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72、携帯のきっかけ 奏side
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携帯を持たされるきっかけになったのはお仕事を始めて数日が経った頃、
お仕事が終わったらいつもお客さんがお父さんに電話して迎えに来てもらう。
けど、その日はお客さんが行為の後寝てしまった。
起こすか迷ったけど起こさず服を着て部屋を出てしまった。
初めは逃げるつもりなんてなかった。
でも、部屋を出て誰もいない場所に出て何も考えずにただひたすら走った。
行先もなくお父さんやお母さんから、お客さんからできるだけ遠くに行きたくて必死になって走っていた。
今なら何でもできるような気がして…
でも僕に自由なんてあるはずもなくすぐお父さんに見つかってしまった。
抵抗することもできず家に連れて帰られた。
「俺から逃げられると思ったか。」
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
これからされることが怖くて何度も謝ったけどお父さんは許してくれなかった。
僕の手足を縛り動けなくしてから、足の爪を全て剥がし足の指の骨を全て折った。
「これでもう逃げれないよな。
次逃げたらこんなんじゃすまないからな。」
終わった頃には痛みと恐怖に叫び泣きじゃくりお父さんの声は聞こえなくなっていた。
ただ理解できたのはお父さんから逃げることはできない。
それだけ。
逃げるどころか激痛で立つことも眠ることもできず、その中でするお仕事が1番辛くて忘れられない痛みになった。
それから数日後この携帯を渡された。
「これにはGPSがついてる。っつても分かんねぇか、お前がどこに逃げてもすぐに見つかるってことだよ。捨ててもすぐ分かるからずーっと持ってろよ。分かったな。」
それからずっとこの携帯を持っていた。
持っていなかったら痛いことされる。
それが怖くてお父さんの言いつけを守っていた。
お仕事が終わったらいつもお客さんがお父さんに電話して迎えに来てもらう。
けど、その日はお客さんが行為の後寝てしまった。
起こすか迷ったけど起こさず服を着て部屋を出てしまった。
初めは逃げるつもりなんてなかった。
でも、部屋を出て誰もいない場所に出て何も考えずにただひたすら走った。
行先もなくお父さんやお母さんから、お客さんからできるだけ遠くに行きたくて必死になって走っていた。
今なら何でもできるような気がして…
でも僕に自由なんてあるはずもなくすぐお父さんに見つかってしまった。
抵抗することもできず家に連れて帰られた。
「俺から逃げられると思ったか。」
「ごめんなさい…ごめんなさい…」
これからされることが怖くて何度も謝ったけどお父さんは許してくれなかった。
僕の手足を縛り動けなくしてから、足の爪を全て剥がし足の指の骨を全て折った。
「これでもう逃げれないよな。
次逃げたらこんなんじゃすまないからな。」
終わった頃には痛みと恐怖に叫び泣きじゃくりお父さんの声は聞こえなくなっていた。
ただ理解できたのはお父さんから逃げることはできない。
それだけ。
逃げるどころか激痛で立つことも眠ることもできず、その中でするお仕事が1番辛くて忘れられない痛みになった。
それから数日後この携帯を渡された。
「これにはGPSがついてる。っつても分かんねぇか、お前がどこに逃げてもすぐに見つかるってことだよ。捨ててもすぐ分かるからずーっと持ってろよ。分かったな。」
それからずっとこの携帯を持っていた。
持っていなかったら痛いことされる。
それが怖くてお父さんの言いつけを守っていた。
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