裂くかのような。ヴァンパイア。

頭の中のイマジネーションが、吐息と混ざって、現実に混ざってくる。
子宮の奥の奥の奥から、ぶわぁ~って。私が沈んでしまうくらいに、溺れてしまいそう。

ペチンッ!

『里菜っ!イこうとするなよ!!』

目をあけたら、将人の顔が...。ほっぺた、叩かれた。

『ははっ ほんっと変わってないね。可愛い。
 俺のことギュッて抱き締めて、俺の足に一生懸命擦り付けて。ダメじゃん!笑』

うわぁぁぁ、身体中が恥ずかしくて、恥ずかしくて、今、ゆでだこに、なりそうです。
ダメ、顔が真っ赤だと、思う。

『もう、里菜のパンツは、パンツの役目、忘れてそうだね。』

笑ながら、いとも簡単そうに、スパッツとパンツを脱がせる将人。
今、どこにも力が入りません...。

クリトリスを親指でチロチロ触りながら、 「んぁっ...」 ギュッと一気に奥まで押し込まれた2本指。
あっ... ヤバイくらいに悦んで、キュンキュン締め付けているのが、すごくリアル。
将人の2本指が、はっきりと分かる。 あっ...そこ...。

『悦び過ぎ...。ほらほらっ、ここ触ってって、里菜のマ〇コが、俺を誘導する。
 指2本だけなのに、めっちゃキツくなってる。あ、ココ。ココ、好きなとこだー。』

「あっ... んっんっ あぁぁっ んっっ... ヤダ... ヤダ...」

『ほらほら、動くなって。ココだね? ははっ ちょっと、はしたない里菜ちゃんになってるよ笑』

あっ 頭の中、全部気持ちいしか、何もない...。

「んんっ ぁぁぁっ イ... イク...」

って、イきそうになった瞬間、空っぽになった。

『あ~~あ~~、 そんなに簡単にイかせたげないよ笑 ほんっと里菜、全然変わってないや。
 全身全霊で、快楽求めすぎ。』

切なすぎて、涙が、ボロボロ落ちてきた。

『里菜ちゃん、上も下も、ビチョビチョじゃん。。。
 ぅわ~、すっごいヒクヒクしてるし。相変わらずだね。』

ダメ... 頭の中、イキたいって、イキたいイキたいって、イかせてって。
将人が、悪魔だ。


『はい、里菜ちゃん。 起き上がって。』

運転席の後ろ側に膝立ちの将人が、ガチャガチャとベルトを外しながら私を起き上がらせる。
後ろの窓は、濃いスモークが貼ってあるから、外が暗闇と同化してる。
外からなんて見えても見えなくても、ここはもう真っ暗な山道か。

ふと、フロントガラスを横目で覗いたら、少しだけ位置の変わった赤い月が、
ただただ冷酷に、私を見つめているようだった。背中に寒気が、走った。見ないふり。
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