転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい!

ももがぶ

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◆期待されてました

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リーサさんとテーブルに向き合って座るとウェイターから「オーナーから、お薦めの料理を提供する様にと言われておりますので、お食事の内容は我々にお任せ願います。」と言われたのでメニューを開くこともなくなすがままのサービスを受ける。

「食前酒を…」
「前菜は…」
とコース料理を堪能し会計に向かうとオーナーからお代は頂いておりますと返されてしまった。
このまま、何もしないでご馳走されただけじゃ何か癪だ。
「では、これをシェフの方にお渡し願えますか?」
ミキサーを数台出し引き取らせる。
「私がオーナーに叱られます。」
「全部、俺がやったことだから、気にしないで。それより早くシェフに渡して来て。ついでにこれも。」
揚げ物のレシピも何点か渡してレストランを出る。

「美味しかったが、この格好のせいで場違いな感じだ。」
「ふふふ、今度はちゃんとした格好で来ようね。」
「『今度』か、今度はちゃんとエスコートして貰えるんだろうか?」
「それはリーサさん次第だね。」
「むぅそう言うのは少し卑怯だと思うぞ。」
「そう?今回はリーサさんが暴走し掛けたからだよね。もう少し抑えて貰えると助かるんだけど。」
「…分かった。善処する。」

部屋の前まで来たので、鍵を開け中に入ると花束が目に入る。
「『素敵な夜を』って、あの女将の仕業だな。何を考えているんだか…」
「ケイン、風呂を使ったらどうだ?港にも行ったせいか少し髪がベタつく。」
「なら、リーサさんが先に使いなよ。」
「気持ちはありがたいが、ケインの方が先に寝てしまいそうなくらい疲れた顔しているぞ。寝てしまわないうちに済ませてしまえ。」
「確かに。言われたら急に眠気が襲ってきた様な気がする。じゃ、お言葉に甘えて先に使わせてもらうね。」
「ああ、ゆっくりな…ふふふ。」
『ゾクッ』「何だ急に悪寒が…」

替えを用意してバスルームへと入る。
「さっきの悪寒を信じて。」
バスルームの扉の鍵を掛け、念のためにと障壁を展開しておく。
「これでよし!と。」

「よし、あまり警戒する様子もなく風呂に行ったな。ふふふ、私も準備するかな。」
準備を済ませバスルームの扉に手を掛ける。
『ガタガタ』
「開かない!そうか、鍵か。ふふふ、甘いよケインこんなこともあろうかと。」
少し細めの針金を何処かから用意し、鍵穴へと差し込み苦戦しながらも何とか解錠することが出来た。
「よし、これでいける。」
少し乱れた容姿を整えバスルームの扉を開けるが、「通れない…なぜ?」
ケインの障壁に阻まれてバスルームへと入ることが出来ない。
更に障壁は曇りガラスの様に向こうの様子が見られないようになっている。
「何故だ!ケイン!」

障壁にもたれかかり「何故だ』と連呼する。
すると障壁が急に解除され、そこにはさっぱりした顔のケインがいた。
「何だ、リーサさん。そこまで待ちきれなかったんだ。待たせてごめんね。じゃごゆっくり。」
「違う、違うんだケイン、そうじゃないんだよ~」
バスルームから出たケインが閉めた扉にリーサがそう呟く。

昂る気持ちを何とか宥めながら、バスルームから出るリーサを待っていたのは二つあるベッドの片方で気持ちよく寝ているケインの寝顔だった。
「ケイン、そうじゃないだろう…」

翌朝、目を覚ますと何か硬いものを顔に押し付けられている感触がする。
しかも体全体が拘束されている感じだ。
「え?何?何があったの?リーサさんは大丈夫なのか?」
何とか拘束から抜け出したと思い見たのは、俺の腰にしがみつくリーサさんの姿だった。
「じゃあ、あの硬いと感じた感触は…言わない方がいいな。うん、記憶の奥に仕舞い込もう。」

ベッドから降りて先に身支度を済ませる。
「ふう、昨夜は先に寝て正解だったのかな。リーサさん、起きて朝だよ。」
「う~ん、ケインもっと。」
『スパ~ン』と朝からハリセンでリーサさんの目を覚ます。
「もう、いい夢の途中だったのに~」
「いいから、もう朝食には遅いくらいの時間だよ。」
「ああ、そうか。すまない。ちょっと待ってて貰えるか。」
その場で着替えようとするリーサさんを何とかバスルームに閉じ込める。

「ふふふ、ケインは恥ずかしがり屋なのだな。昨夜はあんなに激しかったのに。」
「STOP!言っとくけど、俺は何もしてないからね。まだ未使用の状態なのは確認済みだし。」
「チッ寝てたから、イケると思ったのだが。」
「リーサさん、そう言う搦手を使わなくても、もう逃げないから大丈夫だよ。」
「本当か?でも、『もしも』があるからな。」
「だから、それは誰の入れ知恵なの?本当に友達は選んでね。」

ロビーに降りて、朝食を取るためにレストランへと足を運ぶ。
「もう、この時間だから人は少ないね。」
「すまない。私が起きるのが遅かったせいだ。」
「別に謝る必要はないよ。それにすいているんだから、いいじゃない。」
「そうか、そう言って貰えると助かる。」
テーブルに着きメニューを見ていると、誰かが席に着く気配がした。
「女将さん、こんなところで何しているんですか?」
「いえね、昨夜の感想とか、このお嬢さんに聞きたくてね。ずっと待ってたのよ。それなのにこんな時間になるんですもの。もう、好奇心はダダ上がりよ。さあ聞かせて、昨夜食事を終えてから、今までの全てをさあ!」
「もう、やだ。何で俺の周りはこんな人ばかりなの。」
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