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第3章 女騎士と仲間たち
3-4 女雑魚兵の吐息
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女雑魚兵の装備は極めて簡素なものだった。アーマーも耐性の低い金属で、しかも重量があり、テツの追跡に簡単に捕えられてしまったのも納得がいく。
ナマは女雑魚兵の装備や衣類を淡々と脱がしていく。胸にはさらしが巻いてあったが、なんともぞんざいな巻き方だった。
「これじゃあ、邪魔なだけね」
そう言うとナマは、一瞬の早業でさらしを巻き取ってしまった。女雑魚兵の乳房がゆきたちの前に晒された。決して大きくはないが形の良い膨らみの上に凛とした乳首がツンと勃っていた。テツとトモの視線が動いたのを見て、ゆきは自分の乳房を見られているような変な気分を催していた。実はテツの仕込んだ睡眠薬には、催淫剤も混ぜられていた。その効果がこんなところで表出していたのだった。
「やめろ、もう、殺せよ」
ゆきの頭の中で、抵抗する上半身裸の女雑魚兵が、先の戦線で磔に捕らえられた時の自分と交錯する。横にいるテツの股間が膨らんでいることにも気づいてしまい、ゆきは自らのメスの部分が熱くなっていることに戸惑い、こんな場面で発情している自分に羞恥した。
ナマは相変わらず淡々と、次は女雑魚兵の下半身の衣類を剥いていく。必死に抵抗する女雑魚兵に、
「暴れないのよ、お姉さん。今、気持ち良くしてあげるから」
黒の革製のパンツを降ろすと、股間には割れ目に沿って戒めのような紺色のテープが貼り付けられていた。簡易の貞操帯という意味合いなのだろうか。
「性奴隷ね。可愛そうなお姉さん」
ナマはその戒めを優しく剥がし、女雑魚兵の無毛の秘所を解放する。しっかりと閉じた貝の割れ目からほんの僅かにはみ出した陰唇の一部が見て取れた。
「ああ、なんてことだ。おれはもう終わりだ。殺してくれ、頼むから殺してくれ」
全裸になった女雑魚兵は、ひとりの女に戻った。年齢は定かではないが、二十歳前後、ゆきと変わらないのではないのではないか。身長は160cm足らず、肌の色はやや濃いめの褐色に近く、よく見ると身体には刃物傷と見られる痕跡が散見された。
「これからお姉さんに古式ゆかしき和風下着をつけてあげるのだけど、貴方が知っていることをちゃんと話してくれるなら気持ちのいい結びを、話してくれないなら、気持ち良すぎる結びを施します。さてどっちがご希望ですか?」
「おれは何にも知らねえ。それに何をされたって感じるなんてこともない。脅したって無駄だ。さっせと殺せよ」
「はいはい、はいはい。分かりました。では遠慮なく遊ばせてもらうわね」
ナマはさらしを手に取り、女雑魚兵の胸をなぞるように柔らかくかつメリハリの効いたテンションで巻きはじめる。布地もあの至高の感触を生み出す最高級シルク。次の瞬間には布の下で女雑魚兵の乳首が膨張してくるのが分かった。
「うっ、ふぅぅー」
女は、感じないと言ってもの1分もしない内に身体をビクビクさせて吐息を漏らした。だらしない。さらしを巻いて欲しいのは私のほうだと、思いながら、ゆきは自分の股間の疼きに必死に耐えていた。テツの怒張に気を取られていて気が付いていなかったが、トモの股間の方は相変わらず穏やかなままである。ナカはぼんやり空を眺めている。面白いチームだなあと、改めて思う。
女雑魚兵の股間から一筋のしずくが太ももに流れ出した。ナマのさらしはまるで意思を持つかのように、女の背中もわき腹も、乳房も乳首も、ローター以上に精度の高い微振動で攻め続ける。ナカが締め付けを強くすると高く激しく、微妙に緩めると緩やかに重低音のように下から突き上げる振動に変わった。
「うっ、あっ、ああ、ああああ」
女雑魚兵の喘ぎ声が激しくなり、股間のしずくは3筋になって踝に迫っていた。さらしだけでこの感度。どこが不感症か?いや、恐らくは今まではろくな愛撫も受けてきていなかったのだろう。SEXは汚らしく、そして不快なものと感じていたのではないか。そこにナマの極悪非道レベルの快楽拷問をぶち込まれたら、このまま失神間違いなしだろう。失神させるのが目的ではないから、その辺の調整はナマがやるだろうが。それにしても、このままじゃ私の方も太ももに汁が流れてしまいそうだと思ったゆきは、警備に立つと言って、部屋を出た。
偵察を口実に拷問部屋を出たゆきは、股間の疼きを解消しようと、人目につかない場所を探した。何しろ無人の町だけに、そういう意味ではどこにあっても人目には付かないのだが、逆に敵の監視の目はいたるところにある。例えば町の入口のカラスのような分かりやすいものなら良いが、何に擬態させているか分からない監視カメラに、オナニーショーを見せるわけにはいかない。そう考えたところで、否、むしろわざと見せるべきなのかも知れないと思い直す。
小さな光の襲撃もテツがゆきにいたずらを仕掛けたところだったことを踏まえても、この旅館はほぼスケルトンに相違ない。
ドスケベどもめ。
いつ現れるか分からない敵を警戒し続けるほど疲労することはない。おびき出す方が楽、か。よし、見るなら見なさい。来るなら来なさい。正面からの戦闘なら負けることはない。女雑魚兵の貧弱な装備を見て、ゆきは改めてそう確信していた。ゆきはアーマーを外し、敵に見せる為のオナニーショーを開演した。それが明らかに口実であることは、自分自身が一番よく分かっているのだが......。女がエッチに大義名分を求めるのはいつの世にもあることだ。それは最強女騎士のゆきであっても例外ではないのだった。
拷問部屋には、女雑魚兵の嗚咽がひっきりなしに響いていた。完全にナマの術中に嵌った女雑魚兵は、初めての快感に狂喜し、登り詰める寸前まで高められながら、絶妙の手綱捌き(実際にはふんどし捌き)でイケない状態を繰り返されていた。
「あっ、あああああ、ああ、あっ、も、もう、ダメ、ゆ、ゆるして・・・もう、い、いかせて・・・」
女の悲痛の懇願にもナマの容赦ない快感拷問が続く。足元には既に池が出来ていた。
「いいのよ、ずっと黙っていても。その内に気が触れてしまうかも知れないけどねえ。知ってることを教えてくれたら、今まで見たこともない桃源郷に連れて行ってあげるのに。この子、地獄めぐりが本当に好きなのね」
「もうダメ、ダメ、ダメ、あ、言うわ、あなたの言うことなら、何でも聞く。だから、ね、ね、イカせて、オネガイよーーーー」
「じゃあ、しゃべりなさい。あなたたちのボスはだれ?」
「ボ、ボスは、ジャッカル様よ。ね、ねえ、お願い・・・ああああああ、ふうー、ふうー」
やはりジャッカルか。ということはジャクソン絡みってことで間違いない。テツが確信する。
「アジトはどこ?」
続けてナマが問う。
「あ、あじ、とは、・・・・・・・・」
「あじとは?」
「こ、こ、ここよ」
「ここ?」
次の瞬間、拷問部屋の扉が開き、小さな光の玉が投げ込まれた。逃げていく人影。
「危ない!伏せろ!」
テツの声に全員が身を伏せる。投げ込まれた光の玉は一本の剣に変形し、その刃の先を女雑魚兵に向けて狙いを定めた。
「リモコンか?」
次の瞬間、剣は女雑魚兵の心臓めがけて宙を駆けた。同時に女雑魚兵の股間にあった白い紐が剣に向かってギュンと伸び、その刃をたたき落した。キーンという音ともに折れた剣は床に転がり動かなくなった。
「この子はあたしの獲物よ。横取りは許さない。それにもうお話しは終わったから、あとは天国に連れて行ってあげるだけ。......でも、ちょっと時間がないみたいね。お預けで悪いけど、あとでちゃんと天国に連れて行くから待っててね」
テツが拷問部屋の扉を開けて外に出る。敵の気配はない。あじとはここ。つまり、俺たちは敵の手の平の上にいたってことか?ゆきは、ゆきはどこだ?テツは慌ててあたりを探して走り回ったが、ゆきの姿は見当たらなかった。
(続く)
ナマは女雑魚兵の装備や衣類を淡々と脱がしていく。胸にはさらしが巻いてあったが、なんともぞんざいな巻き方だった。
「これじゃあ、邪魔なだけね」
そう言うとナマは、一瞬の早業でさらしを巻き取ってしまった。女雑魚兵の乳房がゆきたちの前に晒された。決して大きくはないが形の良い膨らみの上に凛とした乳首がツンと勃っていた。テツとトモの視線が動いたのを見て、ゆきは自分の乳房を見られているような変な気分を催していた。実はテツの仕込んだ睡眠薬には、催淫剤も混ぜられていた。その効果がこんなところで表出していたのだった。
「やめろ、もう、殺せよ」
ゆきの頭の中で、抵抗する上半身裸の女雑魚兵が、先の戦線で磔に捕らえられた時の自分と交錯する。横にいるテツの股間が膨らんでいることにも気づいてしまい、ゆきは自らのメスの部分が熱くなっていることに戸惑い、こんな場面で発情している自分に羞恥した。
ナマは相変わらず淡々と、次は女雑魚兵の下半身の衣類を剥いていく。必死に抵抗する女雑魚兵に、
「暴れないのよ、お姉さん。今、気持ち良くしてあげるから」
黒の革製のパンツを降ろすと、股間には割れ目に沿って戒めのような紺色のテープが貼り付けられていた。簡易の貞操帯という意味合いなのだろうか。
「性奴隷ね。可愛そうなお姉さん」
ナマはその戒めを優しく剥がし、女雑魚兵の無毛の秘所を解放する。しっかりと閉じた貝の割れ目からほんの僅かにはみ出した陰唇の一部が見て取れた。
「ああ、なんてことだ。おれはもう終わりだ。殺してくれ、頼むから殺してくれ」
全裸になった女雑魚兵は、ひとりの女に戻った。年齢は定かではないが、二十歳前後、ゆきと変わらないのではないのではないか。身長は160cm足らず、肌の色はやや濃いめの褐色に近く、よく見ると身体には刃物傷と見られる痕跡が散見された。
「これからお姉さんに古式ゆかしき和風下着をつけてあげるのだけど、貴方が知っていることをちゃんと話してくれるなら気持ちのいい結びを、話してくれないなら、気持ち良すぎる結びを施します。さてどっちがご希望ですか?」
「おれは何にも知らねえ。それに何をされたって感じるなんてこともない。脅したって無駄だ。さっせと殺せよ」
「はいはい、はいはい。分かりました。では遠慮なく遊ばせてもらうわね」
ナマはさらしを手に取り、女雑魚兵の胸をなぞるように柔らかくかつメリハリの効いたテンションで巻きはじめる。布地もあの至高の感触を生み出す最高級シルク。次の瞬間には布の下で女雑魚兵の乳首が膨張してくるのが分かった。
「うっ、ふぅぅー」
女は、感じないと言ってもの1分もしない内に身体をビクビクさせて吐息を漏らした。だらしない。さらしを巻いて欲しいのは私のほうだと、思いながら、ゆきは自分の股間の疼きに必死に耐えていた。テツの怒張に気を取られていて気が付いていなかったが、トモの股間の方は相変わらず穏やかなままである。ナカはぼんやり空を眺めている。面白いチームだなあと、改めて思う。
女雑魚兵の股間から一筋のしずくが太ももに流れ出した。ナマのさらしはまるで意思を持つかのように、女の背中もわき腹も、乳房も乳首も、ローター以上に精度の高い微振動で攻め続ける。ナカが締め付けを強くすると高く激しく、微妙に緩めると緩やかに重低音のように下から突き上げる振動に変わった。
「うっ、あっ、ああ、ああああ」
女雑魚兵の喘ぎ声が激しくなり、股間のしずくは3筋になって踝に迫っていた。さらしだけでこの感度。どこが不感症か?いや、恐らくは今まではろくな愛撫も受けてきていなかったのだろう。SEXは汚らしく、そして不快なものと感じていたのではないか。そこにナマの極悪非道レベルの快楽拷問をぶち込まれたら、このまま失神間違いなしだろう。失神させるのが目的ではないから、その辺の調整はナマがやるだろうが。それにしても、このままじゃ私の方も太ももに汁が流れてしまいそうだと思ったゆきは、警備に立つと言って、部屋を出た。
偵察を口実に拷問部屋を出たゆきは、股間の疼きを解消しようと、人目につかない場所を探した。何しろ無人の町だけに、そういう意味ではどこにあっても人目には付かないのだが、逆に敵の監視の目はいたるところにある。例えば町の入口のカラスのような分かりやすいものなら良いが、何に擬態させているか分からない監視カメラに、オナニーショーを見せるわけにはいかない。そう考えたところで、否、むしろわざと見せるべきなのかも知れないと思い直す。
小さな光の襲撃もテツがゆきにいたずらを仕掛けたところだったことを踏まえても、この旅館はほぼスケルトンに相違ない。
ドスケベどもめ。
いつ現れるか分からない敵を警戒し続けるほど疲労することはない。おびき出す方が楽、か。よし、見るなら見なさい。来るなら来なさい。正面からの戦闘なら負けることはない。女雑魚兵の貧弱な装備を見て、ゆきは改めてそう確信していた。ゆきはアーマーを外し、敵に見せる為のオナニーショーを開演した。それが明らかに口実であることは、自分自身が一番よく分かっているのだが......。女がエッチに大義名分を求めるのはいつの世にもあることだ。それは最強女騎士のゆきであっても例外ではないのだった。
拷問部屋には、女雑魚兵の嗚咽がひっきりなしに響いていた。完全にナマの術中に嵌った女雑魚兵は、初めての快感に狂喜し、登り詰める寸前まで高められながら、絶妙の手綱捌き(実際にはふんどし捌き)でイケない状態を繰り返されていた。
「あっ、あああああ、ああ、あっ、も、もう、ダメ、ゆ、ゆるして・・・もう、い、いかせて・・・」
女の悲痛の懇願にもナマの容赦ない快感拷問が続く。足元には既に池が出来ていた。
「いいのよ、ずっと黙っていても。その内に気が触れてしまうかも知れないけどねえ。知ってることを教えてくれたら、今まで見たこともない桃源郷に連れて行ってあげるのに。この子、地獄めぐりが本当に好きなのね」
「もうダメ、ダメ、ダメ、あ、言うわ、あなたの言うことなら、何でも聞く。だから、ね、ね、イカせて、オネガイよーーーー」
「じゃあ、しゃべりなさい。あなたたちのボスはだれ?」
「ボ、ボスは、ジャッカル様よ。ね、ねえ、お願い・・・ああああああ、ふうー、ふうー」
やはりジャッカルか。ということはジャクソン絡みってことで間違いない。テツが確信する。
「アジトはどこ?」
続けてナマが問う。
「あ、あじ、とは、・・・・・・・・」
「あじとは?」
「こ、こ、ここよ」
「ここ?」
次の瞬間、拷問部屋の扉が開き、小さな光の玉が投げ込まれた。逃げていく人影。
「危ない!伏せろ!」
テツの声に全員が身を伏せる。投げ込まれた光の玉は一本の剣に変形し、その刃の先を女雑魚兵に向けて狙いを定めた。
「リモコンか?」
次の瞬間、剣は女雑魚兵の心臓めがけて宙を駆けた。同時に女雑魚兵の股間にあった白い紐が剣に向かってギュンと伸び、その刃をたたき落した。キーンという音ともに折れた剣は床に転がり動かなくなった。
「この子はあたしの獲物よ。横取りは許さない。それにもうお話しは終わったから、あとは天国に連れて行ってあげるだけ。......でも、ちょっと時間がないみたいね。お預けで悪いけど、あとでちゃんと天国に連れて行くから待っててね」
テツが拷問部屋の扉を開けて外に出る。敵の気配はない。あじとはここ。つまり、俺たちは敵の手の平の上にいたってことか?ゆきは、ゆきはどこだ?テツは慌ててあたりを探して走り回ったが、ゆきの姿は見当たらなかった。
(続く)
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