文字の大きさ
大
中
小
246 / 468
連載
◆移設を頼まれました
デューク様が、その重い口を開き、王様と話した内容について語り始める。
「……とまあ、大体はこちらの希望が通った形だが、まだ書面が届いていないのでな。だから、港湾施設の開発工事は書面が届いてからにしてくれるとありがたい」
「分かりました。では、書面が届いたら取り掛かれるように準備だけは進めておきますね」
「ああ、そうしてくれ。しかし、たまには海の上に出るのもいいもんだな」
「そうでしょ。どうです? 余裕が出来たら、デューク様専用のプレジャーボートでも?」
「なんだ? そのプレジャーなんたらってのは?」
「そうですね、一言で言えば遊びのための船ですね。どこかに行くとか運ぶとか目的もなく、ただ楽しむためのものですね」
「そんな贅沢なものはまだ許されんだろ。だが、専用というのはいいな」
「欲しい時にはいつでも言って下さいね」
「その時には頼むとしよう。もちろん、セバス向けのもあるんだろ?」
「本当ですか? ケイン様!」
「え? セバス様は海上でもスピード重視ですか?」
「い、いえ、そういう訳ではありませんが、スピードというものは、こうなんとも形容し難い魅力があるのですよ……」
セバス様が恍惚とした表情で宙を見つめる。あ、ダメな人だこれ。
デューク様から話も聞けたので、ガンツさんにドワーフタウンの港へと戻ってもらう。
試作品フェリーを接岸させ係留ロープで岸壁に繋ぐ。
デューク様達と岸壁に降り立つと、ゲートをデューク様の王都のお屋敷へと繋ぐ。
「ふぅ~今日は色々と驚かされたが、楽しかったぞ。また、頼んでもいいか?」
「はい。いつでもどうぞと言いたいですが、今度は港湾施設の開発が終わってからでしょうか」
「それもそうか。じゃな」
「失礼します。ケイン様」
そう言って、デューク様達がゲートを潜って行くのを確認してからゲートを閉じる。
「ケイン、それで王都の港湾施設は決まったのか?」
「ガンツさん、まだ正式ではないけれど口約束の段階では決まったらしいよ。後は王様からの正式な書面が届くのを待ってから、工事に入って欲しいんだって」
「ほう、なかなか頑張ってくれているようだな。あの領主殿も」
「うん、そうみたい」
「なら、立派な船でも作って渡してやるか?」
「それは余裕が出来てからだね。今はやることが多すぎるからね」
「まあ、それもそうだが。他には?」
「……ちゃった」
「ん? なんだ?」
「船もライセンス制度になっちゃったんだよ! ガンツさんが俺に操船させてくれない内に!」
「ぷっははは、そうか。そいつは悪かったな。で、どうすんだ? ワシは年齢的には問題ないと思うが、お前は色々と足りないようじゃな」
「分かってるよ。だから、もう船はガンツさんに任せるよ。俺は試運転も出来ないしね」
「ほうほう、ん? 待て! ワシに全部任せるというが、それは単に丸投げじゃないのか?」
「そうともいうね。だって、操船出来ないのに作るなんて意味がないじゃん!」
「そうはいうが、今まで車だって作って来たじゃないか。それなのに船はワシに任せるというのは、ちょっと乱暴すぎるんじゃないのか」
「車はいいの! もうライセンスが必要なもんだと最初から思っていたからね。でも、船までライセンス制度になったら、もう乗れないじゃん。全部、ガンツさんのせいなんだし」
「お前……まあ、待て! 少し落ち着いて考えてみろ。ライセンスが必要だと言い出したのは今日なんだろ。なら、制定までには時間があるんじゃないのか? 特に今なら動かし放題じゃないのかな? ん?」
「ガンツさん、天才!」
「ふふん、まあな。ほれ、思いっきり走らせて来い!」
「うん、分かった。じゃあね」
急いで係留ロープを解くと試作品フェリーに乗り込み、操舵室まで駆け上がる。
操舵室に駆け込むと、出港準備を急いで済ませる。
「よし、これでいいね。じゃ行くぞ! しゅっぱ~つ!」
『ボォォォォォ~』
汽笛を鳴らし、試作品フェリーがゆっくりと進みだす。
耳を澄ますと舳先が海面を裂いて進む音が聞こえてくる。
「いいな~いいよな~車もいいけど、船もいいよな~」
『そんなにいいもんか?』
「だって遮るものがなにもないんだよ。自分が進みたい方向に自由に進めるんだから! ……え? マサオ、いたの?」
『いたとはひどいな』
「ごめん。でも、いつから?」
『いつからって、ケインが走って船に飛び乗るところからか?』
「ずっといたの?」
『ああ、いたな』
「じゃあ、さっきの独り言も聞いたの?」
『ああ、あの「いいな~」ってやつか?』
「しっかり聞かれてるじゃん……」
『なんだよ。そんなに気落ちすることでもないだろ。なにが気になるんだ?』
「もう、いいよ。なんか気が削がれちゃった。戻ろう」
『なんだ、もう戻るのか? もう少し乗っていたかったんだけどな』
「でも、もう夕暮れも近いからいい頃合いだしね」
『それもそうだな』
ドワーフタウンの岸壁に接岸するとガンツさんに係留ロープを繋いでもらうと船尾ハッチを開けて降りる。
「なんだ、早かったな」
「うん、もう夕暮れも近いからね」
「そうか、満足出来たのならよかった。それじゃワシ一人に任せるとか言わんよな?」
「それはちょと考える」
「ハァ~なんでそうなる? ちゃんと船も走らせたじゃろ?」
「そうなんだけど、造船所を作ったら後は任せるかも」
「ワシ、そんなに掛け持ちしてられんぞ」
「そこは、ほら! なんとでもなるでしょ。今までそうだったし」
「いやいや、そこは考え直そうか。なんとかしてこれたのはワシ一人だけの力じゃないし」
「まあ、そこはおいおい考えるから。とりあえず今日は帰ろうか」
「本当にちゃんと考えてくれよ。頼むぞ」
「分かったって。じゃ繋ぐよ」
ガンツさんを工房ではなく、ガンツさんの家の前にゲートを繋いで見送る。
「本当にちゃんと考えるんだぞ! いいな!」
「もう、分かったから。はい、また明日」
ガンツさんを無理矢理押し込めるようにゲートを潜らせると、今度は自宅へとゲートを繋ぎマサオと一緒に潜っていく。
「お、帰ってきたな」
「ただいま、父さん。どうしたの?」
家のリビングに入るなり父さんが上機嫌で話しかけてくる。
「ほら、お前が言っていた家ごと移設の話だよ」
「うん、言ったね。それが?」
「頼んだぞ! ケイン」
「ええっ! 本当に移設するの?」
「ああ、今日も店の中の様子を見てな、このままじゃダメだと改めて思ってな。なら、早いところなんとか出来るのは、ケインが提案してくれた家を移設して、空いたこの土地に支店というか専門店を開こうと思ってな。どうだ? やってくれるか?」
「まあ、俺が言い出しっぺだし、ドワーフタウンの方の住宅地はガンツさんにお願いしているから、いつでもいけるけどさ。ちゃんとドワーフタウンの方の土地は確認しといてよ。後からイヤって言われても困るからね」
「ああ、分かった。それなら、視察は早いところ済ませてしまおう。明日の朝でもいいか?」
「それは俺と一緒に出るってこと?」
「ああ、そうだ。ガンツさんも一緒なんだろ。なら、ちょうどいいじゃないか」
「ま、別にいいけど」
「よし! なら、これで決まりだな」
「その前にさ、どういう風に商品を分けるのかは決めてあるの? あと、新しい店舗の様子とかさ」
「区分けは前にサムが話したことを前提に考えてある。新しい店舗はまだだな」
「なら、とりあえずは移設が先で、新しい店舗は外観だけでも考えといてよ。必要な階数とかさ」
「なんだ、それもケインが用意してくれるのか?」
「するよ。言い出しっぺだからね」
「それはありがたいな」
「でも、後で起きる騒動までは面倒見られないからね」
「やっぱり起きるのが前提か……」
「そりゃそうでしょ」
すると横で聞いていた兄ズが口々に言う。
「父さん、今更だって。ケインが絡んでなにも起きない方が珍しいんだから」
「僕もそう思うよ。でも、この場合はしょうがないよね。質問責めに合うとは思うけど頑張ってね」
「……」
「つむじの大きさを測る魔道具を作る予定なんだけど、いる?」
「いらん!」
「……とまあ、大体はこちらの希望が通った形だが、まだ書面が届いていないのでな。だから、港湾施設の開発工事は書面が届いてからにしてくれるとありがたい」
「分かりました。では、書面が届いたら取り掛かれるように準備だけは進めておきますね」
「ああ、そうしてくれ。しかし、たまには海の上に出るのもいいもんだな」
「そうでしょ。どうです? 余裕が出来たら、デューク様専用のプレジャーボートでも?」
「なんだ? そのプレジャーなんたらってのは?」
「そうですね、一言で言えば遊びのための船ですね。どこかに行くとか運ぶとか目的もなく、ただ楽しむためのものですね」
「そんな贅沢なものはまだ許されんだろ。だが、専用というのはいいな」
「欲しい時にはいつでも言って下さいね」
「その時には頼むとしよう。もちろん、セバス向けのもあるんだろ?」
「本当ですか? ケイン様!」
「え? セバス様は海上でもスピード重視ですか?」
「い、いえ、そういう訳ではありませんが、スピードというものは、こうなんとも形容し難い魅力があるのですよ……」
セバス様が恍惚とした表情で宙を見つめる。あ、ダメな人だこれ。
デューク様から話も聞けたので、ガンツさんにドワーフタウンの港へと戻ってもらう。
試作品フェリーを接岸させ係留ロープで岸壁に繋ぐ。
デューク様達と岸壁に降り立つと、ゲートをデューク様の王都のお屋敷へと繋ぐ。
「ふぅ~今日は色々と驚かされたが、楽しかったぞ。また、頼んでもいいか?」
「はい。いつでもどうぞと言いたいですが、今度は港湾施設の開発が終わってからでしょうか」
「それもそうか。じゃな」
「失礼します。ケイン様」
そう言って、デューク様達がゲートを潜って行くのを確認してからゲートを閉じる。
「ケイン、それで王都の港湾施設は決まったのか?」
「ガンツさん、まだ正式ではないけれど口約束の段階では決まったらしいよ。後は王様からの正式な書面が届くのを待ってから、工事に入って欲しいんだって」
「ほう、なかなか頑張ってくれているようだな。あの領主殿も」
「うん、そうみたい」
「なら、立派な船でも作って渡してやるか?」
「それは余裕が出来てからだね。今はやることが多すぎるからね」
「まあ、それもそうだが。他には?」
「……ちゃった」
「ん? なんだ?」
「船もライセンス制度になっちゃったんだよ! ガンツさんが俺に操船させてくれない内に!」
「ぷっははは、そうか。そいつは悪かったな。で、どうすんだ? ワシは年齢的には問題ないと思うが、お前は色々と足りないようじゃな」
「分かってるよ。だから、もう船はガンツさんに任せるよ。俺は試運転も出来ないしね」
「ほうほう、ん? 待て! ワシに全部任せるというが、それは単に丸投げじゃないのか?」
「そうともいうね。だって、操船出来ないのに作るなんて意味がないじゃん!」
「そうはいうが、今まで車だって作って来たじゃないか。それなのに船はワシに任せるというのは、ちょっと乱暴すぎるんじゃないのか」
「車はいいの! もうライセンスが必要なもんだと最初から思っていたからね。でも、船までライセンス制度になったら、もう乗れないじゃん。全部、ガンツさんのせいなんだし」
「お前……まあ、待て! 少し落ち着いて考えてみろ。ライセンスが必要だと言い出したのは今日なんだろ。なら、制定までには時間があるんじゃないのか? 特に今なら動かし放題じゃないのかな? ん?」
「ガンツさん、天才!」
「ふふん、まあな。ほれ、思いっきり走らせて来い!」
「うん、分かった。じゃあね」
急いで係留ロープを解くと試作品フェリーに乗り込み、操舵室まで駆け上がる。
操舵室に駆け込むと、出港準備を急いで済ませる。
「よし、これでいいね。じゃ行くぞ! しゅっぱ~つ!」
『ボォォォォォ~』
汽笛を鳴らし、試作品フェリーがゆっくりと進みだす。
耳を澄ますと舳先が海面を裂いて進む音が聞こえてくる。
「いいな~いいよな~車もいいけど、船もいいよな~」
『そんなにいいもんか?』
「だって遮るものがなにもないんだよ。自分が進みたい方向に自由に進めるんだから! ……え? マサオ、いたの?」
『いたとはひどいな』
「ごめん。でも、いつから?」
『いつからって、ケインが走って船に飛び乗るところからか?』
「ずっといたの?」
『ああ、いたな』
「じゃあ、さっきの独り言も聞いたの?」
『ああ、あの「いいな~」ってやつか?』
「しっかり聞かれてるじゃん……」
『なんだよ。そんなに気落ちすることでもないだろ。なにが気になるんだ?』
「もう、いいよ。なんか気が削がれちゃった。戻ろう」
『なんだ、もう戻るのか? もう少し乗っていたかったんだけどな』
「でも、もう夕暮れも近いからいい頃合いだしね」
『それもそうだな』
ドワーフタウンの岸壁に接岸するとガンツさんに係留ロープを繋いでもらうと船尾ハッチを開けて降りる。
「なんだ、早かったな」
「うん、もう夕暮れも近いからね」
「そうか、満足出来たのならよかった。それじゃワシ一人に任せるとか言わんよな?」
「それはちょと考える」
「ハァ~なんでそうなる? ちゃんと船も走らせたじゃろ?」
「そうなんだけど、造船所を作ったら後は任せるかも」
「ワシ、そんなに掛け持ちしてられんぞ」
「そこは、ほら! なんとでもなるでしょ。今までそうだったし」
「いやいや、そこは考え直そうか。なんとかしてこれたのはワシ一人だけの力じゃないし」
「まあ、そこはおいおい考えるから。とりあえず今日は帰ろうか」
「本当にちゃんと考えてくれよ。頼むぞ」
「分かったって。じゃ繋ぐよ」
ガンツさんを工房ではなく、ガンツさんの家の前にゲートを繋いで見送る。
「本当にちゃんと考えるんだぞ! いいな!」
「もう、分かったから。はい、また明日」
ガンツさんを無理矢理押し込めるようにゲートを潜らせると、今度は自宅へとゲートを繋ぎマサオと一緒に潜っていく。
「お、帰ってきたな」
「ただいま、父さん。どうしたの?」
家のリビングに入るなり父さんが上機嫌で話しかけてくる。
「ほら、お前が言っていた家ごと移設の話だよ」
「うん、言ったね。それが?」
「頼んだぞ! ケイン」
「ええっ! 本当に移設するの?」
「ああ、今日も店の中の様子を見てな、このままじゃダメだと改めて思ってな。なら、早いところなんとか出来るのは、ケインが提案してくれた家を移設して、空いたこの土地に支店というか専門店を開こうと思ってな。どうだ? やってくれるか?」
「まあ、俺が言い出しっぺだし、ドワーフタウンの方の住宅地はガンツさんにお願いしているから、いつでもいけるけどさ。ちゃんとドワーフタウンの方の土地は確認しといてよ。後からイヤって言われても困るからね」
「ああ、分かった。それなら、視察は早いところ済ませてしまおう。明日の朝でもいいか?」
「それは俺と一緒に出るってこと?」
「ああ、そうだ。ガンツさんも一緒なんだろ。なら、ちょうどいいじゃないか」
「ま、別にいいけど」
「よし! なら、これで決まりだな」
「その前にさ、どういう風に商品を分けるのかは決めてあるの? あと、新しい店舗の様子とかさ」
「区分けは前にサムが話したことを前提に考えてある。新しい店舗はまだだな」
「なら、とりあえずは移設が先で、新しい店舗は外観だけでも考えといてよ。必要な階数とかさ」
「なんだ、それもケインが用意してくれるのか?」
「するよ。言い出しっぺだからね」
「それはありがたいな」
「でも、後で起きる騒動までは面倒見られないからね」
「やっぱり起きるのが前提か……」
「そりゃそうでしょ」
すると横で聞いていた兄ズが口々に言う。
「父さん、今更だって。ケインが絡んでなにも起きない方が珍しいんだから」
「僕もそう思うよ。でも、この場合はしょうがないよね。質問責めに合うとは思うけど頑張ってね」
「……」
「つむじの大きさを測る魔道具を作る予定なんだけど、いる?」
「いらん!」
感想 254
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
由香皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
転生幼女のチートな悠々自適生活 伝統魔法を使っていたら賢者になっちゃいました
犬社護この度、書籍化が決定しました!
イラスト担当は、えすけー様です。
5月13日刊行予定です。
あらすじ
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中に呆然と佇んでいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出したのだ。前世、日本伝統が子供の頃から大好きで、小中高大共に伝統に関わるクラブや学部に入り、卒業後はお世話になった大学教授の秘書となり、伝統のために毎日走り回っていたが、旅先の講演の合間、教授と2人で歩道を歩いていると、暴走車が突っ込んできたので、彼女は教授を助けるも、そのまま跳ね飛ばされてしまい、死を迎えてしまう。
享年は25歳。
周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっている。
25歳の精神だからこそ、これが何を意味しているのかに気づき、ショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ロール転生 ~異世界行ったらのんびりする
華翔誠異世界転生、それは人に役割を求める。
勇者だったり聖女だったり。
若者や異世界転生に夢を求める者は、役割を求めるだろう。
しかし社会に疲れた大人たちは、そうでもない。
何事もなくのんびり過ごしたいと思う者もいる。
これは社会の歯車になり若干女性に苦手意識を持っていた中年男性が異世界転生をする物語。
※第6回次世代ファンタジーカップ終了までお読みいただきありがとうございました。
続きは別コンテスト等での展開を検討しています。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。