君は今日もやって来ない。

その住宅街には何匹もの野良猫が住み着いている。

家に帰り着いても、室内は真っ暗で誰もいない。

内気な性格のために心を開くことができない主人公と、のんびり気ままな一匹の野良猫。正反対の人間と動物が仲良くできるのは何故か“雨”の日。

「君が人間だったら僕はもっと幸せになれるのにな」

心で会話するってこういうことかも知れない。
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