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◆隊長に就任しました
へそ天で寝転がるかつての仲間である犬達を見てマサオが呟く。
『ケイン、ここまでのことをして責任は取るんだろうな?』
「責任って大袈裟な……」
そうは言うが、この有様を見て自分でもやってしまった感が強い。
『で、こいつらはどうするんだ?』
「まあ、考えているのは警ら隊かな」
『警ら隊?』
「そう、この子達に山の麓や森から近付く魔物や野犬とかの野生動物を追い払ってもらいたいんだ」
『こいつらを働かせるのか?』
「そう、マサオ隊長の下でね」
『隊長? 俺がか?』
「そう、よっマサオ隊長!」
『隊長……ふふふ』
思わぬ役職にマサオの顔が少し緩む。
その隊長の下で働いてもらう予定のへそ天で寝る犬達を観察する。
大きさ的にはラブラドールレトリーバーくらいの大きさ、ダルメシアンくらいの大きさ、柴犬くらいの大きさ、そして豆柴、チワワくらいの大きさと様々だ。
これらをどうやって編成しようかと考える。
攻撃力、防衛力重視の大型犬レベルを集めた班、中型犬レベルを集めた班、そして可愛さありまくりの小型犬集団で班分けする。
それか、大型犬をリーダーとして、小隊レベルで運営するか考える。
でも、どうやっても小型犬の集団には任せられない。なら、小型犬は保育所や学校で防犯と愛玩犬として頑張ってもらおう。
大型犬の数は七頭、中型犬は十四頭、小型犬は十一匹か。なら、大型犬一頭を小隊長にして、中型犬二頭を組み合わせて一つの小隊にすると、七つの小隊が出来るな。うん、これでいこう!
ダメだった時はまた、考えるとして、とりあえずはこれでよし。
「マサオ、決まったよ」
『決まったって、なにが?』
「なにって、マサオ隊長の下で動く部隊の編成だよ。いい?」
そう言って、マサオにさっき考えた内容を話して理解してもらう。
『それはいいが、編成はどうするんだ?』
「それはマサオが決めてよ。だって、俺は話せないし、この子達の言いたいことも分からないからさ」
『まあ、そりゃそうだよな。結局、面倒臭いことは全部俺に投げるんだな。ふぅそこがケインらしいと言えばそうなんだが……』
『あれ? 兄貴、帰ってきたんですね』
ジョンが微睡から目を覚まし、マサオを見つけて声を掛けるが、なんだか様子がおかしい。
『ああ、さっきな。ん? ジョン、どうした?』
『ぐすっ聞いてもらえますか? 俺が、俺達がそいつになにをされたのかを!』
「なっ!」
俺はジョンを止めようと動こうとした時にジョンに目で制される。
『お前は、そこで黙って聞いとくんだな。俺が、俺達がお前になにをされたのか! その後で、兄貴にお前を……ズタズタボロボロにしてもらうんだからな! いいか、そこを動くなよ!』
「ダッサ……」
『ああ、こいつ! 俺のをことをダサいって言った! ねえ、兄貴! 聞いたでしょ! 俺達の仇を討ってくださいよ! 頼んますよ!』
『まあ、お前達がされたことは俺も経験済みだから、大体の予想はつく。だが、その前にケインにも聞きたいことがある』
「なに?」
『なんですか?』
『なんで、ケインはジョンの言うことが分かるんだ? ジョンはなんでケインの言っていることが分かるんだ? ケインは俺にジョン達と話せないって言ったよな?』
「そ、そうだっけ?」
マサオの冷静なツッコミにどう言い返そうか考えていると、ジョンが余計なことを言う。
『それがですね、あいつがこの変な首飾りを付けてから分かるようになったんでさ。俺も不思議でしょうがないんですがね』
「あ、バカ」
『ほう……ケイン、なにか言うことはあるか?』
「いえ、なにもないです」
『そうか、じゃあ編成の件は手伝ってもらえるんだよな?』
「でも、話せるのはジョンだけだし……」
『なら、その魔道具を作ればいいだけだろ?』
「でも、数が数だし……」
『とりあえず、小隊長の分だな。ジョンを除いて六個。作ってもらおうか』
「六個もかよ……」
『なにか不満でも?』
「いえ、作らせてもらいます!」
他の子が寝ているうちにと、急いで魔道具を作るが、急ぐあまりにマシーンと化してしまい、マサオが止めるまでに目の前には五十個近い魔道具が積まれていた。
『全く、お前は相変わらず加減ってものを覚えないな』
「まあ、いいじゃない。全員分出来たんだし」
『それはそうだが……まあ、いい。今言ってもしょうがない』
出来た魔道具の首輪を寝ている子達に嵌めていく。
「これで終わり! っと」
『それで兄貴、俺達はなにをさせられるんですかい?』
『まあ、待て。話はこいつらが起きてからするから』
『そうですか。で、あいつはなにをしているんですか?』
この子達が起きるまでに俺は寝泊まりする場所として、大きめの犬小屋を作っていた。
「こんなもんかな。柵はいらないから、このままにするとして……あとは数かな。雌がいるなら、それも考えないといけないし」
『ケイン、まだかかるのか?』
「マサオ、今終わったよ。ジョン、どうかな?」
『どうって、これはなんだ?』
「今日から、ジョン達が寝泊まりする場所だよ。小さいけど雨風は凌げるからさ」
『……いいのか?』
「いいよ。働いてもらうんだから、これくらいは当然だよ」
『働く?』
「あれ? マサオ、まだ話してないの?」
『ああ、まだな』
「そう。なら、あとはマサオに聞いてね」
『ケイン、どこにいくつもりだ?』
「ちょっと、御用聞きにね。あとは任せたよ! マサオ隊長!」
『ふふふ、マサオ隊長か……ケイン、もう一回!』
「頑張れ! マサオ隊長!」
『ふふふ……』
『ちょろい、ちょろすぎるよ、兄貴……』
『ケイン、ここまでのことをして責任は取るんだろうな?』
「責任って大袈裟な……」
そうは言うが、この有様を見て自分でもやってしまった感が強い。
『で、こいつらはどうするんだ?』
「まあ、考えているのは警ら隊かな」
『警ら隊?』
「そう、この子達に山の麓や森から近付く魔物や野犬とかの野生動物を追い払ってもらいたいんだ」
『こいつらを働かせるのか?』
「そう、マサオ隊長の下でね」
『隊長? 俺がか?』
「そう、よっマサオ隊長!」
『隊長……ふふふ』
思わぬ役職にマサオの顔が少し緩む。
その隊長の下で働いてもらう予定のへそ天で寝る犬達を観察する。
大きさ的にはラブラドールレトリーバーくらいの大きさ、ダルメシアンくらいの大きさ、柴犬くらいの大きさ、そして豆柴、チワワくらいの大きさと様々だ。
これらをどうやって編成しようかと考える。
攻撃力、防衛力重視の大型犬レベルを集めた班、中型犬レベルを集めた班、そして可愛さありまくりの小型犬集団で班分けする。
それか、大型犬をリーダーとして、小隊レベルで運営するか考える。
でも、どうやっても小型犬の集団には任せられない。なら、小型犬は保育所や学校で防犯と愛玩犬として頑張ってもらおう。
大型犬の数は七頭、中型犬は十四頭、小型犬は十一匹か。なら、大型犬一頭を小隊長にして、中型犬二頭を組み合わせて一つの小隊にすると、七つの小隊が出来るな。うん、これでいこう!
ダメだった時はまた、考えるとして、とりあえずはこれでよし。
「マサオ、決まったよ」
『決まったって、なにが?』
「なにって、マサオ隊長の下で動く部隊の編成だよ。いい?」
そう言って、マサオにさっき考えた内容を話して理解してもらう。
『それはいいが、編成はどうするんだ?』
「それはマサオが決めてよ。だって、俺は話せないし、この子達の言いたいことも分からないからさ」
『まあ、そりゃそうだよな。結局、面倒臭いことは全部俺に投げるんだな。ふぅそこがケインらしいと言えばそうなんだが……』
『あれ? 兄貴、帰ってきたんですね』
ジョンが微睡から目を覚まし、マサオを見つけて声を掛けるが、なんだか様子がおかしい。
『ああ、さっきな。ん? ジョン、どうした?』
『ぐすっ聞いてもらえますか? 俺が、俺達がそいつになにをされたのかを!』
「なっ!」
俺はジョンを止めようと動こうとした時にジョンに目で制される。
『お前は、そこで黙って聞いとくんだな。俺が、俺達がお前になにをされたのか! その後で、兄貴にお前を……ズタズタボロボロにしてもらうんだからな! いいか、そこを動くなよ!』
「ダッサ……」
『ああ、こいつ! 俺のをことをダサいって言った! ねえ、兄貴! 聞いたでしょ! 俺達の仇を討ってくださいよ! 頼んますよ!』
『まあ、お前達がされたことは俺も経験済みだから、大体の予想はつく。だが、その前にケインにも聞きたいことがある』
「なに?」
『なんですか?』
『なんで、ケインはジョンの言うことが分かるんだ? ジョンはなんでケインの言っていることが分かるんだ? ケインは俺にジョン達と話せないって言ったよな?』
「そ、そうだっけ?」
マサオの冷静なツッコミにどう言い返そうか考えていると、ジョンが余計なことを言う。
『それがですね、あいつがこの変な首飾りを付けてから分かるようになったんでさ。俺も不思議でしょうがないんですがね』
「あ、バカ」
『ほう……ケイン、なにか言うことはあるか?』
「いえ、なにもないです」
『そうか、じゃあ編成の件は手伝ってもらえるんだよな?』
「でも、話せるのはジョンだけだし……」
『なら、その魔道具を作ればいいだけだろ?』
「でも、数が数だし……」
『とりあえず、小隊長の分だな。ジョンを除いて六個。作ってもらおうか』
「六個もかよ……」
『なにか不満でも?』
「いえ、作らせてもらいます!」
他の子が寝ているうちにと、急いで魔道具を作るが、急ぐあまりにマシーンと化してしまい、マサオが止めるまでに目の前には五十個近い魔道具が積まれていた。
『全く、お前は相変わらず加減ってものを覚えないな』
「まあ、いいじゃない。全員分出来たんだし」
『それはそうだが……まあ、いい。今言ってもしょうがない』
出来た魔道具の首輪を寝ている子達に嵌めていく。
「これで終わり! っと」
『それで兄貴、俺達はなにをさせられるんですかい?』
『まあ、待て。話はこいつらが起きてからするから』
『そうですか。で、あいつはなにをしているんですか?』
この子達が起きるまでに俺は寝泊まりする場所として、大きめの犬小屋を作っていた。
「こんなもんかな。柵はいらないから、このままにするとして……あとは数かな。雌がいるなら、それも考えないといけないし」
『ケイン、まだかかるのか?』
「マサオ、今終わったよ。ジョン、どうかな?」
『どうって、これはなんだ?』
「今日から、ジョン達が寝泊まりする場所だよ。小さいけど雨風は凌げるからさ」
『……いいのか?』
「いいよ。働いてもらうんだから、これくらいは当然だよ」
『働く?』
「あれ? マサオ、まだ話してないの?」
『ああ、まだな』
「そう。なら、あとはマサオに聞いてね」
『ケイン、どこにいくつもりだ?』
「ちょっと、御用聞きにね。あとは任せたよ! マサオ隊長!」
『ふふふ、マサオ隊長か……ケイン、もう一回!』
「頑張れ! マサオ隊長!」
『ふふふ……』
『ちょろい、ちょろすぎるよ、兄貴……』
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詳細は近況ボードをご覧ください。