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突撃! 新婚さんの晩御飯 【××× side】
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「なぁなぁ。柳、遅くね?」
「やっぱ行くべきだったんだよ。なんでるーちゃん、止めたのさ?」
「廻。どうしたの? あんだけ殺すとか言ってた野郎の味方するなんてさ」
「……」
「ま、いいけど。俺らはまだ、認めてないかんね」
「ぜってー、認めねぇ。だいたい、野郎同士で結婚できるわけねぇだろ、この日本でさ!」
「単純に考えると、柳を養子にしたってことなのか? 名字も紫瞠に変わってるし……」
「養子っつっても手続きとかいろいろあんだろ。んな簡単にできるもんか?」
「ちなみにさ、この中で柳の実家関係知ってる人、いる?」
「し~ん……ってか。やっぱいねぇんだな」
「そもそも、あの真城のオッサンがあんなに可愛がってた柳を、いかにも悪だってわかる青二才にやると思うか?」
「青二才って……いや、うん。それは俺も思ってたことだけどさ」
「なぁ、るーちゃん。ホントにあの赤髪野郎を病院で見たことあるのか? だとしたら、アイツは柳のことを、前から知ってたってことだろ? 少なくとも、事故当時を知ってるってことだよな」
「……」
「廻。いつまでだんまりなわけ? 廻がどう考えを改めようが知ったことじゃないけど、俺達はまだ……」
「似てる……」
「は?」
「柳ほどじゃないけど……私も人の顔は、よく覚えられる方、だと思う。あの人……」
「なに?」
「似てるって誰が?」
「……。なぁ、まさか……」
「うん。あの赤髪の人……蒼さんと目が、少し、似てる……気がする」
「やっぱ行くべきだったんだよ。なんでるーちゃん、止めたのさ?」
「廻。どうしたの? あんだけ殺すとか言ってた野郎の味方するなんてさ」
「……」
「ま、いいけど。俺らはまだ、認めてないかんね」
「ぜってー、認めねぇ。だいたい、野郎同士で結婚できるわけねぇだろ、この日本でさ!」
「単純に考えると、柳を養子にしたってことなのか? 名字も紫瞠に変わってるし……」
「養子っつっても手続きとかいろいろあんだろ。んな簡単にできるもんか?」
「ちなみにさ、この中で柳の実家関係知ってる人、いる?」
「し~ん……ってか。やっぱいねぇんだな」
「そもそも、あの真城のオッサンがあんなに可愛がってた柳を、いかにも悪だってわかる青二才にやると思うか?」
「青二才って……いや、うん。それは俺も思ってたことだけどさ」
「なぁ、るーちゃん。ホントにあの赤髪野郎を病院で見たことあるのか? だとしたら、アイツは柳のことを、前から知ってたってことだろ? 少なくとも、事故当時を知ってるってことだよな」
「……」
「廻。いつまでだんまりなわけ? 廻がどう考えを改めようが知ったことじゃないけど、俺達はまだ……」
「似てる……」
「は?」
「柳ほどじゃないけど……私も人の顔は、よく覚えられる方、だと思う。あの人……」
「なに?」
「似てるって誰が?」
「……。なぁ、まさか……」
「うん。あの赤髪の人……蒼さんと目が、少し、似てる……気がする」
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