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230、2人で 奏side
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美味しい、
卵粥は何回か作ってもらった。
けど、斗真さんと一緒に卵粥を食べたのは初めてかも、
なんか嬉しくていつもより美味しく感じる。
「速いね、お腹空いてた?」
美味しくて気付いたらお皿が空になっていた。
「美味しかったね。デザートにゼリー食べようか、あーん、」
……アーン、
ぁ…甘い。
これ、熱出た時に食べたゼリーと一緒だ。
「美味しい?」
コクリ
「良かった」
ゼリーもぺろりと完食してお腹いっぱいになった。
あ、でも今から薬飲まなきゃ………
あれ?
「どうした?」
「薬は…?」
机の上には見当たらない。
「ああ、薬は昨日で最後だったんだよ。だから今日からないよ。」
薬ない…ホッ
緊張で強ばった体の力がスーッと抜けていく。
「頑張ったね。」
褒てくれたのが嬉しくて撫でてくれた斗真さんの手に擦り寄る。
「ごちそうさまでした。」
「…ごちそうさまでした。」
「偉い偉い、お腹いっぱいになったね。休憩しようか、」
コクリ
ベッドに座った斗真さんの膝の上にまたがってもたれかかった。
斗真さんの体温を感じ安心して眠たくなってきた。瞼を開けようとするもまたすぐに閉じてしまう。
「寝てもいいよ。」
耳元で囁かれた斗真さんの声に心が少し揺れる。
卵粥は何回か作ってもらった。
けど、斗真さんと一緒に卵粥を食べたのは初めてかも、
なんか嬉しくていつもより美味しく感じる。
「速いね、お腹空いてた?」
美味しくて気付いたらお皿が空になっていた。
「美味しかったね。デザートにゼリー食べようか、あーん、」
……アーン、
ぁ…甘い。
これ、熱出た時に食べたゼリーと一緒だ。
「美味しい?」
コクリ
「良かった」
ゼリーもぺろりと完食してお腹いっぱいになった。
あ、でも今から薬飲まなきゃ………
あれ?
「どうした?」
「薬は…?」
机の上には見当たらない。
「ああ、薬は昨日で最後だったんだよ。だから今日からないよ。」
薬ない…ホッ
緊張で強ばった体の力がスーッと抜けていく。
「頑張ったね。」
褒てくれたのが嬉しくて撫でてくれた斗真さんの手に擦り寄る。
「ごちそうさまでした。」
「…ごちそうさまでした。」
「偉い偉い、お腹いっぱいになったね。休憩しようか、」
コクリ
ベッドに座った斗真さんの膝の上にまたがってもたれかかった。
斗真さんの体温を感じ安心して眠たくなってきた。瞼を開けようとするもまたすぐに閉じてしまう。
「寝てもいいよ。」
耳元で囁かれた斗真さんの声に心が少し揺れる。
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