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ララシャ王子妃の怠惰なお妾生活~樽への道はコツコツと~
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「と、言うことは…ララシャ王子妃の怠惰なお妾生活~樽への道はコツコツと~ってこと?とても、いいわね」
「さすが、メディナ様」
「恐れ入ります」
そんな話をしていると、ロペスとポーリアが戻って来た。
「届いていたのですね!」
「ええ、見て貰いたいのよ」
「勿論でございます」
ロペスに結婚当初から、徐々に増えていく部分、そして生クリームたっぷり生活を見せると、最終的にしかめっ面になっていた。
「これは…自業自得ですね。こんな生クリームたっぷりということは、お砂糖もたっぷりということですよ?糖尿病だけでなく、血もドロドロになりますし、他の臓器や合併症も起こり得ます」
「まあ…」
「もしかしたら、依存症の部類かもしれません」
「依存症…?」
まさかそんな依存症があるとは思わず、ソアリスは驚いた。
「生クリームも適量であれば、問題はありません。今も食べているのでしょうか」
「どうなのかしら、生クリームって簡単に手に入るの?」
「入ると思います。追い生クリーム、追いチーズと言って、さらに追加する方がいるそうです。生クリームも、手軽に絞れるような容器に入った物が、流行っていると聞いたことがあります」
答えたのはキャロラインで、嫁からそのような話を聞き、信じられないわねと話をしたことがあった。
「そうなのね、なら今も食べているのかもしれないわね」
ロアンスラー公爵領にも商会はあり、品揃えもいいと聞く。売っていてもおかしくはない。
「甘い物への依存症というものがあり、ララシャ様は生クリームだったのではないでしょうか」
「まあ…」
「これは遺伝がないという前提であれば、間違いなく運動もせず、このような食事を毎日していた、生活環境のせいです」
「ララシャには申し訳ないけど、ホッとしたわ」
「私でもそう思います」
同じきょうだいが病気になれば、気になることであり、ロペスもソアリスのために、どのような生活をしていたかは気になっていた。
「ララシャ王子妃の生クリームたっぷり生活~糖尿病への道~ってところかしら?」
「お上手です!本でも書かれて、皆の反面教師にしたらいいくらいです」
「皆が馬鹿だなって読むのね?でも、ララシャに文は無理でしょうね」
「そうでしたね」
手紙もままならないララシャに、文を書かせると言うのは無理がある。
「この資料を見せるのは不味いでしょうから、どのような生活をしていたかだけは、施設にも情報として伝えて置いた方がよろしいかと思います」
「そうね」
「では、簡単にまとめておきましょう」
侍女の仕事ではないが、言葉は悪いが楽しませて貰ったお礼にまとめようと、メディナが手を上げた。ポーリアとキャロラインも、横で頷いている。
「いいえ、私がやるわ!」
「いえ、正直、そんなに難しいことではありません。今、ロペス様に見せた部分だけで、分かりますよね?」
「はい、十分伝わるかと思います」
「じゃあ、申し訳ないけど皆でやりましょう」
「では、そのように」
「書きながら、胸やけはしそうね」
「ブラックコーヒーを用意します!」
キャロラインが立ち上がり、ブラックコーヒーを用意して貰うように向かった。
それから、濃いブラックコーヒーを飲みながら、皆で生活をまとめて、サイラスに渡すことになった。
だが、その前にポーリア夫人がロペス医師を連れて執務室に入って行ったところを、クイオが見掛けることになり、アンセムの耳に入った。
「どこか具合が悪いのか?何か質問でもあったのか?」
「また妊娠ということはないでしょうから」
「あるわけないだろう!」
ピデム王国からの荷物は、ソアリス宛てであったために、アンセムは事情を一切知らなかった。
何かあったのなら、呼びに来るだろうが、そのような様子もないために、アンセムはソアリスを訪ねることにした。
「さすが、メディナ様」
「恐れ入ります」
そんな話をしていると、ロペスとポーリアが戻って来た。
「届いていたのですね!」
「ええ、見て貰いたいのよ」
「勿論でございます」
ロペスに結婚当初から、徐々に増えていく部分、そして生クリームたっぷり生活を見せると、最終的にしかめっ面になっていた。
「これは…自業自得ですね。こんな生クリームたっぷりということは、お砂糖もたっぷりということですよ?糖尿病だけでなく、血もドロドロになりますし、他の臓器や合併症も起こり得ます」
「まあ…」
「もしかしたら、依存症の部類かもしれません」
「依存症…?」
まさかそんな依存症があるとは思わず、ソアリスは驚いた。
「生クリームも適量であれば、問題はありません。今も食べているのでしょうか」
「どうなのかしら、生クリームって簡単に手に入るの?」
「入ると思います。追い生クリーム、追いチーズと言って、さらに追加する方がいるそうです。生クリームも、手軽に絞れるような容器に入った物が、流行っていると聞いたことがあります」
答えたのはキャロラインで、嫁からそのような話を聞き、信じられないわねと話をしたことがあった。
「そうなのね、なら今も食べているのかもしれないわね」
ロアンスラー公爵領にも商会はあり、品揃えもいいと聞く。売っていてもおかしくはない。
「甘い物への依存症というものがあり、ララシャ様は生クリームだったのではないでしょうか」
「まあ…」
「これは遺伝がないという前提であれば、間違いなく運動もせず、このような食事を毎日していた、生活環境のせいです」
「ララシャには申し訳ないけど、ホッとしたわ」
「私でもそう思います」
同じきょうだいが病気になれば、気になることであり、ロペスもソアリスのために、どのような生活をしていたかは気になっていた。
「ララシャ王子妃の生クリームたっぷり生活~糖尿病への道~ってところかしら?」
「お上手です!本でも書かれて、皆の反面教師にしたらいいくらいです」
「皆が馬鹿だなって読むのね?でも、ララシャに文は無理でしょうね」
「そうでしたね」
手紙もままならないララシャに、文を書かせると言うのは無理がある。
「この資料を見せるのは不味いでしょうから、どのような生活をしていたかだけは、施設にも情報として伝えて置いた方がよろしいかと思います」
「そうね」
「では、簡単にまとめておきましょう」
侍女の仕事ではないが、言葉は悪いが楽しませて貰ったお礼にまとめようと、メディナが手を上げた。ポーリアとキャロラインも、横で頷いている。
「いいえ、私がやるわ!」
「いえ、正直、そんなに難しいことではありません。今、ロペス様に見せた部分だけで、分かりますよね?」
「はい、十分伝わるかと思います」
「じゃあ、申し訳ないけど皆でやりましょう」
「では、そのように」
「書きながら、胸やけはしそうね」
「ブラックコーヒーを用意します!」
キャロラインが立ち上がり、ブラックコーヒーを用意して貰うように向かった。
それから、濃いブラックコーヒーを飲みながら、皆で生活をまとめて、サイラスに渡すことになった。
だが、その前にポーリア夫人がロペス医師を連れて執務室に入って行ったところを、クイオが見掛けることになり、アンセムの耳に入った。
「どこか具合が悪いのか?何か質問でもあったのか?」
「また妊娠ということはないでしょうから」
「あるわけないだろう!」
ピデム王国からの荷物は、ソアリス宛てであったために、アンセムは事情を一切知らなかった。
何かあったのなら、呼びに来るだろうが、そのような様子もないために、アンセムはソアリスを訪ねることにした。
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