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父さんの店を出てマーティンさんの店へと向かう。
「こんちは~マーティンさん。」
「お、ケインか。」
「俺はミックスフライで。」
「ワシはメンチカツ。」
「はいよ、大人しく座って待ってな。」
「早くね。」
ランチが出てくるまでガンツさんとこれからの予定を話す。
「さて、とりあえずの試験飛行は成功じゃな。」
「そうだね、後は内装を仕上げて、外側に工房のマークをペイントしないと。」
「それは今日中に終わらせられるな。」
「うん、そうだね。それで明日は武装の確認をして竜人の里へ出掛ける準備しないと。」
「やっぱり武装はするんじゃな。」
「しないとダメだって、安心出来ないし。」
「それもそうじゃがの。」
「はい、お待ち。後で感想聞かせてくれ。」
「分かったよ。正直に言うから覚悟しといてね。」
「ははは、分かったからお手柔らかに。」
「それはそうと、リーサのことはどうするんじゃ?里へは連れていくんじゃろ。」
「どうしようか悩んでる。」
「ほう、それはまた。」
「何かね、最初はつい探していたけど、いないならいないで何とかなるもんでね。淋しいとは思うけど、会おうと思えばいつでも会えるしね。もう、焦らなくてもこのままでもいいかなと思ってる。」
「枯れとるの~」
「そうは言うけど、少年も老人も出来ないことには変わらないでしょ。」
「それはそうじゃが、言うことが…なあ。」
「もういいから。とりあえず今日明日でやる事は終わらせてしまおうよ。」
「ああ、分かった。」
マーティンさんに食事の感想を正直にマシになったと伝え格納庫に戻り、ホーク号を出す。
「内装の仕上げ前にジェットエンジンや外部を見とくか。」
「ワシは塗装の準備をするでな、早目に済ましてくれや。」
「りょうか~い。」
各部位を点検し異常がなかったことをガンツさんに伝え、内装の仕上げを進める。
室内灯や操縦席と客室の間に仕切りを設け、トイレと小さな給湯室を追加する。
「後はカーペットを敷いて、座席を用意すれば出来上がりと。」
内装の仕上げを済ませ、外に出るとガンツさんもマークを描き終えたところだったようだ。
「いいね、機体にマークがあるだけなのに締まるというか、雰囲気が良くなるね。」
「ああ、そうじゃな。」
「ねえ、『ホーク号』って名前は入れないの?」
「忘れとった。じゃ、この辺りじゃな。」
「うん、その辺でお願い。」
機首と主翼の中間辺りに『ホーク号』とガンツさんが描く。
「うん、いいね。」
「『ホーク号』ワシの機体じゃ。」
「じゃ明日は無人島まで行って、武装の確認だね。」
「気が進まんの~」
翌朝、格納庫で待っていたガンツさんとホーク号の点検を終わらせ、無人島へと向かう…つもりだった。
「ねえ、ガンツさん方向は覚えてる?」
「何じゃ、方向も何も海じゃろうが。」
「ああ、やっぱり。」
「何じゃ海に出れば着くじゃろ?何が難しい。」
「ガンツさん、ここで方向を間違うと多分、辿り着けないと思うよ。」
「何でじゃ海の上の群島じゃろ。飛べばすぐじゃないのか。」
ガンツさんに説明するために紙に書いて説明する。
「いい、ここが格納庫だとして、目的地の群島がここだとするよね。
「ああ、それで?」
「この島を目指して飛んだつもりが、こんな風に方向が少しだけずれてたとするよね。」
「ああ、で?」
「そうすると、ほら島とは全然違う方向に飛んで行っちゃいました…ってなるんだ。」
「はあ、何でそうなる?そんなもん、目印を目当てに飛べば…あ!」
「そう、海の真ん中で目印なんかないよね。まあ、夜なら星があるけど、昼間は太陽だけだし動くしね。」
「なら、どうするんじゃ?」
「こんなこともあろうかと…はい、ど~ん!」
ず~っと前に飛ばしていた地図作成用のドローンで集めた航空写真地図をタブレットに表示する。
「それと飛んだ時のログをこれに併せると、はい。群島はここ!」
格納庫から直線が一本引かれて、その終端には無人島があった。
「何んじゃ知っててワシを揶揄ったのか?」
「ガンツさんは時々無謀なことするからね。今のうちに釘を刺しとかないと。」
「それをお前が言うのか?」
「ま、まあいいじゃない。じゃ行こうか。」
「ああ、行くか。」
天井のハッチが開かれエンジンを始動し機体を上昇させる。
「ケイン、方向を合わせるから、確認してくれ。」
「いいよ、そのままで。もうちょい。はい少し戻して。そこ!」
「お、おお。分かった。」
「じゃ、よろしくガンツさん。」
「ふふふ、こっからは、フルスロットルじゃ~」
『ドン!』と音を残して、海の向こう側へと飛び出した。
「もう、ガンツさんやり過ぎ!首が持っていかれるかと思ったよ。」
「すまん、アンジェ達を乗せたら出来ないからの。今だけじゃと思ったら、つい。」
「『つい』で首を持っていかれるのも納得いかない。」
「まあ、そう怒るなよ。最速テストも出来たと思えば、な?」
「そうだけどさ…」
「それより、そろそろじゃないのか?」
「あ、そうだよ。ちょっとゆっくり飛んでもらえるかな。」
「分かった。」
監視ドローンを飛ばして上空から、探してみる。
「あ、島みっけ!で、今はホークがここだから、ガンツさん少しだけ左。」
「了解。」
「うん、そのまま。」
「ん?あれかな。ケイン見てみろ。」
「どれ?ああそれっぽい。」
「よし、秘密基地じゃな。」
「その前に試射しとかないと。」
「ああ、それがあったな。」
「じゃあ、ここで止めて。」
「はいよ。」
「『ターゲットスコープオープン』」
「おお、何か出てきた。」
「じゃあガンツさん、標的を出すから、そのスコープの真ん中に合わせてね。行くよ。」
水球を機体の300m先に出現させる。
「なあ、少し上にずれとるんじゃないか?」
「だって、そのまま水平に撃ったら、どこかに当たりそうじゃない?だから、気持ち上に向けて撃ってね。」
「怖いの~じゃ、少し尻を下げるか。っと、この辺かな。どうじゃ、ケインから見て。」
「いいと思うよ。」
「そうか、なら撃ってみるか。」
「行ってみよう!」
「相変わらず軽いの~ま、いっか。はい、ど~ん!」
『ドン!』と一発の低い音を残して、水球が破裂した。
「こんちは~マーティンさん。」
「お、ケインか。」
「俺はミックスフライで。」
「ワシはメンチカツ。」
「はいよ、大人しく座って待ってな。」
「早くね。」
ランチが出てくるまでガンツさんとこれからの予定を話す。
「さて、とりあえずの試験飛行は成功じゃな。」
「そうだね、後は内装を仕上げて、外側に工房のマークをペイントしないと。」
「それは今日中に終わらせられるな。」
「うん、そうだね。それで明日は武装の確認をして竜人の里へ出掛ける準備しないと。」
「やっぱり武装はするんじゃな。」
「しないとダメだって、安心出来ないし。」
「それもそうじゃがの。」
「はい、お待ち。後で感想聞かせてくれ。」
「分かったよ。正直に言うから覚悟しといてね。」
「ははは、分かったからお手柔らかに。」
「それはそうと、リーサのことはどうするんじゃ?里へは連れていくんじゃろ。」
「どうしようか悩んでる。」
「ほう、それはまた。」
「何かね、最初はつい探していたけど、いないならいないで何とかなるもんでね。淋しいとは思うけど、会おうと思えばいつでも会えるしね。もう、焦らなくてもこのままでもいいかなと思ってる。」
「枯れとるの~」
「そうは言うけど、少年も老人も出来ないことには変わらないでしょ。」
「それはそうじゃが、言うことが…なあ。」
「もういいから。とりあえず今日明日でやる事は終わらせてしまおうよ。」
「ああ、分かった。」
マーティンさんに食事の感想を正直にマシになったと伝え格納庫に戻り、ホーク号を出す。
「内装の仕上げ前にジェットエンジンや外部を見とくか。」
「ワシは塗装の準備をするでな、早目に済ましてくれや。」
「りょうか~い。」
各部位を点検し異常がなかったことをガンツさんに伝え、内装の仕上げを進める。
室内灯や操縦席と客室の間に仕切りを設け、トイレと小さな給湯室を追加する。
「後はカーペットを敷いて、座席を用意すれば出来上がりと。」
内装の仕上げを済ませ、外に出るとガンツさんもマークを描き終えたところだったようだ。
「いいね、機体にマークがあるだけなのに締まるというか、雰囲気が良くなるね。」
「ああ、そうじゃな。」
「ねえ、『ホーク号』って名前は入れないの?」
「忘れとった。じゃ、この辺りじゃな。」
「うん、その辺でお願い。」
機首と主翼の中間辺りに『ホーク号』とガンツさんが描く。
「うん、いいね。」
「『ホーク号』ワシの機体じゃ。」
「じゃ明日は無人島まで行って、武装の確認だね。」
「気が進まんの~」
翌朝、格納庫で待っていたガンツさんとホーク号の点検を終わらせ、無人島へと向かう…つもりだった。
「ねえ、ガンツさん方向は覚えてる?」
「何じゃ、方向も何も海じゃろうが。」
「ああ、やっぱり。」
「何じゃ海に出れば着くじゃろ?何が難しい。」
「ガンツさん、ここで方向を間違うと多分、辿り着けないと思うよ。」
「何でじゃ海の上の群島じゃろ。飛べばすぐじゃないのか。」
ガンツさんに説明するために紙に書いて説明する。
「いい、ここが格納庫だとして、目的地の群島がここだとするよね。
「ああ、それで?」
「この島を目指して飛んだつもりが、こんな風に方向が少しだけずれてたとするよね。」
「ああ、で?」
「そうすると、ほら島とは全然違う方向に飛んで行っちゃいました…ってなるんだ。」
「はあ、何でそうなる?そんなもん、目印を目当てに飛べば…あ!」
「そう、海の真ん中で目印なんかないよね。まあ、夜なら星があるけど、昼間は太陽だけだし動くしね。」
「なら、どうするんじゃ?」
「こんなこともあろうかと…はい、ど~ん!」
ず~っと前に飛ばしていた地図作成用のドローンで集めた航空写真地図をタブレットに表示する。
「それと飛んだ時のログをこれに併せると、はい。群島はここ!」
格納庫から直線が一本引かれて、その終端には無人島があった。
「何んじゃ知っててワシを揶揄ったのか?」
「ガンツさんは時々無謀なことするからね。今のうちに釘を刺しとかないと。」
「それをお前が言うのか?」
「ま、まあいいじゃない。じゃ行こうか。」
「ああ、行くか。」
天井のハッチが開かれエンジンを始動し機体を上昇させる。
「ケイン、方向を合わせるから、確認してくれ。」
「いいよ、そのままで。もうちょい。はい少し戻して。そこ!」
「お、おお。分かった。」
「じゃ、よろしくガンツさん。」
「ふふふ、こっからは、フルスロットルじゃ~」
『ドン!』と音を残して、海の向こう側へと飛び出した。
「もう、ガンツさんやり過ぎ!首が持っていかれるかと思ったよ。」
「すまん、アンジェ達を乗せたら出来ないからの。今だけじゃと思ったら、つい。」
「『つい』で首を持っていかれるのも納得いかない。」
「まあ、そう怒るなよ。最速テストも出来たと思えば、な?」
「そうだけどさ…」
「それより、そろそろじゃないのか?」
「あ、そうだよ。ちょっとゆっくり飛んでもらえるかな。」
「分かった。」
監視ドローンを飛ばして上空から、探してみる。
「あ、島みっけ!で、今はホークがここだから、ガンツさん少しだけ左。」
「了解。」
「うん、そのまま。」
「ん?あれかな。ケイン見てみろ。」
「どれ?ああそれっぽい。」
「よし、秘密基地じゃな。」
「その前に試射しとかないと。」
「ああ、それがあったな。」
「じゃあ、ここで止めて。」
「はいよ。」
「『ターゲットスコープオープン』」
「おお、何か出てきた。」
「じゃあガンツさん、標的を出すから、そのスコープの真ん中に合わせてね。行くよ。」
水球を機体の300m先に出現させる。
「なあ、少し上にずれとるんじゃないか?」
「だって、そのまま水平に撃ったら、どこかに当たりそうじゃない?だから、気持ち上に向けて撃ってね。」
「怖いの~じゃ、少し尻を下げるか。っと、この辺かな。どうじゃ、ケインから見て。」
「いいと思うよ。」
「そうか、なら撃ってみるか。」
「行ってみよう!」
「相変わらず軽いの~ま、いっか。はい、ど~ん!」
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