文字の大きさ
大
中
小
169 / 468
連載
◆区割りしました
ガンツさんと工房の自室に戻ると改めてドラゴニュータウンの区割りを話し合う。
「まずは水田だよね。これは川側で決まりとして、どれくらいにするかだよね。」
「最初はそんなに作れんのだろ?種も用意がないしな。」
「そこは任せてよ。少しあれば大丈夫だから。」
「何かイヤな予感しかしないが…まあ、お前がやれると言うんならやってみたらええ。」
「うん、じゃあ区割りに戻るけど川側がいいよね。それから…」
「ちょっと待て!まさか川側って山の麓まで広げるつもりか?」
「ん?そうだけど。」
「その『そうですけど何か?』って顔やめろ。大体、そんなに広げて大量に作ったとして余らせたらどうするつもりじゃ?」
「何言ってんの。余る訳ないじゃない。これでも足りないくらいなんだから。」
「だから、なぜそうなる。ワシは米については詳しくはないが。明らかにアズマ村よりは多いじゃろ。」
「そうは言ってもさ。食べる分にお酒に回す分、それに糊に米粉にって色々使い道はあるし。それにパンに比べて腹持ちもいいから、この街でも広めたら足りなくなると思うんだけどね。」
「それはやってみないと分からんのじゃないか?」
「うっ…それはそうだけどさ。いいの!俺が広めるから!」
「そういう変なところは強情じゃの。」
「いいから、区割りを進めるよ。」
「はいよ~しかし、何でワシらだけでやる必要がるのかの?」
「それはさっきのを見て分かったでしょ?」
「まあ、分からんでもないが。それでも経験者は必要じゃぞ。」
「問題はそこなんだよね。もう、いっそのこと直接スカウトしてこようかな。」
「もう、アイツらの手は借りんと言うことか?」
「う~ん、はっきりと言えばそうなるね。」
「じゃが、アイツらと反目したままで、仮にそのスカウトとやらが上手くいっても素直に来てくれるのかは微妙なところじゃろ。」
「そう言われれば、そうだけど…こっちから頭を下げるのはやりたくはないかな。」
「それはワシもお勧めしないが、どこかで妥協してやった方がいいとは思うぞ。」
「じゃあ、向こうから謝罪して来るなら譲歩するってことで。」
「そんな構えんでも、こっちから助け舟を出してやれば、大きな貸しにはなると思うが?」
「そうだね、待つよりもこっちから動こうか。」
「ああ、そうしてやれ。あんな陰気臭いのが側にいられると、こっちまで気が滅入るわ。それに区割りの話をするなら、アイツらも加えてやれ。その方が話も早いじゃろ。」
「え~」
「話を聞くだけ聞いて区割りが済んだら、その後でまた考えればいいじゃろ。」
「う~分かったよ。でも、今日はやめとくね。」
「まあ、ついさっきの話じゃからな。」
「じゃあ、とりあえずで区割りを考えて明日にでも確認してみるってことにしようか。」
「そこはまだ、諦めんのか…」
「いいから、ほら。」とドラゴニュータウンの地図をタブレットに表示するとA3サイズの用紙に転写する。
まずは河の側に大型車が行き違い出来る位の幅で車道を確保する。
「水田だから、取水口は上流のここに設けて排水は下流のこの辺かな。」
「橋の近くは便がいいから、住宅地とか穀物倉庫とかの為に空けといた方が良くないか?」
「住宅地は別として、穀物倉庫は必要か。後は道路側だと水田や畑にはよくないのかな。じゃガンツさんの案を採用して、間の道路から500mは施設用に確保と。」
「住宅地は別って…本気で移住を断るつもりか?」
「別に。ただ、今は白紙に戻したって感じかな。」
「お前、拾ったらちゃんと面倒を見るのがマナーじゃぞ。」
「ガンツさん、それは言い過ぎ。」
施設用の空き地を確保し、周囲を道路で囲む。
「こうやっているとシ○シ○ィを思い出すな。」
「何じゃ?その『シ○シ○ィ』ってのは?」
「(あ、口に出てたか。)何でもないよ。ちょっとしたパズルみたいで面白いなと思ってね。」
「ワシにはその『パズル』ってのが分からんから、何が面白いのか分からんがな。」
「あれ?もしかして『パズル』もないの?」
「じゃから、ワシは知らん。王都にならあるかも知れんがな。」
「そうなんだ。へ~じゃ水田はここから、縦に100mで横も100mで一面として、山側まで作るとして…間に農道を入れて…と、こんなもんかな。」
「お前、人の土地だと言うのに遠慮がないな。」
「いいでしょ。代わりに面倒なことをやってあげているんだから。」
「それにしても水田だけで、この広さは必要か?欲張り過ぎな気もするが。」
「まあ、今はあくまでも予定だから。気にしない、気にしない。で、次は畑の方だね。まずは水田とは広めの道路で分断して…」
同じように畑にビニールハウス…いや、ここはスライム樹脂ハウスに果樹園と作れるだけ作って区割りを終わらせる。
「結構、作ったな。だが、あれだけの土地を畑にするだけでも人手が足りんぞ。」
「やだな~ガンツさん、俺達のモットーを忘れたの?」
「忘れはしとらん。『無ければ作る』じゃろ。ワシもそこまで耄碌はしとらん。じゃが、それをするための知恵というかアイデアが湧いてこん。」
「そんなに難しく考えなくてもいいんじゃないの?まずは草を刈る必要があるよね。」
手元で模型を弄りながら、ガンツさんに話しかける。
「まずはそうじゃな。草を刈ってしまわんことには進めることは出来ん。」
「じゃあ、その『草を刈る』のが必要だから、前方にその草刈り用の刃を付けるでしょ。」
手元の模型に『草刈り用の回転刃』を取り付ける。
「で、刈った後にそのままだと、長すぎて邪魔だから『粉砕』しないとね。」
今度は『回転刃』の後ろに粉砕用の刃を組み合わせて『粉砕機』を取り付ける。
「そうすると、粉砕して細かくなった雑草もそのままじゃ邪魔になるから、今度はそれを圧縮してやる必要があるね。」
また手元の模型に今度は『圧縮機』を『粉砕機』の後に追加する。
「ほら、これで草刈りから刈り取った雑草の圧縮までをこの一台でこなせるようになりました。」
「ハァ~お前は…」
「何?褒めるんなら、早くね。」
「褒めんわ!ったく。で、この車の部分は今作ってる物で間に合わせるのか?」
「違うよ。もう今までの車とは使い方から違うから、新しく作る必要があるね。」
「まあ、それはいいが。今は草刈りに特化しとるが目的別に他のも作っていくのか?」
「そんな面倒なことはしないよ。まずはこの元になるトラクターを作って、後はそれぞれ専用のアタッチメントで何役もこなせるようにするつもりだよ。」
「その『トラクター』ってのは、この妙な車部分のことでいいんだよな?」
「そう!これが色んな場所で活躍するんだよ。耕して、収穫して、運んでって具合にね。」
「確かにこれ一台で賄えるなら、色々と助かるし人もそんなには必要ないな。」
「でしょ!でも、水田だけは、それ専用のが必要になるんだよね。」
「まあ、水に浸かるんじゃから、その辺はしょうがないのじゃろ?」
「それでも稲を植える、刈るの二つだけどね。特化させるのは勿体無いと感じるけど、これだけは他のと一緒には出来ないんだよね。」
「まあ、ええわ。とりあえずは、そのトラクターってのを作るぞ。」
「数が必要だし、下に行こうか。」
「数って、一体何台作るつもりじゃ?」
「少なくとも十台は欲しいかな。」
「まずは水田だよね。これは川側で決まりとして、どれくらいにするかだよね。」
「最初はそんなに作れんのだろ?種も用意がないしな。」
「そこは任せてよ。少しあれば大丈夫だから。」
「何かイヤな予感しかしないが…まあ、お前がやれると言うんならやってみたらええ。」
「うん、じゃあ区割りに戻るけど川側がいいよね。それから…」
「ちょっと待て!まさか川側って山の麓まで広げるつもりか?」
「ん?そうだけど。」
「その『そうですけど何か?』って顔やめろ。大体、そんなに広げて大量に作ったとして余らせたらどうするつもりじゃ?」
「何言ってんの。余る訳ないじゃない。これでも足りないくらいなんだから。」
「だから、なぜそうなる。ワシは米については詳しくはないが。明らかにアズマ村よりは多いじゃろ。」
「そうは言ってもさ。食べる分にお酒に回す分、それに糊に米粉にって色々使い道はあるし。それにパンに比べて腹持ちもいいから、この街でも広めたら足りなくなると思うんだけどね。」
「それはやってみないと分からんのじゃないか?」
「うっ…それはそうだけどさ。いいの!俺が広めるから!」
「そういう変なところは強情じゃの。」
「いいから、区割りを進めるよ。」
「はいよ~しかし、何でワシらだけでやる必要がるのかの?」
「それはさっきのを見て分かったでしょ?」
「まあ、分からんでもないが。それでも経験者は必要じゃぞ。」
「問題はそこなんだよね。もう、いっそのこと直接スカウトしてこようかな。」
「もう、アイツらの手は借りんと言うことか?」
「う~ん、はっきりと言えばそうなるね。」
「じゃが、アイツらと反目したままで、仮にそのスカウトとやらが上手くいっても素直に来てくれるのかは微妙なところじゃろ。」
「そう言われれば、そうだけど…こっちから頭を下げるのはやりたくはないかな。」
「それはワシもお勧めしないが、どこかで妥協してやった方がいいとは思うぞ。」
「じゃあ、向こうから謝罪して来るなら譲歩するってことで。」
「そんな構えんでも、こっちから助け舟を出してやれば、大きな貸しにはなると思うが?」
「そうだね、待つよりもこっちから動こうか。」
「ああ、そうしてやれ。あんな陰気臭いのが側にいられると、こっちまで気が滅入るわ。それに区割りの話をするなら、アイツらも加えてやれ。その方が話も早いじゃろ。」
「え~」
「話を聞くだけ聞いて区割りが済んだら、その後でまた考えればいいじゃろ。」
「う~分かったよ。でも、今日はやめとくね。」
「まあ、ついさっきの話じゃからな。」
「じゃあ、とりあえずで区割りを考えて明日にでも確認してみるってことにしようか。」
「そこはまだ、諦めんのか…」
「いいから、ほら。」とドラゴニュータウンの地図をタブレットに表示するとA3サイズの用紙に転写する。
まずは河の側に大型車が行き違い出来る位の幅で車道を確保する。
「水田だから、取水口は上流のここに設けて排水は下流のこの辺かな。」
「橋の近くは便がいいから、住宅地とか穀物倉庫とかの為に空けといた方が良くないか?」
「住宅地は別として、穀物倉庫は必要か。後は道路側だと水田や畑にはよくないのかな。じゃガンツさんの案を採用して、間の道路から500mは施設用に確保と。」
「住宅地は別って…本気で移住を断るつもりか?」
「別に。ただ、今は白紙に戻したって感じかな。」
「お前、拾ったらちゃんと面倒を見るのがマナーじゃぞ。」
「ガンツさん、それは言い過ぎ。」
施設用の空き地を確保し、周囲を道路で囲む。
「こうやっているとシ○シ○ィを思い出すな。」
「何じゃ?その『シ○シ○ィ』ってのは?」
「(あ、口に出てたか。)何でもないよ。ちょっとしたパズルみたいで面白いなと思ってね。」
「ワシにはその『パズル』ってのが分からんから、何が面白いのか分からんがな。」
「あれ?もしかして『パズル』もないの?」
「じゃから、ワシは知らん。王都にならあるかも知れんがな。」
「そうなんだ。へ~じゃ水田はここから、縦に100mで横も100mで一面として、山側まで作るとして…間に農道を入れて…と、こんなもんかな。」
「お前、人の土地だと言うのに遠慮がないな。」
「いいでしょ。代わりに面倒なことをやってあげているんだから。」
「それにしても水田だけで、この広さは必要か?欲張り過ぎな気もするが。」
「まあ、今はあくまでも予定だから。気にしない、気にしない。で、次は畑の方だね。まずは水田とは広めの道路で分断して…」
同じように畑にビニールハウス…いや、ここはスライム樹脂ハウスに果樹園と作れるだけ作って区割りを終わらせる。
「結構、作ったな。だが、あれだけの土地を畑にするだけでも人手が足りんぞ。」
「やだな~ガンツさん、俺達のモットーを忘れたの?」
「忘れはしとらん。『無ければ作る』じゃろ。ワシもそこまで耄碌はしとらん。じゃが、それをするための知恵というかアイデアが湧いてこん。」
「そんなに難しく考えなくてもいいんじゃないの?まずは草を刈る必要があるよね。」
手元で模型を弄りながら、ガンツさんに話しかける。
「まずはそうじゃな。草を刈ってしまわんことには進めることは出来ん。」
「じゃあ、その『草を刈る』のが必要だから、前方にその草刈り用の刃を付けるでしょ。」
手元の模型に『草刈り用の回転刃』を取り付ける。
「で、刈った後にそのままだと、長すぎて邪魔だから『粉砕』しないとね。」
今度は『回転刃』の後ろに粉砕用の刃を組み合わせて『粉砕機』を取り付ける。
「そうすると、粉砕して細かくなった雑草もそのままじゃ邪魔になるから、今度はそれを圧縮してやる必要があるね。」
また手元の模型に今度は『圧縮機』を『粉砕機』の後に追加する。
「ほら、これで草刈りから刈り取った雑草の圧縮までをこの一台でこなせるようになりました。」
「ハァ~お前は…」
「何?褒めるんなら、早くね。」
「褒めんわ!ったく。で、この車の部分は今作ってる物で間に合わせるのか?」
「違うよ。もう今までの車とは使い方から違うから、新しく作る必要があるね。」
「まあ、それはいいが。今は草刈りに特化しとるが目的別に他のも作っていくのか?」
「そんな面倒なことはしないよ。まずはこの元になるトラクターを作って、後はそれぞれ専用のアタッチメントで何役もこなせるようにするつもりだよ。」
「その『トラクター』ってのは、この妙な車部分のことでいいんだよな?」
「そう!これが色んな場所で活躍するんだよ。耕して、収穫して、運んでって具合にね。」
「確かにこれ一台で賄えるなら、色々と助かるし人もそんなには必要ないな。」
「でしょ!でも、水田だけは、それ専用のが必要になるんだよね。」
「まあ、水に浸かるんじゃから、その辺はしょうがないのじゃろ?」
「それでも稲を植える、刈るの二つだけどね。特化させるのは勿体無いと感じるけど、これだけは他のと一緒には出来ないんだよね。」
「まあ、ええわ。とりあえずは、そのトラクターってのを作るぞ。」
「数が必要だし、下に行こうか。」
「数って、一体何台作るつもりじゃ?」
「少なくとも十台は欲しいかな。」
感想 254
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
由香皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
転生幼女のチートな悠々自適生活 伝統魔法を使っていたら賢者になっちゃいました
犬社護この度、書籍化が決定しました!
イラスト担当は、えすけー様です。
5月13日刊行予定です。
あらすじ
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ロール転生 ~異世界行ったらのんびりする
華翔誠異世界転生、それは人に役割を求める。
勇者だったり聖女だったり。
若者や異世界転生に夢を求める者は、役割を求めるだろう。
しかし社会に疲れた大人たちは、そうでもない。
何事もなくのんびり過ごしたいと思う者もいる。
これは社会の歯車になり若干女性に苦手意識を持っていた中年男性が異世界転生をする物語。
※第6回次世代ファンタジーカップ終了までお読みいただきありがとうございました。
続きは別コンテスト等での展開を検討しています。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。