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スピンオフ:【マルコの初恋】柔らかな感触と劣情(18R)
柔らかな感触
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その瞬間、マルコの背筋に覚えのある感覚が駆け上がった。
マルコの掌に伝わるリズデの素肌の感触は、体験したことのない鮮烈なものだった。
例えるなら、溶けそうに柔らかいミルクの冷菓子のような…
腕を取ったまま静止したマルコを、リズデが怪訝そうに見上げている。
マルコは、こみ上げる感情を振り払い、腕を引き上げた。
(飲んで直ぐに走ったから酔いが回ったのだ)
マルコは、頭を軽く振った。
そして、傍らに立つリズデの腰を支えた。
(細い…)
普段はぶかぶかの制服を纏っているので、その下に隠された身体がどんなものかは知ることがなかった。
と、いうか想像をしたこともなかった。
細いが骨張っている訳ではない、柔らかな曲線に触れて、またもや邪な思いが沸き上がる。
ゆっくりと歩きながら、ちらりと見ると、白いブラウスから覗く透き通るように白い胸元が目に入った。
その下に続く思いの外豊満な膨らみに目を奪われる。
今すぐ細い腰を引き寄せ、胸元に唇を寄せたい衝動に駆られ、マルコは理性を総動員して抗った。
年甲斐もなく年下の、しかも暴漢に襲われ疲労している状態の部下に欲情するなど、紳士の所業ではない。
絶対気付かれてはならないと歯をくいしばった。
マルコの掌に伝わるリズデの素肌の感触は、体験したことのない鮮烈なものだった。
例えるなら、溶けそうに柔らかいミルクの冷菓子のような…
腕を取ったまま静止したマルコを、リズデが怪訝そうに見上げている。
マルコは、こみ上げる感情を振り払い、腕を引き上げた。
(飲んで直ぐに走ったから酔いが回ったのだ)
マルコは、頭を軽く振った。
そして、傍らに立つリズデの腰を支えた。
(細い…)
普段はぶかぶかの制服を纏っているので、その下に隠された身体がどんなものかは知ることがなかった。
と、いうか想像をしたこともなかった。
細いが骨張っている訳ではない、柔らかな曲線に触れて、またもや邪な思いが沸き上がる。
ゆっくりと歩きながら、ちらりと見ると、白いブラウスから覗く透き通るように白い胸元が目に入った。
その下に続く思いの外豊満な膨らみに目を奪われる。
今すぐ細い腰を引き寄せ、胸元に唇を寄せたい衝動に駆られ、マルコは理性を総動員して抗った。
年甲斐もなく年下の、しかも暴漢に襲われ疲労している状態の部下に欲情するなど、紳士の所業ではない。
絶対気付かれてはならないと歯をくいしばった。
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