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138、言いたいこと 奏side
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もう1回…
キス…
もう1回斗真さんとキスがしたい。
斗真さんに甘える方法
斗真さんを感じる方法
斗真さんを感じるといつも安心できる。
安心は抱きしめてもらったりスリスリしたりしたら感じれる。
けど、キスはその中でも1番斗真さんを感じて安心することができる。
だから、もう1回…
もう1回だけ…
パクパ…
“斗真さ…”
あ…そうだ…声…出ないんだ…
さっきみたいに自分からしたらしてくれるかもしれない…
けど…自分からするキスより斗真さんからしてくれるキスの方が…いっぱい…
キスしたい…
それだけ、それだけ言いたいだけなのに…
思い通りにいかないことが辛くて、言うことを聞かない喉を強く掴む。
なんで出ないの…
辛くて、悔しくて、悲しくて、
「ちょっ!それはダメだよ。」
あ…
パチンッ!
斗真さんに手を離されて自分がしていたことを理解した。
『何回言ったら分かるの!』
『アンタは売り物なの!傷付けるなって言ったわよね!』
あ…ぁ…あ…
いや…いや…いや…いや…
目の前には斗真さんが居るのに耳には怒ったお母さんの声が聞こえる。
来ないで…来ないで!
嫌だ!嫌だ!
殴られるっ!
目の前まで来た手を見つめたまま体が動かない。
斗真さんの困った顔…
どうしてそんな顔するの?
だんだん斗真さんの顔が黒く塗りつぶされていき斗真さんかどうかも分からなくなってくる。
聞こえる声はお母さん…
いや…やめて…やめて…
殴られてないのに身体中が痛くなる。
怖い…怖いっ
頭の中が恐怖でいっぱいになった途端目の前の人が立ち上がった。
グラッ!
嫌だ!怖い!怖い!怖い!怖い!
目の前が真っ暗になって息もできない。
触れるものが全部怖くて必死に押し返すけど思い通りに体が動かなくて余計怖さが増していく。
助けて…もういやだ…
助けて!
「とうまさん!」
キス…
もう1回斗真さんとキスがしたい。
斗真さんに甘える方法
斗真さんを感じる方法
斗真さんを感じるといつも安心できる。
安心は抱きしめてもらったりスリスリしたりしたら感じれる。
けど、キスはその中でも1番斗真さんを感じて安心することができる。
だから、もう1回…
もう1回だけ…
パクパ…
“斗真さ…”
あ…そうだ…声…出ないんだ…
さっきみたいに自分からしたらしてくれるかもしれない…
けど…自分からするキスより斗真さんからしてくれるキスの方が…いっぱい…
キスしたい…
それだけ、それだけ言いたいだけなのに…
思い通りにいかないことが辛くて、言うことを聞かない喉を強く掴む。
なんで出ないの…
辛くて、悔しくて、悲しくて、
「ちょっ!それはダメだよ。」
あ…
パチンッ!
斗真さんに手を離されて自分がしていたことを理解した。
『何回言ったら分かるの!』
『アンタは売り物なの!傷付けるなって言ったわよね!』
あ…ぁ…あ…
いや…いや…いや…いや…
目の前には斗真さんが居るのに耳には怒ったお母さんの声が聞こえる。
来ないで…来ないで!
嫌だ!嫌だ!
殴られるっ!
目の前まで来た手を見つめたまま体が動かない。
斗真さんの困った顔…
どうしてそんな顔するの?
だんだん斗真さんの顔が黒く塗りつぶされていき斗真さんかどうかも分からなくなってくる。
聞こえる声はお母さん…
いや…やめて…やめて…
殴られてないのに身体中が痛くなる。
怖い…怖いっ
頭の中が恐怖でいっぱいになった途端目の前の人が立ち上がった。
グラッ!
嫌だ!怖い!怖い!怖い!怖い!
目の前が真っ暗になって息もできない。
触れるものが全部怖くて必死に押し返すけど思い通りに体が動かなくて余計怖さが増していく。
助けて…もういやだ…
助けて!
「とうまさん!」
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