完璧なお見合い結婚〈完全完結〉9/12完全完結しました！

大学生決め事 9

しつこく唇に食むようにキスをされ　舐めあげられ　拒絶することを許されず。

この時点でトロトロに溶かされ息が上がりだす。

首から舐めあげられ耳に到達していやらしく耳の輪郭を舌全体でなぞって...。

..んっ...

我慢しても声が漏れて　凰雅さんの目に熱がこもる。

耳を　くちゅ　くちゅ　とゆっくりねぶられ　また声が出る。

我慢できない

あっ...ン....
　

凰雅さんは私の小指を口に含み
丁寧に舐めてキスをする
大切な愛しい物を扱うようにやさしい動作で。

妖しい眼差しで私を伺ってから　そうっと首にゆっくり舐めるようにキスを落として。

私の身悶えを確認しながら　鎖骨を舐める。

朦朧とする意識の中で執拗に舐められているんだと思っている間に　ブラウスのボタンが外され胸の小さな谷間を舐め始めていた。


今までと違う刺激と羞恥心で

ああ...

と声が震える。


凰雅さんはブラのホックを外すと　

小ぶりな胸が　ぷるん　となるのを凝視していた。

私は恥ずかしくて　手で被うようにすると　即座に両手首を掴まれ制止されて

「隠すな　やっとここまで来たんだよ。むちゃくちゃ旨そうだから」

嬉しそうにそう言って　私の胸の先をやさしく口に含んだ。

旨そう　って...。

スローモーションのように　それを見ていた私は　身体が跳ねる位に反応してしまい。

その反応は　羞恥なのか　快楽なのか。

何か分からぬまま　凰雅さんのくれる刺激を受け入れて。　

苦しそうに眉を寄せる凰雅さんに気がつき

「凰雅さん...？苦しいの？」

どうにか声を絞って問いかけた。

凰雅さんは　驚いた表情をしてからニヤリと笑って

「楽にしてくれるか...？結の手で」

そう言って妖艶な笑みを浮かべた。


聞いた途端に　

自分が何を言ったのか

気がつき　真っ赤になる。


そうか...。

そこまで責任取れなきゃこんな事凰雅さんにとって中途半端に辛いことなんだ。

まだ私にはハードルが高い....

凰雅さん　もうちょっと待って...。

頑張って覚悟決めるから　それまで。

あなたとずっと一緒にいる揺るぎない自信をつけるから。



「凰雅さん...もう..」

“止める”

その言葉は　ずるい凰雅さんのキスでわざと塞がれて言うことが出来ない。

暫く翻弄されてから　私はどうにか体を起こして凰雅さんを制止した。


「凰雅さん　待って。もう離れたくないの」

凰雅さんの動きが止まり私を見上げる。

「流されて自分の気持ちを見失いたくない。もう少し凰雅さんと私の関係に自信をつけさせて」

突然

凰雅さんは全身の力を抜いて私に体を預けた。

凄く重くて　うう.. と　うめき声しか出てこない。

何がしたいのか　お　おう　が　さん　と名前を呼ぶと

「これぐらい我慢しろ！俺の我慢する辛さに比べたら屁でもねえだろ！」

と。

嫌がらせだったんだ　と気づいて

思わず子供っぽさに笑ってしまった。