この学園には神々の集う部活ヴァルハラが存在する

俺の通っている都城学園には、いろいろな分野にわたって専門の知識を持つ神々が存在する。

そして、その神々は、放課後になると一つの空き教室に集まり会談(部活)を始めると噂されている。

通称ーヴァルハラーだ。


ある日、俺は友人の忘れ物を取りにたまたま例の教室の前を通り過ぎると、運が悪いのか悪くないのかわからないが、会談の内容を耳に入れてしまう。


「今日の議題だ......」

「あぁ、そうだな......」

「友達......そう、友達の作り方ね」


思わず、その内容だけに笑ってしまう。

しまったと思った矢先、俺は教室から出てきた神々と称される奴らに囲まれることになる。

殺される――――そう、思ったが、神々はいつの間にかそれぞれ頭を下げてこう言ってきた。

「あ、あなたは.....! ど、どうか愚かな私たちに友人の作り方をご教授をッ!」

「「学園の母、聖母様ッ!!!」」


そう、どうやら俺は、この神々がいる学園でオカン......またの名を「聖母」のあだ名をつけられていたらしい。

この日より、俺は、神々に友人の作り方を教えることになった。
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