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にじゅうわ
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「僕、桜木陽って言うんだ!よろしくね!」
「私、桜木響子!一緒の名前だね!」
桜の木の下で、君に出会った。
君は、私の…。
「んっ。」
夢を見ていた、懐かしい夢。
きっと前世のできごと。
でも、懐かしいと分かるだけで彼が誰なのか、どうしてこんなにも心が寂しいと切ないと訴えかけてくるのかが分からない。
「起きたのか?」
「うん?あれ、桜木くん?」
桜木廉がそう私の顔を覗きながらそう話しかけてくる。
顔、ちかっ。
てか、なんで桜木廉がここに?
「寝ようと思ったら、お前がいた…。大丈夫か?泣いてる…。」
「えっ?だっ大丈夫だよ。目にホコリが入っただけ!」
頬につたる涙を力任せに、拭う。
なんで涙なんか…。
ふわっと暖かいなにかが、頭に乗った。
「桜木くん?」
それは桜木くんの手で、涙が止まらなくなる。
「大丈夫だ、伊月華。」
その声が、あまりにも暖かくて桜木廉の行為に甘える。
懐かしいその手の温もりと、桜木廉が作り出す暖かい雰囲気にただ身を任せていた。
_______________
最近暑いですね、熱中症に気を付けて下さい。
「私、桜木響子!一緒の名前だね!」
桜の木の下で、君に出会った。
君は、私の…。
「んっ。」
夢を見ていた、懐かしい夢。
きっと前世のできごと。
でも、懐かしいと分かるだけで彼が誰なのか、どうしてこんなにも心が寂しいと切ないと訴えかけてくるのかが分からない。
「起きたのか?」
「うん?あれ、桜木くん?」
桜木廉がそう私の顔を覗きながらそう話しかけてくる。
顔、ちかっ。
てか、なんで桜木廉がここに?
「寝ようと思ったら、お前がいた…。大丈夫か?泣いてる…。」
「えっ?だっ大丈夫だよ。目にホコリが入っただけ!」
頬につたる涙を力任せに、拭う。
なんで涙なんか…。
ふわっと暖かいなにかが、頭に乗った。
「桜木くん?」
それは桜木くんの手で、涙が止まらなくなる。
「大丈夫だ、伊月華。」
その声が、あまりにも暖かくて桜木廉の行為に甘える。
懐かしいその手の温もりと、桜木廉が作り出す暖かい雰囲気にただ身を任せていた。
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最近暑いですね、熱中症に気を付けて下さい。
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