転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい!

ももがぶ

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◆教えました

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キャシーさんとシャルルさんに「詳しい話を聞かせて」と腕を引っ張られ奧の部屋へと通される。
「さあ、話してちょうだい」
「そうだな。まずはそれを出してもらおうか」
「え?」
「ん?」
「シャルルは何を言ってるの?」
「キャシーこそなんの話だ?」
どうやら、互いに聞きたい内容が異なることに気付いたようで互いに訝しむ。
「シャルルさんにマサオもこのままじゃ落ち着かないでしょうから」
そう言ってインベントリから皿を取り出すと、その上にインベントリから取りだしたシュークリームを盛る。
「これは?」
「これがシュークリームか」
『そうだよ。ケイン、取ってくれ』
「はいはい」
マサオに言われ、マサオの前の皿にシュークリームを三つほど盛る。
『もう、いいよな? な? な?』
「ああ、食べていいよ」
『よし、いっただきま~す!』
マサオが美味しそうに食べる姿を見た二人の喉が『ゴクリ』と鳴る。
「食べて……いいのよね」
「なんだ、食べないのか? なら「食べるわよ!」……そうか」
「「いただきます!」」
二人が一緒にシュークリームを口へと運び、噛んだ瞬間に顔が綻ぶ。
「「ふぁ~」」
綻んだのは一瞬で、二人は残りの全てを口に放り込むと、自由になった両手で皿の上に残っているシュークリームを掴む。
普段の二人からは想像もつかない様子にマサオと一緒に驚いていると、マサオがボソッと呟く。
『太るぞ……』
その言葉が耳に入ったのか、二人は動きを一瞬止めるが「ふっ」と笑ったかと思うと、また動き出す。
「太ってもいいと吹っ切ったみたいだね」
『そうみたいだな。まあ、俺には関係ないがな』
「ここにもあの鏡が必要になるのかな……」
『まあ、そうなったらそうなったでキツイのはケインだけで、俺には関係ないけどな』
「え~そこは一緒に頑張ってくれるんじゃないの?」
『さあな。まあ、なるようにしかならないだろ』
「冷たいな~じゃあ、マサオのオヤツも減らさないとな」
『なんでだ! そこは関係ないだろ!』
「だって、マサオのせいで二人にシュークリームがばれたんだから、俺が買える分も減るだろうから、当然だよ。悪いな」
『横暴だ!』
マサオと軽くじゃれていると食べ終わった二人が「ふぅ~」と一息つく。

「お話しさせてもらってもいいですか?」
「ケイン君、あなたはとんでもないことをしてくれたわね」
「ホントだよ」
「それは置いといて、話をさせてもらいますね」
「「置いとかないで!」」
「え~」
王都のお店のことでいろいろ相談とかしたいのに二人に拒否される。
「まずはお店の名前を教えなさい」
「そうだ! 言うんだ!」
「分かりました。じゃあ、話を聞いてくれたら教えます。それでいいですか?」
「「……」」
「ダメですか。じゃあ、話はここま「「待って!」」で……聞いてくれるんですね?」
「分かったわよ。こちらの話でもあるんだし、ごめんなさい。シャルルもいいわね」
「ああ、いいよ」
キャシーさんとシャルルさんがやっと話を聞いてくれることになったので、今の内にと話を切り出す。
「じゃあ、話をさせてもらいますね。え~と、まずは前にお話していた王都への出店計画が進んだので、キャシーさん達にも働いてくれる人達の面接をお願いします」
「いいけど、そんなに集まるの?」
「一応、アズマ村と竜人の里で募集しています。足りない場合は王都でも募集予定ですから、足りないってことはないと思います」
「ふ~ん。そうか、分かった。で、それは何時なんだ?」
「今、募集してもらっているから、二、三日後に連絡が来ると思いますよ」
「そう、やっとなのね」
「そうだな。話を聞いてから大分経った気がするけどな」
「それは……ちょっと言えない話があったりして……」
「それは聞いてもいい話なの?」
「出来れば聞かない方がいいと思います」
「そう、分かったわ。じゃあ、私達は待ってればいいのね?」
「ええ。でも出来れば、面接の時の質問とか考えといてもらえますか」
「「質問?」」
俺が言ったことに二人が不思議そうに聞き返す。
「そうです。例えば、接客する人なら人見知りとか計算が苦手って人は向いてないと思いません?」
「そうだな。顔も見ずに接客するなんてことはないからな」
「そうね、それに声の小さい人も遠慮したいわね」
「ですから、そういうことを質問してもらいたいんですよ」
「分かったわ。私達で質問する内容を考えればいいのね」
「はい、お願いします。では「待ちなさい!」……えっと、なんですか?」
話も終わり、伝えたいことも言えたので席を立ち、帰ろうとしたらキャシーさんに腕を捕まれる。
「『なんですか』じゃないでしょ! 約束したのに!」
「そうだぜ。ちゃんと話を聞いたんだから、ケインも話すんだ。ほら、早く!」
『ケイン、シュークリームのことを話すって言ったろ。さっさと話してやれよ』
「ああ、それね」
キャシーさんにいきなり腕を捕まれたことで軽くパニクるがマサオに言われて、思い出す。
「お店はドワーフタウンにありますから。場所はショッピングセンターの近くです。店の名前は……マサオ知ってる?」
『そういや、聞いてないな』
「ダメじゃない! そこ、大事でしょ!」
「でも、ショッピングセンター近くに店なんて、そうないですからすぐに分かりますよ」
「そうね。分かったわ。そこに行けば、シュークリームは手に入るのね!」
「ええ、ですが……」
「まだ、何かあるの!」
「はい。一日の予定販売数があって、それを超えると売り切れになりますから」
「「ええ! 今何時よ!」」
時間を確認するが、既に昼は回っているので、今からお店に行っても手には入らないだろう。
「仕方ないわね。明日は朝一で行くわよ! いいわね」
「おう! いいぜ」
多分、二人は知らないんだろうな。朝から凄い行列が出来ていることに。しかも個数制限で販売されていることも。
『俺は知らないからな』
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