恋愛っぽいものを思いつくままに

Yuuka

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月が赤いから。今日だけは...、全部なかったことにしよう。(未完・4)

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車の中に、二人の熱が、充満している。
寂しい気持ちが、充満している。

ここだけ、タイムスリップでもしてしまったかのよう。
世界が、たった二人だけだったら、良かったのに。
このまま、現実世界から、切り取られてしまったら、いいのに。

将人が私の頭を抱え込んで、耳たぶを執拗に。
チュパチュパと音を立てながら舐めるから、頭の中に響くその音に、私は溶けてしまいそうになる。

『里菜... 里菜...』

って。時々甘噛みしながら、時々舌を耳の奥にねじ込んで。
ダイレクトに、脳に響くんだ。
ほっぺたを触る、将人の手が気持ちい。背中をさする将人の手が気持ちい。
そうだった、いつだって、こんな風に、たくさん愛されてた。
身体中が、ぞくぞくする。もっともっと...って。

「...んぁっ」

将人が、痛いくらいに耳を噛んで、痛いくらいに私の胸を掴む。
喉から漏れた声が、将人を煽ってる、きっと、そう。

『里菜... ねぇ、俺の目ぇ見て。』

クイッと顎を掴まれて、真っ直ぐ過ぎるくらい私を見つめる瞳に、私が映ってた。
そんな刹那の瞬間、私の唇に、将人の唇が被さって、あっという間に舌が口内へ侵入する。

顎のラインから首筋をさする将人の手が、指が。
執拗に喉元と頸動脈ばかり撫でて。私は溜まる唾液をうまく飲み込めない。

口の中では、将人の舌が私の舌を捕まえて。だんだん動くことができなくなってる。
溜まった唾液が、唇から少しだけ零れ始めて。

んっ... んっ...

将人の親指が私の喉元を強く圧迫するから。んっ... 苦しいよって。
私の舌はついに脱力をして。将人の舌が、私の口内で勝利を宣告する。
そして私は、また身体の奥の方が、ジュン... と疼いて。はしたない自分に、本当は欲情してる。

『ねぇ... 苦しい?』

私の目の前に、キッと強い目を向ける将人の顔。
少しだけ怖くて、身体がぞわっとする。
うまく喋れないから、必死で頷く。

『はいっ』

コホッ コホンッ... 喉元を圧迫する親指の力が一気に抜けて。
飲み込めない唾液がダラダラと垂れてくる。

そして、優しくて柔らかい唇が、私の唇をそっと甘噛みする。

『俺、里菜の、その、今、俺だけを一途に見つめる目が。好きだよ。』

何度も何度もキスをくれる将人が、こんなに愛おしいと。
大好きだった。世界のすべてだった。なのに、どうして?

将人をきつく抱きしめて。ダメだ... また涙がボロボロ、流れてくる。
身体中のすべての細胞が、今、覚醒しているみたいに。
将人が欲しいって、毛穴ひとつですら、そう言っているみたいに。

『時間はさ、後ろには進んでくれないからね。なんか、切ないね。
 里菜... やっぱ俺のこと、大好きだよね。』

優しい将人の声が、優し過ぎて、鋭利な刃物のように心臓にズドンと、突き刺さった。
頭が、混乱してしまいそう。

何かを考えるのが怖くて。考えてしまうのが怖くて。
将人のズボンを弄って、将人のパンツの中に顔をうずめた。

『わぁ、里菜ちゃん積極的~笑 俺のおちん〇ん、ガッチガチでしょ。ほら、もう汁もダラダラ。』

将人の匂いがする。ほっぺたに触れる将人のおちん〇んが、硬くてすごく大きい。
子宮の奥が、キュンキュンする。また、ダラダラと溢れているのを感じる。

『じゃぁ、ほらほら、口開けて。フェラしてくれるんでしょ。
 里菜の大好きな、俺のおちん〇んだよ。』

あっという間に溜まる私の唾液。反射ですか?それとも習慣ですか?
将人のパンツとズボンを少しだけおろして。目の前に、いきり立つのは将人のおちん〇ちん。

舌先でチロッと尿道を舐めると、ピクンって。
将人のえっちなおちん〇んの汁が、ダラダラ溢れてくる。
なんだか、少ししょっぱくて。懐かしすぎる、将人の味だ。将人の味。

大きく口を開けて、いっきに口の中に押し込んだ。
あぁ... 将人のカタチ。口の中いっぱいに、将人のカタチ。
なんだか、それだけで、すごく気持ちい。

唾液をいっぱい溜めて、口を窄めて。前に後ろにって...。
グチャグチャ ピチャピチャって、音が。ぞくぞくするほど、卑猥な音。
口の中から頭に響いて。
どうしよう、子宮の奥の方が、その形を確かめようとしてるみたいにキュンキュンしてる。
舌が、将人のおちん〇んの形をしっかり、確認しようと、やたら敏感になってる。
血管でしょ。筋でしょ。そしてスベスベしてるところでしょ。

『うわっ... あっ...』

将人の漏れる声が、少し余裕なさげで、可愛い。
口の中で、更に大きくなって。しょっぱい味が更に濃くなってくる。
将人も、ダラダラと溢れてるんだね。

『あぁ、すげぇいい。...あれやっていい?』

って言い終わる前に、腰をグッと押し付けて、私の頭をグッと抑えて。

うっ... ん゛っ...

将人のおちん〇んが、口の中にめいっぱいに大きくなって。

あ゛っ...

将人が更に腰を押し付けて。あぁ... 苦しいんだけど、ほっぺたにあたる腰骨がね、好き。
喉の奥に、将人のおちん〇んが、いる。

『ごめん、すげぇ気持ちい。もうちょっとだけ。ほらほら、喉締めないで開いて。』

喉をゆっくりゆっくり、開く。力を抜いていくの。あぁ、この感覚...。
身体は、覚えている...。

将人がゆっくり動かしながら、圧迫感が、すごい。
もう飲み込めない唾液が口からひたすらに零れて。
あっ... あっ... やばい。そこだ...。

『あぁぁぁ、やばい。すげぇ気持ちい。里菜、ここだろ?なぁ、ここだろ?』

将人のおちん〇んの先っぽが、喉奥のGスポットを突いて、あぁ... ダメ。
ゆっくり動かす将人がじれったくて、将人の腰を引き寄せる。んっ 苦しいのに、気持ちい。
もう、ダメ...。我慢できない。子宮の奥もキュンキュン締まって、めちゃくちゃ疼いてる。
どうしようもないくらいに疼いてる。上と、下は、直結してるんだ。
ダメ... イキたい、イキたい。

『すげぇ、喉締まってるよ... 里菜のGスポットが、ここ突いてって...』

あっ... ダメ。頭の中が気持ちいだけになってる。

『あっ... 里菜... すげぇ、締め付け すげぇキツイよ。 イク?』

あっ... あぁぁっ... んっっ!! ダメ。 将人の声が、頭の中でめいっぱい...。

『いいよ... ほらほら、ここだろ?もうイクな、 いいよ、イケ...』

どんどん高みに私を連れて行って... あぁぁあああ ダメ、 イクっ...

パチン!って、視界がハジけた。

『あぁ~ぁ、里菜ちゃん、イっちゃったね...。すげぇ、弛緩してる。』

ハァ... ハァハァ... フゥ... 息が...できる...

『...俺もヤバかった。まじでイキそうだった。
 絶対、身体の相性だって、俺と里菜は、最高だと思うぜ?
 俺、里菜が何したら気持ちいか、ちゃんと、分かるのになー。』

ハァ... ハァハァ...

力が入らなくて。コロンって、パンツもスパッツも脱がされて。
グイッって...

「あっ... あぁあああ... んんっ...」

クリトリスをいじりながら、一気に人差し指と中指が押し込まれた。
無遠慮に。一気に、もうはちきれそうなGスポットめがけて。

『もう、パンツもスパッツもビッチョビチョで、何の役にも立ってなかったね。
 車のシートまでビチョビチョにするって、なかなかじゃない?』

「あっ... あぁあああ... んんっ... ダメっ ダメっ もうイっちゃう...」

『あ~あ、もう、里菜。ダメモードじゃん。なかなかだよ。マ〇コ、すっごい締め付けてくるもんな。
 ねぇ、俺の指でイキたいの?』

もう、ダメ。何にも考えられない。イクっ イっちゃう イキたい。

『もう俺も我慢できないわ。挿れるよ...。』

「あっ... んんっ イク... ダメっ...」

性急に、無遠慮に。無理やり肉を突き破って。一気に入ってきた。
将人のおちん〇ん...、知ってる、知ってる。このカタチ。
失くしたパズルのピースが、見つかったみたいに、そのカタチに、なった。
キュンキュン締め付けて、悦んでる。もっと奥に来てって、私が将人を誘っているんだ。
将人のおちん〇んが擦れるたびに、そこがイイって、泣いて悦んでいる。
もう、頭の中も、マ〇コの中も。ものすごい勢いで私は階段を駆け上がってる。

『もう、俺もムリ...。もう、里菜、好きにイっちゃっていいよ。俺、制御できねぇ...。』
 
将人が、腰を叩きつけるたびに、太ももの付け根にあたる腰骨が、少し痛くて。
かろうじて意識を留めてくれるんだけど、腰を打ち付ける音が響いて、
その音に合わせて、気持ちいだけに支配されていくようで...。

「あっ... あぁぁっ... んっっ!!も...イクっ...」

『もうダメだ... 里菜、ここ? ここでしょ? めっちゃキツイ、痛い... 俺もやばい。』

「ダメダメ... イクイクイクっ」

『里菜のマ〇コ、すげぇ痙攣してる... イケイケっ...』

パチンっ!

パチンって弾けたのに... もう... ムリ...

「あぁぁぁぁ んぁぁあああ」

『わぁぁ、里菜、潮だな。すげぇ奥が熱くて溢れてる。ごめん、このまま俺イかせて...』

ダメです、頭はもうついていけません。身体も、上手に動かせない。
体のぶつかる音と、グチャグチャの音と、車内は卑猥な音以外に何もない。

『やばい、まじで気持ちい。あぁぁ、また締まってきたよ。里菜、またイク?』

「イクイクッ... ぁぁっ...」

『俺もそろそろイキそう... 里菜辛いけど ごめん...』

もう、分からない。何してもイク。ただただ、将人のおちん〇んが、気持ちい...。

『あぁぁ、俺もイクイク、このまま里菜とイクよ。里菜... イクイク...』

分かる分かる、将人のおちん〇んが、破裂しそうにものすごい大きくなってる。
もう、私もキつすぎる。。。

『あ... イク... 里菜、里菜、口あけて』

反射?慣れ? 口を開けた瞬間に、将人がおちん〇んをねじ込んで。
ビクンビクンって。 粘っこい、将人の精子が、止めどなく溢れてくる。

咥えたまま、それを飲み込んで。
喉元から食道に落ちていくその味が、とてもリアルで、懐かしい、愛おしい味だった。

ふぅ... 将人は後部座席にゆっくり座り込んで。そっと私を引き上げて。
だいぶ着衣の乱れた私は、イったばかりの将人のおちん〇んの横に、膝枕で抱きかかえられた。
身体を優しく撫でる将人のその手は、私の大好きな手だった。あったかい。

ふと動かした目に。運転席越しのフロントガラスから、私を見ている真っ赤な月が映った。
さっきより、ずっと赤い。ぼんやり見て、今更気付く。今日は、満月だったんだ。
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