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トカゲ拷問
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「ト、トカゲ……?」
シャルルの発したその言葉に、ミゲルは硬直し、青くなった。
その様子にシャルルはは満足そうに微笑み、こう言った。
「湖ではトカゲ一匹で、貴様はずいぶんみっともなく泣き喚いていたな。あろうことか、ジュリア伯爵令嬢に抱きついて。一匹であれじゃあ、百匹ならどうなるかな……」
「み、見てたんですか……。だけど、どうやってそんな都合よくトカゲ百匹も用意したんですか」
「お前以外にも王宮に魔導師は沢山いる。魔法なら一匹を百匹に増やすことなんて簡単だ。ほら来たぞ。頭からぶちまけてやるよ」
「ええ~~!!」
ミゲルはすでに泣き声になっていた。
そんな。トカゲだけはだめなんだってば。あれがこっちに来るまでなんとか時間稼ぎしようと思ってたのに。
厳しい尋問も、どんな拷問も耐えてみせるつもりだった。なのに、ま、まさかトカゲ百匹なんて。
ジュリア様、助けて……!!
「まだ何もやってないのに、なんて顔してるんだ、貴様は。トカゲがいやなら、あのアンドロイドをさっさと元の世界に戻すと誓え。そうすれば、またジュリア伯爵令嬢が、兄上の婚約者となるだろう。私の目から見ても、ジュリア伯爵令嬢は未来の王妃にふさわしい」
「あ、あんな女狂いとジュリア様を結婚なんて、させるもんか……!」
トカゲにビビりながらも、ミゲルはそう反論せずにはいられなかった。
「なんだとー!! 兄上のことを女狂いだと? 不敬罪だ! よっぽどトカゲを被りたいみたいだな!」
兵士が持ってきた透明なケースの中に、トカゲがうようよいるのが、ミゲルの目に入った。シャルルはそのケースを受け取ると、ミゲルの顔にぶちまける姿勢をとった。
ミゲルは首がもげそうなほど頭をぶんぶん振った。
「い、嫌だ、お願いですから、やめて下さいシャルル殿下」
「だったら、アンドロイドを元の世界に戻せ! そして兄上への侮辱を取り消せ!」
「それも嫌です! シャルル殿下、貴方だって本当はお気づきになっているはずだ、兄の女癖の悪さに。見ない振りをしているだけだ。本心では、この国の未来を憂いているのではないのですか」
「し、しかし、未来の王たるもの、女遊びくらい……」
「女遊び程度じゃないんですよ、僕はジルベール様の近くに仕えていたからよく知っています。あの方はいつも女のことしか考えていない! この国のことなんてなーんにも考えてないんです」
それは本当だった。ジュリアにジルベールの本性を打ち明けたときは、かなりソフトに説明したが、本当はそんなレベルじゃないのだ。彼は王になって女性をはべらすことしか考えていない。
シャルルがトカゲケースを抱えたまま、黙ってうつむいた。分かってもらえたかと、ミゲルは安堵した。
が。
「ただの雇われ魔導師の貴様を信用できるはずないだろう! さっさとアンドロイドを元の世界に戻せ!」
シャルルがトカゲケースを持ち上げた。
「ぎゃああああああ! ジュリア様、助けて下さい~~!!」
シャルルの発したその言葉に、ミゲルは硬直し、青くなった。
その様子にシャルルはは満足そうに微笑み、こう言った。
「湖ではトカゲ一匹で、貴様はずいぶんみっともなく泣き喚いていたな。あろうことか、ジュリア伯爵令嬢に抱きついて。一匹であれじゃあ、百匹ならどうなるかな……」
「み、見てたんですか……。だけど、どうやってそんな都合よくトカゲ百匹も用意したんですか」
「お前以外にも王宮に魔導師は沢山いる。魔法なら一匹を百匹に増やすことなんて簡単だ。ほら来たぞ。頭からぶちまけてやるよ」
「ええ~~!!」
ミゲルはすでに泣き声になっていた。
そんな。トカゲだけはだめなんだってば。あれがこっちに来るまでなんとか時間稼ぎしようと思ってたのに。
厳しい尋問も、どんな拷問も耐えてみせるつもりだった。なのに、ま、まさかトカゲ百匹なんて。
ジュリア様、助けて……!!
「まだ何もやってないのに、なんて顔してるんだ、貴様は。トカゲがいやなら、あのアンドロイドをさっさと元の世界に戻すと誓え。そうすれば、またジュリア伯爵令嬢が、兄上の婚約者となるだろう。私の目から見ても、ジュリア伯爵令嬢は未来の王妃にふさわしい」
「あ、あんな女狂いとジュリア様を結婚なんて、させるもんか……!」
トカゲにビビりながらも、ミゲルはそう反論せずにはいられなかった。
「なんだとー!! 兄上のことを女狂いだと? 不敬罪だ! よっぽどトカゲを被りたいみたいだな!」
兵士が持ってきた透明なケースの中に、トカゲがうようよいるのが、ミゲルの目に入った。シャルルはそのケースを受け取ると、ミゲルの顔にぶちまける姿勢をとった。
ミゲルは首がもげそうなほど頭をぶんぶん振った。
「い、嫌だ、お願いですから、やめて下さいシャルル殿下」
「だったら、アンドロイドを元の世界に戻せ! そして兄上への侮辱を取り消せ!」
「それも嫌です! シャルル殿下、貴方だって本当はお気づきになっているはずだ、兄の女癖の悪さに。見ない振りをしているだけだ。本心では、この国の未来を憂いているのではないのですか」
「し、しかし、未来の王たるもの、女遊びくらい……」
「女遊び程度じゃないんですよ、僕はジルベール様の近くに仕えていたからよく知っています。あの方はいつも女のことしか考えていない! この国のことなんてなーんにも考えてないんです」
それは本当だった。ジュリアにジルベールの本性を打ち明けたときは、かなりソフトに説明したが、本当はそんなレベルじゃないのだ。彼は王になって女性をはべらすことしか考えていない。
シャルルがトカゲケースを抱えたまま、黙ってうつむいた。分かってもらえたかと、ミゲルは安堵した。
が。
「ただの雇われ魔導師の貴様を信用できるはずないだろう! さっさとアンドロイドを元の世界に戻せ!」
シャルルがトカゲケースを持ち上げた。
「ぎゃああああああ! ジュリア様、助けて下さい~~!!」
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