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2ー2:継ぎ接ぎの始動
◇57 VSメタクロベアー1
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戦う前にビビってしまう。
だけどここまで来たんだ。
負ける気なんて更々無く、私は、強い精神力を持つ。
「みんな、できることなら助けよう。いいよね?」
「お前、お人好しだな。とは言え、恩を売るのはありだな」
「賛成。気持ち良く戦った方が、後味も美味しいもんねー」
「後伯父が美味しいとは思えないが、少なくとも気分はいいだろうな」
私の意見が通ったらしい。
とは言え、こんな攻撃力を持っている、凶暴なモンスターを相手に勝てるのかな。
なんだか不安になるけれど、意識を切り替えることで、そんな不安も捨てた。
「よしっ、そうと決まったら、人を捜して……」
私は言葉が詰まった。
Nightとフェルノも異変に気が付く。
ガサガサと草木が揺れている。
何だか嫌な予感がすると、近くの藪が動いた。
「な、なんだ!?」
「誰かいるのかな?」
私は警戒しながら、短剣をニヒル。
Nightは拳銃(回転式拳銃)を取り出すと、引き金をいつでも引けるよう、構えを取った。
「うーん、どれどれー」
「あっ、フェルノ!?」
「全く、無鉄砲だな」
フェルノは警戒せずに薮に近付く。
顔を覗かせると、私とNightは代わりに軽快。
いつでも戦えるように備えると、薮の中から飛び出るのは、人間の頭だった。
「ううっ……誰か」
「この人、プレイヤーだよ。おーい、大丈夫?」
薮の中から出て来たのは女性プレイヤー。
顔中に擦り傷が入っている。
全身がボロボロで、戦えるような状態じゃない。
ギリギリ生きているのが奇跡だった。
「ううっ、あんなの、無理よ」
「無理ってなに? もしかして、クマに襲われたの?」
私も声を掛ける。
すると女性は、薄っすらと目を開けた。
きっと霞んで見える筈で、私の腕を掴んだ。
「お願い、私の仲間が、まだ……」
「仲間がなに? もしかして、メタクロベアーと戦ってるの!」
「あんなの、まともに戦っても……うっ」
か細い遺言を残して消えた。
体が粒子になると、デス・ペナルティを背負って消滅。
強制的にログアウトすると、メタクロベアーの恐ろしさが身に染みる。
「流石に強いな、メタクロベアー」
「Night、本当にこれ、Fランクの依頼なの?」
ここまで強いモンスターが、Fランクでいい訳が無い。
私の疑問は当然のことで、Nightも言葉を選ぶ。
「確かに、メタクロベアーは、本来EランクよりのギリFランクモンスターだ。とは言え、ここまでの強敵となると話しが変わる。もしかすると、凶暴性が増した強化個体かもしれないな」
「「強化個体?」」
「ああ、通常の個体よりも特異的に強い個体だ。そうともなれば。Eランク所か、Dランクはあるかもしれない」
Nightの見解は聞きたくも無かった。
けれど聞いてしまった以上、もう後には引けない。
私達は緊張感が漂うが、同時に近くで悲鳴が上がる。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
鋭い断末魔だった。
私達は視線と耳を奪われると、急いで向かう。
薮を掻き分け、木々の合間を縫って行くと、案の定、そこには居た。
「がっ!」
男性が木に叩き付けられている。
少し小柄で、頬には傷が入っている。
手にしている剣はポロリと落ち、犬の耳と尻尾が消えてしまう。
強制的に種族スキルが解除されてしまったようで、まさに虫の息だった。
「あっ、大丈夫ですか!?」
私は駆け寄ろうとする。
しかしNightが腕を掴んで離さない。
完全に制止させようとすると、私は動けなくなった。
「Night、なに?」
「行くな、お前まで死ぬぞ」
Nightの行動は誰が見ても正しかった。
このまま私が突っ込めば、完全に巻き込まれ事故で犬死に。
と言うのも、目の前には明らかにヤバそうなモンスターが居る。
鋭く黒い爪を持ち、真っ赤に染まった赤い瞳を散らす、その姿は完全に暴走状態のクマだった。
「グマァ」
メタクロベアーは、男性に向かって近付く。
もはや立ち上がることはできない。
苦汁を舐めさせられ、最後の抵抗を見せようとするも、メタクロベアーの鋭い爪が、男性に向かって注がれた。
「来るなら来い、俺は、俺はまだ!」
「グマァ!」
剣で防御しつつ、威嚇しようとする。
しかし剣すら折られ、完全に弾かれてしまう。
もはや抵抗の余地は無く、メタクロベアーに攻撃が、男性にヒットした。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
大絶叫を上げて、男性のHPが〇になる。
ピクリとも動かなくなると、体が粒子になる。
強制ログアウト。本日二度目で、しかも目の前で見てしまった。
私達はやるせない気持ちになると、言葉も出ず、ただ悲しかった。
「酷い……」
「惨いねー」
「仕方が無い。これが戦いだ」
私達は三者三葉の反応を見せる。
けれどそれしかできなかった。
なにせ、本人はもう、この世界に居ない。
代わりにメタクロベアーだけが誇らしげで、全身を使って、勝ちを表現する。
だけどここまで来たんだ。
負ける気なんて更々無く、私は、強い精神力を持つ。
「みんな、できることなら助けよう。いいよね?」
「お前、お人好しだな。とは言え、恩を売るのはありだな」
「賛成。気持ち良く戦った方が、後味も美味しいもんねー」
「後伯父が美味しいとは思えないが、少なくとも気分はいいだろうな」
私の意見が通ったらしい。
とは言え、こんな攻撃力を持っている、凶暴なモンスターを相手に勝てるのかな。
なんだか不安になるけれど、意識を切り替えることで、そんな不安も捨てた。
「よしっ、そうと決まったら、人を捜して……」
私は言葉が詰まった。
Nightとフェルノも異変に気が付く。
ガサガサと草木が揺れている。
何だか嫌な予感がすると、近くの藪が動いた。
「な、なんだ!?」
「誰かいるのかな?」
私は警戒しながら、短剣をニヒル。
Nightは拳銃(回転式拳銃)を取り出すと、引き金をいつでも引けるよう、構えを取った。
「うーん、どれどれー」
「あっ、フェルノ!?」
「全く、無鉄砲だな」
フェルノは警戒せずに薮に近付く。
顔を覗かせると、私とNightは代わりに軽快。
いつでも戦えるように備えると、薮の中から飛び出るのは、人間の頭だった。
「ううっ……誰か」
「この人、プレイヤーだよ。おーい、大丈夫?」
薮の中から出て来たのは女性プレイヤー。
顔中に擦り傷が入っている。
全身がボロボロで、戦えるような状態じゃない。
ギリギリ生きているのが奇跡だった。
「ううっ、あんなの、無理よ」
「無理ってなに? もしかして、クマに襲われたの?」
私も声を掛ける。
すると女性は、薄っすらと目を開けた。
きっと霞んで見える筈で、私の腕を掴んだ。
「お願い、私の仲間が、まだ……」
「仲間がなに? もしかして、メタクロベアーと戦ってるの!」
「あんなの、まともに戦っても……うっ」
か細い遺言を残して消えた。
体が粒子になると、デス・ペナルティを背負って消滅。
強制的にログアウトすると、メタクロベアーの恐ろしさが身に染みる。
「流石に強いな、メタクロベアー」
「Night、本当にこれ、Fランクの依頼なの?」
ここまで強いモンスターが、Fランクでいい訳が無い。
私の疑問は当然のことで、Nightも言葉を選ぶ。
「確かに、メタクロベアーは、本来EランクよりのギリFランクモンスターだ。とは言え、ここまでの強敵となると話しが変わる。もしかすると、凶暴性が増した強化個体かもしれないな」
「「強化個体?」」
「ああ、通常の個体よりも特異的に強い個体だ。そうともなれば。Eランク所か、Dランクはあるかもしれない」
Nightの見解は聞きたくも無かった。
けれど聞いてしまった以上、もう後には引けない。
私達は緊張感が漂うが、同時に近くで悲鳴が上がる。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
鋭い断末魔だった。
私達は視線と耳を奪われると、急いで向かう。
薮を掻き分け、木々の合間を縫って行くと、案の定、そこには居た。
「がっ!」
男性が木に叩き付けられている。
少し小柄で、頬には傷が入っている。
手にしている剣はポロリと落ち、犬の耳と尻尾が消えてしまう。
強制的に種族スキルが解除されてしまったようで、まさに虫の息だった。
「あっ、大丈夫ですか!?」
私は駆け寄ろうとする。
しかしNightが腕を掴んで離さない。
完全に制止させようとすると、私は動けなくなった。
「Night、なに?」
「行くな、お前まで死ぬぞ」
Nightの行動は誰が見ても正しかった。
このまま私が突っ込めば、完全に巻き込まれ事故で犬死に。
と言うのも、目の前には明らかにヤバそうなモンスターが居る。
鋭く黒い爪を持ち、真っ赤に染まった赤い瞳を散らす、その姿は完全に暴走状態のクマだった。
「グマァ」
メタクロベアーは、男性に向かって近付く。
もはや立ち上がることはできない。
苦汁を舐めさせられ、最後の抵抗を見せようとするも、メタクロベアーの鋭い爪が、男性に向かって注がれた。
「来るなら来い、俺は、俺はまだ!」
「グマァ!」
剣で防御しつつ、威嚇しようとする。
しかし剣すら折られ、完全に弾かれてしまう。
もはや抵抗の余地は無く、メタクロベアーに攻撃が、男性にヒットした。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
大絶叫を上げて、男性のHPが〇になる。
ピクリとも動かなくなると、体が粒子になる。
強制ログアウト。本日二度目で、しかも目の前で見てしまった。
私達はやるせない気持ちになると、言葉も出ず、ただ悲しかった。
「酷い……」
「惨いねー」
「仕方が無い。これが戦いだ」
私達は三者三葉の反応を見せる。
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