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第一章 18歳 キスで補給
第13話 ♥(ユウ視点)甘すぎるキス
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(……やべぇ。これ、マジで……っ)
ユウの頭の中が真っ白になる。 最初は驚きに目を見開いていたユウだったが、しがみついてくる奈々の身体が、自分でも驚くほど熱く、小刻みに震えているのを感じて、理性のタガが外れた。
「……っ、ふ……な、な……」
ユウは奈々の細い腰を、折れんばかりの力で引き寄せた。
ががっ、と書棚の古い本が音を立てて崩れ落ちるが、構っていられない。
ユウは奈々の後頭部に大きな手を回し、逃がさないように固定すると、彼女の激しさに呼応するように、より深く、より切実にその唇を食んだ。
奈々の喉から、満足げな、けれど切なそうな小さな声が漏れる。
「ん、んんっ……! あ、……っ」
繋がった粘膜を通じて、ユウの若く力強いエネルギーが、濁流となって奈々の体内へ流れ込んでいく。
奈々の指先がユウの学ランの背中を、爪を立てるほど強く掻きむしった。
自分を失いそうな快感と、ようやく得られた「糧」への安堵。
奈々は、ユウから溢れ出る熱に溺れながら、心の中で何度も彼の名前を叫んでいた。
薄暗い資料室。埃の舞う空気の中で、二人の荒い呼吸だけが重なり合う。
ユウは、奈々の柔らかな身体を抱きしめながら、自分の中の「男」が目覚めていくのを感じていた。
ただの協力じゃない。
ただの餌じゃない。
この熱を、この震えを、一生自分のものだけにしたいという、どす黒いほどの独占欲が、心臓を強く打ち鳴らしている。
「……なな、……も、っと……」
ユウの掠れた声が、二人の密着した隙間に溶けて消えた。
二度目の補給は、もはや「救済」ではなく、甘美な「共犯」へと形を変えていた。
長い、あまりにも長い接吻がようやく解け、銀の糸が月明かりのような薄暗がりの中で光っては切れた。
ユウから溢れる鮮烈な生命力をこれでもかと注ぎ込まれた奈々の瞳は、鮮やかな緋色から、落ち着きのある元の赤茶色へと静かに戻っていく。
体内の猛火が鎮まり、代わりにやってきたのは、心臓を鷲掴みにされるような罪悪感だった。
「……あ……、ごめ、んなさい……」
奈々は乱れた髪を震える手で整え、力なく床に座り込んだ。
親友であるはずのユウを、またしても自分の欲望を満たすための道具にしてしまった。
その事実に打ちのめされ、彼女は膝に顔を埋めて肩を震わせる。
「私、やっぱり最低だ……。こんなの、ユウくんに押し付けて……っ」
しかし、今のユウにはその謝罪をまともに受け止める余裕など、欠片も残っていなかった。
至近距離で浴びせられた奈々の甘い香り、首筋にしがみついてきた細い腕の感触、そして何より、自分を求めるように動いていた柔らかな唇の弾力。
「……っ、いや、……いいんだ。謝んなって」
ユウの声は、自分でも驚くほど低く、そして酷く掠れていた。
心臓が警鐘のように早鐘を打ち、全身の血液が、ある一点へと猛烈な勢いで集まっていく。
18歳の男子高校生として、あまりにも健康的で、そして今はあまりにも不都合な「反応」。
(やべぇ……。これ、マジで洒落になんねぇ……!)
ユウは慌てて前かがみの姿勢になり、カバンを盾にするように膝の上に抱え込んだ。
顔は茹で蛸のように真っ赤になり、額には嫌な汗がじわりと滲む。
目の前で泣きそうになっている純粋な奈々に対して、こんな煩悩まみれの姿を見せるわけにはいかない。
「な、奈々! ちょっと、そのまま……顔上げんなよ! そこでじっとしてろ!」
「え……? ユウくん、怒ってるの……?」
不安げに顔を上げようとする奈々に、ユウは悲鳴に近い声を上げた。
「怒ってねーよ! むしろ逆っつーか、その……とにかく今は俺の顔を見るな! 煩悩退散……南無阿弥陀仏、……じゃなくて、ええい、素数だ、素数を数えろ俺……!」
ユウは必死に目を閉じ、前かがみのまま深呼吸を繰り返した。
頭の中では「俺は非常食、俺はエネルギー源、俺はただのバッテリーだ」と自己暗示をかけるが、腕の中に残る奈々の体温が、それを無慈悲にぶち壊していく。
「ごめん……。奈々、ちょっとだけ待っててくれ。今、俺の中の……『男』が、ちょっと大暴れしてっから……」
情けない声を出しながら、必死に自分の理性と格闘するユウ。
その必死すぎる姿に、奈々はポカンと呆気に取られ、いつの間にか涙も止まっていた。
自分の運命を呪う悲壮な空気はどこへやら、資料室には、一人の男子高校生が必死に理性を繋ぎ止めるという、どこか滑稽で、けれどひりつくほど甘い時間が流れていた。
ユウの頭の中が真っ白になる。 最初は驚きに目を見開いていたユウだったが、しがみついてくる奈々の身体が、自分でも驚くほど熱く、小刻みに震えているのを感じて、理性のタガが外れた。
「……っ、ふ……な、な……」
ユウは奈々の細い腰を、折れんばかりの力で引き寄せた。
ががっ、と書棚の古い本が音を立てて崩れ落ちるが、構っていられない。
ユウは奈々の後頭部に大きな手を回し、逃がさないように固定すると、彼女の激しさに呼応するように、より深く、より切実にその唇を食んだ。
奈々の喉から、満足げな、けれど切なそうな小さな声が漏れる。
「ん、んんっ……! あ、……っ」
繋がった粘膜を通じて、ユウの若く力強いエネルギーが、濁流となって奈々の体内へ流れ込んでいく。
奈々の指先がユウの学ランの背中を、爪を立てるほど強く掻きむしった。
自分を失いそうな快感と、ようやく得られた「糧」への安堵。
奈々は、ユウから溢れ出る熱に溺れながら、心の中で何度も彼の名前を叫んでいた。
薄暗い資料室。埃の舞う空気の中で、二人の荒い呼吸だけが重なり合う。
ユウは、奈々の柔らかな身体を抱きしめながら、自分の中の「男」が目覚めていくのを感じていた。
ただの協力じゃない。
ただの餌じゃない。
この熱を、この震えを、一生自分のものだけにしたいという、どす黒いほどの独占欲が、心臓を強く打ち鳴らしている。
「……なな、……も、っと……」
ユウの掠れた声が、二人の密着した隙間に溶けて消えた。
二度目の補給は、もはや「救済」ではなく、甘美な「共犯」へと形を変えていた。
長い、あまりにも長い接吻がようやく解け、銀の糸が月明かりのような薄暗がりの中で光っては切れた。
ユウから溢れる鮮烈な生命力をこれでもかと注ぎ込まれた奈々の瞳は、鮮やかな緋色から、落ち着きのある元の赤茶色へと静かに戻っていく。
体内の猛火が鎮まり、代わりにやってきたのは、心臓を鷲掴みにされるような罪悪感だった。
「……あ……、ごめ、んなさい……」
奈々は乱れた髪を震える手で整え、力なく床に座り込んだ。
親友であるはずのユウを、またしても自分の欲望を満たすための道具にしてしまった。
その事実に打ちのめされ、彼女は膝に顔を埋めて肩を震わせる。
「私、やっぱり最低だ……。こんなの、ユウくんに押し付けて……っ」
しかし、今のユウにはその謝罪をまともに受け止める余裕など、欠片も残っていなかった。
至近距離で浴びせられた奈々の甘い香り、首筋にしがみついてきた細い腕の感触、そして何より、自分を求めるように動いていた柔らかな唇の弾力。
「……っ、いや、……いいんだ。謝んなって」
ユウの声は、自分でも驚くほど低く、そして酷く掠れていた。
心臓が警鐘のように早鐘を打ち、全身の血液が、ある一点へと猛烈な勢いで集まっていく。
18歳の男子高校生として、あまりにも健康的で、そして今はあまりにも不都合な「反応」。
(やべぇ……。これ、マジで洒落になんねぇ……!)
ユウは慌てて前かがみの姿勢になり、カバンを盾にするように膝の上に抱え込んだ。
顔は茹で蛸のように真っ赤になり、額には嫌な汗がじわりと滲む。
目の前で泣きそうになっている純粋な奈々に対して、こんな煩悩まみれの姿を見せるわけにはいかない。
「な、奈々! ちょっと、そのまま……顔上げんなよ! そこでじっとしてろ!」
「え……? ユウくん、怒ってるの……?」
不安げに顔を上げようとする奈々に、ユウは悲鳴に近い声を上げた。
「怒ってねーよ! むしろ逆っつーか、その……とにかく今は俺の顔を見るな! 煩悩退散……南無阿弥陀仏、……じゃなくて、ええい、素数だ、素数を数えろ俺……!」
ユウは必死に目を閉じ、前かがみのまま深呼吸を繰り返した。
頭の中では「俺は非常食、俺はエネルギー源、俺はただのバッテリーだ」と自己暗示をかけるが、腕の中に残る奈々の体温が、それを無慈悲にぶち壊していく。
「ごめん……。奈々、ちょっとだけ待っててくれ。今、俺の中の……『男』が、ちょっと大暴れしてっから……」
情けない声を出しながら、必死に自分の理性と格闘するユウ。
その必死すぎる姿に、奈々はポカンと呆気に取られ、いつの間にか涙も止まっていた。
自分の運命を呪う悲壮な空気はどこへやら、資料室には、一人の男子高校生が必死に理性を繋ぎ止めるという、どこか滑稽で、けれどひりつくほど甘い時間が流れていた。
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