文字の大きさ
大
中
小
79 / 468
連載
◆不器用は遺伝でした
リーサさんのお母さんのリディアさんに言い包められそうになってしまった。
「話を戻しますが、ドワーフタウンに移りたいと言うのならば、何が出来るかをこちらで審査させてもらいます。これは町長と決めたことなので違えることは出来ません。例えリーサさんの身内でもそこは、譲ることはありませんので。」
「そうなのね。分かりました。とりあえずクレイグが本採用になるまでは大人しくしているわ。」
「(短っ!)何でそこまでここから、出たいんですか?」
「前にも言ったでしょ。もう何十年も変わり映えしないのよ。何も変わらないの。ただでさえ長命なのに、もう暇で暇でしょうがないの。ほら、貴方からも言ってよ。」
「なあ、ケイン君。僕もクレイグのことを言えたもんじゃないくらいに不器用でね。それでも何とか子供を育ててきた。でもね、この歳で下に入ってくる若い連中に顎で使われてまで、この里に居たいとは思えないんだ。それに幸いにも僕には人に教える才能があると思うんだ。クレイグもリーサも僕が教えたんだから、リーサも分かってくれるだろ。」
「確かに。認めるのは少し癪だが、教え方は上手いと思える。」
「それは俺も思った。」
「へえ、そうなんだ。ならこれから作る予定の学校にはいいかもね。じゃあ、カーティスさんは『仮押さえ』で。もし向こうで必要とするならば、お迎えに来ますね。」
「やった!リディア聞いたか?僕が『仮押さえ』だってさ。向こうに行けるかもしれないよ。」
「あら、そう。よかったわね。ケイン君、その場合には家族も一緒でいいの?」
「さあ?」
「『さあ?』ってどう言うことなの?はっきりしないわね。そんなんじゃリーサはあげられないわよ。」
「まあ、リーサさんのことは横に置いといて。」
「横に置かれた…」
「クレイグさんの採用は俺の範疇ですが、教育者として雇う場合は俺じゃなく行政の範疇なので賃金や住居に対しては、はっきりしたことが俺からは言えません。なので、仮採用とする前の面接でその辺りは交渉して下さいね。」
「あれ?僕はクレイグやリーサとは違う雇い主の元に行くのかい?」
「ええ、そうなりますね。」
「そうか、ならこの際単身赴任でもいいか。」
「貴方!何一人で行こうとしてるの。いやよ!絶対に一人でなんか行かせないから!」
「では、リディアさんは何が出来るか教えてもらえますか?」
「私?ねえ貴方、私って何が出来たかしら?。」
「クレイグ、母は何が出来る?」
「………」
「クレイグさんは思い付かないみたいだね。」
「そんなことないわよ。ねえリーサ何かあるはずよ!ねえ。」
「すまない、私も今は何も思い付かない。」
「もしかしてクレイグさんの不器用ってリディアさん譲り?」
「「「コクコク」」」
「うわぁ、もしかして家の中のほとんどはリディアさんではなく、カーティスさんが回していたということなの?」
「だな。少なくとも私が家出する時まではそうだった。」
「リーサ、それは今でもそうだから。だから、母さんは父さんが単身赴任で向こうに行くことが羨ましいというのもあるけど、家の中が回らなくなることが一番嫌なのさ。妹も弟もまだ、ちゃんと出来ないしね。」
「全部世話してもらっていたクレイグがそれを言うのか。」
「…俺はこれから変わる予定だから、いいんだ。」
「リーサさん、カーティスさんを呼んだ場合は、定期的にこっちの様子を見に来た方がいいね。そうでないと家の中がすごいことになりそうだよ。」
「そうだな。その辺はその時に考えてみよう。」
「それにしてもまさか、『孫の世話は任せて』なんて言っていた人がまさかの不器用だったなんてね。ひどいオチだよ。」
「キーッ!」
「うわぁリアルで『キーッ』って言う人を初めて見た気がする。」
「あまり母を揶揄わないでくれ。アレでも一応私の母なんだから。」
「ごめん、悪かったよ。」
「ふふふ、まあいいさ。じゃクレイグ余分な荷物は下ろしたら、行こうか。」
「ああ、分かったよ。」
リディアさんを宥め、カーティスさんには『仮押さえ』が決まったら連絡することを伝えて、改めてお別れの挨拶を済ませ、転送ゲートのある倉庫の扉をクレイグさんが開こうと扉に手を掛けると。
「アバババ…」
「あ、忘れてた…」
クレイグさんに認証ブレスレットを渡すのを忘れてた。
けれど、いいパフォーマンスになったみたいで「ああ、なるんだ。」と周りにいた里の人にはいい警告になったのは幸いだ。
「ごめんね。クレイグさん、これを渡すの忘れていたよ。はい、これをつけて魔力を軽く流してね。」
クレイグさんの魔力が登録されたのを確認したので、また倉庫の扉を開けるように促す。
が、腰が引けてなかなか開こうとしないので、俺とリーサさんが先に開け中に入ると鍵を掛けてから、クレイグさんに開けて入ってくるようにと言う。
「何でだ、何で入れてくれないんだ!」
「自分で開けて入って来て下さい。」
「嫌だ!また、『ビリビリ』ってなるんだろ?」
「クレイグよ、私とケインは何も仕掛けが邪魔することなく開いただろ?目の前で起きたことを信じられないのか?」
「見たよ、見たけど、それはお前達だったからなんだろ。俺が触ったらまた仕掛けが動くんだろ?」
「クレイグさん、さっき渡すのを忘れてたのはすみません。でも今はそのブレスレットがあるから、大丈夫だと話しましたよね?ここまで言って信じて貰えないのなら、雇用の話はなかったと言うことで、ここでお別れしましょう。もちろん『仮採用』はここで解消させてもらいます。では、クレイグさんのこれからのご活躍をお祈りいたします…」
「待て、待ってくれ!何を祈るんだ。何を祈られたって、俺の不器用がなくなることも器用になることもないんだ。だから、祈られても困る。」
「でも、その扉を開けないとこっちに来ることは出来ませんので、『仮採用』所の話ではありません。なので、クレイグさんのこれからのご活躍を「待て、待ってくれ!開けるから!今開けるから。」…分かりました。ならば少しだけお待ちしましょう。」
「(リーサさん、開けると思う?)」
「(五分五分だな。)」
「(え~そうなの?少しだけ期待しちゃったじゃん。)」
「(すまん。)」
「すぅ~はぁ~すぅ~はぁ~」と扉の向こうで深呼吸しているようだ。
「そろそろ、決めたかな?」
『バタン』と扉が開かれ…「あれ入って来ないね?」
「本当だな。」
クレイグさんに近付くと、立ったままの状態で気絶していた。
「そこまでなの?」
「我が兄とは言え、不器用以前の問題だな。」
気絶したクレイグさんを荷台に乗せリヤカーを引いて倉庫に入り扉を閉める。
「開けた!開けたぞ!ケイン君、見たか?ってアレ?ここは、どこ?」
「気が付きました?」
「おう、ケイン君。お…私は倉庫の扉を開けたぞ、見てくれたか?」
「ええ、見ましたよ。その後に立ったまま気絶したところも。」
「そうか、そうか、、見てくれたか。気絶したところまで見てくれたのか。うんうん、ん?気絶した?」
「ええ、立派に立ったままの状態で気絶していたんで、俺とリーサさんでリヤカーの荷台に乗せてここまで連れて来たんですよ。」
「そうだぞ、クレイグ。威張って言う話じゃないぞ。」
「…すまない。」
「まあ、気が付いたのなら、ご自分でリヤカーは引いて下さいね。」
「ああ、分かった。それでお…私はどこに行けばいいんだ?」
「クレイグさん、言葉は無理に直さなくてもいいですよ。俺もその内に遠慮はなくなると思うんで。」
「分かった。で、俺はどこに行けばいい?」
「まずは建物の外に出ますね。じゃあ、こっちのエレベーターに乗って。」
「ああ。」
一階に下りると忘れないうちにクレイグさんのブレスレットもタワーに登録し今後も利用出来る様にする。
外に出ると隣の独身寮に案内し部屋を用意してもらう。
「これがクレイグさんが寝起きする独身寮です。え~と今空いている部屋は…あ、アーロンさんちょうどよかった。今日からこの独身寮で暮らすクレイグさんで、一応リーサさんのお兄さんです。これからよろしくお願いします。ほら、クレイグさんも挨拶を。」
「クレイグです。よろしくお願いします。」
「アーロンだ。一応この寮のメシを担当しているが、カミさんが洗濯を請け負ったりしているから、分からないことがあったら遠慮無く聞いてくれ。」
「ああ、分かった。洗濯は是非とも頼みたいからな。」
「おう。毎度あり。」
「それでアーロンさん、空き部屋とか分かる?」
「ああ、空き部屋はあるはずだぞ。ちょっと待ってろ。」
数分もしない内にアーロンさんが戻ってきて部屋番号を伝えてもらった。
「じゃ、クレイグさん。明日は十時にここに迎えに来るから、そこの食堂で待っててね。」
「ああ、分かった。ありがとうな。」
「じゃ、グレイグしっかりな。」
「おう、リーサもありがとう。」
「話を戻しますが、ドワーフタウンに移りたいと言うのならば、何が出来るかをこちらで審査させてもらいます。これは町長と決めたことなので違えることは出来ません。例えリーサさんの身内でもそこは、譲ることはありませんので。」
「そうなのね。分かりました。とりあえずクレイグが本採用になるまでは大人しくしているわ。」
「(短っ!)何でそこまでここから、出たいんですか?」
「前にも言ったでしょ。もう何十年も変わり映えしないのよ。何も変わらないの。ただでさえ長命なのに、もう暇で暇でしょうがないの。ほら、貴方からも言ってよ。」
「なあ、ケイン君。僕もクレイグのことを言えたもんじゃないくらいに不器用でね。それでも何とか子供を育ててきた。でもね、この歳で下に入ってくる若い連中に顎で使われてまで、この里に居たいとは思えないんだ。それに幸いにも僕には人に教える才能があると思うんだ。クレイグもリーサも僕が教えたんだから、リーサも分かってくれるだろ。」
「確かに。認めるのは少し癪だが、教え方は上手いと思える。」
「それは俺も思った。」
「へえ、そうなんだ。ならこれから作る予定の学校にはいいかもね。じゃあ、カーティスさんは『仮押さえ』で。もし向こうで必要とするならば、お迎えに来ますね。」
「やった!リディア聞いたか?僕が『仮押さえ』だってさ。向こうに行けるかもしれないよ。」
「あら、そう。よかったわね。ケイン君、その場合には家族も一緒でいいの?」
「さあ?」
「『さあ?』ってどう言うことなの?はっきりしないわね。そんなんじゃリーサはあげられないわよ。」
「まあ、リーサさんのことは横に置いといて。」
「横に置かれた…」
「クレイグさんの採用は俺の範疇ですが、教育者として雇う場合は俺じゃなく行政の範疇なので賃金や住居に対しては、はっきりしたことが俺からは言えません。なので、仮採用とする前の面接でその辺りは交渉して下さいね。」
「あれ?僕はクレイグやリーサとは違う雇い主の元に行くのかい?」
「ええ、そうなりますね。」
「そうか、ならこの際単身赴任でもいいか。」
「貴方!何一人で行こうとしてるの。いやよ!絶対に一人でなんか行かせないから!」
「では、リディアさんは何が出来るか教えてもらえますか?」
「私?ねえ貴方、私って何が出来たかしら?。」
「クレイグ、母は何が出来る?」
「………」
「クレイグさんは思い付かないみたいだね。」
「そんなことないわよ。ねえリーサ何かあるはずよ!ねえ。」
「すまない、私も今は何も思い付かない。」
「もしかしてクレイグさんの不器用ってリディアさん譲り?」
「「「コクコク」」」
「うわぁ、もしかして家の中のほとんどはリディアさんではなく、カーティスさんが回していたということなの?」
「だな。少なくとも私が家出する時まではそうだった。」
「リーサ、それは今でもそうだから。だから、母さんは父さんが単身赴任で向こうに行くことが羨ましいというのもあるけど、家の中が回らなくなることが一番嫌なのさ。妹も弟もまだ、ちゃんと出来ないしね。」
「全部世話してもらっていたクレイグがそれを言うのか。」
「…俺はこれから変わる予定だから、いいんだ。」
「リーサさん、カーティスさんを呼んだ場合は、定期的にこっちの様子を見に来た方がいいね。そうでないと家の中がすごいことになりそうだよ。」
「そうだな。その辺はその時に考えてみよう。」
「それにしてもまさか、『孫の世話は任せて』なんて言っていた人がまさかの不器用だったなんてね。ひどいオチだよ。」
「キーッ!」
「うわぁリアルで『キーッ』って言う人を初めて見た気がする。」
「あまり母を揶揄わないでくれ。アレでも一応私の母なんだから。」
「ごめん、悪かったよ。」
「ふふふ、まあいいさ。じゃクレイグ余分な荷物は下ろしたら、行こうか。」
「ああ、分かったよ。」
リディアさんを宥め、カーティスさんには『仮押さえ』が決まったら連絡することを伝えて、改めてお別れの挨拶を済ませ、転送ゲートのある倉庫の扉をクレイグさんが開こうと扉に手を掛けると。
「アバババ…」
「あ、忘れてた…」
クレイグさんに認証ブレスレットを渡すのを忘れてた。
けれど、いいパフォーマンスになったみたいで「ああ、なるんだ。」と周りにいた里の人にはいい警告になったのは幸いだ。
「ごめんね。クレイグさん、これを渡すの忘れていたよ。はい、これをつけて魔力を軽く流してね。」
クレイグさんの魔力が登録されたのを確認したので、また倉庫の扉を開けるように促す。
が、腰が引けてなかなか開こうとしないので、俺とリーサさんが先に開け中に入ると鍵を掛けてから、クレイグさんに開けて入ってくるようにと言う。
「何でだ、何で入れてくれないんだ!」
「自分で開けて入って来て下さい。」
「嫌だ!また、『ビリビリ』ってなるんだろ?」
「クレイグよ、私とケインは何も仕掛けが邪魔することなく開いただろ?目の前で起きたことを信じられないのか?」
「見たよ、見たけど、それはお前達だったからなんだろ。俺が触ったらまた仕掛けが動くんだろ?」
「クレイグさん、さっき渡すのを忘れてたのはすみません。でも今はそのブレスレットがあるから、大丈夫だと話しましたよね?ここまで言って信じて貰えないのなら、雇用の話はなかったと言うことで、ここでお別れしましょう。もちろん『仮採用』はここで解消させてもらいます。では、クレイグさんのこれからのご活躍をお祈りいたします…」
「待て、待ってくれ!何を祈るんだ。何を祈られたって、俺の不器用がなくなることも器用になることもないんだ。だから、祈られても困る。」
「でも、その扉を開けないとこっちに来ることは出来ませんので、『仮採用』所の話ではありません。なので、クレイグさんのこれからのご活躍を「待て、待ってくれ!開けるから!今開けるから。」…分かりました。ならば少しだけお待ちしましょう。」
「(リーサさん、開けると思う?)」
「(五分五分だな。)」
「(え~そうなの?少しだけ期待しちゃったじゃん。)」
「(すまん。)」
「すぅ~はぁ~すぅ~はぁ~」と扉の向こうで深呼吸しているようだ。
「そろそろ、決めたかな?」
『バタン』と扉が開かれ…「あれ入って来ないね?」
「本当だな。」
クレイグさんに近付くと、立ったままの状態で気絶していた。
「そこまでなの?」
「我が兄とは言え、不器用以前の問題だな。」
気絶したクレイグさんを荷台に乗せリヤカーを引いて倉庫に入り扉を閉める。
「開けた!開けたぞ!ケイン君、見たか?ってアレ?ここは、どこ?」
「気が付きました?」
「おう、ケイン君。お…私は倉庫の扉を開けたぞ、見てくれたか?」
「ええ、見ましたよ。その後に立ったまま気絶したところも。」
「そうか、そうか、、見てくれたか。気絶したところまで見てくれたのか。うんうん、ん?気絶した?」
「ええ、立派に立ったままの状態で気絶していたんで、俺とリーサさんでリヤカーの荷台に乗せてここまで連れて来たんですよ。」
「そうだぞ、クレイグ。威張って言う話じゃないぞ。」
「…すまない。」
「まあ、気が付いたのなら、ご自分でリヤカーは引いて下さいね。」
「ああ、分かった。それでお…私はどこに行けばいいんだ?」
「クレイグさん、言葉は無理に直さなくてもいいですよ。俺もその内に遠慮はなくなると思うんで。」
「分かった。で、俺はどこに行けばいい?」
「まずは建物の外に出ますね。じゃあ、こっちのエレベーターに乗って。」
「ああ。」
一階に下りると忘れないうちにクレイグさんのブレスレットもタワーに登録し今後も利用出来る様にする。
外に出ると隣の独身寮に案内し部屋を用意してもらう。
「これがクレイグさんが寝起きする独身寮です。え~と今空いている部屋は…あ、アーロンさんちょうどよかった。今日からこの独身寮で暮らすクレイグさんで、一応リーサさんのお兄さんです。これからよろしくお願いします。ほら、クレイグさんも挨拶を。」
「クレイグです。よろしくお願いします。」
「アーロンだ。一応この寮のメシを担当しているが、カミさんが洗濯を請け負ったりしているから、分からないことがあったら遠慮無く聞いてくれ。」
「ああ、分かった。洗濯は是非とも頼みたいからな。」
「おう。毎度あり。」
「それでアーロンさん、空き部屋とか分かる?」
「ああ、空き部屋はあるはずだぞ。ちょっと待ってろ。」
数分もしない内にアーロンさんが戻ってきて部屋番号を伝えてもらった。
「じゃ、クレイグさん。明日は十時にここに迎えに来るから、そこの食堂で待っててね。」
「ああ、分かった。ありがとうな。」
「じゃ、グレイグしっかりな。」
「おう、リーサもありがとう。」
感想 254
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
由香皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
転生幼女のチートな悠々自適生活 伝統魔法を使っていたら賢者になっちゃいました
犬社護この度、書籍化が決定しました!
イラスト担当は、えすけー様です。
5月13日刊行予定です。
あらすじ
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ロール転生 ~異世界行ったらのんびりする
華翔誠異世界転生、それは人に役割を求める。
勇者だったり聖女だったり。
若者や異世界転生に夢を求める者は、役割を求めるだろう。
しかし社会に疲れた大人たちは、そうでもない。
何事もなくのんびり過ごしたいと思う者もいる。
これは社会の歯車になり若干女性に苦手意識を持っていた中年男性が異世界転生をする物語。
※第6回次世代ファンタジーカップ終了までお読みいただきありがとうございました。
続きは別コンテスト等での展開を検討しています。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。