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第7話-1 【記憶喪失と誤解】「昨日の私、死んでくれ……!」
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ガン、ガン、ガン……。
頭の中で工事が行われているような、強烈な痛みで目が覚めた。
カーテンの隙間から差し込む朝日が、網膜を容赦なく焼き尽くす。
「うぅ……頭いったぁ……」
こめかみを押さえながら、重たい瞼をこじ開ける。
見慣れない天井。
高級なシーツの感触。そして、隣には誰もいない。
(……あれ? 私、どうやって寝たんだっけ?)
記憶が霧の中にある。 確か、お風呂上がりに喉が乾いて、テーブルにあった美味しそうなジュース……じゃなくて、お酒を飲んで。
それから、蒼が来て……。
「……ん?」
身体を起こそうとして、違和感に気づいた。
スースーする。 慌てて布団の中を覗き込むと――。
「――っ!?」
一糸まとわぬ姿。 正真正銘、真っ裸だった。
「は、え……!?」
パニックになりながら、視線が自分の胸元に釘付けになる。
白い肌の上に、花びらが散ったような、鮮やかな赤い痕。 一つじゃない。
鎖骨に、胸の膨らみに、点々と散らばる「キスマーク」。
(なにこれ……なにこれぇぇぇ!?)
その瞬間、脳内の霧がサァァァッと晴れ、昨夜の光景がフラッシュバックした。
『……とまんなくて、いいよぉ』
『あおい、して……?』
とろんとした声で彼にすがりつく自分。
自ら首筋に腕を回し、彼を誘惑した感触。
そして、その後の記憶。 熱い掌、理性を溶かすようなキス、身体中を駆け巡った痺れるような快楽の波。
『んあッ……、あお……っ、すきぃ……っ』 あられもない声を上げて、彼に乱されていた自分。
「――――ッ!!!!」
私は音にならない絶叫を上げ、枕に顔をうずめた。
「死ぬ……っ! 昨日の私、死んでくれぇぇぇ!!」
嘘でしょ!? 夢だと言って! あんなの私じゃない! お酒の悪魔が乗り移ってただけ! 自分から「して」なんて……しかも、あんなに気持ちよくなっちゃって……!
「うぅぅぅぅ……」
枕をバンバンと叩き、シーツの中で芋虫のようにのたうち回る。
恥ずかしさで全身から火が出そうだ。 合わせる顔がない。もう一生、この布団から出たくない。
けれど、いつまでもこうしているわけにはいかない。 蒼は? 彼はどこ?
「……い、いない」
恐る恐る顔を上げると、広いベッドには私一人。
サイドテーブルには、新しいお水と頭痛薬が置かれていた。 その優しさが、今は逆に痛い。
(逃げちゃダメだ……。ちゃんと確かめなきゃ)
私は震える手で散乱していたバスローブを拾い上げ、身体に巻き付けた。
薬を一気に飲み込み、深呼吸を繰り返す。
リビングへ行こう。 彼に会って、「あれは事故だった」って……いや、なんて言えばいいの!?
心臓が早鐘を打つ中、私はガクガクと震える足で、寝室のドアノブに手をかけた。
頭の中で工事が行われているような、強烈な痛みで目が覚めた。
カーテンの隙間から差し込む朝日が、網膜を容赦なく焼き尽くす。
「うぅ……頭いったぁ……」
こめかみを押さえながら、重たい瞼をこじ開ける。
見慣れない天井。
高級なシーツの感触。そして、隣には誰もいない。
(……あれ? 私、どうやって寝たんだっけ?)
記憶が霧の中にある。 確か、お風呂上がりに喉が乾いて、テーブルにあった美味しそうなジュース……じゃなくて、お酒を飲んで。
それから、蒼が来て……。
「……ん?」
身体を起こそうとして、違和感に気づいた。
スースーする。 慌てて布団の中を覗き込むと――。
「――っ!?」
一糸まとわぬ姿。 正真正銘、真っ裸だった。
「は、え……!?」
パニックになりながら、視線が自分の胸元に釘付けになる。
白い肌の上に、花びらが散ったような、鮮やかな赤い痕。 一つじゃない。
鎖骨に、胸の膨らみに、点々と散らばる「キスマーク」。
(なにこれ……なにこれぇぇぇ!?)
その瞬間、脳内の霧がサァァァッと晴れ、昨夜の光景がフラッシュバックした。
『……とまんなくて、いいよぉ』
『あおい、して……?』
とろんとした声で彼にすがりつく自分。
自ら首筋に腕を回し、彼を誘惑した感触。
そして、その後の記憶。 熱い掌、理性を溶かすようなキス、身体中を駆け巡った痺れるような快楽の波。
『んあッ……、あお……っ、すきぃ……っ』 あられもない声を上げて、彼に乱されていた自分。
「――――ッ!!!!」
私は音にならない絶叫を上げ、枕に顔をうずめた。
「死ぬ……っ! 昨日の私、死んでくれぇぇぇ!!」
嘘でしょ!? 夢だと言って! あんなの私じゃない! お酒の悪魔が乗り移ってただけ! 自分から「して」なんて……しかも、あんなに気持ちよくなっちゃって……!
「うぅぅぅぅ……」
枕をバンバンと叩き、シーツの中で芋虫のようにのたうち回る。
恥ずかしさで全身から火が出そうだ。 合わせる顔がない。もう一生、この布団から出たくない。
けれど、いつまでもこうしているわけにはいかない。 蒼は? 彼はどこ?
「……い、いない」
恐る恐る顔を上げると、広いベッドには私一人。
サイドテーブルには、新しいお水と頭痛薬が置かれていた。 その優しさが、今は逆に痛い。
(逃げちゃダメだ……。ちゃんと確かめなきゃ)
私は震える手で散乱していたバスローブを拾い上げ、身体に巻き付けた。
薬を一気に飲み込み、深呼吸を繰り返す。
リビングへ行こう。 彼に会って、「あれは事故だった」って……いや、なんて言えばいいの!?
心臓が早鐘を打つ中、私はガクガクと震える足で、寝室のドアノブに手をかけた。
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