完璧なお見合い結婚〈完全完結〉9/12完全完結しました!

ココ

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これからの事 3

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「今回本当にありがとうございました。佐藤さんが居なかったら 何も分からなくてもっと無謀な事をしていたかもしれません」

私は頭を下げて感謝の気持ちを伝え 気になっていたことをきいた。

「盗聴機つけてたんですか?」

「ああ 清掃中に忘れ物を装って回収してきたよ。下着見てで叫んでたよね」

...本当に 盗聴してたんですね。


そして セキュリティーボックスの暗証番号をなぜ知っていたのかきくと

「凰雅君の誕生日だったから。まず試してみるよね」

...そーですか。
...そーですよね。

「スマホの暗証番号も同じだったから念のため僕の電話番号いれておいた。

あっ そうだ 凰雅君に今朝電話をもらって。ああホテルの電話から日本の事務所に。半信半疑でかけ直したら 今回一ノ瀬さんを結果的に守ってくれてありがとう って。 初めてお礼を言われた。」

それと短期だけどいい条件の仕事もオファーされて

そう言って 嬉しそうに爽やかに笑い 氷が溶けて薄まったアイスコーヒーを飲み干した。


どういう種類の好意か曖昧にしか分からないけれど 命をはってまでタイに駆けつけた佐藤さんを単純に尊敬する。

凰雅さんが戻って来る前に佐藤さんとはもう一度礼を言って別れた。


それから
部屋に戻ると少しして凰雅さんが戻って来て。

私を見て最高の笑顔で頭を引き寄せやさしくキスする。
それだけで私の気持ちは幸せで 凰雅さんにぎゅっと抱きついた。

「後の予定は?仕事?」

一緒にいれるのか 確認したくて問う。


凰雅さんは私の髪を撫でながら

「昼飯食ったら仕事で出る。それで今回の出張は終わりだ」

「その後何処かに出かける?」

「いや 日本へ帰る。もう飛行機のチケット取ったから」

「えっ」

そうなんだ...もう少しこの空気を味わっていたかった。
ちょっぴり残念に思い。

「日本で仕事?」
「いや」
「それなら..」

ニヤリと笑った凰雅
「プロポーズされててな。辛抱出来ねえみたいだから少しでも早く籍入れてやろうと思って」

はい?

笑いを堪えながら私の目を見て 嬉しそうに触れるだけのキスをした。

そして耳元で ささやく。

「待てねえんだよ。俺が」

それから耳にもキスをした。
少し湿ったキスで 何だか甘い雰囲気なのかも...




ちょっとだけ 戯れてからレストランで食事を取り 

凰雅さんの仕事が終わって 前日連絡を受けていた日本大使館に寄った。
そこでも今回のお小言を受け 終わり次第 飛行機に飛び乗り。

「チャーターだとエロいことも出来たんだけどな」

凰雅さんは飛行機をチャーターすることもしばしば有るらしい。
そんな人と家族になる衝撃を受け止めようとしていると

「そうか 興味あるのか。結はエロいんだな。また乗せてやる」

そう言って意地悪そうな顔で頬を撫でた。
  

行きと違って凰雅さんと一緒だとファーストクラスも寛げてなかなか良い。
エコノミー専門の私が上から目線とは厚かましい。

心なしか 浮かれているのかも。
....今だけは容認して欲しい。

日本に帰ったら通常運転に戻りますので。

そんな事を思いながら凰雅さんを見ると私を見ていて。
幸せそうに微笑で 暫くの間手を伸ばして指を絡ませて。
手が辛くなってきたので私から手を離すと「根性なし」と罵られたのに 楽しそうに片眉を上げて身を乗り出してきた凰雅さんにやさしくおでこにキスをされた。
 
それから 二人して目を瞑った。
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