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◆想像以上の広さでした
それぞれが乗れるようになったので、道路向こうのドラゴニュータウンへと向かう。
「じゃあ、河沿いに上がって行きますね。それが一番安全なので。」
「「「「はい。」」」」
ママチャリを漕いで、まずは橋の下を目指す。
「まずは橋の下まで行きますね。遅れないように。」
「「「「はい。」」」」
橋の下まで進んで一度休憩のためにママチャリから降りる。
「どうです?ここまで来ましたけど。どこか妙に疲れたりとかないですか?」
「今のところは大丈夫じゃな。」
「そうですね、俺ももっと疲れるかと思ったけど、それほど疲れはないですね。」
「なあ、これって子供用とかあるのかな。」
「後でショッピングセンターに寄ってみるといいですよ。」
「そうか、ありがとう。」
「ねえ、せっかくだから写真撮りましょうよ。」
「お、いいね。お願いしようかな。」
「じゃあ撮りますよ。はい!」『パシャ』
「これで見られるはず…あ、出た!ほら!」
「おう、ワシだ。」
「俺も写ってる。」
「じゃ、今度は俺が。」
「ドズさん、俺が撮りますから。そこにいて下さい。」
「そうか、悪いな。」
「じゃ、撮りますね。はい、『1の次は?』」
「「「「へ?」」」」
「『へ?』じゃないでしょ。マーサさん、1の次は?」
「2?」
「それを伸ばして言って。」
「え~と、ニ~」
「はい、どうです?口角が上がるでしょ?」
「そう言えば確かに。」
「じゃ、皆さんもこれを踏まえて、もう一度行きますよ!『1の次は?』」
「「「「ニ~」」」」『パシャ』
「はい、撮れました。どうです?」
「おお、確かにさっきよりいい顔だ。」
「なるほどな。」
「後、シャッターを押すタイミングを合わせることも出来るので、ぜひ広めて下さい。」
「「「「はい。」」」」
「で、こっから先がドラゴニュータウンになります。」
「「「「おお!」」」」
マーサさん、ドズさんがシャッターを押しまくる。
「じゃ、先に進みましょうか。」
「なあ、それでどこまでが、そのドラゴニュータウンとやらになる予定なんだ?」
「境界はまず河のこちら側で、奥に見える山の稜線と向こうに見える森の入り口っていうか端までがそうです。」
「「「「へ?」」」」
「どうです?いらないなら俺が有効活用させてもらいますけど。」
「「「「いやいやいや。」」」」
「ケイン、それはダメだろう。」
「ダメですか?移住が嫌と言うなら俺が使わせてもらうだけの話なんですけどね。」
「そこじゃ!誰も嫌とは言うとらん。」
「まあ、いいです。で、今日はどうしますか?後で、この辺の地図っぽいのはお渡し出来ますけど。」
「ああ、そうじゃな。すまんがちょっとワシらで考えさせてもらえないか。」
「わかりました。では、俺は先に帰らせてもらいますね。」
「ああ、今日はありがとうな。」
「いえ、では何か用事があればまた電話して下さい。」
「分かった。必ず連絡しよう。」
「あ、そうだ。ドズさん、マーサさんちょっとタブレットを貸してもらえますか。」
「いいですけど、はい。」
「ああ。俺のも、ほら。」
「ちょっと待って下さいね。え~と俺のタブレットから、地図データをコピーしてと。はい、これで見られますので。ちょっと今から言う通りに操作してもらえますか?」
二人にタブレットを返し地図データを呼び出す手順を説明し実行してもらう。
「これは?」
「この辺を上空から写した写真を繋いだ物です。地図替わりに使って下さい。ちなみにこっちがドワーフタウンですね。海側だからわかりやすいでしょう。」
「こうして見るとドラゴニュータウンの広さが分かるが、こんなに広くていいのか?」
「まあ、耕作を主産業にして欲しいので大半は農地になると思いますが。」
「そうじゃの。もし農業が嫌と言ったらどうなる?」
「契約違反と言うことで、ただ単にこの土地を取り上げるだけなので、何も心配はいりませんよ。」
「里長!頼みますからケンカを売るような物言いだけは止めて下さい。」
「そうですよ。ただでさえこっちに勝ち目もないってのに。」
「…すまんかった。ケインもこの通りじゃ。」
「いいですけど、もし農業が嫌ならすぐにでも言って下さいね。入れ替えるのは結構きついので。」
「(なあ、あれ冗談に聞こえるか?)」
「(いえ、全く。)」
「(だよな~でも、これだけの土地で農作業やれって言われても人手が足りんぞ。どうする?)」
「(そこは正直に言ってみては?多分、聞けるのは今の内だけですよ。)」
「(そうだな、ダメもとで言ってみるか。)なあ、ケイン。これだけの土地を我々だけでやろうとするのは無謀と言わざるを得ないんだが…」
「ああ、言い忘れてました。農作業のほとんどは魔道具を導入して行う予定なので想像している人数よりもだいぶ少なくなると思いますよ。」
「え?魔道具じゃと。」
「ええ、ただそのためには車のライセンスが必要になるので、対象者には車のライセンスを取得してもらいますので。」
「そうなると、区画、道路、上下水道の整備に家を建てる者、耕す者に加えて車のライセンスを取りに行く者を効率よく回す必要があるんじゃな。」
「最悪、家は後回しにしてもいいんじゃないですかね。今の家が使える訳ですから通いという形にはなりますけど。」
「それも一つの案じゃな。」
「それに別の所から同じ種族の人を呼ぶのもありですよ。ドワーフタウンも知らない内に他のドワーフの里から移住していますし。」
「そうか、他の里にも声を掛けてみるのもいいな。」
「じゃ、そう言うことで。俺は帰りますね。」
ゲートを開いて工房へと戻る。
「ふう、言ってしもうたの。」
「本当に里長はケイン君を怒らせないようにして下さいね。さっきのは肝が冷えましたよ。」
「何じゃダリルは移住に前向きなんじゃな。」
「そりゃそうでしょ。あんな何もない山奥に比べれば、ここは何でもあるし。苦労するかもと思っていた農作業も指導員をつけてくれると言うし、しかも作業の大半は魔道具を使うことになるとも言ってたじゃないですか。正直、里よりは快適に暮らせると思っています。」
「そこまでか。」
「あの~俺もいいですか?」
「ドズ。いいぞ。」
「確かにここは山と森に面していますが、里ほどの危険性はあるように思えません。もし、山や森から何かが下りて来るのであれば、ドワーフタウンにも城壁みたいな防御施設があると思うんですよね。俺もここに住めるなら、何でもしますのでケイン君は怒らせないで下さいね。」
「ふぅ~マーサはいいのか?」
「そうですね、私もここに住んでいろんな所でお買い物を楽しみたいので、里に戻るなら里長だけでお願いしますね。」
「ワシもここがいいんじゃがな。」
「「「なら、怒らせないで!」」」
「分かった。分かったから、ほんの冗談じゃないか。」
「じゃあ、河沿いに上がって行きますね。それが一番安全なので。」
「「「「はい。」」」」
ママチャリを漕いで、まずは橋の下を目指す。
「まずは橋の下まで行きますね。遅れないように。」
「「「「はい。」」」」
橋の下まで進んで一度休憩のためにママチャリから降りる。
「どうです?ここまで来ましたけど。どこか妙に疲れたりとかないですか?」
「今のところは大丈夫じゃな。」
「そうですね、俺ももっと疲れるかと思ったけど、それほど疲れはないですね。」
「なあ、これって子供用とかあるのかな。」
「後でショッピングセンターに寄ってみるといいですよ。」
「そうか、ありがとう。」
「ねえ、せっかくだから写真撮りましょうよ。」
「お、いいね。お願いしようかな。」
「じゃあ撮りますよ。はい!」『パシャ』
「これで見られるはず…あ、出た!ほら!」
「おう、ワシだ。」
「俺も写ってる。」
「じゃ、今度は俺が。」
「ドズさん、俺が撮りますから。そこにいて下さい。」
「そうか、悪いな。」
「じゃ、撮りますね。はい、『1の次は?』」
「「「「へ?」」」」
「『へ?』じゃないでしょ。マーサさん、1の次は?」
「2?」
「それを伸ばして言って。」
「え~と、ニ~」
「はい、どうです?口角が上がるでしょ?」
「そう言えば確かに。」
「じゃ、皆さんもこれを踏まえて、もう一度行きますよ!『1の次は?』」
「「「「ニ~」」」」『パシャ』
「はい、撮れました。どうです?」
「おお、確かにさっきよりいい顔だ。」
「なるほどな。」
「後、シャッターを押すタイミングを合わせることも出来るので、ぜひ広めて下さい。」
「「「「はい。」」」」
「で、こっから先がドラゴニュータウンになります。」
「「「「おお!」」」」
マーサさん、ドズさんがシャッターを押しまくる。
「じゃ、先に進みましょうか。」
「なあ、それでどこまでが、そのドラゴニュータウンとやらになる予定なんだ?」
「境界はまず河のこちら側で、奥に見える山の稜線と向こうに見える森の入り口っていうか端までがそうです。」
「「「「へ?」」」」
「どうです?いらないなら俺が有効活用させてもらいますけど。」
「「「「いやいやいや。」」」」
「ケイン、それはダメだろう。」
「ダメですか?移住が嫌と言うなら俺が使わせてもらうだけの話なんですけどね。」
「そこじゃ!誰も嫌とは言うとらん。」
「まあ、いいです。で、今日はどうしますか?後で、この辺の地図っぽいのはお渡し出来ますけど。」
「ああ、そうじゃな。すまんがちょっとワシらで考えさせてもらえないか。」
「わかりました。では、俺は先に帰らせてもらいますね。」
「ああ、今日はありがとうな。」
「いえ、では何か用事があればまた電話して下さい。」
「分かった。必ず連絡しよう。」
「あ、そうだ。ドズさん、マーサさんちょっとタブレットを貸してもらえますか。」
「いいですけど、はい。」
「ああ。俺のも、ほら。」
「ちょっと待って下さいね。え~と俺のタブレットから、地図データをコピーしてと。はい、これで見られますので。ちょっと今から言う通りに操作してもらえますか?」
二人にタブレットを返し地図データを呼び出す手順を説明し実行してもらう。
「これは?」
「この辺を上空から写した写真を繋いだ物です。地図替わりに使って下さい。ちなみにこっちがドワーフタウンですね。海側だからわかりやすいでしょう。」
「こうして見るとドラゴニュータウンの広さが分かるが、こんなに広くていいのか?」
「まあ、耕作を主産業にして欲しいので大半は農地になると思いますが。」
「そうじゃの。もし農業が嫌と言ったらどうなる?」
「契約違反と言うことで、ただ単にこの土地を取り上げるだけなので、何も心配はいりませんよ。」
「里長!頼みますからケンカを売るような物言いだけは止めて下さい。」
「そうですよ。ただでさえこっちに勝ち目もないってのに。」
「…すまんかった。ケインもこの通りじゃ。」
「いいですけど、もし農業が嫌ならすぐにでも言って下さいね。入れ替えるのは結構きついので。」
「(なあ、あれ冗談に聞こえるか?)」
「(いえ、全く。)」
「(だよな~でも、これだけの土地で農作業やれって言われても人手が足りんぞ。どうする?)」
「(そこは正直に言ってみては?多分、聞けるのは今の内だけですよ。)」
「(そうだな、ダメもとで言ってみるか。)なあ、ケイン。これだけの土地を我々だけでやろうとするのは無謀と言わざるを得ないんだが…」
「ああ、言い忘れてました。農作業のほとんどは魔道具を導入して行う予定なので想像している人数よりもだいぶ少なくなると思いますよ。」
「え?魔道具じゃと。」
「ええ、ただそのためには車のライセンスが必要になるので、対象者には車のライセンスを取得してもらいますので。」
「そうなると、区画、道路、上下水道の整備に家を建てる者、耕す者に加えて車のライセンスを取りに行く者を効率よく回す必要があるんじゃな。」
「最悪、家は後回しにしてもいいんじゃないですかね。今の家が使える訳ですから通いという形にはなりますけど。」
「それも一つの案じゃな。」
「それに別の所から同じ種族の人を呼ぶのもありですよ。ドワーフタウンも知らない内に他のドワーフの里から移住していますし。」
「そうか、他の里にも声を掛けてみるのもいいな。」
「じゃ、そう言うことで。俺は帰りますね。」
ゲートを開いて工房へと戻る。
「ふう、言ってしもうたの。」
「本当に里長はケイン君を怒らせないようにして下さいね。さっきのは肝が冷えましたよ。」
「何じゃダリルは移住に前向きなんじゃな。」
「そりゃそうでしょ。あんな何もない山奥に比べれば、ここは何でもあるし。苦労するかもと思っていた農作業も指導員をつけてくれると言うし、しかも作業の大半は魔道具を使うことになるとも言ってたじゃないですか。正直、里よりは快適に暮らせると思っています。」
「そこまでか。」
「あの~俺もいいですか?」
「ドズ。いいぞ。」
「確かにここは山と森に面していますが、里ほどの危険性はあるように思えません。もし、山や森から何かが下りて来るのであれば、ドワーフタウンにも城壁みたいな防御施設があると思うんですよね。俺もここに住めるなら、何でもしますのでケイン君は怒らせないで下さいね。」
「ふぅ~マーサはいいのか?」
「そうですね、私もここに住んでいろんな所でお買い物を楽しみたいので、里に戻るなら里長だけでお願いしますね。」
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しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。