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第6章 女騎士の決戦前夜
6-4 DAISUKI
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白いさらしを胸と股間に締めたゆきが、変態コスプレチームに挑んでいく姿を見て、ナマはとても美しいと感じていた。あの日新宿で見たこの姿を、ずっと追いかけてきたのだ。夢のようなシーン。ナマは自らもその戦いの輪の中に飛び込んでいった。
多勢に無勢ではあったが、本気のゆきの強さは半端ではなかった。一瞬の油断があったとはいえ、あのマラダイを退けた島風にも、ゆきは丸腰でありながら全く引けを取ることがない。それどころか互角以上。恐らく通常の装備で挑んだならば、ゆきが圧勝していたのかも知れない。そう思える戦いぶりだった。
しかし、実力差の小さい中で明らかな人数に差がある戦闘では、時間が経過すればするほど、その差を広げてしまうことになる。善戦していたが疲労の見えたナマが、白布を陸上選手に奪われ攻撃の手を失ったところで、あえなく羽交い締めに捕まったところで万事休すだった。
「そこまでだゆき、こいつがどうなってもいいのか?」
この時点で変態コスプレチームでまともに戦闘可能な状態だったのは、島風とセイバーとこの陸上選手だけだった。あと一歩、あと一歩足りなかった。
2人の美女は、再び拘束されてステージの上に全裸で晒された。もはや容赦しないとばかりに、島風はいきり勃ったイチモツを、いきなりゆきの背後からヴァギナに押し当てた。それは本場のフランスパンと見間違えるほどとてつもなく巨大なイチモツだった。
「やめろ、そんなもの入るわけないだろう」
腰を振って逃れようとするゆきを、セイバーと陸上選手が二人がかかりで押さえつける。
「や、やめろ、そんな、む、無理だ、あ、ああ、や、やめてくれ」
剥き出しにされた女性器に島風がローションを塗りたくる。媚薬である。ゆきは塗られた瞬間から股間が熱くなるのを感じた。
薬物には耐性のあるゆきだが、効果を無効に出来るわけではない。熱くなった陰部から恥ずかしい汁が流れ出すのを、意思の力で止めることは出来なかった。
「準備OKのようだなゆき。俺の精をたっぷりぶち込んでやろう。そして俺の子を産むんだ。いい子が生まれるぞ」
「ふざけるな、誰がお前の子など」
「まあ、実際にはこれからお前は何人もの精をこの穴で飲み込むんだ。子が出来ても誰の子か分からないだろうがな、ハハハハハハ」
島風は溢れんばかりの愛液に濡れそぼったゆきの陰唇を生のペニスの先端でこじ開けた。
「ああああ、や、やだ、ああ、い、いや、あ、あああ」
ゆきの悔しさに塗り込められた悲痛の叫び声が、凌辱会会場に響き渡る。
「ぐをおお、うああ、あああああっ」
しかし、島風の特大のイチモツがゆきの身体に半分近く埋め込まれた時、あられもない声を上げたのはゆきではなく島風の方だった。
女ゆえの弱みを、強さに変える為に鍛錬してきたゆきの秘部に備わった、男に桃源郷を見せる淫技は、かつてジャッカルを昇天させ、大ピンチからの大逆転劇を導いたが、ここでもまたその力を存分に示した。
島風は、慌てて身体を離した。
「ふ、ふうーーっ。何だこいつのおまんこは?迂闊に突っ込んだらちんこを食われちまうぞ」
すぐに抜かれてしまったのはゆきにとっては誤算だった。不意をついて一気に精を抜き取ってこその淫技だけに、島風の危機回避能力の高さに舌を巻くしかなかった。次のチャンスはもうないかも知れない。
案の定、島風は陸上選手とセイバーにゆきの両脚を広げることを指示し、露わになった陰部に咲いた艶やかな花びらを左右に大きく開かせた。満開に曝け出されたゆきの陰部は、そのクリトリスもアナルも完全に露出され、強い力で広げられた陰唇の形状は既に割れ目ではなく、体内へと続く「穴」の存在を晒していた。島風は改めてその「穴」に向かって自らのイチモツを突き立てた。入口を強引にこじ開けられたゆきの膣は、島風を無防備に深く迎え入れていく。
「おおおっ、たまらねえなこの感触は。だがお前ら、油断するなよ。こいつは何を......」
話の途中で島風は、強烈な竜巻に飲み込まれたかのように宙に浮きあがり、10メートル以上離れた客席に堕ちた。一体何が起こったのか?ゆきは起き上がって竜巻の起こった方向に目をやった。
トモだった。
次の瞬間には、陸上選手もセイバーも、有無を言う間もなく叩きのめされていた。正に覚醒。突き抜けた強さだった。
「悪かった。途中でジャクソンに会って、手間取った。タイミングが遅すぎたようだな」
確かにあちこちに傷を負っているようだった。
「トモ......」
「トモ......」
白馬の王子が登場した感動の再会シーンだったが、そのシーンのヒロインである2人の美女は共に全裸で拘束されているという異常なシチュエーションである。それに気づいたトモがドギマギして俯いた。その姿は、紛れもなくかつての引き籠りのトモだった。
「ちょっと、いつまでこのままにしておくのよ。何でもいいから早くこれ外してくれない」
ナマが急かした。トモは慌てて拘束具を外しに掛かったが、不器用なトモがようやくナマの拘束を外したところで、
「トモ、危ない!」
ゆきの大声。客席に飛ばされた島風が投げた斧が、回転しながら唸りを上げてトモの背中目がけて飛んできた。トモの後ろにいたナマがトモを思い切り蹴り飛ばす。
直後、斧はナマの腹部を抉って、そのままバックステージの壁に突き刺さった。ナマのわき腹から鮮血が流れ出す。
「ナマ!!トモ、早く!これ剣で切って」
ゆきはトモに拘束の鎖を剣で断つように指示をした。トモの剣が一閃するとゆきを拘束していた鎖は両断された。このように簡単に切れるような鎖ではない。これが今のトモの実力だった。ゆきはナマの傷口をさらしで巻いて圧迫止血をした。立ちあがった島風に対して、トモが迎え討つ構えを取ったが、ゆきはトモを制して、
「ナマをお願い」
そう言って、トモから剣を奪い取った。
「島風は私が仕留めるわ」
女騎士ゆきは、変態コスプレチーム最強の男の前に再び全裸で対峙していた。薄れてゆく意識の中で、その後姿を見詰めていたナマの唇が「ダ・イ・ス・キ」と動いた。
(続く)
多勢に無勢ではあったが、本気のゆきの強さは半端ではなかった。一瞬の油断があったとはいえ、あのマラダイを退けた島風にも、ゆきは丸腰でありながら全く引けを取ることがない。それどころか互角以上。恐らく通常の装備で挑んだならば、ゆきが圧勝していたのかも知れない。そう思える戦いぶりだった。
しかし、実力差の小さい中で明らかな人数に差がある戦闘では、時間が経過すればするほど、その差を広げてしまうことになる。善戦していたが疲労の見えたナマが、白布を陸上選手に奪われ攻撃の手を失ったところで、あえなく羽交い締めに捕まったところで万事休すだった。
「そこまでだゆき、こいつがどうなってもいいのか?」
この時点で変態コスプレチームでまともに戦闘可能な状態だったのは、島風とセイバーとこの陸上選手だけだった。あと一歩、あと一歩足りなかった。
2人の美女は、再び拘束されてステージの上に全裸で晒された。もはや容赦しないとばかりに、島風はいきり勃ったイチモツを、いきなりゆきの背後からヴァギナに押し当てた。それは本場のフランスパンと見間違えるほどとてつもなく巨大なイチモツだった。
「やめろ、そんなもの入るわけないだろう」
腰を振って逃れようとするゆきを、セイバーと陸上選手が二人がかかりで押さえつける。
「や、やめろ、そんな、む、無理だ、あ、ああ、や、やめてくれ」
剥き出しにされた女性器に島風がローションを塗りたくる。媚薬である。ゆきは塗られた瞬間から股間が熱くなるのを感じた。
薬物には耐性のあるゆきだが、効果を無効に出来るわけではない。熱くなった陰部から恥ずかしい汁が流れ出すのを、意思の力で止めることは出来なかった。
「準備OKのようだなゆき。俺の精をたっぷりぶち込んでやろう。そして俺の子を産むんだ。いい子が生まれるぞ」
「ふざけるな、誰がお前の子など」
「まあ、実際にはこれからお前は何人もの精をこの穴で飲み込むんだ。子が出来ても誰の子か分からないだろうがな、ハハハハハハ」
島風は溢れんばかりの愛液に濡れそぼったゆきの陰唇を生のペニスの先端でこじ開けた。
「ああああ、や、やだ、ああ、い、いや、あ、あああ」
ゆきの悔しさに塗り込められた悲痛の叫び声が、凌辱会会場に響き渡る。
「ぐをおお、うああ、あああああっ」
しかし、島風の特大のイチモツがゆきの身体に半分近く埋め込まれた時、あられもない声を上げたのはゆきではなく島風の方だった。
女ゆえの弱みを、強さに変える為に鍛錬してきたゆきの秘部に備わった、男に桃源郷を見せる淫技は、かつてジャッカルを昇天させ、大ピンチからの大逆転劇を導いたが、ここでもまたその力を存分に示した。
島風は、慌てて身体を離した。
「ふ、ふうーーっ。何だこいつのおまんこは?迂闊に突っ込んだらちんこを食われちまうぞ」
すぐに抜かれてしまったのはゆきにとっては誤算だった。不意をついて一気に精を抜き取ってこその淫技だけに、島風の危機回避能力の高さに舌を巻くしかなかった。次のチャンスはもうないかも知れない。
案の定、島風は陸上選手とセイバーにゆきの両脚を広げることを指示し、露わになった陰部に咲いた艶やかな花びらを左右に大きく開かせた。満開に曝け出されたゆきの陰部は、そのクリトリスもアナルも完全に露出され、強い力で広げられた陰唇の形状は既に割れ目ではなく、体内へと続く「穴」の存在を晒していた。島風は改めてその「穴」に向かって自らのイチモツを突き立てた。入口を強引にこじ開けられたゆきの膣は、島風を無防備に深く迎え入れていく。
「おおおっ、たまらねえなこの感触は。だがお前ら、油断するなよ。こいつは何を......」
話の途中で島風は、強烈な竜巻に飲み込まれたかのように宙に浮きあがり、10メートル以上離れた客席に堕ちた。一体何が起こったのか?ゆきは起き上がって竜巻の起こった方向に目をやった。
トモだった。
次の瞬間には、陸上選手もセイバーも、有無を言う間もなく叩きのめされていた。正に覚醒。突き抜けた強さだった。
「悪かった。途中でジャクソンに会って、手間取った。タイミングが遅すぎたようだな」
確かにあちこちに傷を負っているようだった。
「トモ......」
「トモ......」
白馬の王子が登場した感動の再会シーンだったが、そのシーンのヒロインである2人の美女は共に全裸で拘束されているという異常なシチュエーションである。それに気づいたトモがドギマギして俯いた。その姿は、紛れもなくかつての引き籠りのトモだった。
「ちょっと、いつまでこのままにしておくのよ。何でもいいから早くこれ外してくれない」
ナマが急かした。トモは慌てて拘束具を外しに掛かったが、不器用なトモがようやくナマの拘束を外したところで、
「トモ、危ない!」
ゆきの大声。客席に飛ばされた島風が投げた斧が、回転しながら唸りを上げてトモの背中目がけて飛んできた。トモの後ろにいたナマがトモを思い切り蹴り飛ばす。
直後、斧はナマの腹部を抉って、そのままバックステージの壁に突き刺さった。ナマのわき腹から鮮血が流れ出す。
「ナマ!!トモ、早く!これ剣で切って」
ゆきはトモに拘束の鎖を剣で断つように指示をした。トモの剣が一閃するとゆきを拘束していた鎖は両断された。このように簡単に切れるような鎖ではない。これが今のトモの実力だった。ゆきはナマの傷口をさらしで巻いて圧迫止血をした。立ちあがった島風に対して、トモが迎え討つ構えを取ったが、ゆきはトモを制して、
「ナマをお願い」
そう言って、トモから剣を奪い取った。
「島風は私が仕留めるわ」
女騎士ゆきは、変態コスプレチーム最強の男の前に再び全裸で対峙していた。薄れてゆく意識の中で、その後姿を見詰めていたナマの唇が「ダ・イ・ス・キ」と動いた。
(続く)
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