置換変異の最前線~星を救いに行ったら、私の心を奪ってみるかと敵に言われた~

 異星人に侵略された星。
 純粋なる星のエネルギーを保つ場所は、もはや原初の森だけだった。
 星の意思は消滅を望んでいる。"純血" のアステルは、その意思を尊重しようと決めた。

「だけど、その前に。少しでも可能性があるのならと思って、ここに来た」

 異星人に協力を求めたアステルの思いは、打ち砕かれる。彼は、この星が消滅しようが構わないというのだ。

「試しに、私の心を奪ってみるか?」
「……なに?」
「心を奪われたら、その者のために何かをしたいと、思うものなのだろう」

 はたして、アステルと星の運命はいかに――。

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