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11.遊ぶことに
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その後は特に問題もなくシャルフィムの部屋の前にやって来れたのじゃよ。
「ここにシャルフィムがおるよ」
「ここにシャルフィムが」
感慨深げに呟いておるが、ここに来るのが目的ではないのじゃがの。
「ほら、さっさとノックして夜の飲み物を持ってきましたとか言って入れてもらうのじゃよ」
「そ、そうですね」
頷いたシバルじゃが、深呼吸を繰り返すばかりでいっこうにノックしようとせん。
彼女にようやく再会できるというのになぜそんなに深呼吸をして気持ちを落ち着かせているのかはわからんが、いい加減ノックをするのじゃよ。
ワシがイライラし始めておることにも気づかずにまだシバルは深呼吸しておるので、シビレを切らしたワシが代わりにノックしてやったのじゃよ。
「あ」
あ、じゃないのじゃよ。あ、じゃ。
こうしておるだけでも本来は危険な時間なのじゃからさっさと部屋に入れてもらうのが普通じゃろうに。
「はい」
中からシャルフィムの返事が聞こえてきたので、返事をしろとばかりに首を振るジェスチャーで示すと、シバルも意を決して声を出したのじゃ。
「よ、夜の飲み物をお、お持ちしました(裏声)」
うん。見事に裏返ったのじゃよ。
どうしてそこまで緊張する必要があるのじゃよ。
本当にシバルとシャルフィムが恋人なのか疑わしくなってくるのじゃよ。
「は、はい」
ほら~。シャルフィムの返事も戸惑ってるじゃろうが。
そして、さっきまでの行動を見ておったからわかるのじゃが、シバルが自分から入るのを待っておったらさらに時間がかかるじゃろうから、ワシが扉を強制オープンしてからシバルの尻を蹴って中に飛び込ませたのじゃよ。
「なっ!ぐえっ!」
とっさのことに反応できるわけもなく、部屋に飛び込んだシバルはつんのめって顔面から床にダイブしたのじゃよ。
「え?えっ?」
裏声での呼びかけから始まり、急に飛び込んできてつんのめって顔面強打という理由のわからないコンボにシャルフィムはさらに戸惑うしか出来なかったのじゃ。
うんうん。そうなるじゃろうな。
その戸惑いの原因はお主の恋人のせいじゃから、文句はそちらへどうぞなのじゃよ。
なんてワシが思っていると、すぐにハッとしたシャルフィムはシバルに駆け寄ったのじゃよ。
「だ、大丈夫ですか?」
戸惑っていたのにすぐに相手を心配できるとは、本当に優しい子じゃのう。
シャルフィムの採寸を担当したアイナスも、
「自分にとっては嫌な結婚のはずなのに、私が採寸しやすいように色々と手伝ってくれて、本当にいい子でした!」
と絶賛しておったし、この子には幸せになってもらいたいのじゃから、シバルの依頼関係なく絶対に助け出すと誓うのじゃよ。
「は、はい」
顔を押さえながらもどうにか起き上がったシバルと目が合った瞬間、
「シバル!」
シャルフィムがシバルに抱きついたのじゃよ。
手で顔を押さえているせいで目しか合っていないのに、声と見えている目だけでシャルフィムはメイド服にかけられた認識改変の効力をはね退けてシバルと認識したのじゃ!
これを愛の力と言わずして何と言う!
おっと、感動的ないいシーンが見れたことで興奮して高ぶってしまったのじゃよ。
しかし、これが見れただけで今回の依頼を受けて良かったと思えるのじゃよ。
まぁ、まだ助けきったわけではないので気を緩めてはいかんのじゃよ。
しかし、こんな感動的ないいシーンに水を差すようで悪いのじゃが、シバルの服装がメイド服なのがどうも気に障るのじゃ!
多分、どの口が言っている!と総ツッコミを食らうじゃろうが、やはりどうしても思ってしまうのじゃよ。
なので、目をつぶって先程の感動的でいいシーンをシバルの服装普通バージョンで脳内再生するのじゃよ。
✳
「だ、大丈夫ですか?」
戸惑いながらも心配じゃから相手に近づくシャルフィム。
「は、はい」
顔を押さえながらもどうにか起き上がるシバル。
そうして目が合った瞬間、
「シバル!」
声と見えている目だけでシバルと認識したシャルフィムはシバルに抱きつくのじゃった。
✳
脳内再生終了なのじゃよ。
ふむ。これぞ100%の感動的でいいシーンなのじゃよ。
その脳内再生から現実に目を向ければメイド服を着た彼氏に抱きつく彼女という100%とはいかない感動的でいいシーンじゃな。
だからお前のせいだろ!とまた総ツッコミを食らった気がするのじゃよ。
そうじゃな。ワシのせいでもあるし文句を言うのはこれくらいにしておこうかの。
さて、まだ抱き合っている2人に声をかけるなんて無粋なことをする気はないし、誰も来ないように対策するとしようかの。
というわけで魔道具を発動させて防音結界を張り、扉には人払いの結界を張ったのじゃ。
これで誰も来ることはないじゃろうが、リムの報告によれば使用人達は夜くらいはシャルフィムを1人にさせてあげようと気遣って来ることはないし、イビラチャも初夜を思う存分楽しむために今は夜に来ることは止めておこうというゲスな考えで来ないので、対策する必要が無いといえばないのじゃが、一応念のためじゃな。
さて、対策を終えれば本当にやることが無くなってしまったのじゃが、ワシはいつまで2人の抱き合いを見続ければよいのじゃろうが?
かれこれ3分は抱き合っておると思うのじゃが。
カップラーメンでも仕掛けとけばよかったかの。
とはいえ、カップラーメンを食べると音が出るから2人の感動的な再会に水を差すことになるじゃろうし駄目じゃな。
そもそもカップラーメンもお湯も無いからもともと出来ないことではあるのじゃがの。
やっぱり大人しく見守るしかないかの。
しかし、シャルフィムはワシが居ることを知らないから仕方ないのじゃが、シバルはワシが居ることを知っておるから見られておることも理解しておるはずなのじゃが、それでも恥ずかしげもなくこれだけ長い間抱き合えておるのは、再会出来たことに意識が持っていかれてしまったせいでワシが居ることを忘れてしまっておるのじゃろうな。
まぁよいのじゃがな。
とは思いつつも内心ではため息を吐いておると、ようやく2人が離れたのじゃよ。
「シャルフィム。無事でよかった」
「私は大丈夫よ、シバル。それよりどうやってここにふふっ!」
離れたことでシバルの服装に気づいたシャルフィムはやっぱり笑ったのじゃよ。
「笑うなよ!」
「だって………その格好は………笑うなって方が………無理でしょ………ははは」
こらえきれずに笑ってしまったシャルフィムをシバルが睨みつけておるが、シャルフィムの笑いは止まらない。
「だから笑うなって!」
「ごめんごめん。でも、そんな服どこで手に入れたのよ。まさか、この家のメイド達の部屋に侵入して手に入れたの?だから頬を殴られたあとがあるのね!」
「彼氏を変質者にしようとするな!この服を用意したのも、殴ってきたのもそこにいる夕夜さんだよ」
そう言ってシバルはワシの方を見てくるが、シャルフィムはワシのことが見えておらんので当然首をかしげたのじゃ。
「夕夜さん?誰も居ないじゃない」
「そこにいるんだって!」
必死に言いながら指までさしてきたが、ワシのことが見えないシャルフィムはシバルから少し距離を取ったのじゃよ。
「まさか、幽霊とか言わないでよね」
「違うよ!ちゃんとした人間だから!」
「でも誰も居ないじゃない!」
「居るんだって!」
「シバルにしか見えてないなんて、幻覚でも見る変な薬してないでしょうね!」
「そんなのしてないって!というか夕夜さんも早く出てきてくださいよ!」
素直に出ていく、では面白みがないし、どうしたものかの。
とりあえずはシバルの指をさしている方向から外れるために歩くとするかの。
「誰も出てこないわね。やっぱり幽霊か幻覚なんじゃ」
とうとうシャルフィムは疑いの眼差しをシバルに向け始めたのじゃ。
「本当だって!って夕夜さん動かないでくださいよ!というか出てきてくださいよ!なんで出てきてくれないんですか!?」
それは面白いからじゃな。
とはいえ、遊ぶことに夢中になりすぎて話す時間が少なくなるのもいかんじゃろうし、そろそろ出ていってやるとするかの。
というわけで、ワシはマントの認識阻害の効果を切ったのじゃよ。
「なっ!」
急に現れたワシに驚き、シバルに抱きついたシャルフィムに笑顔を向けて自己紹介をするのじゃよ。
「はじめまして。ワシが夕夜じゃよ」
「ここにシャルフィムがおるよ」
「ここにシャルフィムが」
感慨深げに呟いておるが、ここに来るのが目的ではないのじゃがの。
「ほら、さっさとノックして夜の飲み物を持ってきましたとか言って入れてもらうのじゃよ」
「そ、そうですね」
頷いたシバルじゃが、深呼吸を繰り返すばかりでいっこうにノックしようとせん。
彼女にようやく再会できるというのになぜそんなに深呼吸をして気持ちを落ち着かせているのかはわからんが、いい加減ノックをするのじゃよ。
ワシがイライラし始めておることにも気づかずにまだシバルは深呼吸しておるので、シビレを切らしたワシが代わりにノックしてやったのじゃよ。
「あ」
あ、じゃないのじゃよ。あ、じゃ。
こうしておるだけでも本来は危険な時間なのじゃからさっさと部屋に入れてもらうのが普通じゃろうに。
「はい」
中からシャルフィムの返事が聞こえてきたので、返事をしろとばかりに首を振るジェスチャーで示すと、シバルも意を決して声を出したのじゃ。
「よ、夜の飲み物をお、お持ちしました(裏声)」
うん。見事に裏返ったのじゃよ。
どうしてそこまで緊張する必要があるのじゃよ。
本当にシバルとシャルフィムが恋人なのか疑わしくなってくるのじゃよ。
「は、はい」
ほら~。シャルフィムの返事も戸惑ってるじゃろうが。
そして、さっきまでの行動を見ておったからわかるのじゃが、シバルが自分から入るのを待っておったらさらに時間がかかるじゃろうから、ワシが扉を強制オープンしてからシバルの尻を蹴って中に飛び込ませたのじゃよ。
「なっ!ぐえっ!」
とっさのことに反応できるわけもなく、部屋に飛び込んだシバルはつんのめって顔面から床にダイブしたのじゃよ。
「え?えっ?」
裏声での呼びかけから始まり、急に飛び込んできてつんのめって顔面強打という理由のわからないコンボにシャルフィムはさらに戸惑うしか出来なかったのじゃ。
うんうん。そうなるじゃろうな。
その戸惑いの原因はお主の恋人のせいじゃから、文句はそちらへどうぞなのじゃよ。
なんてワシが思っていると、すぐにハッとしたシャルフィムはシバルに駆け寄ったのじゃよ。
「だ、大丈夫ですか?」
戸惑っていたのにすぐに相手を心配できるとは、本当に優しい子じゃのう。
シャルフィムの採寸を担当したアイナスも、
「自分にとっては嫌な結婚のはずなのに、私が採寸しやすいように色々と手伝ってくれて、本当にいい子でした!」
と絶賛しておったし、この子には幸せになってもらいたいのじゃから、シバルの依頼関係なく絶対に助け出すと誓うのじゃよ。
「は、はい」
顔を押さえながらもどうにか起き上がったシバルと目が合った瞬間、
「シバル!」
シャルフィムがシバルに抱きついたのじゃよ。
手で顔を押さえているせいで目しか合っていないのに、声と見えている目だけでシャルフィムはメイド服にかけられた認識改変の効力をはね退けてシバルと認識したのじゃ!
これを愛の力と言わずして何と言う!
おっと、感動的ないいシーンが見れたことで興奮して高ぶってしまったのじゃよ。
しかし、これが見れただけで今回の依頼を受けて良かったと思えるのじゃよ。
まぁ、まだ助けきったわけではないので気を緩めてはいかんのじゃよ。
しかし、こんな感動的ないいシーンに水を差すようで悪いのじゃが、シバルの服装がメイド服なのがどうも気に障るのじゃ!
多分、どの口が言っている!と総ツッコミを食らうじゃろうが、やはりどうしても思ってしまうのじゃよ。
なので、目をつぶって先程の感動的でいいシーンをシバルの服装普通バージョンで脳内再生するのじゃよ。
✳
「だ、大丈夫ですか?」
戸惑いながらも心配じゃから相手に近づくシャルフィム。
「は、はい」
顔を押さえながらもどうにか起き上がるシバル。
そうして目が合った瞬間、
「シバル!」
声と見えている目だけでシバルと認識したシャルフィムはシバルに抱きつくのじゃった。
✳
脳内再生終了なのじゃよ。
ふむ。これぞ100%の感動的でいいシーンなのじゃよ。
その脳内再生から現実に目を向ければメイド服を着た彼氏に抱きつく彼女という100%とはいかない感動的でいいシーンじゃな。
だからお前のせいだろ!とまた総ツッコミを食らった気がするのじゃよ。
そうじゃな。ワシのせいでもあるし文句を言うのはこれくらいにしておこうかの。
さて、まだ抱き合っている2人に声をかけるなんて無粋なことをする気はないし、誰も来ないように対策するとしようかの。
というわけで魔道具を発動させて防音結界を張り、扉には人払いの結界を張ったのじゃ。
これで誰も来ることはないじゃろうが、リムの報告によれば使用人達は夜くらいはシャルフィムを1人にさせてあげようと気遣って来ることはないし、イビラチャも初夜を思う存分楽しむために今は夜に来ることは止めておこうというゲスな考えで来ないので、対策する必要が無いといえばないのじゃが、一応念のためじゃな。
さて、対策を終えれば本当にやることが無くなってしまったのじゃが、ワシはいつまで2人の抱き合いを見続ければよいのじゃろうが?
かれこれ3分は抱き合っておると思うのじゃが。
カップラーメンでも仕掛けとけばよかったかの。
とはいえ、カップラーメンを食べると音が出るから2人の感動的な再会に水を差すことになるじゃろうし駄目じゃな。
そもそもカップラーメンもお湯も無いからもともと出来ないことではあるのじゃがの。
やっぱり大人しく見守るしかないかの。
しかし、シャルフィムはワシが居ることを知らないから仕方ないのじゃが、シバルはワシが居ることを知っておるから見られておることも理解しておるはずなのじゃが、それでも恥ずかしげもなくこれだけ長い間抱き合えておるのは、再会出来たことに意識が持っていかれてしまったせいでワシが居ることを忘れてしまっておるのじゃろうな。
まぁよいのじゃがな。
とは思いつつも内心ではため息を吐いておると、ようやく2人が離れたのじゃよ。
「シャルフィム。無事でよかった」
「私は大丈夫よ、シバル。それよりどうやってここにふふっ!」
離れたことでシバルの服装に気づいたシャルフィムはやっぱり笑ったのじゃよ。
「笑うなよ!」
「だって………その格好は………笑うなって方が………無理でしょ………ははは」
こらえきれずに笑ってしまったシャルフィムをシバルが睨みつけておるが、シャルフィムの笑いは止まらない。
「だから笑うなって!」
「ごめんごめん。でも、そんな服どこで手に入れたのよ。まさか、この家のメイド達の部屋に侵入して手に入れたの?だから頬を殴られたあとがあるのね!」
「彼氏を変質者にしようとするな!この服を用意したのも、殴ってきたのもそこにいる夕夜さんだよ」
そう言ってシバルはワシの方を見てくるが、シャルフィムはワシのことが見えておらんので当然首をかしげたのじゃ。
「夕夜さん?誰も居ないじゃない」
「そこにいるんだって!」
必死に言いながら指までさしてきたが、ワシのことが見えないシャルフィムはシバルから少し距離を取ったのじゃよ。
「まさか、幽霊とか言わないでよね」
「違うよ!ちゃんとした人間だから!」
「でも誰も居ないじゃない!」
「居るんだって!」
「シバルにしか見えてないなんて、幻覚でも見る変な薬してないでしょうね!」
「そんなのしてないって!というか夕夜さんも早く出てきてくださいよ!」
素直に出ていく、では面白みがないし、どうしたものかの。
とりあえずはシバルの指をさしている方向から外れるために歩くとするかの。
「誰も出てこないわね。やっぱり幽霊か幻覚なんじゃ」
とうとうシャルフィムは疑いの眼差しをシバルに向け始めたのじゃ。
「本当だって!って夕夜さん動かないでくださいよ!というか出てきてくださいよ!なんで出てきてくれないんですか!?」
それは面白いからじゃな。
とはいえ、遊ぶことに夢中になりすぎて話す時間が少なくなるのもいかんじゃろうし、そろそろ出ていってやるとするかの。
というわけで、ワシはマントの認識阻害の効果を切ったのじゃよ。
「なっ!」
急に現れたワシに驚き、シバルに抱きついたシャルフィムに笑顔を向けて自己紹介をするのじゃよ。
「はじめまして。ワシが夕夜じゃよ」
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