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◆カオスでした
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カーティスさんと一緒に保育所に向かうと子供達に囲まれているリーサさんがいた。
メアリーやデイヴも他の子と一緒にリーサさんを取り囲んで遊んでいる。
「ほう、リーサがあんなに楽しそうにしているのは久し振りにみるな。メアリーやデイヴもあんなに楽しそうにして」
「俺もリーサさんがあんなに笑うなんて最初に会った時からは想像出来ないですね」
「まあ、リーサもああ見えて人見知りなところがあったからな。そんな子が見合いが嫌で、こんな所まで家出して来るなんて分からないもんだね」
「まあ、そのお陰で俺もリーサさんに会えましたし」
「そうだね、その縁で私もここで教師になれるなんて、分からないよね」
「「本当に」」
カーティスさんと二人でしんみりとしているとデイヴがこちらに気付き走って来る。
「お父さん! 来てくれたの」
「ああ、お前達の様子が気になってね」
「あのね、ここね、すごく楽しいの! ねえ、僕もここに通いたい! ダメかな?」
「う~ん、ダメじゃないけど……」
カーティスさんがチラリとこちらを横目で伺う。
「リーサさんは何て言ってるのかな」
「お姉ちゃん? まだお姉ちゃんには聞いてない……」
「そうか、カーティスさんの独身寮は一人用だから、デイヴと一緒だとまた別の所を探さないといけなくなるんだよな。それにデイヴがいつまでいられるか分からないし」
「え? いつまでって、どう言うこと? 僕はこのままここにいられるんじゃないの?」
「でも、そうなるとお母さんは一人になるよ」
「お母さんはお姉ちゃんがいるから大丈夫だよ」
「そのお姉ちゃんはリーサさんのことかな」
「違うよ、メアリーお姉ちゃん」
「ちょっと、何勝手に決めてんのよ!」
「あ、お姉ちゃん」
「全く急に走ってどこかに行ったと思ったらこんな所でお父さんと何話しているのかと思えば、私をあっちに戻そうとしているなんて」
「だって、お姉ちゃんは帰るんでしょ」
「私が? 何で? いやよ。私もここに残りたいのよ!」
「だが、私はまだどうなるか分からない身だからな」
カーティスさんがまた、こちらを伺う様に見る。
リーサさんはまだかな~と遠くの空を見て、この場を何とかやり過ごそうとしていたらリーサさんが小走りにやって来た。
「ケイン、待たせたな。ん? 父も一緒か。それで、面接は通ったのか?」
「ああ、何とか採用されたよ」
「そうか、なら母も呼ぶのか」
「リーサ、ごめん。それはまだ出来ない。私もどうなるか分からない身だし、すぐにどうこうは出来ない」
「それはまずいな。あの母がどう出るか私には想像が出来ないぞ」
「それなんだよな~しばらくは放置するしかないのかな」
「それはそれで不味い気がするが、向こうに戻ってもまともに話し合いなんて出来ないだろうな。そうなると父がちゃんと母を呼べる様になるまでは放置するしかないか」
「「う~ん」」
リーサさんとカーティスさんが二人して、その場で頭を抱え込んでしまった。
不意に袖口をちょいちょいと引かれたので、その先に視線をやるとメアリーがこちらを見ていた。
「ねえ、私達はどうなるの?」
「お母さんの所に戻らなくていいの?」
「だって、お母さん何も出来ないし、お父さんがここにいるのなら、私達もここにいたい」
「僕もここにいたい!」
まずは家族で話してもらうことにして、ここから移動しないと。
「リーサさん、その話は落ち着いた場所でするとして、今日はメアリーとデイヴを泊めてもらってもいいかな」
「ふふふ、ケインは何を言うんだ。この二人は私の妹弟だ。世話をするのは当然だろ。まあ夕食はケインの家で一緒にさせてもらうがな」
「それはいいけど、カーティスさんもどうですか?」
「お誘いは有難いんだが、今は久し振りに独り身となった気分を味わいたいんだ」
「父よ、間違っても母の前では言ってくれるなよ。お前達も言わない様にな」
「「「分かった」」」
「じゃ、カーティスさん明日もとりあえずは工房の方へ来てもらっていいですか? 時間は九時ぐらいで」
「ああ、分かったよ。今日はありがとうね。じゃまた明日」
「はい、また」
独身寮に戻るカーティスさんを見送りゲートを家に繋いで皆んなと潜る。
「「ただいま~」」
「「お邪魔します」」
「リーサさん、お帰りなさい。おや、今日はケインも一緒か。で、そちらのお客様は?」
「二人はリーサさんの妹弟でメアリーとデイヴ」
「「よろしくお願いします」」
「今日は急にリーサさんの家に泊まることになったけど、リーサさんにはウチが夕食とか面倒見てもらっているから、一緒に来てもらったんだ。ダメだった?」
「ははは、何を言うんだ。リーサさんの妹弟なら身内も同然じゃないか。何を遠慮することがある。さあ、二人とも座りなさい」
「「は、はい」」
「よしよし、そうだ。君達にいいものを見せてあげよう」
父さんがタブレットを取り出し、双子の写真をほぼ強引に見せつける。
メアリーが助けを求めて俺とリーサさんに目で訴えるが首を横に振る。
「(我慢してね)」
リーサさんが申し訳なさそうに呟く。
デイヴはクリス兄さんに雲の写真について、延々と聞かされている。
デイヴも一瞬だけ嫌そうな顔になるが、タブレットの機能に興味を持ったらしく自分から色々と質問している。
「リーサさん、手伝うから今の内に作っちゃおう」
「あ、ああそうだな」
「サム兄さんもこっちに来て手伝ってよ」
「あ、ああそうだな」
いつもの様に一人で暇そうにしていたサム兄さんに助け舟を出し、それに気付いたサム兄さんが立ち上がろうとすると、ヘレンさんがサム兄さんの袖口を掴む。
「頼むからワシをこの場に一人にしないでくれ。頼む」
「あ、ああ……」
「じゃ、サム兄さんはヘレンさんのお世話を頼むね」
「あ、ケイン……」
「じゃあ、ワシの何から話そうかの」
「こっちもかよ」
サム兄さんが呟くもテーブルの周りではカオスな空間が広がっていた。
メアリーやデイヴも他の子と一緒にリーサさんを取り囲んで遊んでいる。
「ほう、リーサがあんなに楽しそうにしているのは久し振りにみるな。メアリーやデイヴもあんなに楽しそうにして」
「俺もリーサさんがあんなに笑うなんて最初に会った時からは想像出来ないですね」
「まあ、リーサもああ見えて人見知りなところがあったからな。そんな子が見合いが嫌で、こんな所まで家出して来るなんて分からないもんだね」
「まあ、そのお陰で俺もリーサさんに会えましたし」
「そうだね、その縁で私もここで教師になれるなんて、分からないよね」
「「本当に」」
カーティスさんと二人でしんみりとしているとデイヴがこちらに気付き走って来る。
「お父さん! 来てくれたの」
「ああ、お前達の様子が気になってね」
「あのね、ここね、すごく楽しいの! ねえ、僕もここに通いたい! ダメかな?」
「う~ん、ダメじゃないけど……」
カーティスさんがチラリとこちらを横目で伺う。
「リーサさんは何て言ってるのかな」
「お姉ちゃん? まだお姉ちゃんには聞いてない……」
「そうか、カーティスさんの独身寮は一人用だから、デイヴと一緒だとまた別の所を探さないといけなくなるんだよな。それにデイヴがいつまでいられるか分からないし」
「え? いつまでって、どう言うこと? 僕はこのままここにいられるんじゃないの?」
「でも、そうなるとお母さんは一人になるよ」
「お母さんはお姉ちゃんがいるから大丈夫だよ」
「そのお姉ちゃんはリーサさんのことかな」
「違うよ、メアリーお姉ちゃん」
「ちょっと、何勝手に決めてんのよ!」
「あ、お姉ちゃん」
「全く急に走ってどこかに行ったと思ったらこんな所でお父さんと何話しているのかと思えば、私をあっちに戻そうとしているなんて」
「だって、お姉ちゃんは帰るんでしょ」
「私が? 何で? いやよ。私もここに残りたいのよ!」
「だが、私はまだどうなるか分からない身だからな」
カーティスさんがまた、こちらを伺う様に見る。
リーサさんはまだかな~と遠くの空を見て、この場を何とかやり過ごそうとしていたらリーサさんが小走りにやって来た。
「ケイン、待たせたな。ん? 父も一緒か。それで、面接は通ったのか?」
「ああ、何とか採用されたよ」
「そうか、なら母も呼ぶのか」
「リーサ、ごめん。それはまだ出来ない。私もどうなるか分からない身だし、すぐにどうこうは出来ない」
「それはまずいな。あの母がどう出るか私には想像が出来ないぞ」
「それなんだよな~しばらくは放置するしかないのかな」
「それはそれで不味い気がするが、向こうに戻ってもまともに話し合いなんて出来ないだろうな。そうなると父がちゃんと母を呼べる様になるまでは放置するしかないか」
「「う~ん」」
リーサさんとカーティスさんが二人して、その場で頭を抱え込んでしまった。
不意に袖口をちょいちょいと引かれたので、その先に視線をやるとメアリーがこちらを見ていた。
「ねえ、私達はどうなるの?」
「お母さんの所に戻らなくていいの?」
「だって、お母さん何も出来ないし、お父さんがここにいるのなら、私達もここにいたい」
「僕もここにいたい!」
まずは家族で話してもらうことにして、ここから移動しないと。
「リーサさん、その話は落ち着いた場所でするとして、今日はメアリーとデイヴを泊めてもらってもいいかな」
「ふふふ、ケインは何を言うんだ。この二人は私の妹弟だ。世話をするのは当然だろ。まあ夕食はケインの家で一緒にさせてもらうがな」
「それはいいけど、カーティスさんもどうですか?」
「お誘いは有難いんだが、今は久し振りに独り身となった気分を味わいたいんだ」
「父よ、間違っても母の前では言ってくれるなよ。お前達も言わない様にな」
「「「分かった」」」
「じゃ、カーティスさん明日もとりあえずは工房の方へ来てもらっていいですか? 時間は九時ぐらいで」
「ああ、分かったよ。今日はありがとうね。じゃまた明日」
「はい、また」
独身寮に戻るカーティスさんを見送りゲートを家に繋いで皆んなと潜る。
「「ただいま~」」
「「お邪魔します」」
「リーサさん、お帰りなさい。おや、今日はケインも一緒か。で、そちらのお客様は?」
「二人はリーサさんの妹弟でメアリーとデイヴ」
「「よろしくお願いします」」
「今日は急にリーサさんの家に泊まることになったけど、リーサさんにはウチが夕食とか面倒見てもらっているから、一緒に来てもらったんだ。ダメだった?」
「ははは、何を言うんだ。リーサさんの妹弟なら身内も同然じゃないか。何を遠慮することがある。さあ、二人とも座りなさい」
「「は、はい」」
「よしよし、そうだ。君達にいいものを見せてあげよう」
父さんがタブレットを取り出し、双子の写真をほぼ強引に見せつける。
メアリーが助けを求めて俺とリーサさんに目で訴えるが首を横に振る。
「(我慢してね)」
リーサさんが申し訳なさそうに呟く。
デイヴはクリス兄さんに雲の写真について、延々と聞かされている。
デイヴも一瞬だけ嫌そうな顔になるが、タブレットの機能に興味を持ったらしく自分から色々と質問している。
「リーサさん、手伝うから今の内に作っちゃおう」
「あ、ああそうだな」
「サム兄さんもこっちに来て手伝ってよ」
「あ、ああそうだな」
いつもの様に一人で暇そうにしていたサム兄さんに助け舟を出し、それに気付いたサム兄さんが立ち上がろうとすると、ヘレンさんがサム兄さんの袖口を掴む。
「頼むからワシをこの場に一人にしないでくれ。頼む」
「あ、ああ……」
「じゃ、サム兄さんはヘレンさんのお世話を頼むね」
「あ、ケイン……」
「じゃあ、ワシの何から話そうかの」
「こっちもかよ」
サム兄さんが呟くもテーブルの周りではカオスな空間が広がっていた。
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