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前世の私⑥
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次の日の朝、授業が始まる前に先生が子供同士の謝罪の場をわざわざ作ってくれた。
先生に呼び出されている私をせなちゃんが心配そうに見ていた。
せなちゃんが先生に何かを伝えようとしたが、私が止めた。
先生がどれだけ大人でも昨日の様子を見ていると、あんまり信用したらダメな大人やと思ったから。
奥様や近所のおばちゃんみたいに本当に親切な大人もいれば、一緒に暮らしていた親みたいな意味の分からん大人も世の中居ることは知ってる。
私が謝れば全部丸く収まるし、もう全部めんどくさいわ。
呼ばれた部屋には出っ歯族が待機していた。
出っ歯族が私を睨みつけてくる。
私と出っ歯族が対面し先生が間に入っているような構図になった。
さあ、昨日たらふく食べたからこのセリフ言えるぞ。
「でっぱ…、ちがった。修也君、昨日は足を引っかけてケガさせてすみませんでした。」
出っ歯族は更にじっと私を睨んでいる。
「ほら、修也。こうやって謝ってるんだから何か言わないと。」先生が間を取り持つ。
「お前、本当に悪いと思ってんのか?」
「え?どういう意味?」
「なーんか、めんどくさそうに謝るよな。
適当に言ってるんじゃねえの?そうだ、土下座でもしろよ。そしたら許してやるよ。」
「はあ?」なんやのよそれ。
「こら、修也子供が変なこと言うんじゃない。」先生も困っている。
「私が土下座するんやったら奥様だけや。あんたにはそんな価値ないやろ。」
「なっ!何やと!お前やっぱり悪いと思ってないやろ!」また出っ歯族が右手を振り上げて来た。
けど、先生が目の前にいたから止められていた。
「おい、修也!やめなさい!女の子を叩いたらだめだ!」
女も男も関係ないやろ。
誰でも人を叩くな。この先生いちいちズレるなあ。
「佐多さん、君も人に価値がないなんて言うんじゃない。」
「…。でも、修也君は昨日私の事、愛人の子でいらない子って言いました。
それは価値がないと同じくらいひどい言葉じゃないですか?」
しかも奥様の事悪く言った。
「何?そんなこと言ったのか?そうなのか?修也。」
出っ歯族はそっぽを向いてばつが悪いのか無言を貫く。
「何だ。聞いている話と違うじゃないか。」先生は困った顔をする。
せなちゃんの話も私の話も十分聞き取らなかったのあんたやで。
チャイムが鳴り始めた。
「ああ、授業が始まっちゃうな。今日は君たち二人は近づかないように。
もう一度ちゃんとあの場に居た子たちに聞き取りをしてから考えよう。さあ、授業に行くぞ。」
先生を挟んでお互いにらみ合いながら教室に入って授業を受けた。
出っ歯族もちょっと立場が危うくなったと思ったのか、今日はせなちゃんにも私にもちょっかいを出さずに放課後まで過ごした。
放課後せなちゃんから筆談で『今日も私の家に来てあそばない?』と誘ってもらった。
けど、今日はこのあと奥様と一緒に出っ歯族の家に謝りに行かないといけない。
だから、泣く泣く断った。
奥様を待たせてはいけないから早く帰らないといけないけど、やっぱり気が重いから、ところどころ田んぼの鳥やカエルを見て時間を潰しながら家に帰る。
家に着いたら奥様は誰かと電話中だった。
ああ、出っ歯族のお母さんに先に電話で謝ってるのかな。
また申し訳ない気持ちになって、体を縮めて待っていると、奥様がいつもと違って驚いた表情で駆け寄ってきた。
「あんた、修也君にケガさせたのって私の事悪く言われて怒ったって本当か?」
え?誰がそれ言ったの?
「え?あ、うん。だ、誰から聞いたん?」
奥様の悪口を本人に聞かせたくなくて黙ってたって言うのもあったんだけどな。
「初めて話す前田せなちゃんって言う子のお母さんと、太郎君のお母さんから立て続きに連絡があったんよ。」
太郎?ああ、あの日最後に何か言いたそうにしてた子だな。
2人ともお母さんには教えてくれたんだ。そんなんええのに。
「あんた、そんなこと何にも言わんかったやないの。大事なことはちゃんと説明しなさい。
何や、愛人の子とか私にいじめられてるとかひどい事言われたんやて?」
「う、うん…。」
「あほう。それをはよ言いなさい。何や、私に気を使ったんか?」
「い、いや。その…。奥様の事悪く言われると頭がかっとなって…。
つい言い返したら修也君が殴りかかってきたから…。
殴られたらあかんと思って昔教えてもらったことしたら、修也君が勝手にひっくり返って鼻血出しててん。」
「何やそれ。…っぷ。ふふ。あかん、笑ったらあかんけど、あんた無茶苦茶やな。」
あ、あの奥様が一瞬笑った。
「そうか、あとせなちゃんっていう耳の聞こえへん子、いじめられてたの先生に言いに行ってあげたんやて?」
「う、うん。でも、意味なかったわ。」
「そうか。まだ先生若いから色々空回りしてるんやろうなあ。
でも、今回の事は教師として詰めが甘いわ。
そのせなちゃんと太郎君のお母さんには学校の先生にも報告するように言ったから。」
「…。今日学校でもう一回確認するって先生言ってた。」
「そしたら、修也君の家に謝りに行くのはもうちょっと様子見てからにしよか。
先おやつ食べとき。
あ、手洗いしてからやで。」
「はい。分かりました。」
おやつを食べていると、呼び出しのチャイムが鳴った。
日中お手伝いに来てくれている家政婦さんがまだいたので玄関で対応している声が聞こえる。
「奥様―!おくさまー!」
「何やの?えらい慌てて。誰が来はったん?」
「ルキアお嬢さんのクラスメイトさんとそのお母さんが…。」
そんな声が耳に入ったからそっと玄関を覗いた。
そこには、やっぱりあの日何かを言いかけようとした男子とそのお母さんが居てた。
他にも出っ歯族の取り巻きの3人も親子とセットで来ていた。
出っ歯族は来ていないようだ。
「奥様!この度は本当に申し訳ございません。
うちのあほ息子がお嬢さんがいじめられてるの一緒になって煽ったって聞きました。
なんてお詫びした良いか…。息子に聞くまで知らなかったんです。
聞いたときは倒れるかと思いました。何てお詫びすればよいか…。」
「奥様、うちもそうなんです。
そこにいるお友達のお母さんから連絡もらった時は心臓飛び出るかと思いました。
うちの息子もすぐ白状しました。
ルキアちゃんは何にも悪くなかったって。
修也君を止められなかったのはうちの息子があほやからです。
ほんまに申し訳ありません。」
こんなやりとりが3組分あり、みんなデパートで買うような菓子折りを持ってきていた。
「みなさん、謝らんといてください。
ルキアはけがをしてませんし、息子さんたちはこうやってちゃんとお母さんたちにルキアの事話してくれたでしょう?
それで充分です。わざわざ来ていただいてありがとうございます。」
奥様は上品な顔でやんわり謝っている。
けど、私は知っている。
この笑い方は腹の奥では何を考えているか分からへん恐ろしい笑顔っちゅうことを。
お母さん連中もそれを察したのか、とりあえず菓子折りを受け取ってもらうことに必死だった。
奥様はやんわり断ったが、向こうも引けず平行線だったので仕方がなく受け取っていた。
「ほんなら、お稽古の時にみんなにお出しするお菓子としていただきます。
もうこれでこの件は終わりましょうね。」
「あ、ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!」
とみんなが一斉に奥様に頭を下げた。
「ほら、あんたも頭下げなさい!」と無理やり息子の頭を下げさせている。
「ルキアちゃんにも謝らせてもらいたいんですが、今はどちらに?ピアノのお稽古中ですか?」
いるよ、ここにいる。どうしよう…登場した方が良いのかな。
「いえ、ルキアへの謝罪は今は必要ありません。ここまでで結構です。
明日も学校やさかい、もうお家に戻ってください。」
「え?でも、あの…。」息子たちも困惑している。
「お引き取りください。」奥様の威厳のある声で、皆それ以上何も言わずに帰った。
先生に呼び出されている私をせなちゃんが心配そうに見ていた。
せなちゃんが先生に何かを伝えようとしたが、私が止めた。
先生がどれだけ大人でも昨日の様子を見ていると、あんまり信用したらダメな大人やと思ったから。
奥様や近所のおばちゃんみたいに本当に親切な大人もいれば、一緒に暮らしていた親みたいな意味の分からん大人も世の中居ることは知ってる。
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出っ歯族は更にじっと私を睨んでいる。
「ほら、修也。こうやって謝ってるんだから何か言わないと。」先生が間を取り持つ。
「お前、本当に悪いと思ってんのか?」
「え?どういう意味?」
「なーんか、めんどくさそうに謝るよな。
適当に言ってるんじゃねえの?そうだ、土下座でもしろよ。そしたら許してやるよ。」
「はあ?」なんやのよそれ。
「こら、修也子供が変なこと言うんじゃない。」先生も困っている。
「私が土下座するんやったら奥様だけや。あんたにはそんな価値ないやろ。」
「なっ!何やと!お前やっぱり悪いと思ってないやろ!」また出っ歯族が右手を振り上げて来た。
けど、先生が目の前にいたから止められていた。
「おい、修也!やめなさい!女の子を叩いたらだめだ!」
女も男も関係ないやろ。
誰でも人を叩くな。この先生いちいちズレるなあ。
「佐多さん、君も人に価値がないなんて言うんじゃない。」
「…。でも、修也君は昨日私の事、愛人の子でいらない子って言いました。
それは価値がないと同じくらいひどい言葉じゃないですか?」
しかも奥様の事悪く言った。
「何?そんなこと言ったのか?そうなのか?修也。」
出っ歯族はそっぽを向いてばつが悪いのか無言を貫く。
「何だ。聞いている話と違うじゃないか。」先生は困った顔をする。
せなちゃんの話も私の話も十分聞き取らなかったのあんたやで。
チャイムが鳴り始めた。
「ああ、授業が始まっちゃうな。今日は君たち二人は近づかないように。
もう一度ちゃんとあの場に居た子たちに聞き取りをしてから考えよう。さあ、授業に行くぞ。」
先生を挟んでお互いにらみ合いながら教室に入って授業を受けた。
出っ歯族もちょっと立場が危うくなったと思ったのか、今日はせなちゃんにも私にもちょっかいを出さずに放課後まで過ごした。
放課後せなちゃんから筆談で『今日も私の家に来てあそばない?』と誘ってもらった。
けど、今日はこのあと奥様と一緒に出っ歯族の家に謝りに行かないといけない。
だから、泣く泣く断った。
奥様を待たせてはいけないから早く帰らないといけないけど、やっぱり気が重いから、ところどころ田んぼの鳥やカエルを見て時間を潰しながら家に帰る。
家に着いたら奥様は誰かと電話中だった。
ああ、出っ歯族のお母さんに先に電話で謝ってるのかな。
また申し訳ない気持ちになって、体を縮めて待っていると、奥様がいつもと違って驚いた表情で駆け寄ってきた。
「あんた、修也君にケガさせたのって私の事悪く言われて怒ったって本当か?」
え?誰がそれ言ったの?
「え?あ、うん。だ、誰から聞いたん?」
奥様の悪口を本人に聞かせたくなくて黙ってたって言うのもあったんだけどな。
「初めて話す前田せなちゃんって言う子のお母さんと、太郎君のお母さんから立て続きに連絡があったんよ。」
太郎?ああ、あの日最後に何か言いたそうにしてた子だな。
2人ともお母さんには教えてくれたんだ。そんなんええのに。
「あんた、そんなこと何にも言わんかったやないの。大事なことはちゃんと説明しなさい。
何や、愛人の子とか私にいじめられてるとかひどい事言われたんやて?」
「う、うん…。」
「あほう。それをはよ言いなさい。何や、私に気を使ったんか?」
「い、いや。その…。奥様の事悪く言われると頭がかっとなって…。
つい言い返したら修也君が殴りかかってきたから…。
殴られたらあかんと思って昔教えてもらったことしたら、修也君が勝手にひっくり返って鼻血出しててん。」
「何やそれ。…っぷ。ふふ。あかん、笑ったらあかんけど、あんた無茶苦茶やな。」
あ、あの奥様が一瞬笑った。
「そうか、あとせなちゃんっていう耳の聞こえへん子、いじめられてたの先生に言いに行ってあげたんやて?」
「う、うん。でも、意味なかったわ。」
「そうか。まだ先生若いから色々空回りしてるんやろうなあ。
でも、今回の事は教師として詰めが甘いわ。
そのせなちゃんと太郎君のお母さんには学校の先生にも報告するように言ったから。」
「…。今日学校でもう一回確認するって先生言ってた。」
「そしたら、修也君の家に謝りに行くのはもうちょっと様子見てからにしよか。
先おやつ食べとき。
あ、手洗いしてからやで。」
「はい。分かりました。」
おやつを食べていると、呼び出しのチャイムが鳴った。
日中お手伝いに来てくれている家政婦さんがまだいたので玄関で対応している声が聞こえる。
「奥様―!おくさまー!」
「何やの?えらい慌てて。誰が来はったん?」
「ルキアお嬢さんのクラスメイトさんとそのお母さんが…。」
そんな声が耳に入ったからそっと玄関を覗いた。
そこには、やっぱりあの日何かを言いかけようとした男子とそのお母さんが居てた。
他にも出っ歯族の取り巻きの3人も親子とセットで来ていた。
出っ歯族は来ていないようだ。
「奥様!この度は本当に申し訳ございません。
うちのあほ息子がお嬢さんがいじめられてるの一緒になって煽ったって聞きました。
なんてお詫びした良いか…。息子に聞くまで知らなかったんです。
聞いたときは倒れるかと思いました。何てお詫びすればよいか…。」
「奥様、うちもそうなんです。
そこにいるお友達のお母さんから連絡もらった時は心臓飛び出るかと思いました。
うちの息子もすぐ白状しました。
ルキアちゃんは何にも悪くなかったって。
修也君を止められなかったのはうちの息子があほやからです。
ほんまに申し訳ありません。」
こんなやりとりが3組分あり、みんなデパートで買うような菓子折りを持ってきていた。
「みなさん、謝らんといてください。
ルキアはけがをしてませんし、息子さんたちはこうやってちゃんとお母さんたちにルキアの事話してくれたでしょう?
それで充分です。わざわざ来ていただいてありがとうございます。」
奥様は上品な顔でやんわり謝っている。
けど、私は知っている。
この笑い方は腹の奥では何を考えているか分からへん恐ろしい笑顔っちゅうことを。
お母さん連中もそれを察したのか、とりあえず菓子折りを受け取ってもらうことに必死だった。
奥様はやんわり断ったが、向こうも引けず平行線だったので仕方がなく受け取っていた。
「ほんなら、お稽古の時にみんなにお出しするお菓子としていただきます。
もうこれでこの件は終わりましょうね。」
「あ、ありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!」
とみんなが一斉に奥様に頭を下げた。
「ほら、あんたも頭下げなさい!」と無理やり息子の頭を下げさせている。
「ルキアちゃんにも謝らせてもらいたいんですが、今はどちらに?ピアノのお稽古中ですか?」
いるよ、ここにいる。どうしよう…登場した方が良いのかな。
「いえ、ルキアへの謝罪は今は必要ありません。ここまでで結構です。
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