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第3部 プラチナ帝国魔法学園編
第12話
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後日。
パステル嬢がどうしても実家にきてほしいと僕に懇願してきた。
あれだけ避けてきたのになぜ見つかったかって?
彼女、よりにもよって授業の途中に入って来たのだ。先生も貴族の彼女を止められなかった。
迷惑を考えない人とは関わりたくないといってキッパリ断った僕。
シクシク泣く彼女を教室から連れ出す取り巻きの人たち。
教室内はカオスだった・・・・・・・・
取り巻きの人たちはさすがに申し訳ないという表情で謝りながら教室をでたが、今度はギルド屋としての僕に依頼してきた。
内容は学園からベゴニア侯爵家の屋敷の居間までの護衛だという。
もちろんベゴニア侯爵家とは、パステル・ベゴニア侯爵令嬢の実家のことである。
なんだそりゃああ。
完全に僕と親を会わせようとしているじゃないかああ。
僕は努めて冷静に
「お断りします・・・・・」
その発言を聞いて取り巻きの人たちもあからさまにホッとした顔をしたが、そんなことでは引き下がらないのがパステル嬢だ。
「どうしてーーー。お願いよ。お願い。お願い。お願い。お願いーーー」
あまりのパステル嬢の剣幕と駄々っ子ぶりに周りも僕もドン引きだ。
最終的に周りも折れて、僕も折れた。
しかし条件をだした。
僕1人では護衛をしない。
仲間といっしょに護衛にあたるという条件をパステル嬢に認めさせたのだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
当日。
護衛という名目で僕は帝都プラチナムにあるベゴニア侯爵家の屋敷を訪れた。
僕とパステル嬢、それにガーネットだ。
今回はガーネットに来てもらった。来たがるノワールをなだめるのに時間がかかったことは内緒だ。
パステル嬢はガーネットを見て驚いた。
「なんで「麗しの美剣士」様がついてくるのーーー!!」
と手で顔を覆い叫んでいた。なんでもガーネットは男子に人気があるが女子の間でも人気らしい。
密かにファンクラブまであって通称「麗しの美剣士」という呼び名がついているそうだ。
貴族と平民は別になっていてそれぞれで活動をしているらしい。ってどんな活動しているんだろう?
ついでに聞くと、ガーネットと並んで聖女ノワールも慕われているらしい。
ノワールは「純情可憐な聖乙女」という呼び名がつけられているそうだ。
こちらは男子だけの親衛隊と女子だけのファンクラブが存在しているのだそうだ。
この2つはそれぞれ対立しているそうだが、ある共通点が存在する。
その共通点とは「一緒にいるモブ野郎はいつかブッ殺す」という合言葉だとか・・・・
2人とはもう少し距離を取ろうと思った。
そして今回ノワールだけでも外しておいて本当に良かったと思った。
それはともかく僕と付き添いのガーネット、それにパステル嬢の3人で屋敷の門をくぐった。
門をくぐった脇道でふと、ガーネットが何かを拾っている。どうやら石を拾ったようだ。その石はガーネットの赤い髪によく似て赤く映えていた。
「実は、このような石を探すのが自分の趣味なんです。ふふ、おかしいですよね」
とガーネットは僕の方を見てどこか自嘲めいた表情だ。
そんなことないけど、と僕がつぶやく様子をどこか悲しげに見ている。
そうして僕たち3人は屋敷の玄関に向かった。
居間に通され、部屋に入るとそこにはベゴニア侯爵家の当主さまと、なぜかパステル嬢の婚約者のレオポルドがいた。
パステル嬢が
「お父様、会っていただきたいかたがいます。それに私は聞いておりませんが何故レオポルド様がここにいらっしゃるのでしょうか」
「ですがちょうどいいです。レオポルド様にも聞いて欲しい話がありました。レオポルド様がいるのなら手間が省けて助かります」
ベゴニア侯爵様が僕のほうにゆっくり目を向けて
「娘が会わせたいと言ってきたのは君のことかな」
僕はしらない。ただ、護衛の依頼を受けただけだから。
黙っていると、侯爵さまは
「娘が欲しいか」
僕は
「いえ、結構です」
と即答したが、侯爵さまは聞かない。僕がパステル嬢を好きだと思い込んでいる様子で、
「平民の分際で娘がほしいとは」
と言ってくる。仕方なく僕はもう少し大きな声で
「そんなこといってません!!」
平民の声など貴族様の耳には入らないのか侯爵様は僕の声を無視してずっと僕のほうをにらんでくる。
僕はその様子にがっかりした。
ここでレオポルドが口を挟んだ。
「こんな奴なんです侯爵さま。俺の言った通りでしょう。お嬢様は誑かされているんです。こいつに。ですが、お嬢様に気持ちがないのであれば婚約は破棄せざるを得ないと思っています」
レオポルドが悲しそうに侯爵様に言うと、
「それは待ってくれ。娘と話をするから」
侯爵さまはあわてた声をだす。それを聞いてレオポルドはにやっと笑い、
「残念ですがそちら有責で婚約破棄ですね」
そこまで聞いたパステル嬢は、
「あなたのほうこそ浮気しているじゃない。セリス様とあなたの仲は学園の皆が知っているわよ」
パステル嬢の言葉に、え?と侯爵様は不思議そうな顔をする。
しかしレオポルドはそれに気づかずに話を続ける。
「ふふん。私にそんな口をきいていいのか。婚約を破棄すれば困るのはそちらではないかな。今なら間に合う。私に許してほしいなら跪いて許しを請うがいい」
それを聞いてもパステル嬢は変わらずレオポルドに毅然とした態度だ。
そんなやりとりをみて侯爵様も考えを変えた。
「いいわよ。結婚後に愛人を作るならともかく婚約中に愛人をつくり、それを隠そうとしないような人なら破棄しても。不幸になると分かっていて結婚はしたくないわ」
それを聞いたレオポルドはふふんと笑って、
「なら婚約を破棄する。これで私の用も終わった。失礼する」
といって、レオポルドは侯爵家の屋敷から立ち去った。パステル嬢からは、
「あなたには迷惑をかけたわ。ごめんなさい。あの日助けてもらった時もあの人とデートをしてたのだけど例の愛人のセリス様に会うために私を1人にしたの」
「だから、未練は無いわ。お父様、婚約を破棄してください」
と僕への謝罪と父親の侯爵様へ婚約破棄をお願いした。
侯爵さまもレオポルドに恋人がいて娘がないがしろにされているということは知らなかったようで、
「分かった。そこまで娘を軽く見る男であるならやめた方がよい。先方にはそう伝えておこう」
パステル嬢はぽつりと、
「しばらく婚約はいいわ」
と寂しそうにつぶやいていた。
後で知ったことだけど、パステル嬢は侯爵家の1人娘なのでレオポルドを婿に取る予定だったらしい。
しかしレオポルドは伯爵家の三男なのでそのままだと行先きはない。
愛人のセリスは男爵家。しかも別に跡取りもいるので、男爵家への婿入りもできない。
これをレオポルドが知った時、
「じゃあ、俺はどうなるんだよ」
「え、知らないわ。ご実家は伯爵様なのだから事業に参加して稼いでいけるのでしょう」
「そんなわけあるか。そもそもそんなことをするのが嫌であんな奴とでも婚約したんだ」
「お前のせいだぞ。お前が俺を誘惑したせいでおれは婚約を破棄されたんだ。全てお前のせいだ。責任をとれ」
もうめちゃくちゃである。
このあと2人は互いの家から勘当され、どこへともなく消えていったそうだ。
レオポルドは立場が弱いのになぜあんなに自分が上の立場だと勘違いしたんだろう。
あとで、事の顛末をきいたとき、僕は純粋に不思議だった。
それを聞いたガーネットは、
「それが恋愛脳というものですよ、ご主人様。相手から好意を寄せられたら、それが絶対と錯覚して何をしても許してもらえると勘違いしてしまったのでしょう」
そばにいたノワールが、
「もちろんご主人様は恋愛脳ではありません。わたくしどもには、な・に・を・し・て・も・許されます。ご安心を」
と艶やかな笑みを浮かべながら僕の服に手をかけてくる。
僕がドンびいているからか、ガーネットが僕を陰にして止めてくれる。
「ノワール!ご主人様は、いまではない、と言ってますよ。お止めなさい」
・・・・・そうじゃないんだよ。
パステル嬢がどうしても実家にきてほしいと僕に懇願してきた。
あれだけ避けてきたのになぜ見つかったかって?
彼女、よりにもよって授業の途中に入って来たのだ。先生も貴族の彼女を止められなかった。
迷惑を考えない人とは関わりたくないといってキッパリ断った僕。
シクシク泣く彼女を教室から連れ出す取り巻きの人たち。
教室内はカオスだった・・・・・・・・
取り巻きの人たちはさすがに申し訳ないという表情で謝りながら教室をでたが、今度はギルド屋としての僕に依頼してきた。
内容は学園からベゴニア侯爵家の屋敷の居間までの護衛だという。
もちろんベゴニア侯爵家とは、パステル・ベゴニア侯爵令嬢の実家のことである。
なんだそりゃああ。
完全に僕と親を会わせようとしているじゃないかああ。
僕は努めて冷静に
「お断りします・・・・・」
その発言を聞いて取り巻きの人たちもあからさまにホッとした顔をしたが、そんなことでは引き下がらないのがパステル嬢だ。
「どうしてーーー。お願いよ。お願い。お願い。お願い。お願いーーー」
あまりのパステル嬢の剣幕と駄々っ子ぶりに周りも僕もドン引きだ。
最終的に周りも折れて、僕も折れた。
しかし条件をだした。
僕1人では護衛をしない。
仲間といっしょに護衛にあたるという条件をパステル嬢に認めさせたのだ。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
当日。
護衛という名目で僕は帝都プラチナムにあるベゴニア侯爵家の屋敷を訪れた。
僕とパステル嬢、それにガーネットだ。
今回はガーネットに来てもらった。来たがるノワールをなだめるのに時間がかかったことは内緒だ。
パステル嬢はガーネットを見て驚いた。
「なんで「麗しの美剣士」様がついてくるのーーー!!」
と手で顔を覆い叫んでいた。なんでもガーネットは男子に人気があるが女子の間でも人気らしい。
密かにファンクラブまであって通称「麗しの美剣士」という呼び名がついているそうだ。
貴族と平民は別になっていてそれぞれで活動をしているらしい。ってどんな活動しているんだろう?
ついでに聞くと、ガーネットと並んで聖女ノワールも慕われているらしい。
ノワールは「純情可憐な聖乙女」という呼び名がつけられているそうだ。
こちらは男子だけの親衛隊と女子だけのファンクラブが存在しているのだそうだ。
この2つはそれぞれ対立しているそうだが、ある共通点が存在する。
その共通点とは「一緒にいるモブ野郎はいつかブッ殺す」という合言葉だとか・・・・
2人とはもう少し距離を取ろうと思った。
そして今回ノワールだけでも外しておいて本当に良かったと思った。
それはともかく僕と付き添いのガーネット、それにパステル嬢の3人で屋敷の門をくぐった。
門をくぐった脇道でふと、ガーネットが何かを拾っている。どうやら石を拾ったようだ。その石はガーネットの赤い髪によく似て赤く映えていた。
「実は、このような石を探すのが自分の趣味なんです。ふふ、おかしいですよね」
とガーネットは僕の方を見てどこか自嘲めいた表情だ。
そんなことないけど、と僕がつぶやく様子をどこか悲しげに見ている。
そうして僕たち3人は屋敷の玄関に向かった。
居間に通され、部屋に入るとそこにはベゴニア侯爵家の当主さまと、なぜかパステル嬢の婚約者のレオポルドがいた。
パステル嬢が
「お父様、会っていただきたいかたがいます。それに私は聞いておりませんが何故レオポルド様がここにいらっしゃるのでしょうか」
「ですがちょうどいいです。レオポルド様にも聞いて欲しい話がありました。レオポルド様がいるのなら手間が省けて助かります」
ベゴニア侯爵様が僕のほうにゆっくり目を向けて
「娘が会わせたいと言ってきたのは君のことかな」
僕はしらない。ただ、護衛の依頼を受けただけだから。
黙っていると、侯爵さまは
「娘が欲しいか」
僕は
「いえ、結構です」
と即答したが、侯爵さまは聞かない。僕がパステル嬢を好きだと思い込んでいる様子で、
「平民の分際で娘がほしいとは」
と言ってくる。仕方なく僕はもう少し大きな声で
「そんなこといってません!!」
平民の声など貴族様の耳には入らないのか侯爵様は僕の声を無視してずっと僕のほうをにらんでくる。
僕はその様子にがっかりした。
ここでレオポルドが口を挟んだ。
「こんな奴なんです侯爵さま。俺の言った通りでしょう。お嬢様は誑かされているんです。こいつに。ですが、お嬢様に気持ちがないのであれば婚約は破棄せざるを得ないと思っています」
レオポルドが悲しそうに侯爵様に言うと、
「それは待ってくれ。娘と話をするから」
侯爵さまはあわてた声をだす。それを聞いてレオポルドはにやっと笑い、
「残念ですがそちら有責で婚約破棄ですね」
そこまで聞いたパステル嬢は、
「あなたのほうこそ浮気しているじゃない。セリス様とあなたの仲は学園の皆が知っているわよ」
パステル嬢の言葉に、え?と侯爵様は不思議そうな顔をする。
しかしレオポルドはそれに気づかずに話を続ける。
「ふふん。私にそんな口をきいていいのか。婚約を破棄すれば困るのはそちらではないかな。今なら間に合う。私に許してほしいなら跪いて許しを請うがいい」
それを聞いてもパステル嬢は変わらずレオポルドに毅然とした態度だ。
そんなやりとりをみて侯爵様も考えを変えた。
「いいわよ。結婚後に愛人を作るならともかく婚約中に愛人をつくり、それを隠そうとしないような人なら破棄しても。不幸になると分かっていて結婚はしたくないわ」
それを聞いたレオポルドはふふんと笑って、
「なら婚約を破棄する。これで私の用も終わった。失礼する」
といって、レオポルドは侯爵家の屋敷から立ち去った。パステル嬢からは、
「あなたには迷惑をかけたわ。ごめんなさい。あの日助けてもらった時もあの人とデートをしてたのだけど例の愛人のセリス様に会うために私を1人にしたの」
「だから、未練は無いわ。お父様、婚約を破棄してください」
と僕への謝罪と父親の侯爵様へ婚約破棄をお願いした。
侯爵さまもレオポルドに恋人がいて娘がないがしろにされているということは知らなかったようで、
「分かった。そこまで娘を軽く見る男であるならやめた方がよい。先方にはそう伝えておこう」
パステル嬢はぽつりと、
「しばらく婚約はいいわ」
と寂しそうにつぶやいていた。
後で知ったことだけど、パステル嬢は侯爵家の1人娘なのでレオポルドを婿に取る予定だったらしい。
しかしレオポルドは伯爵家の三男なのでそのままだと行先きはない。
愛人のセリスは男爵家。しかも別に跡取りもいるので、男爵家への婿入りもできない。
これをレオポルドが知った時、
「じゃあ、俺はどうなるんだよ」
「え、知らないわ。ご実家は伯爵様なのだから事業に参加して稼いでいけるのでしょう」
「そんなわけあるか。そもそもそんなことをするのが嫌であんな奴とでも婚約したんだ」
「お前のせいだぞ。お前が俺を誘惑したせいでおれは婚約を破棄されたんだ。全てお前のせいだ。責任をとれ」
もうめちゃくちゃである。
このあと2人は互いの家から勘当され、どこへともなく消えていったそうだ。
レオポルドは立場が弱いのになぜあんなに自分が上の立場だと勘違いしたんだろう。
あとで、事の顛末をきいたとき、僕は純粋に不思議だった。
それを聞いたガーネットは、
「それが恋愛脳というものですよ、ご主人様。相手から好意を寄せられたら、それが絶対と錯覚して何をしても許してもらえると勘違いしてしまったのでしょう」
そばにいたノワールが、
「もちろんご主人様は恋愛脳ではありません。わたくしどもには、な・に・を・し・て・も・許されます。ご安心を」
と艶やかな笑みを浮かべながら僕の服に手をかけてくる。
僕がドンびいているからか、ガーネットが僕を陰にして止めてくれる。
「ノワール!ご主人様は、いまではない、と言ってますよ。お止めなさい」
・・・・・そうじゃないんだよ。
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