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第三章 逢瀬
ひと夜一節に激しく ①
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週が明けて、智成からメールで東京に来ると連絡が入った。
「和也!逢いに行くぞー!また熱くやろうぜ!❤️」短く率直な智成らしい文面だった。
「智成らしい・・・しかし大の男がハートマーク使わなくてもいいだろうに・・・」
和也はハートマークに恥ずかしかったが、智成と再会できることは嬉しかった。
智成は来週の金曜日の夜に東京に来る予定だった。
「また変な場所で犯られてしまうのだろか・・・」
和也は気掛かりは、智成とのセックスの後は決まって腰痛や太ももやふくらはぎの筋肉痛になることだった。
和也は智成との再会はきっとまた世話しなくなるのだと思っていたが今回はゆっくり出来るようだった。
ゆっくり出来るといっても一晩一緒に過ごすだけだが、それでも和也は嬉しかった。
智成は来週の金曜日の夜に前回と同様、仕事が終わってから車で来る予定だ。
次の日の夕方までに名古屋に到着すれば良いのでどこかに一緒に泊まろうと智成から提案された。
「さてさて、嫁にはなんと言い訳をしようか・・・」和也にとってまずは乗り越えなければならないハードルであった。
あまり嘘を上手につけない和也は、結局、智成が来ることを正直に話すことにした。
「あらそうなのね、行ってらっしゃい・・・」嫁は意外にも関心を示さなかった。
和也は、あまりにあっさりと外泊のハードルを突破することができたのは嬉しい反面、どうしてこうも色々なことが許されてしまうのかが不思議だった。
「それゃ、男と会うのに浮気しているなんて誰も思わないのかもしれないけど・・・」和也はどこか後ろめたい気持ちもあった。
・・・そして金曜日・・・
智成と会う約束の金曜日の夜、和也は仕事を終え、浅草のビジネスホテルに先にチェックインをしていた。
部屋はダブル。
最初はツインにしようかと考えたが、ツインにしてもどうせ片方のベッドに二人で寝ることになるんだろう。
最近は自動チェクインや自動精算など、フロントを通らないビジネスホテルも増えてきている。
「ひと昔前なら、男二人でダブルルームなんて、恥ずかしくて予約出来なかったなぁ・・・」和也は思う。
和也は部屋でビールを開けて、テレビをつけて智成の到着を待っていた。
これから始まる智成との楽しい時間を考えると和也は思わず顔がニヤけてしまう。
到着予定時刻は21時、今は20時30分。
「あと少しだな・・・」和也は思っていると、智成はホテルの駐車場に着いたと電話が来た。
和也は智成をロビーまで迎えに行く。
ロビーで待っていると慌ただしくスーツ姿の智成がやってきた。
智成は和也を見るなり満身の笑みを浮かべて近づいてきた。
「和也、和也、駄目だ漏れそう、ト、トイレ!」智成は慌ててロビー横にあるトイレに駆け込んだ。
「やっぱり智成だ・・・バタバタしている・・・」和也は呟いた。
智成は用を足し、スッキリした表情でトイレから出てきた。
「少しでも早く和也に会いたかったから、高速道路をノンストップで走ってきたっす!」
智成は息をハァハァと荒げていた。
和也は逢いたい一心でトイレも我慢し、すっ飛んできた落ち着きがない智成を見て可愛く感じた。
「ここのホテルは大浴場がついているんだ、まずひと風呂浴びてから飯を食いに行こうか?」和也は智成に提案した。
「うっす、和也となら何処でも!」智成は息を荒くして答えた。
智成は部屋に着き、荷物を床に置くや否や和也に抱きついてキスをしてきた。
「和也、会いたかったよぅっ!俺もう我慢出来ない!」智成はベッドに和也を押し倒し和也に覆い被さる。
「と、智成、ま、まず風呂に入ろう」
和也は智成に言ったが若さと有り余る精力の固まりの智成には無駄であった。
まるで野獣のような智成の勢いに和也は圧倒されるのだった。
「和也!逢いに行くぞー!また熱くやろうぜ!❤️」短く率直な智成らしい文面だった。
「智成らしい・・・しかし大の男がハートマーク使わなくてもいいだろうに・・・」
和也はハートマークに恥ずかしかったが、智成と再会できることは嬉しかった。
智成は来週の金曜日の夜に東京に来る予定だった。
「また変な場所で犯られてしまうのだろか・・・」
和也は気掛かりは、智成とのセックスの後は決まって腰痛や太ももやふくらはぎの筋肉痛になることだった。
和也は智成との再会はきっとまた世話しなくなるのだと思っていたが今回はゆっくり出来るようだった。
ゆっくり出来るといっても一晩一緒に過ごすだけだが、それでも和也は嬉しかった。
智成は来週の金曜日の夜に前回と同様、仕事が終わってから車で来る予定だ。
次の日の夕方までに名古屋に到着すれば良いのでどこかに一緒に泊まろうと智成から提案された。
「さてさて、嫁にはなんと言い訳をしようか・・・」和也にとってまずは乗り越えなければならないハードルであった。
あまり嘘を上手につけない和也は、結局、智成が来ることを正直に話すことにした。
「あらそうなのね、行ってらっしゃい・・・」嫁は意外にも関心を示さなかった。
和也は、あまりにあっさりと外泊のハードルを突破することができたのは嬉しい反面、どうしてこうも色々なことが許されてしまうのかが不思議だった。
「それゃ、男と会うのに浮気しているなんて誰も思わないのかもしれないけど・・・」和也はどこか後ろめたい気持ちもあった。
・・・そして金曜日・・・
智成と会う約束の金曜日の夜、和也は仕事を終え、浅草のビジネスホテルに先にチェックインをしていた。
部屋はダブル。
最初はツインにしようかと考えたが、ツインにしてもどうせ片方のベッドに二人で寝ることになるんだろう。
最近は自動チェクインや自動精算など、フロントを通らないビジネスホテルも増えてきている。
「ひと昔前なら、男二人でダブルルームなんて、恥ずかしくて予約出来なかったなぁ・・・」和也は思う。
和也は部屋でビールを開けて、テレビをつけて智成の到着を待っていた。
これから始まる智成との楽しい時間を考えると和也は思わず顔がニヤけてしまう。
到着予定時刻は21時、今は20時30分。
「あと少しだな・・・」和也は思っていると、智成はホテルの駐車場に着いたと電話が来た。
和也は智成をロビーまで迎えに行く。
ロビーで待っていると慌ただしくスーツ姿の智成がやってきた。
智成は和也を見るなり満身の笑みを浮かべて近づいてきた。
「和也、和也、駄目だ漏れそう、ト、トイレ!」智成は慌ててロビー横にあるトイレに駆け込んだ。
「やっぱり智成だ・・・バタバタしている・・・」和也は呟いた。
智成は用を足し、スッキリした表情でトイレから出てきた。
「少しでも早く和也に会いたかったから、高速道路をノンストップで走ってきたっす!」
智成は息をハァハァと荒げていた。
和也は逢いたい一心でトイレも我慢し、すっ飛んできた落ち着きがない智成を見て可愛く感じた。
「ここのホテルは大浴場がついているんだ、まずひと風呂浴びてから飯を食いに行こうか?」和也は智成に提案した。
「うっす、和也となら何処でも!」智成は息を荒くして答えた。
智成は部屋に着き、荷物を床に置くや否や和也に抱きついてキスをしてきた。
「和也、会いたかったよぅっ!俺もう我慢出来ない!」智成はベッドに和也を押し倒し和也に覆い被さる。
「と、智成、ま、まず風呂に入ろう」
和也は智成に言ったが若さと有り余る精力の固まりの智成には無駄であった。
まるで野獣のような智成の勢いに和也は圧倒されるのだった。
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