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ep4 僕の大切な仲間
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僕たちは同じ村で育った4人だった。
小さい頃からいつも一緒だった。
比較的王都に近い村だったから、冒険者となる村民も多くいて。
冒険者として稼いでくる人達はそれだけでヒーロー扱いだ。
自慢話のような冒険譚は村の皆の憧れだった――ただ、今となって思うのは。
どの人も、いつの間にか村に帰らなくなっていたことを、もっと考えるべきだった。
人はそれなりにいて、でも暮らしは楽ではない村で。
冒険者になることが正義のように言われている村で、僕たちが気づけるはずもなく、当たり前のように冒険者に憧れた。
きっと他の誰も悪くない。
ただ流されるように生きていただけだと思う。
僕が後悔しているのは、僕の弱さだ。
戦闘に向いていないのは初めから分かっていた。
それでも3人の幼馴染は、僕の必要性を説いてくれて。
それに応えられなかった結果が、あの日だ。
一番はじめに、僕は自分のことを自覚すべきだった。
村いちばんの3人組に、俺たちのパーティーに入れよ、と言われた時は驚いた。
「僕は多分足を引っ張ってしまうと思うから……。」
自信なく落ち込んで首を振った。
ふわふわしているアプリコット色の髪は目立つし、華奢な身体は筋肉がつきづらく、たくさん食べさせてもらえても肉付きが良くならない。
向いてないなあと、この村出身の冒険者たちも言っていた。
「お前は分かってねえなあ。」
一番体格の良いリーダーのギグルが言った。
「この間の猪の追い込みも、お前の作戦がなきゃ、成功しなかったじゃねえか。お前が見つけた薬草も、高く売れた。」
そうそう、と、すばしっこいキノが頷く。
「お前がいなきゃ、このあいだ猪を狩った俺たち、村のヒーローになれなかったんだぜ。」
「あの肉美味かったよなあ。」
「また狩ってやろうぜ。」
にしし、と笑う2人に、魔法が得意なリースが笑う。
「そんなの、いつでも食べられる。俺ら、最強だからな。」
ふん、と鼻息荒く胸を張った彼にみんなが笑った。
本当に奇跡みたいに強くて、バランスがいいと、大人たちも言っていた。
そんな3人の仲間に入れることが誇らしかった。
運よく獣狩りも弱い魔獣狩りも上手くいって、
自信をつけてしまったのだ――今思えば、それが不運だった。
村を出る夜、4人で集まって、草むらに寝転がった。
綺麗な星空の夜だった。
「王都は光が多いからこんなに綺麗な星空が見えないんだって。」
何気なく言った。
3人は年上で、とても可愛がってくれた。
人見知りで言葉が得意じゃなくても、役に立たなそうでも。
「まじかよ。お前はいろんなことを知ってんなあ。」
ふは、と笑いながら、ギグルが頭をぐしゃぐしゃに撫でてきた。
「光が多いってどゆこと?」
「夜でも魔道具で明るいんだって。」
返せば、ええ!とキノが叫ぶ。
「遊び放題じゃん。」
キノらしい言葉だった。
「遊ぶのもいーけどさ、まずは冒険者だろ。」
リースが冷静につっこんで。
「ま、何日か後にはすぐ見れんじゃん?」
その言葉にふふっと笑う。
「……満月だなあ。」
ギグルが呟いて、ばっと起き上がった。
「パーティー名!“星誓の月”でどうだ?!」
「なんだよ、いきなり。」
リースがぱちぱちと目を瞬いた。
「こんだけ星も月も綺麗なんだ。なんか縁起が良さそう!誓おうぜ、俺たちで!」
勢いに任せたような言葉にみんなで笑って、いいなと思った。
正直なところ、これからのことに希望しかなかったから、どんな名前でもよかった。
「お前、たまには良いこと言うじゃん。アホなくせに。」
「アホじゃねーよ!」
キノが笑って。
リースが笑って。
ギグルも笑って。
それが幸せだと。
「目指すは、Cランクパーティーな。」
その目標が小さいとか、そういったことは誰も言わなかった。
だって、冒険者の大変な話は散々聞いていたから。
相応に働いて、村を潤して、自分たちだって幸せであればいいと思っただけだった。
なのに。
「……フィン!逃げろ!」
ギグルが叫ぶ。
「いやだ!」
必死に防御魔法を展開して抗った。
「お前だけだったら逃げられる!早く!」
キノが叫ぶ。
「何してんだよ!早く行け!!」
リースが叫ぶ。
いやだ、いやだ。いやだ。
どこにも行きたくない。
なんでこんなことになったのか分からない。
昨日Dランクに上がったことが嬉しくて、ただ単純にちょっと背伸びした依頼を受けただけだった。
それでも問題なくこなせる内容だったのに、急に横からランドウルフの群れに襲われて。
「フィン!」
ギグルが笑ってこちらを向く。
笑っているけど、諦めたような。
いつも自信満々な彼の、そんな顔は見たくなかった。
「お前の能力、凄いよ。自信持て。俺の分も――」
そう言う彼の首筋に、ランドウルフが噛みついた。
「フィン、行け!」
怒鳴り声に肩が揺れる。
「いいか。お前の意思じゃない、“俺らが命令してる”んだ!!逃げろ!!!」
混乱して、キノの声なのか、リースの声なのか分からなかった。
足だけが咄嗟に動いた。
たぶん叫んでいたかもしれない。
仲間を置いて逃げるなど。
きっと僕は一生弱虫で生きていくのだと思いながら走った。
僕の探索魔法も、回復魔法も、サポートできるすべての力が、もっと強ければ。
僕が、弱いから。
走って、走って、走って。
木の根に突っかかって転んで、思わず泣いて。
背後にランドウルフの唸り声を聞いた時は――ああ、僕は彼らを二度殺すのだと思った。
どんな懺悔をすれば許されるのだろうと。
そうやって、うずくまった時に。
黒檀色の髪が視界にゆれて、ランドウルフをあっという間に屠ってくれた。
「大丈夫か。」
その一言が、なにより心強く思えて、でも震えながら、彼の袖を握った。
「……仲間が、この先に。」
少しだけ目を伏せた彼は「すまない、埋葬の魔法が出来ない。」と一言言った。
――ああ。そうか。
僕は生きて、彼らは死んでしまったのだ。
逆なら納得がいったのに。
なんで逃げてしまったのだろう。僕も一緒に死んでしまうのがよかった。
残念なことに、僕は埋葬の魔法ができた。
尊敬していた3人の、ぼろぼろになった遺体に向き合った。
皆の大好きな家族が手首につけた、それぞれのミサンガは血に濡れていた。
僕以外には、帰る家があった。
僕は孤児で、それでもあの村に良くしてもらったのに。
逃げるなんて、なんてことを。
震えながら、みんなの首に下がったプレートを手に取って、少しでも多く遺品を回収しようとして、手を止められた。
「……最小限にしろ。多いと心労になる。」
そういうものなのだろうか。
そんな事はないんじゃないかという心は、無表情な彼の澄んだ瞳が納得させてくれた。
きっと、そうなのだろう。
ランドウルフを簡単に屠れる強い彼はもっと悲惨なことだって見てきたのかもしれない。
「埋葬の言葉を。」
促されて、手を組んだ。
遺体をこのままにしていれば、いずれ魔物を寄せるのは頭では分かっていても、思考が追いつかない。
それでも、肩に手を置かれてなんとか声が出た。
「この、世界の、すべてに……おねがい、します……この肉体を……地に返して、」
涙が溢れて言葉が続かない。
背中を優しく押されて、ようやく最後の言葉が言えた。
「魂は、永遠なれ……!」
ぱあ、と遺体が光に包まれて、小さい骨だけが残った。
「……袋は、持っているか。」
「……はい。」
こんなもの、一生使いたくはなかった。
三つの、彼らが選んだ骨袋。
赤色に金糸が入った一番派手なのがギグル。
キノは、オレンジ色。
リースは藍色。
『お前に託すよ。』
なんで、彼らは僕に持たせたのだろう。
もう誰も答えてくれない。
少しずつ、それぞれを袋に入れ終えて、へたり込んだ。
とても失礼なことだと思いながら、口を開く。
「すみません。これをギルドに届けていただいてもよろしいでしょうか。報酬はお支払いいたします。」
「……お前はどうする。」
「――分からなくなりました。ここで彼らと一緒に居ようと思います。」
何を考えて良いか今は分からなかった。
僕は逃げたのに。
それでも、いっそ、ここで終わった方が楽だと思った。
「お前は、俺が保護する。いいか。」
意味がわからなくて見上げた瞳は憐れみに満ちている気がした。
「このままじゃ死にそうで目覚めが悪い。」
「どうして。」
能力が発現するまで村の厄介者だった。だから、本当は、今生きているのも多分厄介なのだ。
「お前は、生きろ。」
強い赤錆色の瞳がこちらを見据えてきて、思わず肩が震えた。
「何も知らずに勝手なことを言っていると思うか。」
問われて、正直に頷く。
「お前の命には、その価値がある。冒険者は、その命を賭けて依頼をこなしている。すべての者が。」
強い瞳が、逃げるなとこちらに訴えてきているような気がした。
「お前の仲間も自分を賭けて出た。だから、生き残ったならその分まで立て。」
そうか、と思った。
逆らえないほど強い声だった。
僕は、生きなければいけない。
どうしようもなく、死にたくても、生きなければいけないのだ。
いま、胸が潰れそうでも。息がうまく吸えなくても。
僕は、生きる。
みんなの命となって。
小さい頃からいつも一緒だった。
比較的王都に近い村だったから、冒険者となる村民も多くいて。
冒険者として稼いでくる人達はそれだけでヒーロー扱いだ。
自慢話のような冒険譚は村の皆の憧れだった――ただ、今となって思うのは。
どの人も、いつの間にか村に帰らなくなっていたことを、もっと考えるべきだった。
人はそれなりにいて、でも暮らしは楽ではない村で。
冒険者になることが正義のように言われている村で、僕たちが気づけるはずもなく、当たり前のように冒険者に憧れた。
きっと他の誰も悪くない。
ただ流されるように生きていただけだと思う。
僕が後悔しているのは、僕の弱さだ。
戦闘に向いていないのは初めから分かっていた。
それでも3人の幼馴染は、僕の必要性を説いてくれて。
それに応えられなかった結果が、あの日だ。
一番はじめに、僕は自分のことを自覚すべきだった。
村いちばんの3人組に、俺たちのパーティーに入れよ、と言われた時は驚いた。
「僕は多分足を引っ張ってしまうと思うから……。」
自信なく落ち込んで首を振った。
ふわふわしているアプリコット色の髪は目立つし、華奢な身体は筋肉がつきづらく、たくさん食べさせてもらえても肉付きが良くならない。
向いてないなあと、この村出身の冒険者たちも言っていた。
「お前は分かってねえなあ。」
一番体格の良いリーダーのギグルが言った。
「この間の猪の追い込みも、お前の作戦がなきゃ、成功しなかったじゃねえか。お前が見つけた薬草も、高く売れた。」
そうそう、と、すばしっこいキノが頷く。
「お前がいなきゃ、このあいだ猪を狩った俺たち、村のヒーローになれなかったんだぜ。」
「あの肉美味かったよなあ。」
「また狩ってやろうぜ。」
にしし、と笑う2人に、魔法が得意なリースが笑う。
「そんなの、いつでも食べられる。俺ら、最強だからな。」
ふん、と鼻息荒く胸を張った彼にみんなが笑った。
本当に奇跡みたいに強くて、バランスがいいと、大人たちも言っていた。
そんな3人の仲間に入れることが誇らしかった。
運よく獣狩りも弱い魔獣狩りも上手くいって、
自信をつけてしまったのだ――今思えば、それが不運だった。
村を出る夜、4人で集まって、草むらに寝転がった。
綺麗な星空の夜だった。
「王都は光が多いからこんなに綺麗な星空が見えないんだって。」
何気なく言った。
3人は年上で、とても可愛がってくれた。
人見知りで言葉が得意じゃなくても、役に立たなそうでも。
「まじかよ。お前はいろんなことを知ってんなあ。」
ふは、と笑いながら、ギグルが頭をぐしゃぐしゃに撫でてきた。
「光が多いってどゆこと?」
「夜でも魔道具で明るいんだって。」
返せば、ええ!とキノが叫ぶ。
「遊び放題じゃん。」
キノらしい言葉だった。
「遊ぶのもいーけどさ、まずは冒険者だろ。」
リースが冷静につっこんで。
「ま、何日か後にはすぐ見れんじゃん?」
その言葉にふふっと笑う。
「……満月だなあ。」
ギグルが呟いて、ばっと起き上がった。
「パーティー名!“星誓の月”でどうだ?!」
「なんだよ、いきなり。」
リースがぱちぱちと目を瞬いた。
「こんだけ星も月も綺麗なんだ。なんか縁起が良さそう!誓おうぜ、俺たちで!」
勢いに任せたような言葉にみんなで笑って、いいなと思った。
正直なところ、これからのことに希望しかなかったから、どんな名前でもよかった。
「お前、たまには良いこと言うじゃん。アホなくせに。」
「アホじゃねーよ!」
キノが笑って。
リースが笑って。
ギグルも笑って。
それが幸せだと。
「目指すは、Cランクパーティーな。」
その目標が小さいとか、そういったことは誰も言わなかった。
だって、冒険者の大変な話は散々聞いていたから。
相応に働いて、村を潤して、自分たちだって幸せであればいいと思っただけだった。
なのに。
「……フィン!逃げろ!」
ギグルが叫ぶ。
「いやだ!」
必死に防御魔法を展開して抗った。
「お前だけだったら逃げられる!早く!」
キノが叫ぶ。
「何してんだよ!早く行け!!」
リースが叫ぶ。
いやだ、いやだ。いやだ。
どこにも行きたくない。
なんでこんなことになったのか分からない。
昨日Dランクに上がったことが嬉しくて、ただ単純にちょっと背伸びした依頼を受けただけだった。
それでも問題なくこなせる内容だったのに、急に横からランドウルフの群れに襲われて。
「フィン!」
ギグルが笑ってこちらを向く。
笑っているけど、諦めたような。
いつも自信満々な彼の、そんな顔は見たくなかった。
「お前の能力、凄いよ。自信持て。俺の分も――」
そう言う彼の首筋に、ランドウルフが噛みついた。
「フィン、行け!」
怒鳴り声に肩が揺れる。
「いいか。お前の意思じゃない、“俺らが命令してる”んだ!!逃げろ!!!」
混乱して、キノの声なのか、リースの声なのか分からなかった。
足だけが咄嗟に動いた。
たぶん叫んでいたかもしれない。
仲間を置いて逃げるなど。
きっと僕は一生弱虫で生きていくのだと思いながら走った。
僕の探索魔法も、回復魔法も、サポートできるすべての力が、もっと強ければ。
僕が、弱いから。
走って、走って、走って。
木の根に突っかかって転んで、思わず泣いて。
背後にランドウルフの唸り声を聞いた時は――ああ、僕は彼らを二度殺すのだと思った。
どんな懺悔をすれば許されるのだろうと。
そうやって、うずくまった時に。
黒檀色の髪が視界にゆれて、ランドウルフをあっという間に屠ってくれた。
「大丈夫か。」
その一言が、なにより心強く思えて、でも震えながら、彼の袖を握った。
「……仲間が、この先に。」
少しだけ目を伏せた彼は「すまない、埋葬の魔法が出来ない。」と一言言った。
――ああ。そうか。
僕は生きて、彼らは死んでしまったのだ。
逆なら納得がいったのに。
なんで逃げてしまったのだろう。僕も一緒に死んでしまうのがよかった。
残念なことに、僕は埋葬の魔法ができた。
尊敬していた3人の、ぼろぼろになった遺体に向き合った。
皆の大好きな家族が手首につけた、それぞれのミサンガは血に濡れていた。
僕以外には、帰る家があった。
僕は孤児で、それでもあの村に良くしてもらったのに。
逃げるなんて、なんてことを。
震えながら、みんなの首に下がったプレートを手に取って、少しでも多く遺品を回収しようとして、手を止められた。
「……最小限にしろ。多いと心労になる。」
そういうものなのだろうか。
そんな事はないんじゃないかという心は、無表情な彼の澄んだ瞳が納得させてくれた。
きっと、そうなのだろう。
ランドウルフを簡単に屠れる強い彼はもっと悲惨なことだって見てきたのかもしれない。
「埋葬の言葉を。」
促されて、手を組んだ。
遺体をこのままにしていれば、いずれ魔物を寄せるのは頭では分かっていても、思考が追いつかない。
それでも、肩に手を置かれてなんとか声が出た。
「この、世界の、すべてに……おねがい、します……この肉体を……地に返して、」
涙が溢れて言葉が続かない。
背中を優しく押されて、ようやく最後の言葉が言えた。
「魂は、永遠なれ……!」
ぱあ、と遺体が光に包まれて、小さい骨だけが残った。
「……袋は、持っているか。」
「……はい。」
こんなもの、一生使いたくはなかった。
三つの、彼らが選んだ骨袋。
赤色に金糸が入った一番派手なのがギグル。
キノは、オレンジ色。
リースは藍色。
『お前に託すよ。』
なんで、彼らは僕に持たせたのだろう。
もう誰も答えてくれない。
少しずつ、それぞれを袋に入れ終えて、へたり込んだ。
とても失礼なことだと思いながら、口を開く。
「すみません。これをギルドに届けていただいてもよろしいでしょうか。報酬はお支払いいたします。」
「……お前はどうする。」
「――分からなくなりました。ここで彼らと一緒に居ようと思います。」
何を考えて良いか今は分からなかった。
僕は逃げたのに。
それでも、いっそ、ここで終わった方が楽だと思った。
「お前は、俺が保護する。いいか。」
意味がわからなくて見上げた瞳は憐れみに満ちている気がした。
「このままじゃ死にそうで目覚めが悪い。」
「どうして。」
能力が発現するまで村の厄介者だった。だから、本当は、今生きているのも多分厄介なのだ。
「お前は、生きろ。」
強い赤錆色の瞳がこちらを見据えてきて、思わず肩が震えた。
「何も知らずに勝手なことを言っていると思うか。」
問われて、正直に頷く。
「お前の命には、その価値がある。冒険者は、その命を賭けて依頼をこなしている。すべての者が。」
強い瞳が、逃げるなとこちらに訴えてきているような気がした。
「お前の仲間も自分を賭けて出た。だから、生き残ったならその分まで立て。」
そうか、と思った。
逆らえないほど強い声だった。
僕は、生きなければいけない。
どうしようもなく、死にたくても、生きなければいけないのだ。
いま、胸が潰れそうでも。息がうまく吸えなくても。
僕は、生きる。
みんなの命となって。
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