36 / 36
あとがきのようなもの
しおりを挟む
護の物語、完結です。
自分では納得の終わり方なのですが、如何でしたでしょうか?
この先、護は〈一応〉幸せになります。
ただ、幸せの定義は人それぞれなので護の中では幸せであっても一般的に見て幸せかどうかは別だと思っています。
〈恋心〉〈残心〉と書いてきましたが、その後のお話は〈愛心〉として短編の集まりという形で準備中です。
〈護の幸せ〉は本当は続けて書きたかったのですが、〈愛心〉で書きたい話のネタバレになるので今回はここまでにしておきました。
いずれ〈愛心〉の中で書くか、番外編として〈残心〉に書き足そうかと考えてます。
またご縁がありましたらお会いできますように。
佳乃
●蛇足●
奈那について、沢山の感想をいただいたので。
奈那の結末はご満足いただけたでしょうか?
一見、相性のいい相手と一緒になってそれなりの幸せを掴んだようになってますが、自分の中では1番幸せから遠いのが奈那だと思ってます。
奈那のお相手は曖昧にしか決めずに書いたのですが、奈那の頭が欲しい=起業家もしくはその予備軍を想定して書きました。
この先、起業して上手くいけば行くほど〈辻崎〉に仇を成した過去が邪魔になると思います。上手く行かなかったら〈辻崎〉にちょっかいを出したせいかと疑心暗鬼になると思います。
子どもが産まれて成長して首の噛み跡が父親のものじゃないってバレた時に、奈那のした事を成長した子どもが知った時に…。
本当に色々なシュチュエーションを想像して奈那こそ〈不幸〉なんだろうな、と思って書いてきました。
もしかしたらパートナーが起業する事なくそれなりに平凡な幸せを手に入れるのかもしれない。それでも〈その幸せ〉は奈那が最初に思い描いたものとは程遠くて、子どもにバレるリスクは変わらなくて。
大切なものが増えれば増えるだけ怯える事になるのだと思ってます。
そして幸せであればあるほど護にしてしまった事を後悔すると思います。
今際の際に「護、本当にごめんなさい」と言って、奈那のしたことを受け入れたパートナーの事まで最後の最後に傷付けてしまうことまで想像してしまいました。
最大の不幸は本当に好きな人、大切な人が出来ても〈番〉になれない事かもしれないのですが。
ジワジワと自分のしでかした事を自覚してジワジワと堕ちていくのを想定して書いてきましたが、もっとスカッとストレートに不幸になる未来があっても良いと思いますし、それぞれの結末を思い描いていただければ、と思います。
自分では納得の終わり方なのですが、如何でしたでしょうか?
この先、護は〈一応〉幸せになります。
ただ、幸せの定義は人それぞれなので護の中では幸せであっても一般的に見て幸せかどうかは別だと思っています。
〈恋心〉〈残心〉と書いてきましたが、その後のお話は〈愛心〉として短編の集まりという形で準備中です。
〈護の幸せ〉は本当は続けて書きたかったのですが、〈愛心〉で書きたい話のネタバレになるので今回はここまでにしておきました。
いずれ〈愛心〉の中で書くか、番外編として〈残心〉に書き足そうかと考えてます。
またご縁がありましたらお会いできますように。
佳乃
●蛇足●
奈那について、沢山の感想をいただいたので。
奈那の結末はご満足いただけたでしょうか?
一見、相性のいい相手と一緒になってそれなりの幸せを掴んだようになってますが、自分の中では1番幸せから遠いのが奈那だと思ってます。
奈那のお相手は曖昧にしか決めずに書いたのですが、奈那の頭が欲しい=起業家もしくはその予備軍を想定して書きました。
この先、起業して上手くいけば行くほど〈辻崎〉に仇を成した過去が邪魔になると思います。上手く行かなかったら〈辻崎〉にちょっかいを出したせいかと疑心暗鬼になると思います。
子どもが産まれて成長して首の噛み跡が父親のものじゃないってバレた時に、奈那のした事を成長した子どもが知った時に…。
本当に色々なシュチュエーションを想像して奈那こそ〈不幸〉なんだろうな、と思って書いてきました。
もしかしたらパートナーが起業する事なくそれなりに平凡な幸せを手に入れるのかもしれない。それでも〈その幸せ〉は奈那が最初に思い描いたものとは程遠くて、子どもにバレるリスクは変わらなくて。
大切なものが増えれば増えるだけ怯える事になるのだと思ってます。
そして幸せであればあるほど護にしてしまった事を後悔すると思います。
今際の際に「護、本当にごめんなさい」と言って、奈那のしたことを受け入れたパートナーの事まで最後の最後に傷付けてしまうことまで想像してしまいました。
最大の不幸は本当に好きな人、大切な人が出来ても〈番〉になれない事かもしれないのですが。
ジワジワと自分のしでかした事を自覚してジワジワと堕ちていくのを想定して書いてきましたが、もっとスカッとストレートに不幸になる未来があっても良いと思いますし、それぞれの結末を思い描いていただければ、と思います。
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
86
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(12件)
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
麻紀さん、こちらも感想ありがとうございます✨
そうなんです、悪いのは実は父なんですよね。
父がちゃんと話していれば護も違う身の振り方があったし、光流もこんなに傷付かなかったし。
辻崎家としては父が何かしても押さえつけることができるつもりが、護との間にここまで齟齬が有るとは思わなかったというのが本音で。
父に難はあっても護は良い子だから、と言ったところでしょうか?
そして、父は護の卒業後は地盤がゆるゆるになるように仕向けられるはずです。
良い対抗馬を立てて辻崎が支援しちゃうよ♪みたいな。
そんな風に想像しながらは書いてました。でも父みたいな人はそれでも強かに生きていくのかもしれないです。
エブリスタさんからこちらまで来ていただき嬉しかったです。
ありがとうございました。
名無しさん、感想ありがとうございます。
婚約、そうですね。
あの父親はアレですが、本人同士の相性を重視して、父親が何かしてもそれを捩じ伏せるだけの力が辻崎にはあったから本人同士が良ければあとはどうにでも出来るという前提で書いてました。
環境よりも〈個〉として見てたから本人同士が良ければ、です。
護にも本人だけが満足する終わり方があるのですが、護のその後は〈愛心〉で書くつもりです。まだまだ先になりそうですが…。
前にどこかで書いたのですが、奈那はこの先は常に辻崎に怯えて生きて行く事になります。事業がうまく行ってもいかなくても辻崎の影は付きまとうし、子どもが産まれたら、子どもに好きな人ができたら自分のしたことの罪深さにやっと気づいてまた辻崎に怯える。
自分がやってきた事が自分の大切な人に返ってくる事に怯えながら生きて行くんだと思います。
そして、今際の際に〈光流さん、護、ごめんなさい〉と呟いて全てを受け入れてくれたパートナーを絶望させて欲しいと思ってます。
〈残心〉には書き切れてなくて、あと〈愛心〉のネタバレにもなるから書けなくて、と言うエピソードが沢山あるので
いつかちゃんと書き切れればいいな、とは思ってます。
読ませて頂きありがとうございました。
満足です!
蛇足を読んだら 更に満足しました!(〃艸〃)ムフッ
こっこさん、ありがとうございます♪
ご満足いただけたようで安心しました!
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
またご縁がありますように✨