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◆気付けば昼過ぎでした
ガンツさんと下に降りると、そこにはガンツさんと作ったドワーフ専用の四駆が形を変えて鎮座していた。
「何じゃこれは!」
「親方!どうですか。これが俺達の求める格好良さです。ケイン君はどう思う?」
「うん、いいんじゃないかな。で、これってどうやって乗り込むの?」
「ふふふ、そこはほら。この通り。」と誰かに合図すると運転席だけでなく四駆の前部分がそのまま、降ろされ普通にドアを開けての乗り降りが出来る様になっている。
「へ~まるで重機のバケット部分みたいだね。」
「さすが!ケイン君には分かるんだね。まさにその通りでブルドーザーのバケット部分を上下させているのを見て、思い付いたのでやってみたんだ。」とニヤリとする工員。
「ケイン、そいつをあまり褒めるな。調子に乗るでな。」
「え~何で。褒めるところは褒めないと。」
「そうだよ。親父…あ、親方。」
「『親父』?え、まさか、そうなの?」
「ああ、こいつが今居候中で今日から独身寮に移る長男のイーガンじゃ。」
「改めまして。ガンツの息子で長男のイーガンだ。弟のアルガンも世話になった様だね。」
「あ…初めまして。」
「あれ?覚えていないの。何気に傷つくな~」
「そうは言われても…」
「ハァ~ケインは相変わらずじゃな。こいつはこの四駆騒ぎの時に正面切って騒いでいた奴じゃ。」
「親父、そんな紹介の仕方は非道いな。」
「じゃが、本当のことじゃろ。」
「そりゃ、あんなの見せられたら言いたくもなるでしょうが。」
「ふん、まあええ。それで後はどうやって乗り込むんじゃ?」
「それは…」
「「それは?」」
「気合?」
「何じゃ『気合』って。」
「だから、気合でぽ~んって乗ってもらうとか?」
「アホか!ケイン、教えてやれ。」
「ふぅ…ガンツさんも思い付かないようだから、俺からヒントだけ。」
「ああ、親父も役に立たないみたいだし。教えてくれ。」
「何じゃ二人して。ワシだってアイデアの一つや二つくらい…」
「「黙ってて!」」「…はい。」
「で、どうやるのかな。」
「そのバケット部分を前だけじゃなくて側面全体にすればいいんじゃないのかな。」
「側面全体?」
「言葉じゃイメージが湧かないよね。いい?」と模型を用意して、前部分の仕掛けは残して側面に長めの床と簡単な手すりを用意して、その床部分を持ち上げるリフト機構を追加する。
「なるほどね、横にリフトを追加して、そのまま上げると。でもこの横を展開したままだと横幅が広くなりすぎないか?」
「そこは天井部分に収納するとか、折り畳むとかいくらでもやりようはあるでしょ。そこは頑張ってよ。」
「まあ、ここまでアイデアを出してくれただけでも感謝だな。ありがとうケイン君。じゃ。」
「ちょ、ちょっと待て。」
「何だよ親父…じゃない親方。」
「ケインも何で、そのまま帰そうとするかな。ここには、依頼をしたくて来たのを忘れとらんか?」
「あ~そうだったね。実はさ…」とイーガンさん達工員に作って欲しい物を模型を手にして説明する。
「今度は農作業用か。本当にケイン君の引き出しは多いよね。それで、これはいつ頃までに欲しいのかな。」
「それは…「三日じゃ。」ガンツさん。」
「親方、それはちょっと厳しいんじゃないかな。どう頑張っても五日は欲しいけど。」
「何じゃ、それはお前達が最初っから考えた場合じゃろ。もう既に完成図とも言える模型もあるし、元になる四駆も経験済みじゃろ。なら、三日で十分じゃろ。」
「いや、でも…「ええから、まずは一台作ってみろ!話はその後でもいいじゃろ。」」
「分かりました。でも三日で十台は難しいと思います。」
「そうか。なら、まずは明後日の朝に一台を引き渡しで頼むな。それがあれば、後は五日後でええわ。」
「分かりました。では、明後日の朝に引き渡しで。」
「ああ、頼むな。」
「頼みます。じゃ、ガンツさん戻ろうか。」
「ん?アタッチメントの接続機構とかいいのか?」
「それは出来てから、考えるからいいよ。今はまず土台を作ってもらうのが先だし。」
「まあ、ケインがいいと言うならワシからは何もないがな。」
「いいよ。さあ、上に戻ろうか。」
自室に戻り、ガンツさんと向き合いアタッチメントについて話し合う。
その前にイーガンさんにさっき作った模型を渡したので、新たに模型を作る。
「まずは草刈りの為に回転刃で刈るから横向きにしたのを作るでしょ。」
「待て、回転方向はどうするんじゃ?同じ方向に回すと、刈った後の雑草はそっちの方向に流されるぞ。だから、中央に集まる用に左右で中央に向けて回すのはどうじゃ?」
「それって、こういうこと?」と手元に回転刃を横向きにした物を用意する。
「回転刃がデカ過ぎじゃな。もう少し小さい刃でもいいじゃろ。それで数を増やして隙間をなくすんじゃ。」
「いや、これでも隙間はないけど?」
「ケイン、よく見ろ。回転刃がデカいから、刃の当たる所にバラ付きがあるじゃろ。」
「バラ付きね~ああ、確かに。うん。ガンツさんの言うことが分かったよ。」
模型を弄り回転刃を小さくして、横だけじゃなく上下にも増やしなるべく隙間を減らすことができたと思う。
それをみたガンツさんが一言「いいんじゃねえか。」と漏らす。
「横はこれでいいとして、次は縦だね。」
「なあ、もう粉砕でいいんじゃねえか。やる必要あるのか?」
「まあ、ないっちゃないんだけどね。」
「なら、やっぱりいらないんじゃねえのか?」
「でもね、粉砕するなら細かい方がいいと思うから、作ろうよ。」
「でもな~」
「じゃあさ、この縦に切る部分を着け外し出来る様にしとけばよくない?雑草の密度が濃い場合は縦刈りを追加して、濃くない場合は横刈りだけにするってのはどう?」
手元の模型に横刈り、縦がりと接続した場合と横刈りだけのを用意する。
「これなら、いいか。それで縦刈り部分はどうするんだ?」
「粉砕機の投入口に入る様に大きさを合わせて切るから…こんな感じかな。」
縦刈りの投入口を広めの漏斗型にして出口を狭くすることで雑草が横向きになる様にする。
「ほら、これで雑草が横になるから長さも合わせることが出来るでしょ。」
「ほう、考えたな。じゃが、そうなると高い位置から投入口に放り込むことになるな。それはどうやるんだ?」
「それは…こうだね。」と手元の横刈りの模型に刈った雑草の排出口にベルトコンベアーを取り付け縦刈りの投入口に雑草を落とす。
「そう来たか。なら、この後はまたベルトで引き上げて粉砕機に落とすのか?」
「そうだね、それでまた圧縮機にも同じように落として圧縮して、後ろの荷台に落とす。どう、これが一連の流れになるけど。」
「いいな、こういうのは作るのも楽しいってもんだ。遅くなったが昼を食ったら、作るか。」
「また、食べるのを忘れてたよ…」
「何じゃこれは!」
「親方!どうですか。これが俺達の求める格好良さです。ケイン君はどう思う?」
「うん、いいんじゃないかな。で、これってどうやって乗り込むの?」
「ふふふ、そこはほら。この通り。」と誰かに合図すると運転席だけでなく四駆の前部分がそのまま、降ろされ普通にドアを開けての乗り降りが出来る様になっている。
「へ~まるで重機のバケット部分みたいだね。」
「さすが!ケイン君には分かるんだね。まさにその通りでブルドーザーのバケット部分を上下させているのを見て、思い付いたのでやってみたんだ。」とニヤリとする工員。
「ケイン、そいつをあまり褒めるな。調子に乗るでな。」
「え~何で。褒めるところは褒めないと。」
「そうだよ。親父…あ、親方。」
「『親父』?え、まさか、そうなの?」
「ああ、こいつが今居候中で今日から独身寮に移る長男のイーガンじゃ。」
「改めまして。ガンツの息子で長男のイーガンだ。弟のアルガンも世話になった様だね。」
「あ…初めまして。」
「あれ?覚えていないの。何気に傷つくな~」
「そうは言われても…」
「ハァ~ケインは相変わらずじゃな。こいつはこの四駆騒ぎの時に正面切って騒いでいた奴じゃ。」
「親父、そんな紹介の仕方は非道いな。」
「じゃが、本当のことじゃろ。」
「そりゃ、あんなの見せられたら言いたくもなるでしょうが。」
「ふん、まあええ。それで後はどうやって乗り込むんじゃ?」
「それは…」
「「それは?」」
「気合?」
「何じゃ『気合』って。」
「だから、気合でぽ~んって乗ってもらうとか?」
「アホか!ケイン、教えてやれ。」
「ふぅ…ガンツさんも思い付かないようだから、俺からヒントだけ。」
「ああ、親父も役に立たないみたいだし。教えてくれ。」
「何じゃ二人して。ワシだってアイデアの一つや二つくらい…」
「「黙ってて!」」「…はい。」
「で、どうやるのかな。」
「そのバケット部分を前だけじゃなくて側面全体にすればいいんじゃないのかな。」
「側面全体?」
「言葉じゃイメージが湧かないよね。いい?」と模型を用意して、前部分の仕掛けは残して側面に長めの床と簡単な手すりを用意して、その床部分を持ち上げるリフト機構を追加する。
「なるほどね、横にリフトを追加して、そのまま上げると。でもこの横を展開したままだと横幅が広くなりすぎないか?」
「そこは天井部分に収納するとか、折り畳むとかいくらでもやりようはあるでしょ。そこは頑張ってよ。」
「まあ、ここまでアイデアを出してくれただけでも感謝だな。ありがとうケイン君。じゃ。」
「ちょ、ちょっと待て。」
「何だよ親父…じゃない親方。」
「ケインも何で、そのまま帰そうとするかな。ここには、依頼をしたくて来たのを忘れとらんか?」
「あ~そうだったね。実はさ…」とイーガンさん達工員に作って欲しい物を模型を手にして説明する。
「今度は農作業用か。本当にケイン君の引き出しは多いよね。それで、これはいつ頃までに欲しいのかな。」
「それは…「三日じゃ。」ガンツさん。」
「親方、それはちょっと厳しいんじゃないかな。どう頑張っても五日は欲しいけど。」
「何じゃ、それはお前達が最初っから考えた場合じゃろ。もう既に完成図とも言える模型もあるし、元になる四駆も経験済みじゃろ。なら、三日で十分じゃろ。」
「いや、でも…「ええから、まずは一台作ってみろ!話はその後でもいいじゃろ。」」
「分かりました。でも三日で十台は難しいと思います。」
「そうか。なら、まずは明後日の朝に一台を引き渡しで頼むな。それがあれば、後は五日後でええわ。」
「分かりました。では、明後日の朝に引き渡しで。」
「ああ、頼むな。」
「頼みます。じゃ、ガンツさん戻ろうか。」
「ん?アタッチメントの接続機構とかいいのか?」
「それは出来てから、考えるからいいよ。今はまず土台を作ってもらうのが先だし。」
「まあ、ケインがいいと言うならワシからは何もないがな。」
「いいよ。さあ、上に戻ろうか。」
自室に戻り、ガンツさんと向き合いアタッチメントについて話し合う。
その前にイーガンさんにさっき作った模型を渡したので、新たに模型を作る。
「まずは草刈りの為に回転刃で刈るから横向きにしたのを作るでしょ。」
「待て、回転方向はどうするんじゃ?同じ方向に回すと、刈った後の雑草はそっちの方向に流されるぞ。だから、中央に集まる用に左右で中央に向けて回すのはどうじゃ?」
「それって、こういうこと?」と手元に回転刃を横向きにした物を用意する。
「回転刃がデカ過ぎじゃな。もう少し小さい刃でもいいじゃろ。それで数を増やして隙間をなくすんじゃ。」
「いや、これでも隙間はないけど?」
「ケイン、よく見ろ。回転刃がデカいから、刃の当たる所にバラ付きがあるじゃろ。」
「バラ付きね~ああ、確かに。うん。ガンツさんの言うことが分かったよ。」
模型を弄り回転刃を小さくして、横だけじゃなく上下にも増やしなるべく隙間を減らすことができたと思う。
それをみたガンツさんが一言「いいんじゃねえか。」と漏らす。
「横はこれでいいとして、次は縦だね。」
「なあ、もう粉砕でいいんじゃねえか。やる必要あるのか?」
「まあ、ないっちゃないんだけどね。」
「なら、やっぱりいらないんじゃねえのか?」
「でもね、粉砕するなら細かい方がいいと思うから、作ろうよ。」
「でもな~」
「じゃあさ、この縦に切る部分を着け外し出来る様にしとけばよくない?雑草の密度が濃い場合は縦刈りを追加して、濃くない場合は横刈りだけにするってのはどう?」
手元の模型に横刈り、縦がりと接続した場合と横刈りだけのを用意する。
「これなら、いいか。それで縦刈り部分はどうするんだ?」
「粉砕機の投入口に入る様に大きさを合わせて切るから…こんな感じかな。」
縦刈りの投入口を広めの漏斗型にして出口を狭くすることで雑草が横向きになる様にする。
「ほら、これで雑草が横になるから長さも合わせることが出来るでしょ。」
「ほう、考えたな。じゃが、そうなると高い位置から投入口に放り込むことになるな。それはどうやるんだ?」
「それは…こうだね。」と手元の横刈りの模型に刈った雑草の排出口にベルトコンベアーを取り付け縦刈りの投入口に雑草を落とす。
「そう来たか。なら、この後はまたベルトで引き上げて粉砕機に落とすのか?」
「そうだね、それでまた圧縮機にも同じように落として圧縮して、後ろの荷台に落とす。どう、これが一連の流れになるけど。」
「いいな、こういうのは作るのも楽しいってもんだ。遅くなったが昼を食ったら、作るか。」
「また、食べるのを忘れてたよ…」
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※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。