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【第0章】誕生編
送り狼
間宮美亜は、料亭の暖簾をくぐり玄関に出てくると、駅までの道を歩き出した。今日の客先との接待で疲れていた。
営業の仕事と言われればそれまでだが、やはり中年男性相手だとセクハラまがいの発言も飛び出す。いちいち気にはしてないのだが。
営業部の部長は客先と次の店に繰り出した。
美亜は、料亭の支払いをした後に、帰宅して良いと了解を得ていた。
前からやって来た黒色のプリウスが、美亜の横で止まる。
助手席のウィンドが下がり、運転席に同じ会社の管理部課長の顔が見える。
名前は確か大平だったはず。頻繁には会っていないが、会えば挨拶を交わす程度で、仕事上の話も数回ある程度。
この前は、秘書課の白石智子の話で盛り上がった例の課長だ。
「大平課長?どうかされたんですか」
美亜が尋ねると。
「会社帰りだよ。間宮さんこそこんなところで、飲み会の帰りかな」
「ええ。客先との接待で。駅まで歩こうかと」
大平は助手席のドアを開けると、美亜に乗るように指示した。
「送ってあげるから、さあ乗って」
歳が離れているとはいえ、親しくない男性の車に乗るのも抵抗があるので、美亜は一旦断った。
しかし、早くと急かす大平に甘えて、駅までならと思い、助手席に乗り込んだ。
定年前位の歳だと聞いていたが、車の中で流れているのは、意外と流行りの曲だった。
噂では、23、4歳の一人息子がいると聞いている。その影響なのかと思いながら、大平に話しかける。
「意外ですね、大平さんが流行りの曲を聴いておられるのが・・・」
「そうか。結構何でも聞くよ。古い曲から流行りまで」
大平は笑いながら言う。
暫く走ると、美亜は駅の方角でないことに気付いた。
「大平さん、駅まででいいですよ」
「大丈夫、方向合っているから」
美亜のマンションの方向には合っているのだが、もしや、大平は美亜のマンションを知っているのか。
管理部の立場上、調べればわかるのかもしれないが、やはり気色悪い。
プリウスが、車道から脇道にそれて、川の土手沿いを走り始める。
少し走った所で、大平は空地らしい場所に車を止めた。他に止まっている車はいない。
「大平さんどうかしたんですか」
怪訝に思った美亜が聞く。
「いや、これから楽しもうと思ってね」
大平が、片方の唇を釣り上げて笑う。美亜は車から逃走しようと思い、ドアレバーを引くが
、カギを掛けられていることに気付く。
その時には、大平の左手が、美亜の右手をしっかりと捕まえていた。
大平が、美亜の片方の手に手錠を嵌める。まさか本物では無いのだろうが、プラスチックの玩具では無い。
鉄の感触とそれなりの重さが感じられた。素早く美亜に覆いかぶさるようにして、手錠をヘッドレストに通してもう片方の手も手錠で繋がれる。
両手を頭の後ろで自由を奪われた美亜は、両足をジタバタして見せた。そんなことをしてもどうにもならないのを承知で。
白いスラックスのベルトを緩められて、足元にまで引き下げられる。両方を紐で結んだ黒のTバックが現れる。
大平の唾を飲み込む音が、美亜に聞こえたような気がした。どこから出したのか、大平の手の中で男性器の形状をした玩具が、モーター音を立てながら蠢いている。
布地の面積が少ないTバックの上から、蠢く玩具の先端を恥丘にあてがわれる。玩具が振動しながら、徐々に下側へと移動していく。
Tバックで隠された陰部の辺りを、玩具の先端で捏ね繰り回される。美亜は、身を捩り逃れようとするが、大平は執拗に秘部を狙って先端を当てて来る。
大平は、右手で玩具を押し当てたまま、左手でTバックの左右の紐を解きにかかる。Tバックはすぐに下半身から捲られ、美亜の手入れの行き届いた、ツルツルの下半身が剝き出しになる。
玩具を直接敏感な部分に当てがわれて、美亜は、不覚にも自分が感じていることを知った。
車内の狭い空間で、大平の息遣いと美亜の断続的な喘ぎ越えだけが響いている。
大平は、玩具を奥深く美亜の秘部に突き立てると、手を放して、美亜のブラウスのボタンを外していく。
美亜の秘部に突き立てられた玩具は、取っ手部分だけを外に出した状態で、クルクルと円を描くように蠢いている。
ブラウスが開けられて、黒いブラも取られると、お椀型の乳房に大平の両手が被さる。美亜の立ち上がった乳首を大平が口に含むと、乳首を荒々しく吸う。
下半身の刺激と相まって、美亜は腰を少し浮かせる。手錠をされた手が、身を捩る際に手首に食い込んできて痛みが襲う。
大平は舌先で乳首を舐っては、唇で挟むを繰り返している。
右手は玩具を掴んで、固定しているせいで、美亜の膣内でグルグル動く感触がある。
玩具を出したり入れたりを繰り返すせいで、美亜の愛液が尻を伝い、助手席のシートに染み込んでいく。
快楽に飲み込まれまいと抵抗していた美亜だが、いつしか身も心も吞み込まれていた。
大平が助手席のシートを後ろに倒すと、背もたれの部分に跪き、スラックスのベルトを緩めて、自身の肉棒を剝き出しにする。
すでに充血しきったそれは、そそり立つ感じで、美亜の目の前にある。
大平は後部座席に手をついて、大きくなっている一物を美亜の口に押し込んできた。
口を閉じて抵抗していたが、身動きできないこの状況では、もしかすると命まで取られかねないと思った。
逃げ出せるチャンスが来るまでは、大平を怒らせることはしないでおこう。
美亜は覚悟を決めて、口を軽く開けて、大平の一物を迎え入れた。サイズは本当にバナナ位のサイズ感で、バナナの比でない位に固かった。
それを根本付近まで押し込まれると、口中では収まらずに喉の辺りまで肉棒が入る。
嘔吐感と一緒に涙が溢れ出す。ガッチリではないが、接待で夕食もアルコールも取った後である。
吐き気が襲い、美亜はえずくのを必死に我慢していた。完璧な闇では無いので、大平は美亜の表情を見ているのだろう。
吐かれる手前で一物を少し引く。しばらくして根元まで差し込むを繰り返す。美亜にとっては、拷問以外の何物でもなかった。
次第に大平の動きが早くなってくる。根元まで差し込むことは無く、舌先が亀頭部分に当たる位置で腰を振る。
固かった肉棒が、さらに硬度を上げるかのように感じた瞬間、美亜の口内に大平の精液が注ぎ込まれる。
涙ですでにメイクが崩れている美亜の口から一物を抜くと、美亜は顔を横に向けて、精液を口から吐き出した。
それでも口内に残る精液が、生臭く不味かった。
間宮美亜は、停車駅のアナウンスで目が覚めた。アパートのある最寄り駅だ。いつの間にか眠ってしまったようだった。
しかし変な夢を見たようだ。何故か大平課長に襲われる夢。
智子の影響で見たのだろうか。車両はこの時間混雑していない。列車が止まり降りる際に口中が生臭く不味いのに気が付いた。
美亜は駅のトイレに駆け込むと、自分の姿を映してみる。泣いた後のように目の辺りだけメイクが崩れている。
ティッシュで口中の唾液を出すと、やはり生臭いような唾液が出てきた。ふと両手に目が行くと、夢でされたように手錠の後らしき鬱血した帯状の跡があった。
いつもの四人が集まって、おしゃべりしながら、テーブルに弁当を広げていた。智子が大平課長に襲われたと話してから、1週間が経とうとしていた。
「私も昨日、大平課長に襲われた。夢の中で・・・」
一通りの他愛無いおしゃべりの後、ポツリと美亜が呟く。皆は『えぇっ』という表情で、美亜を見詰めて来る。
「言わないでおこうかなっとも思ったんだけど。帰りの電車内で、眠っている時に襲われて」
「夢の中だよね。本当に襲われたんじゃないよね」智子が聞く。
「夢だと思うんだけど。でも、リアルな夢で。夢で手錠を嵌められて。その跡がほら」
美亜は、両手首を顔の前に差し出す。鬱血の跡がまだ残っている。
「夢で見たことが、現実に起こっていたってこと」
由香里が、半信半疑で両手首を見る。
「そんなことはあり得ないのわかっているけど。でも、これは何」
その場に居合わせた3人には説明できなかった。
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