転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい!

ももがぶ

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◆一筆書いてもらいました

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バーベキューで昼食を終え、デューク様への面会予約をセバス様にお願いする。
「会えるって。じゃ行こうか。」
「お、お前何軽く言ってんの!領主様だろ?何なのお前は…」
「聞くか?聞けば深みにハマるがヒマにはならんぞ。死ぬまで働くことになるけど聞くか?」
「ちょっとガンツさん、言い方!それだとキツイことをやらせるみたいじゃない。」
「ほとんど事実だろ?」
「ガンボさんまで、言うの?」
「まあ楽しくはあるが、忙しくもあるな。」
「なあ、それって俺らもそうなるのか?」
「諦めろ。ケインがここに目を付けた時点でお終いじゃ。もう元の平穏な世界には戻れんの。」
「また、変な言い方をする~そんなに嫌なら誘わなきゃよかったよ。」
「い、いやケイン違うぞ。これはまあ単に新人への軽いジョークというか戒めというか。な、なあガンボよ。お前ならワシの言わんとしていることは分かるじゃろ?な!」
「まあ、助けるわけじゃないが、『平穏』は無くなるがそれは『殺伐』とした毎日になると言うわけじゃなく、ただ世間一般からは離されて、普通の常識ではついて行けなくなるということかの。まあ驚きの連続になるじゃろうから、心は強くな。ワシからの忠告は以上じゃ。それに比べたら、たかが一領主に会うくらい何てことはない。気にせず逝ってこい。」
「「本当に何もないんですよね?」」
「なあアルフ、さっきから、誰も目を見て話していないことに気付いたか?」
「えっ言われてみればそうかも…ケイン、大丈夫なんだよな。」
「…大丈夫ですよ。…多分。」
「なあ目を逸らさず、もう一度『大丈夫』と言ってくれないか?なあ。」
「ああ、もう話が進まないから、さっさと行くよ。ほら!」
ゲートをお屋敷のお庭に繋ぐと二人を蹴り出す。

「「蹴るなよ!ってここは?」」
「はい、後が支えるからさっさと進む。」
「ケイン、雑!」
「リーサさん、そう言っても動かないからこの方が早いでしょ。ほら立って、置いてくよ。」
玄関のドアノッカーを鳴らすとセバス様が出て「旦那様がお待ちです。」と案内してくれる。

「…来ちまったよ。引っ越すって言ったら何言われるんだろうな。」
「そんなに気にしないでいいよ。だって半分以上は放ったらかしだったんだからね。悪いのはここの領主であるデューク様何だから。」
部屋の前まで来るとセバス様が扉をノックし、「入れ」の一言が返される。
ドアを開け、中へと案内されると「放ったらかしの領主のデュークだ。よろしくな。」と紹介された。
「(聞いてたんだ、ホント大人気ないよね。)」
「ケイン、聞こえているからな。まあ今はいい。それで今日は何用だ。最近はずっとお前に振り回されている気がしないでもないが。」

「じゃあ話しますね。実は…で、…あそこが…それで…こうなって…となった訳です。」
「ハァ?、セバスよ。こいつは何をしてくれたんだ?俺には港を作ったとか、船の推進機を作ったとか、サイカ村全員を移住させるとまで言った様に聞こえたが。」
「旦那様、私も聞いておりましたが内容はあっております。」
「なら、俺の聞き間違いってことはない訳だ。ハァ~確認したいことはいっぱいあるが移住の件は了解した。元々こちらの要望で移ってもらったのに何も手を貸してやることも出来ずすまなかった。この通りだ。」
「そんな、領主様。俺らに頭なんて下げる必要はないですから。」
「そうです。ちゃんと漁が出来ない俺らも悪いんですから。」
「え~そんなに卑屈になることないのに。実際、あの村の存在を俺が言うまで忘れていたんだしね。じゃあ移住の件は問題なしってことで進めますね。あとサイカ村の跡地はそのままティーダさん達が所有権を持つってことでいいんでしょ?お詫びの一つもないしね。ね、いいんでしょ。」
「全く抜け目のないガキってのは嫌だね。ああ、あの土地は好きにするがいいさ。勝手にしろ。」
「やったね、あれも作れるし、これも出来る。ティーダさん、引っ越したら忙しくなるからね。今の内にゆっくりしといてね。」
「…あ、ああ。それでこれで終わりでいいのか?」
「いいも何も移住の許可はもらったでしょ?そうか他の村の人にも説明しないとだもんね。デューク様、口だけじゃあれなんで一筆いいですか?『移住を許可する』って。」
「ああもう分かった。セバス、用意し「こちらに。」…って早えな、ケインを読んでいたってことか。ったく俺が主人のはずなのによ。…ってほら、サインしたぞ。これでいいだろ。」
「…はい、確かにサインいただきました。ほら、ティーダさんこれでいいでしょ。」
「あ、ああ、領主様のサインに違いない。」
「目の前で書いたのに疑うの?いくらデューク様だってそこまではしないと思うよ。」
「するか!ったくよ。で、お前の作った港とかはいつ見られるんだ?」
「別にいつでも見ていいですよ。案内は適当に自分達でお願いしますね。」
「おい、そりゃないだろ。船とかも見たいのによ。」
「(あ、そうか。黄色いのにも乗って貰えばいいのか。)なら海に落ちてもいいように水着着用でお願いしますね。都合の良い日をセバス様経由のリーサさん宛でお願いします。」
「何だ、今じゃねえのか。」
「今、俺は忙しいので。それでは失礼しますね。セバス様、後はよろしくお願いします。」
「はい、賜りました。」
サイカ村にゲートを繋ぎまだサインした紙を持った茫然としている二人を蹴り出す。
「じゃまた何か用があればお願いしますね。」
俺とリーサさんもゲートを潜る。

ゲートが閉じた部屋でデュークが言う。
「何か色々としでかしたみたいだな。大丈夫かな、俺。」
「まだ今は大丈夫でしょう。ただ、そろそろうるさい人達が嗅ぎつけてくるかもしれませんね。」
「だよな~それも思うと頭が痛くなるな。ああ酒でも飲まなきゃやってられねぇ、なあもう今日は終わりでいいだろう。」
「まだ片付けて頂きたい仕事は残っておりますので、もう少し頑張ってくださいね。」
「ハァ~もうケインが領主になればいいのに。」
「もし、本気で言っているのなら、この国から独立することになるかもしれませんね。」
「…そうなりそうなのか?」
「独立は難しくはないでしょう。あれだけの機動力に魔道具、それに魔法があるのなら、例え攻め込まれても苦も無く対処可能でしょうね。」
「なら、しばらくは後ろ盾として、ちゃんと働くか。」
「それが、ようございます。」
「ちょとは大人しくしてくれれば、楽なのによ。」
「それもそうですね。ふふふ」
「お前にも言ってるんだけどな、セバス。」
「…何のことでしょうか?」
「まあ、いい。それで次はどれだ?」
「はい、こちらに。」
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