完璧なお見合い結婚〈完全完結〉9/12完全完結しました!

ココ

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高校生 変化 1 

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...何だか最近目が合うような気がする...。



「結!急ごう!遅れるよ!」

音楽教室の次 体育って って親友の玉井里美はぶつぶつ怒っている。

ほんとにそうだよね なんて返事しながら違う事を気にしていた。


クラスも学年も 全然違うのに 

最近よく目が合うよう....  ような気がする。




彼は学校の 2つ上の学年で 有名人で。

どうして有名人かと言うと 幼稚園から大学迄 エスカレーター式で上がれることで知られる 着飾った子が多い通称坊っちゃんお嬢様学園で

真っ暗な髪と真っ暗な瞳。

男性的なのに綺麗な顔立ち。

洗練された雰囲気


そして 





  ーーその存在感。


誰にも 真似の出来ない空気をまとい その場を支配する

覇者のそれ。



誰もが一目置く存在だった。

彼はこの学園で融通の効かせられる特別な存在で
余り学校に来ない。

彼が好き勝手出来るのは寄付金が半端な額ではないから。

彼のうちは ここでは極普通の会社経営。

それでも半端ない寄付金を納められるのは 彼自身が中学生の時 まずソーシャルゲームサイトを立ち上げ数々のヒットを飛ばし 
ソフトとハードを組み合わせたデータ高性能専用機をいち速く開発したり 数々の重要ソフトを組んだりして 高三の今 アメリカの雑誌に載る位の成功をIT業界で収め続けているから。


そんな自信に裏付けられた存在感も 元々空手の有段者で凄い腕前に基するという。

喧嘩はしないが 以前 正当防衛で身を守った時 それを見た人が震え上がったと言う伝説まであり。

綺麗な顔に 覇者の空気。

女子も男子も 彼に夢中だった。


そんな 周りの波に乗れない私は 彼の事が苦手で。

私の家は お金持ちではなく 華族の家系で 少ない資産を大事につましく糧にしてきた一ノ瀬家。

派手な生活には慣れていなくて 彼の聞くところによるきらびやかな生活には目眩がしそうだった。

その上 彼は男女交際にだらしがない事でも有名で 学校に居るときには確かにいつも女子を引き連れていた。

彼が歩くその周りに かなり素敵な男子数人と その後にこれまた見目麗しい女子数人。

随分派手なお付き合いをしているみたいで 取り巻きのお姉様が聞こえるように話をして
グループ以外の女子を牽制していた。

それを見ると私は 女子の恐ろしさの本懐を垣間見るようで 身震いして。
違う世界の事 と 一線を画していた。




ーーそんな私に何の用でしょう。


更衣室に移動中

遠くから 彼は私を見つめ続けた後

目を反らさずに こちらに歩いてきた。
里美は先に行ってしまってて。


...きっと 見間違いだと思って 見なかった事にして 


  
   逃げる。

それしか思い浮かばず 始めは早足で。

段々 走り出し。

後ろで何か聞こえた気がしたけれど 無かった事にして 夢中で走った。

その甲斐あり 逃げ切れたようで。

何の間違いか分からないけれど 今まで以上に 彼を避けようと決心した。


だいたい
私は男女交際に興味が無かった。
無かった と 言うよりも するつもりが無かった。

何故か。

それは一ノ瀬家と言う由緒正しい家柄と少ない資産が関係ある。

つましく生活すれば 今の生活は続けられる。

でも この家を守れる人と 間違いなく結婚するため。

同学年で10ヶ月上の兄がいるから 嫁に行く身なんだけど 家柄が必要な人と結婚して 援助が出来る人と

将来はお見合い結婚するつもりだったから。

お金目当て と言うかもしれないけど ギブアンドテイクで 特別な事ではない。

だから 未来のないと分かっているような恋愛をする気にはなれなくて。


私が今の両親に大切に育ててもらった事も 関係していると思う。
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