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さっき、したばかり…
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「俺、こんな幸せで良いのだろうか?」
私はディルに包まれるように腕枕をされながら彼からの質問を受ける。
「どうしたの?
何でそう思うのかしら?」
ディルの温もりを感じながら美しく整った顔に質問を返す。
ディルはまっすぐ私を見つめ
「ルキアと思いが通じ合って、結婚式で祝福され、
今こうして君と過ごしているこの時間が幸せすぎてこわい位なんだ。」
と真剣な顔をして語る。
「何それ…。ふふふ。」
「冗談なんかじゃないんだ。
ルキア、もう俺から離れようと絶対考えないでくれ。
俺はルキアが居なければ生きていけない男になったのだから。」
ディルが更に真剣なまなざしで私を見つめる。
その凛々しい表情にドキリと胸が高鳴ってしまう。
「私から離れる事はないわ。
これでも一途なのよ。
…ディルこそ心変わりする事があれば、早めに相談してね。
私だけ一途に思い続けるのは辛いから。」
「心変わりなど誰がするかっ。
俺は一生、いや死んで何もかも失ってもなおルキアを愛し続ける。
…俺の愛の重み、まだ伝わらないようだな…。」
ディルは呆れたような顔で私の目を覗き込む。
チュッ…。
そのままキスをされた。
唇を離すと
「もっと君に教え込まないと理解されないようだ…。」
ディル…
何だか目が据わってる?
またもやキスを再開される。
チュ…ルッ、クチュ…チュ…ッ。
「ん…ディ…ル…はあ…むっ…ん。」
だんだん濃厚になっていく口づけ…。
あ…あれ?
何だか私の太ももに熱くて硬いものが触れているんだけど…。
ディルの手が私の胸にさりげなく置かれている?
と思った時にはすでにディルの指先で胸の先端をいやらしく擦られていた。
「んっ…。でぃ、ディル…。
さっきしたばかり…。」
しかも、すごく濃厚なエッチしたばっかりだよね。
「先ほどはドレスを着たままだっただろう?
あれはあれで素晴らしかったが、次は俺たちの間に一枚も布を挟まず素肌だけで愛し合いたいんだ。
それに…。」
それに…?
「やっぱり、ルキアはまだ俺の愛を軽んじている気があるだろう?
まだまだ伝えきれていないようだからな。
覚悟してくれ。」
「~~~~~っ…。」
驚きすぎて声が出ない…。
「今日までずっと我慢していたんだ。
もう、止められないからな。」
そして、私の耳元で
「覚悟しておけ…。」
と色気の含んだ声で囁かれ、そのまま耳に舌を入れられた。
「ひゃっ…。」
耳だけでゾクゾクと感じてしまう。
「ルキア…愛している。」
この言葉を聞いてしまうともう抵抗できなくなってしまう。
嬉しくて無意識にディルの背中に手を回す私。
自分自身もディルを求めていることに気が付き、
「ディル…キス…して…。」
と自分からキスをねだる。
「~~~~~~っ。」
ディルは何故か驚いた顔をしたが、私の要求通りキスを与えてくれた。
嬉しい…。
幸せな温かい感覚がじわじわと全身に広がり、更にディルにぎゅっとしがみつく。
眼を開けると、息を切らしたディルが獣のようなぎらついた眼差しでこちらを見入っている。
あ、あれ…?
ディルは私のようにフワフワしないの?
「…っルキア。
君はまたそうやって、俺をもてあそぶ…。」
も、もてあそぶ?
何の事?
「じっくり色々教え込んでやる。溶けるまでな…。」
何かのスイッチ入った?
何で…?
この後、私はディルに執拗に追い詰められ、
何度も絶頂を迎えさせられ、
彼の言葉通り溶かされてしまった。
こうして、私たちは無事(?)恋人から夫婦への初夜を濃厚に終えたのである。
私はディルに包まれるように腕枕をされながら彼からの質問を受ける。
「どうしたの?
何でそう思うのかしら?」
ディルの温もりを感じながら美しく整った顔に質問を返す。
ディルはまっすぐ私を見つめ
「ルキアと思いが通じ合って、結婚式で祝福され、
今こうして君と過ごしているこの時間が幸せすぎてこわい位なんだ。」
と真剣な顔をして語る。
「何それ…。ふふふ。」
「冗談なんかじゃないんだ。
ルキア、もう俺から離れようと絶対考えないでくれ。
俺はルキアが居なければ生きていけない男になったのだから。」
ディルが更に真剣なまなざしで私を見つめる。
その凛々しい表情にドキリと胸が高鳴ってしまう。
「私から離れる事はないわ。
これでも一途なのよ。
…ディルこそ心変わりする事があれば、早めに相談してね。
私だけ一途に思い続けるのは辛いから。」
「心変わりなど誰がするかっ。
俺は一生、いや死んで何もかも失ってもなおルキアを愛し続ける。
…俺の愛の重み、まだ伝わらないようだな…。」
ディルは呆れたような顔で私の目を覗き込む。
チュッ…。
そのままキスをされた。
唇を離すと
「もっと君に教え込まないと理解されないようだ…。」
ディル…
何だか目が据わってる?
またもやキスを再開される。
チュ…ルッ、クチュ…チュ…ッ。
「ん…ディ…ル…はあ…むっ…ん。」
だんだん濃厚になっていく口づけ…。
あ…あれ?
何だか私の太ももに熱くて硬いものが触れているんだけど…。
ディルの手が私の胸にさりげなく置かれている?
と思った時にはすでにディルの指先で胸の先端をいやらしく擦られていた。
「んっ…。でぃ、ディル…。
さっきしたばかり…。」
しかも、すごく濃厚なエッチしたばっかりだよね。
「先ほどはドレスを着たままだっただろう?
あれはあれで素晴らしかったが、次は俺たちの間に一枚も布を挟まず素肌だけで愛し合いたいんだ。
それに…。」
それに…?
「やっぱり、ルキアはまだ俺の愛を軽んじている気があるだろう?
まだまだ伝えきれていないようだからな。
覚悟してくれ。」
「~~~~~っ…。」
驚きすぎて声が出ない…。
「今日までずっと我慢していたんだ。
もう、止められないからな。」
そして、私の耳元で
「覚悟しておけ…。」
と色気の含んだ声で囁かれ、そのまま耳に舌を入れられた。
「ひゃっ…。」
耳だけでゾクゾクと感じてしまう。
「ルキア…愛している。」
この言葉を聞いてしまうともう抵抗できなくなってしまう。
嬉しくて無意識にディルの背中に手を回す私。
自分自身もディルを求めていることに気が付き、
「ディル…キス…して…。」
と自分からキスをねだる。
「~~~~~~っ。」
ディルは何故か驚いた顔をしたが、私の要求通りキスを与えてくれた。
嬉しい…。
幸せな温かい感覚がじわじわと全身に広がり、更にディルにぎゅっとしがみつく。
眼を開けると、息を切らしたディルが獣のようなぎらついた眼差しでこちらを見入っている。
あ、あれ…?
ディルは私のようにフワフワしないの?
「…っルキア。
君はまたそうやって、俺をもてあそぶ…。」
も、もてあそぶ?
何の事?
「じっくり色々教え込んでやる。溶けるまでな…。」
何かのスイッチ入った?
何で…?
この後、私はディルに執拗に追い詰められ、
何度も絶頂を迎えさせられ、
彼の言葉通り溶かされてしまった。
こうして、私たちは無事(?)恋人から夫婦への初夜を濃厚に終えたのである。
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