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98、嬉しい 奏side
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服…僕の服を斗真さんが買ってくれた。
お金のことが気になったけど、僕に着て欲しい服を買ってくれたのが嬉しかった。
似合うかな、斗真さんが選んでくれたんだから似合うよね。
楽しみだな。
「今日は何する?」
「…?えっと…」
急に聞かれて答えられないでいると斗真さんにふふっと笑われた。
「なんかしたいことある?」
「えっと……えっと…」
「ずっとテレビ見てるの退屈しない?」
退屈…そんなの今まで考えたこと無かった。
今までぼーっとする時間なんてなかった。
何もしてない時でも身体中の痛みに耐えてて1秒1秒を長く感じていた。
でも今は痛みもほとんどなくて何も考えずにぼーっとテレビを観ていた。
こんなこと今までしたことなかった。
「どうした?、急に黙り込んでなんかあった?」
フルフル
「退屈、違う。嬉しい。」
「? 嬉しい?」
「ぼーっとする。今までしたことなかった。痛みも怖いもなくてぼーっとする。初めて、嬉しい。」
「そっか、嬉しいな。そっかそっか、」
嬉しい理由を言うと斗真さんはクッと目を開いてから悲しい顔をした。
そっかそっかと言いながらギューっと抱きしめられる。
嬉しいを分かってくれたのは嬉しいけど、さっきどうして斗真さんが悲しい顔をしたのかが気になる。
斗真さんはたまに僕の話を聞いてさっきみたいな悲しい顔をする。
僕…斗真さんを悲しませることを言っちゃったのかな…
お金のことが気になったけど、僕に着て欲しい服を買ってくれたのが嬉しかった。
似合うかな、斗真さんが選んでくれたんだから似合うよね。
楽しみだな。
「今日は何する?」
「…?えっと…」
急に聞かれて答えられないでいると斗真さんにふふっと笑われた。
「なんかしたいことある?」
「えっと……えっと…」
「ずっとテレビ見てるの退屈しない?」
退屈…そんなの今まで考えたこと無かった。
今までぼーっとする時間なんてなかった。
何もしてない時でも身体中の痛みに耐えてて1秒1秒を長く感じていた。
でも今は痛みもほとんどなくて何も考えずにぼーっとテレビを観ていた。
こんなこと今までしたことなかった。
「どうした?、急に黙り込んでなんかあった?」
フルフル
「退屈、違う。嬉しい。」
「? 嬉しい?」
「ぼーっとする。今までしたことなかった。痛みも怖いもなくてぼーっとする。初めて、嬉しい。」
「そっか、嬉しいな。そっかそっか、」
嬉しい理由を言うと斗真さんはクッと目を開いてから悲しい顔をした。
そっかそっかと言いながらギューっと抱きしめられる。
嬉しいを分かってくれたのは嬉しいけど、さっきどうして斗真さんが悲しい顔をしたのかが気になる。
斗真さんはたまに僕の話を聞いてさっきみたいな悲しい顔をする。
僕…斗真さんを悲しませることを言っちゃったのかな…
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