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ララシャ王子妃の生クリームたっぷり生活~糖尿病への道~
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「ロペス医師が来ていたようだが、何かあったのか?」
アンセムが来た時には、まだ四人は濃いブラックコーヒー片手に、揃いも揃ってしかめっ面で、まとめている最中であった。
「ララシャ王子妃の生クリームたっぷり生活~糖尿病への道~を、皆でまとめて貰っているのよ!」
「は?」
「ララシャ王子妃の怠惰なお妾生活~樽への道はコツコツと~でもあるわ!もう文字にするだけで、胸やけよ?」
「へ?」
アンセムもクイオもオーランも、妻が王妃陛下が何を言っているのか、いつもながら分からなかった。侍女たちも渋い顔をして、頷いている。
しかも、皆の側にはもれなく真っ黒のコーヒーらしきものが用意されている。
「分かるか?」
アンセムは、自分だけが分からないのかと、オーランとクイオに訊ねた。
「陛下が分からないのに、分かりませんよ!」
「そうですよ!」
「陛下、恐れながら、私が説明しましょうか?皆様は今、まとめるのと、胸やけでお忙しいのです」
一部始終を見ていた護衛のマイトが、手を上げた。
「すまないが、頼む」
マイトはピデム王国からララシャの生活が届いたことから、四人の様子から聞き及んだこと、ロペス医師の判断を全て話した。
アンセム、オーランとクイオも、全てを聞き終えた頃には、同じようなしかめっ面になっていった。
「マイト、ありがとう!胸やけが酷くて、あなたたちもブラックコーヒーが必要なら言って頂戴」
「は!ありがとうございます」
「マイト、よく分かった。ありがとう」
「とんでもございません」
マイトは頭を下げて、下がった。
「そういうことだったのだな」
「ええ、毎日、生クリームたっぷりパンケーキ、生クリームたっぷりフレンチトースト、生クリームたっぷりプリン、生クリームたっぷりパフェ、生クリームたっぷりクレープ、生クリームたっぷりドーナツ、あとチョコレートたっぷりドーナツやマカロンもあるわ」
甘い物が得意ではないオーランは、頭がおかしくなりそうな呪文のようなメニューに思わず、吐き気を催した。
「失礼しました」
「いいえ、だからブラックコーヒーなのよ。文字だけでも、胸やけがするのよ」
「激しく理解いたしました」
オーランは口元を押さえながら、頭を下げた。
「あと、これは私も言えた義理ではないけど、揚げ芋もお好きみたい。ララシャはこれらを、運動もせず、毎日た―――っぷりと食べていたそうよ」
「飲み物もお茶ではなく、ジュースやカフェラテやカフェオレです」
「生クリームもだけど、甘い物でも砂糖依存症なのでしょうね」
「そんなものがあるのだな」
「ええ、私も知らなかったけど、あるのですって」
アンセムもソアリスと同じで、そのような依存症があることを知らなかった。
「何ものも、食べ過ぎると毒になると聞いたことがあるでしょう?」
「ああ」
「結局はそういうことでしょうね」
「それで、糖尿病に…」
「ええ、他の病も既に発症しているものも含めて、悪化する恐れがあるそうよ」
糖尿病に加えて、マルシャと同じで脂質異常でも、治療が必要だとされている。
「健康診断などはしていなかったのか?」
「当然、王子妃なのだからしているわよ!既に高い数値の物は、注意を受けていたの。それでも、私は若いから大丈夫だと、食べ続けていたみたい」
健康診断の結果も同封されていたが、要注意と書かれている部分もあった。ゆえに、ララシャは既にピデム王国にいる頃から、予備軍であったことが分かった。
「注意を受けていたのに、領地での生活のせいにしていたということか?」
「ええ、ロペス医師によると、依存症なら今は無理かもしれないけど、領地では続けていたのかもしれないわ」
「生クリームを?」
「ええ、追い生クリームをする方がいるように、手に入るみたいよ」
オーランは追い生クリームという言葉だけで、再び吐き気を催し、申し訳ありませんと口を押えた。
アンセムが来た時には、まだ四人は濃いブラックコーヒー片手に、揃いも揃ってしかめっ面で、まとめている最中であった。
「ララシャ王子妃の生クリームたっぷり生活~糖尿病への道~を、皆でまとめて貰っているのよ!」
「は?」
「ララシャ王子妃の怠惰なお妾生活~樽への道はコツコツと~でもあるわ!もう文字にするだけで、胸やけよ?」
「へ?」
アンセムもクイオもオーランも、妻が王妃陛下が何を言っているのか、いつもながら分からなかった。侍女たちも渋い顔をして、頷いている。
しかも、皆の側にはもれなく真っ黒のコーヒーらしきものが用意されている。
「分かるか?」
アンセムは、自分だけが分からないのかと、オーランとクイオに訊ねた。
「陛下が分からないのに、分かりませんよ!」
「そうですよ!」
「陛下、恐れながら、私が説明しましょうか?皆様は今、まとめるのと、胸やけでお忙しいのです」
一部始終を見ていた護衛のマイトが、手を上げた。
「すまないが、頼む」
マイトはピデム王国からララシャの生活が届いたことから、四人の様子から聞き及んだこと、ロペス医師の判断を全て話した。
アンセム、オーランとクイオも、全てを聞き終えた頃には、同じようなしかめっ面になっていった。
「マイト、ありがとう!胸やけが酷くて、あなたたちもブラックコーヒーが必要なら言って頂戴」
「は!ありがとうございます」
「マイト、よく分かった。ありがとう」
「とんでもございません」
マイトは頭を下げて、下がった。
「そういうことだったのだな」
「ええ、毎日、生クリームたっぷりパンケーキ、生クリームたっぷりフレンチトースト、生クリームたっぷりプリン、生クリームたっぷりパフェ、生クリームたっぷりクレープ、生クリームたっぷりドーナツ、あとチョコレートたっぷりドーナツやマカロンもあるわ」
甘い物が得意ではないオーランは、頭がおかしくなりそうな呪文のようなメニューに思わず、吐き気を催した。
「失礼しました」
「いいえ、だからブラックコーヒーなのよ。文字だけでも、胸やけがするのよ」
「激しく理解いたしました」
オーランは口元を押さえながら、頭を下げた。
「あと、これは私も言えた義理ではないけど、揚げ芋もお好きみたい。ララシャはこれらを、運動もせず、毎日た―――っぷりと食べていたそうよ」
「飲み物もお茶ではなく、ジュースやカフェラテやカフェオレです」
「生クリームもだけど、甘い物でも砂糖依存症なのでしょうね」
「そんなものがあるのだな」
「ええ、私も知らなかったけど、あるのですって」
アンセムもソアリスと同じで、そのような依存症があることを知らなかった。
「何ものも、食べ過ぎると毒になると聞いたことがあるでしょう?」
「ああ」
「結局はそういうことでしょうね」
「それで、糖尿病に…」
「ええ、他の病も既に発症しているものも含めて、悪化する恐れがあるそうよ」
糖尿病に加えて、マルシャと同じで脂質異常でも、治療が必要だとされている。
「健康診断などはしていなかったのか?」
「当然、王子妃なのだからしているわよ!既に高い数値の物は、注意を受けていたの。それでも、私は若いから大丈夫だと、食べ続けていたみたい」
健康診断の結果も同封されていたが、要注意と書かれている部分もあった。ゆえに、ララシャは既にピデム王国にいる頃から、予備軍であったことが分かった。
「注意を受けていたのに、領地での生活のせいにしていたということか?」
「ええ、ロペス医師によると、依存症なら今は無理かもしれないけど、領地では続けていたのかもしれないわ」
「生クリームを?」
「ええ、追い生クリームをする方がいるように、手に入るみたいよ」
オーランは追い生クリームという言葉だけで、再び吐き気を催し、申し訳ありませんと口を押えた。
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