リプレイ!

こすもす

文字の大きさ
上 下
266 / 454

第266話 番外編 修介の家で。2

しおりを挟む
「可愛い」
「どっ、どーすんねん! 明日バイトやってさっき言うたやろがっ!」
「修介がエッチだからだよ。いいじゃない? 見せつけておけば。大好きな人につけられましたってさ。明日髪の毛アップにして行きなよ」
「……けい~!」

 俺は首に手を当てながら、呑気に笑う景の事を睨む。
 この前はちゃんと、見えないところに付けてくれたのに。
 景はいつもこうだ。
 今この瞬間を楽しむ事しか頭に無いみたいで。
 自分勝手な事ばっかり。

 (俺かて、本気で怒る事もあるんやでっ)

「……もう、そんな事ばっかしとると、今日は無しやからなっ」

 首を押さえたままそっぽを向き、ソファーベッドの淵に座り直して床に足を付く。
 もうこれで終わりにして、身体に火がつき始めている景に生き地獄を味わわせてやるのだ。

「ごめん。怒っちゃった?」

 景は顔を傾けて俺を覗き込み、甘えるような声を出す。
 そんなに甘い声出したって許すものか。

「もう、知らへんで景」
「あぁ、そう。残念だな」

 景は落ちこんだように視線を床に落とすと、俺の背後に座り、いきなり両腕を前にまわして突起をキュッと優しく摘み上げた。
 ジンと痺れて、不覚にも声を上げてしまう。

「ンぁ……ッ!」
「折角、ここを沢山可愛がってあげようと思ってたのにな」

 親指と中指で摘まれ、人差し指でぐにぐにと潰されるとビリビリと電流が走る。
 反応したくないのに、体は言うことを聞かない。
 先ほどから焦らされていたからか、もっともっとと、俺の気持ちとは反比例してその部分は刺激を求めてしまう。

「ちょっ、やめて……っ」
「ホントにそう思ってる? すごく勃っちゃってるけどね、此処」

 景はそこの形の変化を楽しんでいる。
 俺は景の手を離そうと掴むけれど、やめてくれる気配はない。
 刺激を繰り返されてる内に、体の真ん中がドクドクと脈打っているのが分かった。
 ジーパンに押さえつけられていて苦しい。
 きっと、下着もとっくに濡れている。
 少しでも熱を収めようと、足にギュッと力を込めた。

「な、なぁっ……ホンマに……やめてっ」

 このままだと、折角俺の方が意地悪しようと思ってたのに、また景のペースになってしまう。
 背中に舌を這わせながら乳首をいじり続けていた景は、俺の言葉を聞いてピタッと動きを止めた。

「……ごめん。悪かったね。じゃあ、今日はもうやめよっか」

 えっ?
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

チート異世界転生なのに可哀想な展開に

66
BL / 連載中 24h.ポイント:418pt お気に入り:815

遠距離の別れ際

恋愛 / 完結 24h.ポイント:475pt お気に入り:4

甘い婚約~王子様は婚約者を甘やかしたい~

恋愛 / 完結 24h.ポイント:520pt お気に入り:387

当て馬になる気はありません

恋愛 / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:910

片思いの相手に偽装彼女を頼まれまして

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,057pt お気に入り:13

規格外で転生した私の誤魔化しライフ 〜旅行マニアの異世界無双旅〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:1,572pt お気に入り:139

処理中です...